新年早々いい加減にしろよ、どいつも

相田英男 投稿日:2019/01/07 22:28

相田英男です。

新年になりました。昨年起きたゼネラル・エレクトリックの崩壊は、自分にとってあまりに衝撃的でした。9月以降は頭の中で、長年凝り固まった固定観念が、ガラガラと崩れ落ちる音がずっと続いていました。

早く文章にまとめなければ、と気持ちが焦るのですが、自分の理解の速度が現実の早さに追いつけない状況です。ニュースが英語でしか報道されないせいもあるのですが・・・

そんなイライラした心境で、以下の記事を見つけました。

記事にある「姶良(あいら)カルデラ」というのは、2万年前のたった一度の噴火で、南九州一帯に数メートルの厚さのシラス台地を作りました。数日の間で、人間が見渡す限り以上の広さに、数メートルの火山灰が降り積もったのです。人類が未だに目にしていない規模の、あまりに巨大な噴火です。今同じ噴火が起きたならば、日本人の半分は逃げ遅れて死ぬでしょう。

そんな巨大な災害の予測に、なぜ原子力規制委員会ごときが、率先して関わる必要があるのでしょうか?噴火が終わった数ヶ月くらい後で、九州にまた人が住めるようになる、などという、甘い事を、よもや考えているのでしょうか?

起きたならば間違いなく、日本人の存亡の危機が生じる大災害の予測を、何でわざわざ原発に絡める必要があるのでしょうか?自然の起こす災害を、あまりにも軽く考え過ぎではないでしょうか?

姶良カルデラがl噴火すれば、西日本の人間のほとんどは死んでしまうと、少しは想像力を使えばわかるでしょうに。その時に原発が壊れて、一体何が問題なのでしょうか?

原発なんかほっといて、さっさと韓国か中国に脱出する事を考えるべきではないのでしょうか?でも、これだけ揉めていたら、水際で全員追い返されるでしょうけど。

もしくは、原発をゴジラと同じ位の化け物だと、心底から錯覚しているとか?

橋下徹がネットテレビか何かで、「三角関数を学校で教えるのは、意味がないから止めろ」と、発言したそうです。「人を馬鹿にするなよ、橋下の野郎」と、最初は私もカッとしました。でも、こんな提言が原子力規制委員会から出されるのですから、委員会の連中も全員、三角関数が理解できていないレベルの知能と思えます。

(引用始め)

「破局的噴火」を警戒、海底火山を常時観測へ
1/7(月) 8:59配信、読売新聞

 原子力規制委員会は、火山の破局的噴火による原子力発電所への影響を評価するため、2021年度から鹿児島湾内の火山「姶良(あいら)カルデラ」の海底での常時観測に乗り出す。地殻変動や地震などのデータを集めて破局的噴火のプロセスを解明し、原発の安全審査に生かすのが狙いだ。

 破局的噴火は、噴出物の量が100立方キロ・メートル以上の超巨大噴火で、火砕流が数十~100キロ・メートル以上の範囲に到達する。国内では1万年に1回程度起きているが、縄文時代の7300年前が最後で、科学的な観測データがないため詳細はわかっていない。

 こうした噴火によってできた巨大なくぼ地はカルデラと呼ばれ、大部分は海底や湖底にある。海底でのカルデラの常時観測は国内初。規制委は19年度から予備調査を開始し、研究を委託する機関の選定などを進め、21年度に海底に地震計や水圧計などを設置、観測を始める計画だ。

 破局的噴火の原発への影響を巡っては、広島高裁が17年12月、阿蘇カルデラ(熊本県)の破局的噴火で火砕流が到達する恐れがあるとして、四国電力伊方原発3号機(愛媛県)の運転差し止めを命じ、注目された。同高裁は18年9月に決定を取り消したが、この間、伊方3号機は停止した。

 九州電力の川内原発(鹿児島県)や玄海原発(佐賀県)でも、破局的噴火の懸念から運転差し止めを求める仮処分申請が相次いでいる。

(引用終わり)

相田英男 拝