3.名画 フランスの画家・ミレーの『晩鐘』、マネーの『バルコニー』、ヴァン・ゴッホの『アルルのダンス・ホール』、セザンヌの『Woman with Coffee Pot』とオーギュスト・ロダンの『青銅時代』などパリ・オルセー美術館の7点のフランス国家収蔵品が展示される。
4.香水 L’eau de Par fum Pavillon France・「フランス館」という名の香水。フランスの味をなじませる精粋、意義の深いスペシャルな香りが、フランス館と名付けられたのは、そのイメージが上海万博フランス館だからだ。香水のパッケージには、フランス館の独特な網状構造が見え、ロマンチックなフランスの感じを作り上げている。香水の主な香りは、上海市の市花である白玉蘭の香りである。「フランス館」香水は、女性用のPavillon Franceと男性用のPavillon France (for Men)に分けられ、新鮮、上品でセクシーな香りが特徴だ。
私はアメリカで15年生活して昨年香港へ移住しました。
副島先生の本から多くを学び、結果としてアメリカへの興味が薄れ中国への興味が増し結局家族をアメリカへ残し単身香港へ来ました。(本当は中国へ行きたかったけど言葉の壁に負け香港にしました)
中国に関しての投稿、[33]中国の内蒙古からと[28]上海世界博覧会を読ませて頂き、自分の体験と同じ事が多くあり、やはりそうなんだと思いました。私も書きたかったけどお二人のようにうまく表現ができないのが残念ですが、ただ今改めてここ香港の知人から聞いた話があまりにもうまい表現なので書きます。
(知人が言うには台湾の偉い方の言葉らしい)
日本人一人一人は虫けらだ。ただ3人寄れば龍になる。
中国人一人一人は龍だ。ただ3人寄れば虫けらになる。
*投稿に関して一部の方が意見されてましたが、私は過去に投稿した事は数回ありますが、ホームページがリニューアルされて、投稿の方法がわかりませんでした。少し探してもわかりませんでした。投稿されてる方がいるから探せばできると思い頑張りました。でも変わったんだったらもう少しその点を強調してお知らせしなければ分からないでやめる人も居るかもしれませんね。
**先ずログインしないと投稿の画面がでてきませんよ。注意書きはあるが分かりにくかった。
重掲の記事が6月25日以降まったく更新されていませんが、どういうことでしょうか?多忙のためか投稿なしのためかシステムエラーのためか解りませんが、他のブログと比較しても、怠慢の観が否めません。
有料ブログの自覚を持って、もっとしっかりやって下さい。
⇒貴方もこの掲示板で「しっかりやる」べき人に含まれているはずですが。ここは誰かの「有料ブログ」ではなくて、掲示板です。
私もHPが更新されて以降はまだ投稿していませんが、怠慢があるとすれば貴方も含めての怠慢ではないでしょうか。
中国の内蒙古の石井です。
いよいよ、アメリカの経済が混迷の度合いを色濃くしてきたり、参議院選挙を控えていたりで、非常に緊迫した雰囲気が日本では流れていることでしょう。安穏と内蒙古で暮らす石井からレポート第2段。上海万博ネタや中国思想ネタが続いていますので、それに対するコメントを入れさせてもらいます。
「上海万国博覧会」のよっちんさん。
ドイツ館に関するコメントで、レコードチャイナの記述を引用されています。曰く、中国人の模倣を批判したような記事です。
既に語りつくされているとは思いますが、先端技術や最新のファッション、デザイン等は一朝一夕で成されるものではありません。日本も戦後の高度成長時代に様々な国々の模倣を続けてきたお陰で、今の技術立国という国際的位置を確立出来たのです。今、正に中国は1970年代の日本と同じ場所にいると理解するべきだと思います。しかし、日本がその後20年掛けて熟成した技術を、今の中国人達は恐らく5~6年でモノにしてしまうのではないでしょうか。中国独自の規格なりデザインのモチーフのようなものが出てくるとしたらそれからだと思います。批判するのは気楽で良いものですが、もの凄い勢いでキャッチアップされた後、日本はどうするのでしょう?むしろ私はそちらの方が心配でなりません。
万博会場の所々でオシッコの匂いがする、とのことでしたが、これは日本と中国の習慣の違いです。中国では、乳幼児に対してもほとんどオムツを履かせません。赤ちゃんは、又の下を切り取られた格好のズボンを履かされ、尿意や便意を催すとほとんど所構わずその場でさせます。ですから、片言の言葉が話せるようになると(1歳くらいから)、いわゆる日本で言うところのオムツが外れた状態になります。私の子供は2歳になったばかりですが、オムツどころかオネショもしません。しかしそうは言っても、公共の場では(自分の家でも)あたり構わず用を足している子供をみますから、ちょっとしたカルチャーショックですね。これは地方に行くほど、田舎へ行くほど顕著になるようです。上海の街中の最新のスタイルは少し違うかもしれませんが、万博会場に集まるお上りさんにはいつも通りの習慣なのです。
また、よっちゃんさんの最後の処に、日本が中国に飲み込まれるのではないか、との感想を述べられております。
御承知の通り、アメリカの力が削がれていきアメリカが自分自身のことで手一杯になったとき(すでになっていますか?)日本はだれが守ってくれるのでしょう。戦後の高度経済成長が為されたのも、一つには国防関連の予算をほとんど計上する必要が無かった(アメリカが守ってくれていたから)ことも要因ではないでしょうか。アメリカの力を頼ることが出来ないとなったら、日本は独自に核武装しますか?戦闘機やミサイルを独自開発しますか?アメリカによって、それらの技術を上手に骨抜きにされてしまっているので、今更難しいと言わざるを得ないでしょう。その時、隣国に超巨大経済大国が突如現れた場合、我々日本人の採れる選択肢は非常に限られていると思います。
「和気から正気へ・・・」のジョーさん。
ジョーさんのおっしゃる「和気の思想」は、今の中国人には理解されないのではないでしょうか。以下に理由を書きます。
私は、2005年にこちら(内蒙古)で店舗を構えて50~60人位の中国人を使っていたことがあります。その時には一所懸命に日本式のビジネススタイルや商習慣を社員達に教育しようと随分沢山マニュアルも用意したものです。しかし、どんなに頑張って教育してみても、雇用契約書に条件として明記してみても、月給が50元でも良いところがあれば、その瞬間にオサラバです。名残惜しむような素振りは微塵もありません。どうも根本的に考え方が違うのです。我々日本人の精神構造の中には「for the team!」が刷り込まれています。全体の利益の前に個人を優先させるべきではない(というか、個人は犠牲にすべきだ、の方が適当ですか)、という考え方です。しかし、中国の人は違います。まず個人ありきです。己の利益を最大限追求します。その結果全体が良くなれば尚良かった、という考え方です。日本の中小企業が中国に進出していって中国人にダマされて失敗した、という話を良く聞きますが、根底にあるのはその違いです。繰り返しますが彼等は全体(この場合中国との合弁会社)の利益を考えません、己の利益のみを追求します。しかも、当たるかどうか判らないような商売に対して2年も3年も辛抱に待つ、ということをしません。その瞬間で損得勘定を弾いて行動に移しますから、中国人のパートナーに出資金だけ持って逃げられた、ということになってしまうのです。これを私は「中国人が悪い」と一括りにするのはどうか、と思ってしまうのです。要するに文化・習慣の違いであって、そのことを良く理解せずに安易に考えている日本人にむしろ責任があるのではないでしょうか。こう書くと、「泥棒されたのに、泥棒した方ではなく泥棒された方が悪いのか」というご意見も出てくるでしょう。正にその通りです。厳しい生存競争に勝ち残って行かなければならないのです。生易しいことではありません。成功するのに手段を選んではいられないのです。その辺りの精神構造は、温室育ちの日本人には逆立ちしても理解出来ないのではないでしょうか。中国人と付き合う(ビジネスをする)において、一番大変な部分です(では、私はどうなのか?というのは別の機会に)。
少々道が逸れたような気もしますが、以上のようなことから、中国人の気質の中に「和気藹々(わきあいあい)」は、絶対無いと言えるでしょうし、到底理解してもらえるようなものでもないと思います。彼等は、兄弟の中でも見栄の張り合いを平気でします。まず勝って立場を確立する!これが彼等の至上命題です。「死ぬ時は一緒だ」なんて、逆に気持ち悪いと言うのではないでしょうか。メロドラマと現実くらいの開きがあるように思います。
素朴な疑問として、副島隆彦の本を5冊以上、読んでいることが前提とされるこの掲示板で「一般市民」という言葉を使って、何か言ったことになるのだろうか?
また、まともに耳を傾ける人がいるのだろうか?
いまひとつ、自信がないので、簡単な検索をしてみました。
Yahoo!辞書のすべての辞書にも「一般市民」は掲載されていません。
「一般大衆」ならある。「general public」もある。
この掲示板で「一般市民」として、何か言ってもねぇ・・・、と思うのですが。
自信がないので、「?」付きで、とりあえず書いておきます。
副島先生の本は20冊以上読んでおります。
国家公務員の人件費を二割カットしても12兆円(消費税10%アップで歳入増を狙う額)は賄えないそうです。
ですが、今日の文化放送で森永卓郎氏がPM3時過ぎに話していた事です。
国家公務員以外に、地方公務員や、独立行政法人等のほぼ国家公務員の行政法人全部を入れると30数兆円だそうです。
昨年の税収は37兆円ぐらいだったんじゃなかったんでしょうか?
それ以外にも、公共事業以外の国の事業を合計すると90兆円程の歳出が昨年度の予算で支出されているんだそうです。
その二割を削減すると18兆円です。
実際はそこまでは無理でしょうが、10数兆円の削減が出来る事になります。
なので、消費税を上げずにすみます。
でも、メディアは違ってますね。
「公務員の人件費は5兆円だから12兆円の歳出増は無理だから、消費税アップは必然だ」と、いろんなチャンネルでやってるようですね。
人のよさそうな、実直そうな、真面目に見える、それなりの肩書のある人に解説させてます。
国民はそういう洗脳報道を、本気で見てるんでしょうかね?
洗脳された国民は、自民と結託した民主とみて、どこに投票しようと動くんでしょうか。民主過半数を阻止できればいいという動きなんでしょうかね、
良くわかりません。
参議院選挙まで1週間を切ったが,野党自民党総裁の谷垣氏の度重なる指摘を受けても,新政権の民主党は先の衆議院選挙で掲げたmanifestoを撤回していない。
本当に「民主党の5つの約束」の1つ「地域主権」の項の「高速道路の無料化」は撤回しないのであろうか?
高速道路無料化については,マイナー路線のほんの一部だけを実験的に無料化ししただけであるうえ,社会実験という名目でさらに国民のお金を1000億円単位で使ってしまうという始末。さらに休日1000円は値上げで2000円などと息巻いた。おいおいmanifestoはどうなったんだ?
そもそも,すべての高速道路をたとえば平日の0時から4時まで無料化にするという方法も考えられた。この時間帯なら飛行機にも新幹線にも,そしてフェリーにも影響はでないし,休日ドライバーによる交通渋滞もなかったはずだ。一方で,生活に直結する物流コストが下げられるために国民にあまねく還元されたはずだ。それを足がかりにその先を模索していくのが本来の手順であったろう。
深夜全国一斉無料化というインパクト,他の交通機関への配慮,交通渋滞への配慮もし,また,無料だからといって出てくる暴走族もこの時間帯にまとめて検挙できるので,普段「停止線から1cm出ていたから一時不停止だ」といちゃもんをつけて善良な市民のお金を巻き上げて点数を稼ぎをしてきた下っ端警察官(司法巡査)も,正々堂々とならず者の撲滅という本来の志を全うできたであろうに。
約束を守らず,さらにしらばっくれる恥知らずに投票すべきかどうか,私はいま思案中である。
副島先生が、ちょうど2年前に出版した本に『時代を見通す力』という本があります。
この本の中で、いちばん初めに取り上げられているのが、文天祥(ぶんてんしょう)が作った「正気(せいき)の歌」です。そして、副島先生は、この「正気(せいき)」こそが、江戸幕末の尊王攘夷(そんのうじょうい)の思想であり、2・26事件の思想背景、そして太平洋戦争の特攻隊の思想にまでつながっているのだと論述しました。
この正気(せいき)は、戦後、アメリカによって徹底的に消され、今はその残りカスだけが残っています。つまり正気の思想がなくなった後は、「正」が無くなり、ぼんやりとした「空気」のみがのこりました。この空気を「ニューマ」といいます。小室直樹・山本七平という言論人が日本の思想をあらわすのに使ったことばです。日本の言論には絶対的な規範がなく、個々の状況でその場の雰囲気に左右される、それを「空気」として表現したのです。
KY(空気が読めない)とはよくいったものです。最近、はやった流行語ですが、現代の気の思想を見事に表現しています。
つまり、江戸時代から昭和初期までは「正気」、その後は「空気」の気の思想があったといっていいでしょう。
さて、では、この文天祥(ぶんてんしょう)の正気の思想が入る前の日本の本当の気の思想とは何だったのか?
それは、実は「和気(わき、わけ)」だというのを、ここに書いておきたいと思います。人々が和(なご)やかに楽しんでいる風景を描写した「和気藹々(わきあいあい)」の和気です。
以前、この掲示板で、あの邪馬台国の卑弥呼(ひみこ)が仕えた鬼道(きどう)とは、本当は五斗米道(ごとべいどう)のことであり、この五斗米道の思想が我々日本人の現在の「道(天道)」や「気」の思想につながっているのだということを書きました。
この五斗米道もたらした気には「陰気」と「陽気」の2つがあります。現在の中国、韓国でも、この2つの気によって世の中が成り立っていると考えているようです。よく陰と陽が半円になって混ぜっている図がありますが、これは韓国の国旗の絵柄にもなっています。「陰気」と「陽気」のふたつは、東アジア全体の大切な思想のひとつです。
実は、陰気と陽気の2つにあわせて、もうひとつ別の気(qi)が五斗米道と同時に日本に入ってきています。英語でmixed qi とかblended qi といいます。日本語にそのまま訳すと、「混合気」となって、なんのことかだか分かりません。
どうやらこれは「和気(わき、わけ、he qi)」のことらしいです。この和気は、もともとは、体内の気の流れを説明することばですが、どうやら思想をも表現することばになったようです。
五斗米道が用いたと言われる老子の解釈テキスト「老子想爾注(ろうしそうじちゅう)、あなたを想ってつくった老子の注釈」には、「道貴中和」、すなわち「道は「中和」または「中庸と和」をもっとも高く評価する」ということばがあります。このテキストでは道と気が、ほとんど同じことばとして扱われているので、ここから和気を重要視していることが分かります。
ちなみに、聖徳太子の十七条の憲法の冒頭部分「和をもって貴(とおと)しとなす。」は、孔子からきているとされていますが、こちらの老子想爾注からきているとする方が私にはしっくりきます。
この「道貴中和」(仏教でも道教でもキリスト教でも混ぜてしまうことがいちばんいいという考え)こそが、日本宗教の最大の秘密のように、私には思えます。ちなみに、一向宗の使っていた『仏説無量寿経』は、この老子想爾注と共通性があるそうです(福永光司による)。『老子想爾注』こそが、日本の聖典(カノン)ではないでしょうか?
では、この和気の思想とはなんでしょうか?それは、俗っぽいことばですが、やはり「和気藹々(わきあいあい)」だと思います。互いに争うことなく穏やかな話し合いによってものごとを解決する、あるいは、和(なご)やかにみんなといっしょになって楽しむ、これらが最上の善であり幸福であるとする考え方(アリストテレスの定義による)です。
副島先生も、以前、男はふんどし、女は長襦袢(ながじゅばん)とうちかけを着て、車座になって話し合うようになれば日本はいい国になると言っていました。これこそが、まさに和気の思想だと思います。
さて、正気(せいき)がなくなったあと、現代になって、再びこの和気(わき)の思想が一部、復活しました。その成果が、日本が世界に誇る発明「カラオケ」であり、外国人に人気のある「温泉」であり、日本の大切な年中行事となった「お花見」です。
また、日本のテレビドラマやマンガの特徴ですが、必ず、ラストシーンに登場人物が一同に打ち解けて話し込む場面があります。まさに和気藹々(わきあいあい)です。日本のテレビ番組の典型は「サザエさん」だと思っていますが、日本の庶民の思想は、本当に和気藹々(わきあいあい)です。
さて、重要なのは中国思想との関係です。中国では桃園(とうえん)の誓いを源にした「義」の思想が支配する国です。
劉備、張飛、関羽の三人が義兄弟の誓いをしたのが、この桃園(とうえん)の誓いです。ここから、義の思想のはじまったとされており、場所は河北省です。そして、そのすぐ近くの陝西省四川省あたりで、五斗米道の運動が同時期にありました。ここが事実上、「和気」の思想が生まれたところでしょう。
つまり日本の思想と中国の思想は出自の場所と時代をほぼ同じにしながら、二千年の時を経る間に、それぞれ独自の思想に変遷してきたとも言えます。ここに歴史の妙というか、不思議な歴史の仇(あだ)が見え隠れしています。
プラトンのイデアの思想がバチカンを中心とするヨーロッパの思想の土台であり、そのプラトンの弟子のアリストテレスの思想が、アメリカの土着の思想、つまりリバータリアンの思想となって対立しているようなものです。
いつか、この「和気」の思想を中国人に紹介して、どんな感想をもつのか見てみたいと思っています。
ジョー(下條)拝
よっちんと申します。
「中国赤い資本主義は平和な帝国を目指す」、「あと5年で世界を中国が制覇する」などの副島先生の著書があり、世界から注目されている万国博覧会が、中国(上海)で開催されているので、どのような感じになっているのか、まずは行ってみました。
上海には、国際空港が2つあり、成田空港からでしたので浦東(プートン)国際空港に到着。{羽田のチャーター便は虹橋(ホンチャオ)国際空港}
やはり日本より暑く、梅雨に入っているのか蒸している、当然車は右側通行で、車と歩行者では車の方が優先との事。
車の信号は赤でも、常時右折が可能なので、歩行者用の信号が青で、横断歩道を渡っていても、車が左から容赦無く向かってくるので、注意が必要。
自転車(電動も以外と走っている)やバイク(これも電動あり)は、信号無視や逆走が当たり前の交通事情なのには、思わず目が?になるが、見慣れてくると、何とも感じなくなるから不思議なものだ。
13億とも15億人いるとも言われる、中華人民共和国側からしてみれば、多少車で轢かれて人口が減っても、全くと言っていいほど関係ないのかも知れない?。
万博会場の入場口は数箇所あるのですが、わたくしが選んだ場所は、直接会場に乗り入れ可能な、地下鉄13号線である。
地下鉄9号線、馬当路(ばとうろ)駅にて、地下鉄13号線へ乗り換えなのですが、一旦地上に出てから、万博の専用(間に合わせで造ったような広場)の入場口(X線と金属探知機によるチェック)を通過後に、万博の入場券(ここで実質入場)を改札に投入してチェックインとなる。
時間は夕方の5時、現地では夜間のチケットが販売されていて、ちょうど夜間の入場が5時で、それの入場組がゲートで並んで入場していたのであるが、わたくしが手にしていたチケットは、事前に日本にて購入していた1日券だったので、「係員に、この先この先?」と、指で指示され、全く並んでいない(この時間で1日券は事前購入者位だろう)所より入場する。
世博大道駅の改札は、万博の会場内にあるからからかフリーパスで、地上に出た所の交差点から遠くに、中国国家館が見える。
名古屋の愛知万博より、やはり、パビリオンは大きいし、規模からすると、2倍から3倍はありそうな感覚だ。
中国としては、40年前に、日本の大阪で開催された万博の記録を塗り替え(参加国や入場者数など)て、1位(一番)の称号を手に入れることが、至上命令(世界覇権国を目指す中国としては)になっているのでは、と感じられた。
さて、中国国家館は遠いので、ヨーロッパ方面のパビリオンに向かう。
天然の材料で造られた様に見える外装の建物(スペイン館)、とにかく大きい。
それと同時に並んでいる人の多さ!
それを見ただけでも、日本から、ここ、上海まできた価値があると感じた。
ところ所で、オシッコの臭い(子供などは我慢出来ずに、その辺にさせるのか、大人も漏らしているのか?)がするし、ゴミは散乱しているわ、日本人もマナーが悪くなったものだ、と思いきや、話す言葉を聞いていると日本語ではない(当たり前なのであるが)。
ザッと眺めた感覚からすると、九十数パーセント(99%位か)が中国の人で、たまに韓国や欧米系の人がいるな、という状況である。
日本人はどうかと言えば、日本語も耳にしたので、「あっ、日本人もいるな」という程度だ。
人気のスイス館も、外から眺めるだけで、そのお隣のフランス館も、スペイン館と同様に長蛇の列!列!列。
全く、並ぶ気にさえなりません。
ところが、反対側のドイツ館には人が並んでいません!
今日は休みなのだろうか?、もしかして、本日の営業は終了いたしました?という事か、解らずに歩いていると、何を話しているのか理解できない、中国語の場内アナウンスが放送されたと同時に、駆け足で走り始めるではありませんか、その集団の流れに乗って向かった先は、何と、ドイツ館の入場口に列を成して並び始めている姿が!
ここからは、先を競うようにダッシュ(遠慮していたら負け)です。
有名になった中国の割り込みも、目の前で目撃出来て感激、警備員(警官)が必死で静止する光景は、日本では見ることが出来ない、と勝手に楽しんでいる自分がそこにいた。
50m走(駆け足)を数十本こなした様なものであるというのが、適切な表現ではないかも知れないが、4~50本位としてみても、距離にしてみれば、2km以上は、歩いたり走ったりした計算になる。
割り込みも、以外と強引ではなく、間隔が開いたら入られる、というような割り込みの仕方であったので、筆者もそういう場面が幾つかあったので、割り込みの体験をしてみたが、悪い事をしているという意識にはならない(周りも、悪い事をしているという意識が芽生えないのだろう)不思議な感覚であった。
偶々(たまたま)運良く、1時間以内にクリア(入場)出来たが、そうで無かったらと思うとゾッとする。
あの状況で数時間並ばされ続けたら、大人でもトイレ(思わず、大人用の紙おむつを着用して、並ぶ覚悟も必要かもと)の不安が頭を過ぎるほどの混雑(混乱もあり)ぶりだ。
ドイツ館かあ、と思いながら、パビリオンに入る。
青色の光のトンネルがお出迎え、エスカレーターで上に上がって行く。
物つくりのドイツ、というイメージを彷彿させるような、仕掛けや展示方法,さらには創造力や発想力など、思った以上に、自分の中のドイツに対する印象が格段に良くなってゆくし、演出方法も、好感の持てるものであった。
メインは、一番最後の所にあり、上から吊り下げられていて、そこにいる人の声に反応して光方が変化し、動く球体のアトラクションなのですが、わたくしの心温まったものは、そのアトラクションの前にある、ドイツ的カラオケ?。
音符と文字(ドイツ語?英語?)が映っているモニターを見ながら、マイクに向かって歌ってみたが、数行で挫折。
それを見ていた、クルー(crew)のお姉さんが「リクエスト」と一言。
ん、リクエスト?、まあ歌ってみようか、と思いつつ、下手糞(へたくそ)なカラオケ?を披露したのが、良い思い出となった。
この場所に居られた女性の係員の人に感謝したい。どんな感じの所なのか、「ドイツに行って見たい!」、という気持ちになったのですから。
あ、「ありがとう」のひと言を言い忘れてきてしまった。
(レコードチャイナより転載貼り付け開始)
ドイツ館が見せつけた中国との「格の違い」創造力で大きくリード―中国紙
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=43192&type=6&p=1&s=no#t
2010年6月23日、中国紙・中国青年報は、上海万博のドイツ館と中国館を比較し、「創造力の違いは歴然だ」と論じた。中国は国内総生産(GDP)や輸出額でドイツを追い抜いたが、「格の違い」をまざまざと見せつけられたというものだ。
記事は、ドイツ館の創造力の素晴らしさについて、どこかのパビリオンのように巨大スクリーンや文化財などで安易に来場者の気を引こうとしていない、パビリオン全体がロマンチックで神秘的な空間になっていると絶賛。「世界の工場」に過ぎない中国とは100年の差があると言っても過言ではないと指摘した。「製造」は設備や設計図をそろえて作業員を配置すればできることだが、「創造」には長い間の積み重ねが必要。スローガンを叫んだり政策で優遇したりするだけではかなわない。
創造力豊かな中国人を育てたければ、現在の詰め込み式の教育方法を変え、創造力のある人材を尊重する雰囲気作りをする必要がある。ドイツには教授から熟練工まで、その道のプロを尊敬する風潮があるが、中国は権力にひれ伏し、金もうけに貪欲な社会。金と権力への執着は知識や労働に対する共感や尊重をはるかに上回り、パクリや偽造の流行でさらに創造力を奪っていく。
記事は、上海万博で見せつけられた格の違いを中国人は認識すべきだとした上で、中国とドイツの間には「製造」と「創造」という大きな隔たりが横たわっていると指摘した。(翻訳・編集/NN)
(転載貼り付け終わり)
外に出ると、周りは夕闇に包まれ始め、パビリオン群のライトアップなどで、昼間とは違った雰囲気になりつつあった。
おや、フランス館の人の流れに動きがある。
入れるかもと思い、並んでみたら、20分程度で入れた、超嬉しい。(愛知万博の時は、30分位待った)
フランス館は、シトロエン(PSAプジョー)のフラグシップモデル(Flagship Model)であろう、ガンメタリック色の高級車がお出迎えです。
エレベーターで上まで行き、そこから、昔のパリの映像などを見て回りながら下ってくる、というような流れのパビリオンである。
ガラス越しに、フランス料理を作っているのが見れる場所があるのだが、まるで、厨房までアート(art)。要するに美術作品にまでレヴェルを高めて、演出が出来るセンスの良さは流石だ。
目玉は、ロダンの「青銅時代」銅像や、セザンヌの「女とコーヒーポット」、ボナールの「化粧室」、ゴッホの「アルルのダンスホール」、ミレーの「晩鐘」、マネの「バルコニー」、ゴーギャンの「ミール(バナナ)」など、オルセー美術館から提供(貸し出し)されている、美術作品のようだ。
中庭は、フランス式の庭園になっており、ゆとりのある設計になっていた。
そして、外観は、最先端技術である、繊維コンクリートが使われて、圧迫感が感じられない、開放感溢れるパビリオンだった。
(上海万博公式ホームページより転載開始)
http://jp.expo2010.cn/a/20100321/000004.htm
外観:
「感性の都市」のデザインはシンプルで、地面から離れたような感じがあり、フランス風の庭園・水の美しさが際立っている。デザイナーはバランスあるデザイン理念で、フランス的なイメージと魅力を表した。科学技術によって、省エネ・持続可能などの分野において上海万博のテーマ「より良い都市、より良い生活」を示した。
ハイライト:
1.すべての建築が水面に浮かび、外側は繊維コンクリートからなるネットで支えられている。
2.キャラクター 可愛い小猫のLéonはもう7歳になった。いつも元気いっぱいで、時には笑わせるようなこともする。来館者は、Léonとリアタイムの交流ができる。
3.名画 フランスの画家・ミレーの『晩鐘』、マネーの『バルコニー』、ヴァン・ゴッホの『アルルのダンス・ホール』、セザンヌの『Woman with Coffee Pot』とオーギュスト・ロダンの『青銅時代』などパリ・オルセー美術館の7点のフランス国家収蔵品が展示される。
4.香水 L’eau de Par fum Pavillon France・「フランス館」という名の香水。フランスの味をなじませる精粋、意義の深いスペシャルな香りが、フランス館と名付けられたのは、そのイメージが上海万博フランス館だからだ。香水のパッケージには、フランス館の独特な網状構造が見え、ロマンチックなフランスの感じを作り上げている。香水の主な香りは、上海市の市花である白玉蘭の香りである。「フランス館」香水は、女性用のPavillon Franceと男性用のPavillon France (for Men)に分けられ、新鮮、上品でセクシーな香りが特徴だ。
5.レストラン・「第六感」 地中海の特徴を基にして、フランスの高級シェフのJacques & Laurent Pourcel氏が料理を作り、ゲストにフランスらしいグルメを提供する。Jacques & Laurent Pourcel氏の創作の霊感は、フランス南部のもので、大陸と海洋のグルメをカバーし、コントラストの組み合わせがそのハイライトだ。
6.フランスのロマンチックな結婚披露宴 ロマンチックなフランス館内の特別なフランス庭園で、トゥール市長が介添えとなり、一生の縁を結ぶ披露宴を開催する。
7.パリについての映画 パリについての映画は立体的で真実なパリを展示する。
(転載貼り付けおわり)
喉が渇く。
給水所があり、水が飲める様になっているが、ペットボトルを売っていたので、価格を確認。
水が3元、ジュースが15元(レートは、1元は約13円でしたが、両替時には、手数料がかかるので約15円)。
迷った末、水を購入したのだが、温(ぬる)くて不味(まず)い。
冷えている、と期待していたのであるが失敗(このよな所でも、日本と違うな、というのを実感)。
給水所の水を、ペットボトルに入れて売っているのでは?、というような代物だった。
2つもパビリオンが見れると、欲が出てくる。
夜の8時も過ぎると、人込み(本当に人ゴミに見えた)で溢れかえっていた、スペイン館もすぐに入れそうだ(10分程で入場)。
壁伝いに海の映像の演出。
展示物を横目で見ながら、足早に駆け抜けると、そこには、バカでかい、赤ん坊の動くオブジェ(objet)があり、それを写真に収めて退場です。
このパビリオンは、藤で編んだかごをイメージした巨大な建造物(面と線の使い方が非常に匠で上手い)には、圧巻の一言。
上海万博の公式ホームページによると、色がそれぞれ違う8524枚の藤の板は、鋼管とガラスからなる最先端の技術で作られた構造で覆われており、陽光が、藤の隙間を通って、展示館の内部を照らし、観光客に、夢のような幻像をもたらすようなのですが、生憎(あいにく)夜の為、確認出来ませんでした。
(上海万博公式ホームページより転載開始)
http://jp.expo2010.cn/a/20100327/000010.htm
テーマ:世代を超えて生活する都市
デザインチーム:Benedetta Tagliabue
ハイライト:大きな藤の籠
(転載貼り付けおわり)
さて、次はベルギー・EU館。
ゴディバ(Godiva Chocolatier)のチョコレートが配布される、と放映されていた所なので思わず入館。
太陽電池でゆらゆら動く、お花の飾り物が目に付く、風力発電のミニチュアなどの模型など、グリーンエネルギー(緑のビジネス)を意識していますよ、というアクションを見せつつ、さり気なくベルギーの宝飾品やチョコレート産業の、歴史や技術も披露して展示されているような、パビリオンであった。
最後に、海宝(ハイパオ)君を模(かたど)ったチョコレートを、写真に撮って退場。
(上海万博公式ホームページより転載開始)
http://jp.expo2010.cn/a/20100326/000019.htm
ベルギー館のテーマ:運動と連動
デザインチーム:JV Realys(AOSグループ)
EU館のテーマ:インテリジェントヨーロッパ
ハイライト:脳細胞
(転載貼り付けおわり)
時間は9時近く。
せっかくここまで来たのだから、思い切って、メインパビリオンの中国国家館を目指す。
15分位歩いただろうか、人が入っているということは、まだ開館(中国省区市共同館)している(中国国家館の方は、予約が必要らしい)。
各省毎に、展示スペースが設けられており、豊かな省~貧しい省、都会の省~田舎の省、というように、様々な民族が混在している様子が映し出されていて、中国という国は、このような民族の集合体なのである。というのが、筆者が受けた感想であった。
(上海万博公式ホームページより転載開始)
http://jp.expo2010.cn/a/20100504/000032.htm
中国省区市共同館は平らな台の形態により中国国家館を囲んで造られており、真ん中から昇り、一層ずつ積み上げる中国国家館と一体になっています。中国省区市共同館には31の省・自治区・直轄市が展示されています。上海万博のテーマである「より良い都市、より良い生活」に基づき、各省区市はさまざまな視点からテーマを表現し、各自治体の特色を生かした文化や都市の姿や将来の良い都市生活への憧憬を展示しています。
(転載貼り付けおわり)
時間は9時45分。ガイドブックによると、地下鉄の営業時間が10時半頃までとの事なので、駆け足で駆け巡った、というのが本当に正直なところである。
帰りはメインゲートより退場し、地下鉄7号線に乗って宿泊先のホテルに向かうのであった。
時間にして、約4時間半。こうして上海万博の旅は終わりを告げた。
「雑感」
今、上海では、森ビル(上海環球金融中心、492m)の近くで632mの高さの建物を、2014年の完成を目指して建設中である。
中国は、上海を2020年を目標に、金融の中心にする計画をしていて、やる気満々の元気あるエリアのようだ。
日本の本土からは、距離にすると、沖縄や台湾と同じく位の位置関係という近さから、このまま上海が発展し続ければ、何れ、日本も台湾のように、中国の一部のようにすらなってしまう可能性もあるのでは、と錯覚すら覚えた、上海万博探訪旅行であった。
よっちん拝
会員番号2882の堀江です。
重掲の記事が6月25日以降まったく更新されていませんが、どういうことでしょうか?多忙のためか投稿なしのためかシステムエラーのためか解りませんが、他のブログと比較しても、怠慢の観が否めません。
有料ブログの自覚を持って、もっとしっかりやって下さい。
滋賀県在住の60歳の会員です。副島先生の本は20数冊読んでおります。
印象に深く残っている2冊は「属国・日本論」と「人類の月面着陸はなかったろう論」です。この2冊を読んでからなんでもかなり疑い深く考えるようになった気がします。
過日30年ぶりに宇治の平等院を訪れた時のことです。平等院を見ての帰り道、宇治川の中之島にかかる橋を渡り、対岸の堤を川沿いに散策していて見つけた喫茶店に入りました。
隣のテーブルには90歳近くの高齢の女性と付き添いの女性が、宇治川の豊かな水の流れを見ながらお茶を飲んでいました。
私と会釈を交わしたのがきっかけで、その方たちと会話がはずみ、平等院の話をしている時、平等院の近くに花やしきという大きな料亭があり、そこが山宣(やません=山本宣治 1889~1929)の生家なのですよ と教えてくれました。
ところが、不勉強の私は山宣の名前も初めて聞く名前であり、どういう人なのかも全く知りません。(山本宣治は京都府選出の国会議員であり、1929年治安維持法の反対演説を唯一人国会で行い、その後テロリストにより刺殺された政治家であるということをその後知る事となりました。)
その二人の方はそれはそれは丁寧に山宣のことを教えて下さり、まるで身内の敬愛する人を紹介するようにお話しになったのが、大変印象に残りました。
お二人は親子であることも話しているうちに分かりましたが、娘さんのほうは生前の山宣を知っている年齢ではないので、お母様から伝え聞いた山宣の話からの影響により、郷土の立派な政治家として敬う気持ちを持たれているのだなと思い、また、本物の政治家とはこのように世代を超えて愛されていくものだなと感銘を受けました。
貧しい小作農を守るために生物学者になる道を諦め政治家に転じ、特高警察の弾圧にも負けず、治安維持法反対の最前列に立った民衆政治家山本宣冶は1929年にテロに斃れました。
さて、2010年の日本です。参議院選挙が始まりました。
私たち国民は国民を守るために行動する本物の政治家と自分の利益のためなら、魂さえ悪魔に売ってしまう政治屋を厳しく見分けなければなりません。
そして、自分の周りにいる人で、政治に余り関心のない人に対して、優しく根気強く日本の政治状況を話合っていくという行動を実践したいと思います。
50年後100年後にも国民から愛されるような本物の国民政治家をあまたの国会議員の中から、厳しい目利きの目をもって選別しなければなりません。
さらに今、そのような立派な国民政治家の命を真面目な国民である私たちが守らなければならない時が来ているのかもしれません。
Lord Rothschild fund joins World Gold Council to put £12.5m into BullionVault
An investment fund backed by Lord Rothschild has joined the World Gold Council to put £12.5m into BullionVault, the online gold investment platform.
http://www.telegraph.co.uk/finance/newsbysector/banksandfinance/7842235/Lord-Rothschild-fund-joins-World-Gold-Council-to-put-12.5m-into-BullionVault.html#disqus_thread
副島隆彦です。 今日は、2010年6月19日です。
「6.2反小沢クーデター」をしかけて、民主党内クーデターで、権力を握った、菅直人、と仙谷由人と枝野幸男 の 悪人政治家たちは、「反小沢7奉行(ななぶぎょう)」どもの承認のもとで、ついに、公然と「消費税の10%への値上げ」を昨夕、「参院選マニフェスト(選挙公約)」という薄っぺらの印刷物を振りかざしながら、菅直人が、ぼそぼそと発表した。
(転載貼り付け始め)
●「年度内に消費増税案 菅首相、表明 「自民の10%を参考」」
2010年6月18日 午後7時 談合 新聞各紙
菅直人首相(民主党代表)は17日、同党参院選マニフェスト(政権公約)の発表記者会見で、消費税率引き上げについて「平成22年度内に、税率と逆進性対策を含む改革案のとりまとめを目指したい。税率は(自民党が提案する)10%を一つの参考とする」と表明した。首相が消費税増税案の策定時期と税率に言及したのは初めて。
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。 こうして、反小沢クーデターの首謀者たちは、日本国民に公然と敵対を開始した。牙をむいてその本性を現(あらわ)した、と言うべきだ。
これらは、すべて、世界規模での グローバリスト(地球支配主義者)たちの連携と、大きな指令の下での、日本のあやつりと、日本の国民生活を、地獄に落としても構わないから、増税をして、資金を、俺たちグローバリストに差し出せ、という命令に、基づくものだ。
この文のうしろの方に、新聞記事を 資料として載せるが、5月中旬の時点で、駐日米国大使館や、IMF の公式発表の形で、「日本は、消費税を値上げせよ」と、強制的な命令文のような、おそろしい威圧を、掛けてきている。菅直人首相の自分自身に言い訳をする、自己正当化のコトバとしては、「IMFの言いなりにさせられるような国にならないために、増税をするしかない」という、ことだろう。
18日の記者会見で、そのように言い訳している。自分にかかっている、世界(の支配者たち)からの大きな圧力、圧迫 を、日本国民も理解してくれ、という感じの話し方だった。
私たちは、「消費税増税10%にする」に、徹底的に反対しなければならない。 増税で、今の日本は、もっとさらに不景気になり、国民生活は、いよいよ貧乏のどん底に落とされる。 参議院選挙(7月11日投票日)前の、この時期に、日本国民の希望を集めて成立した 民主党が、穢(きたな)らしい現実主義者の、世界支配人間どもに、いいように動かされて、このようなヒドイことをして、私たちに、襲いかかってくる。 私たちは、消費税増税10%に、強く反対しなければいけない。
この日本でただひとり、「減税こそは、政治家、公務員が、なすべきことだ」と、正しく主張して、今も、「名古屋市の市民税を10%減税する」と政策を掲げて闘いっている、立派な政治家は、河村たかし名古屋市長だけである。
私は、6月3日に、名古屋で講演会があってそのあと、河村氏と、話をする機会があった。河村市長は、民主党国会議員を辞めて、昨年の5月に、名古屋市長の選挙に打って出て、そして当選して、それから、いくつもの、すぐれた政策を打ち出した政治家だ。
「政治家の仕事は、公共サービスをより安く国民に提供することだ。 事業仕訳けをやって、ういた資金をどう使うのかね。減税をしなければ、なんのために政治か」と、透徹した優れた思想を、実践している。
「民間企業の、スーパーの経営者に、『無駄を省け』言うたら、殴られるがや。 民間企業の経営者がやるべきことは、より良い商品とサービスをより安く消費者に提供することだ。同じく、政治のやることも、よりよい公共サービスをより安く、国民に提供することだ。そして、減税をすることだ。 減税をせなんだら、何のための政治か分からん。役人たちが、いくらでも、よーけ、資金をあちこちに隠して持ってるがよ。
いくらでも行政の無駄は減らすことができる。ワシは、61年生きてきて、長いこと政治家をやってきて、このことがよーく分かった 」と河村たかし市長は、演説した。 彼は、ずっとこの演説をして、名古屋市民の圧倒的な人気を誇っている。 それが、名古屋の市民税を10%減税するの政策の実行だ。
副島隆彦です。 私は、「6.2反小沢クーデター」のあとも、ずっと政治の動きを凝視しているが、反小沢政権の、見苦しく、醜(みにく)い、国民への敵対行動の、あまりの露骨な動きのあれこれに、呆(あき)れかえりながらも、「これが、きたならしいまでの現実政治というものか」と、毎日、歯噛(はが)みをしながら、きわめて不愉快な気分で生きている。みんな、そうだと思う。
私は、前回、6月11日に、3本目の 「6.2反小沢クーデターが起きたのである論 の続編」を書いたが、その続きを、これから書く。自分がおもいつくままに、箇条書きにして書くしかない。あまり、多くの論証を入れての、説得的な書き方は出来ない。状勢の緊迫に対して、そういう長文は、まだるっこしいからだ。
1.私たちは、我らか指導者、小沢一郎が承認して、立候補させた参議院議員候補者たち、あるいは、小沢一郎派が、応援している候補者たち、そして、労働組合や、リベラル派の国民が応援している候補者たちに投票すればいい。
小沢一郎の人間観察の眼力によって候補者として選ばれた人たちを、国会に、ひとりでも多く送り出すことが、日本国を守ることになる。それと、亀井静香が率いる国民新党の、愛国右翼風の、実感あふれる候補者たちを応援すればいい。
2.日本国は、アメリカ発の、やがて、もうすぐ、今年の年末あたりから、私たちにも襲いかかってくる、ニューヨークの金融崩れ、再再度の金融危機、世界恐慌への突入(11月の中間選挙に敗れて、オバマ大統領は、胃潰瘍かなにかを理由に辞職してゆくだろう。
そして、ワルのヒラリーが、金融統制体制を敷く。私は、このように、ずっと書いてきた) を前にして、私たち日本人が出来ることは何か。それは、国を閉じることだ。アメリカから押し寄せてくる 再度の金融恐慌の津波(ツナミ)を、国家としての防御壁、戸締り、安全柵、堰(せ)き止め、を出来るだけたくさん作って、内側に立て籠ることだ。
昭和5年(1930年)の、金解禁(きんかいきん)という、浜口雄幸(はまぐちおさち)と、井上準之助(いのうえじゅんのすけ)の二人(この二人は、そのあと口封じで殺された。今の愛国政治家・中川昭一の死とそっくりだ) が、ブルブル震えながら、脅されて、国際金融資本家たちから、無理やり、「金解禁 を 断行させられ」て、日本の金融制度を、外側に無防備に開いたものだから、前年の10月のニューヨーク発の世界恐慌の、影響を真正面から受けて、日本も、一気に、昭和恐慌の地獄(農民が飢えて、たくさんの失業者が自殺した)に突入した。 あの愚を、繰り返してはならない。
3.だから、急いで、迫りくる嵐に備えて、国を閉じなければならない。 そのための、郵政民営化の見直し法案だったのだが、これを、菅直人と仙谷由人に、亀井静香は、無念にも潰(つぶ)された。
それでも、しぶとく、郵便事業・郵貯・簡保の3つを、一体化して、郵政労働組合と旧郵政官僚と全特会(ぜんとくかい、今も団結している特定郵便局長たちの会)の愛国者たちの頑張りで、戸締りして、実質的に、再度の国有化をしなければいけない。 「郵政の国有化反対 、自由化、市場原理に反する、世界的な規制緩和に逆行する動きだ」という、竹中平蔵・小泉純一郎らの売国奴たちの言っていることに追随する、アメリカの手先たち(自民党も、まだ、そういう馬鹿なことを言っている) と、はっきりと、締結するべきだ。 郵便局の再国有化に賛成するこそは、迫りくる世界からの金融崩れに対する、立派な、防壁であり、嵐にたいして国を内側に閉じることで、愚直に、数年続く暴風雨を避ける、優れた生き延び方である。
4.同じく、NTTに対して、激しい攻撃を掛けてきている、日本愛国者を気取る、おかしな男である、孫正義(そんまさよし)=ソフトバンクの、「 「光の道}(センデロ・ルミノソか?)の光ファイバーを、残りの、日本全国に、あと5000万戸分、私が、自分の金で引いてみせる」と、孫が、喚(わめ)いているが、NTTの方が正しい。
孫は、子分の原口一博(はらぐちかずひろ)総務大臣を、いいように使って、あやつって、「あと5千万戸の家に、光ファイバーが通っていない。全国一律のネット通信ができていない。僻地、離島の人々が、ネットで医者にかかれない」と、ネット世代の若者たちを、騙(だま)している。
光ファイバーは、今の速度で、すこしずつ全国に広げて行けばいいのである。NTTがやっている国土の情報整備の速度で良い。 孫正義が狙っているのは、全国の600箇所か? のNTTの、電話局や、基地局を通さない(そうすれば、一切の課金、集金が出来ない)で、自分たちが作る基地局だけを通して、「ただで、ネットが使える」ということで、日本国民をだまして、そして、NTTをたたきつぶして、それで、自分が、日本国の通信網を独占する気だ。
だからこそ、今は、私たち日本国民が、NTTを守ることが、一番大事だ。NTTが、電電公社時代から、ずっと営々と築き上げてきた、大切な電話通信のインフラを、国内に立て籠って、守り通すことが、ここでも迫りくる嵐に耐えることになる。
孫正義の親分は、10年前に、テレビ朝日の株式の乗っ取りで、共同会見にやってきて、孫を見守っていた、ルパート・マードック(ニューズ・コーポレーション) という世界の通信、電波、番組放映権を握っている恐ろしい男だ。それと、やっぱり、世界皇帝デイヴィッド・ロックフェラー(95歳)である。
孫は、2兆円の借金を抱えているが、そのうちの1.7兆円は、ボーダホン・ジャパン(日本支社)を買い取るための資金として、ロンドンに差し出した。ところが、今でも、ボーダホンは、アメリカのロックフェラーどもが、ヨーロッパの通信、電波を握るために使っているツール(道具)であり、ボーダホンは、今もイギリスを拠点にして、ヨーロッパで暗躍している。
そのために、ブリテッィッシュ・テレコム(BT)は、潰(つぶ)された。今、メキシコ湾の原油流出を、ワザと起こされて、BP(ブリテッシュ・ペトロリアム)が、エクソン・モービルに潰されつつあるのと、同じことだ。
孫正義が日本から1・7兆円出して、買い取ったはずの、ボーダホンは、ボーダホン社の全体なのであって、日本支社だけのはずがない。ボーダホン・ジャパンだけを買い取って、それが1.7兆円もすると言うことはあり得ない。実際には、孫は、ボーダホンを買い取っていないのだ。
現に、今もヨーロッパにボーダホンはある。孫が払った1.7兆円は、ボーダホンが抱えていた累積債務を、一掃するために、日本から持ち出した(奪い取った)資金だ。孫に手元にあるのは、旧郵政省の電波、音波 通信行政を握っている官僚たちから、奪い取った、携帯電話用の 周波数帯(しゅうはすうたい) とか、3G(スリージー)とかの通信の権利だ。
孫正義と言うのは、このような、外資に手先であり、日本を通信・電波で、弱体化させ、丸裸にするために、送り込まれた尖兵(せんぺい、スパイだ。日本の若者たちが、「現代の坂本竜馬を気取る」孫の狡猾(こうかつ)で、薄汚れた魂に、騙されないように、日本全国に真実を広めて行かなければならない。愛国者なら、ソフトバンクをやめて、NTTかKDDIを使うべきだ。
5 このボーダホンによる ヨーロッパの破壊攻撃に、ドイツ・テレコムとフランス・テレコムは、なんとか耐えている。ヨーロッパも、アメリカのグローバリスト、デイヴィッド・ロックフェラー系からの、激しい攻撃に、防戦しているのである。
世界中の国々が、我々の日本と全く同じように、理不尽なアメリカ帝国からの、無理難題と、卑怯な、頭(指導者たち)を奪いとって、上から抑え込んでくる、さまざまな悪辣な、国民文化への 破壊攻撃に耐えている。 この大きな構図を、私たちは知らなければならない。 悪あがきのアメリカ=ロックフェラー帝国も、NYの再度の金融恐慌、金融”核”爆弾の破裂で、危機に瀕しつつある。彼らとても、余裕などない。
だから、属国群の、資金を狙って、まだ、余裕のある日本から、奪い取ってやれ、「日本国民に重税を敷いて、その資金も、私たちに貢げ。いいか、カン よ、 センゴクよ」と厳しい命令を下している。 私たち日本人も、この闘いで、負けるわけにはゆかない。しぶとく、持久戦の人民戦争の戦略で、原住民、現地人、地元民、土着民の精神で、反アメリカ のゲリラ戦を、不屈に戦い抜かなければならない。くそ、負けてたまるか。
6. 最新では、このような事態になっている。
(転載貼り付け始め)
「 民主“七人の侍” 高嶋氏慰労 」
2010年6月18日午後7時 産経新聞
民主党の樽床伸二(たるとこしんじ) 国対委員長ら中堅議員が、17日夜、都内の日本料理店で今期で引退する高嶋良充(たかしまよしみつ)参院幹事長を慰労した。
松本剛明(まつもとたけあき)衆院議運委員長、細野豪志(ほそのごうし)幹事長代理、三井弁雄(みついわきお)国対委員長代理、樋高剛(ひだかつよし)、伴野豊(ばんのゆたか)両前副幹事長、松井孝治(まついこうじ)前官房副長官らも出席。
7人は、前原誠司(まえはらせいじ)国土交通相らいわゆる「七奉行」の次の世代として、党内で「七人の侍」とも呼ばれている。会合には、輿石東(こしいしあずま)参院議員会長や平野博文(ひらのひろふみ)前官房長官も加わり、「鳩山由紀夫首相-小沢一郎幹事長」時代を支えたメンバーが集まった。
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。このように、無内容に、”7人の侍”と、おだてられ、なだめすかされた、小沢一郎派の幹部どもが、だらしなくも、スパイ樽床伸二(たるとこしんじ)に、垂(た)らし込まれたまま、料理屋に集まっている。
高嶋良充(たかしまよしみつ)は、自治労の労組あがりの政治家で、小沢派でももうロートルで、今度でもう引退だから、人畜無害だ。松本剛明(まつもとたけあき)衆院議運委員長と、三井弁雄(みついわきお)と、樋高剛(ひだかつよし)は、小沢派の幹部なのに、愚かにも、樽床を担(かつ)いでしまったおのれの、政治家としてのだらしなさ、能力のなさを、恥ながらも、とぼけて、タヌキになって、こういう席に参加している。
輿石東(こしいしあずま)参院議員会長が、今度の参院選で、山梨県の選挙区で、狙い撃ちにされて、落とされるだろう。輿石は、山梨県の日教組の委員長あがりの政治家で、日本の経営者や右翼たちから、「北朝鮮、中国、日教組、創価学会」と呪(のろ)い言葉で呼ばれる人物だから、自分が一斉攻撃を受けて、憎しみの対象として打倒されることを運命として自覚しているのだろう。輿石が、前の、あの偉大なるマニフェストを最終的に取りまとめて、細かく気配りして完成させたそうだから、極めて優秀な頭脳をしている人なのだと思う。
出来ることなら復帰してきて欲しいし、出来ることなら、24日の参院選の公示日の直前に、「比例(区)の名簿の一番」に置かれて、当選確実になって欲しいが、反小沢の盗賊どもが、そうするわけもないことは、分かっている。
7.小沢一郎に忠実な、重鎮の幹部たちの山岡謙次(栃木4区)も、石井一(いしいはじめ、神戸、民主党内山口組派のような立派な、気骨のある政治家だ)、赤松広隆(あかまつひろたか)は、すぱっと農水大臣を辞めた。鮮やかだった。 長妻昭(ながつまあきら)は、”ミスター厚労省”だから、ちょっとやそっとのことでは、反小沢のゴロツキどもでも切れなかった。
農水大臣には、老練な、山田正彦(やまだまさひこ、長崎3区、68歳、)がなった。山田正彦は、宮崎の口蹄疫(こうていてき、牛のくちとひづめの病気)の騒ぎの最中も、副大臣として、ずっと宮崎の現地に張り付いて、対策を現場から指揮していた。
自分でも畜産業をやっていた人で、医学博士でもあり、農業に詳しい人だ。彼は政治見識もしっかりしていて、今も小沢一郎をきちんと支えている。
8.長妻昭(ながつまあきら) は、厚労省官僚の幹部たち(次官、局長たち)から、大臣室の昼食会議で、昼ごはん代500円ずつを集めて、怒りを買いながらも、「まあ、仲好くやりましょう」と言った政治家だ。長妻は、どんなことにもじっと耐え抜くことを知っている男だ。
官僚たちがもってくる暑さが30センチもある書類の山にもへこたれることなく、丹念に全部目を通して動じない。それぐらいの能力がないと、大臣は務まらない。官僚のワルどもにいいように、あやつられる。 菅も、仙谷も、枝野も、官僚たちがいないと、助けてもらわないと、政治が出来ない、という、自分の頭の悪さを、さらけ出した。 頭の悪い人間は、悪(あく)の側に転落するのだ。
8.ちらと、新聞記事で読んだが、枝野は、幹事長になったくせに、なんと、机は、首相官邸に置いている、という。本当か。本当だとしたら、たいへんな笑い物である。党の最高責任者が、党本部に自由に入れない、という椿事(ちんじ)の事態が起きている。民主党の本部職員たちは、きっと、今も、鳩山由紀夫 と 小沢一郎に忠実なのだろう。
国民の夢を裏切った、ゴロツキの、反小沢クーデターの首謀者たちなどに、従順に従うはずかない。幹事長のくせに、党本部に自由に行けないというのは、とういうことだ。どうせ、国会内の幹事長室に居ても、だーれも陳情には来ないだろう。
ガラーンとして、誰からも相手にされずに、ぶらぶらするしかない。 日本国民の、あらゆる業種の、業界団体や、職能組合などの組織は、小沢一郎との深い人間関係と信頼関係で、次々に、自民党から民主党に、寝返って言ったのであって、 見るからにチンピラで、涎(よだれ)を垂らしながら、幼児のような話し方で、背骨をしっかり立てることが出来ない、せむし男のような枝野なんかに、一体だれが、頭を下げに行くものか。
枝野は、議論が好きで、まくしたてるように相手をやっつけると言われているが、私、副島隆彦と、一戦交える気があるか。 呼ばれれば、私の方から国会の幹事長室に行くぞ。この、国民を苦しめることをなんとも思わない売国奴どもめが。
枝野は、仙谷から、嫌われて、閣僚(大臣)にしてもらえなかったので、それでも、大臣の椅子が欲しくて、官邸に入り浸っているのだろう。大政治家の小沢一郎の後の民主党幹事長などという、誰も行きたくないところに無理やり行かされた馬鹿な男だ。
どうも見ていると仙谷の方が、菅直人よりも、上の権力を握っているようで、仙谷が人事はすべて動かしているようだ。どこかの国の、3等国家の クーデターで政権を取って、おどおどしている、いかにも頭の悪そうな軍人たちのようである。
9.どうも、菅直人と仙谷由人をあやつって、クーデターを掛けさせた、アメリカの日本あやつり班の、マイケル・グリーンも、ジェラルド・カーティスも、自民党を、ほったらかしにしている。
だから、今でも、強固に自民党支持である、資産家や、企業経営者たち500万人への、配慮が、出来ていない。一体、何が起きているのかを、この層に何も説明しないから、この層の、日本のブルジョワ階級が、どこに投票したらいいのか、分からないで右往左往している。
「消費税増税(税率を10%にあげる)という点では、自民党も民主党も同じだ」ということになって、参議院選では、争点にならない、させない、どう扱ったらいいのかが、分からないで混乱させたままだ。これが、彼ら、反小沢クーデター派の 致命傷になるだろう。
資産家層(鉄筋アパート、商業ビルの所有者、管理業)と経営者たちに、増税を言って、それで、好かれる、ということはない。絶対にない。消費税値上げは、低所得者、貧乏人層の生活を直撃するから、彼らの恨みを買うだろう。 だから、自民党も国民から処罰される。増税を唱えて、平気でおれる政治家や、政権は、どうせ国民から反撃を受ける。 それを覚悟すべきだ。
10.鳩山由紀夫首相は、普天間基地の外国への移転に失敗して、辺野古(へのこ)崎への移転と決まったとされるが、沖縄の地元財界人や、建設業者たちでさえ、それがすんなりと行くとは思っていない。
私と佐藤優(さとうまさる)氏の対談本 (今日から全国の書店で発売されている。書名『小沢革命政権で日本を救え』日本文芸社刊 )で、佐藤氏が、「沖縄の保守のマグマが、反アメリカで、動き出す」と書いている。 沖縄人のことを、私たちは何も知らないかのようにして、無視している。そのことがやがて、大きな事件となる。
沖縄人たちは、米軍基地で働いている(きた)人たちが多い。彼らは何でも知っている。実は、キャンプ・シュワブの先にある辺野古(へのこ)には、アメリカ軍が昔、掘って作った、核兵器の発射基地(核サイロ)があるのである。分厚いコンクリートの層の下に、深く埋められている。
おそらく、メースB(ビー)と呼ばれる核弾頭(ニュークレア・ウォー・ヘッド)だ。 これは、1970年のニクソンと毛沢東・周恩来の会談の前提となった、「アメリカは沖縄から、中国の北京と上海を狙っている核兵器を、抜く(現地から撤去する)ので、仲好くしよう 」 という合い図となった、メースBの核サイロだ。
アメリカは、この時の、中国との約束を守らず、今も、辺野古に、隠し持ってきたということだ。 そして、なんと、普天間の海兵隊のペリコプター部隊 (昔はサトウキビ畑で、平坦な台地だ。私現地を見ている)の基地、 その その、下にも、核兵器の発射サイロがあるのである。
このことも、沖縄人から教えてもらった。彼らは、基地で働き、基地に長いこと出入りしていた人々であるから、真実を知っているのである。それは、新聞とかには載らない。
が、現地人、原住民は知っている。 それを指して、鳩山との最後の交渉の段階で、「お前は、抑止力(よくしりょく)なるものを知らないのか」と鳩山を脅した、その原因となって事実だ。 抑止力 deterrence デターランス とは、「やったら、やりかえすぞ」、「私を攻撃するなら、こっちも反撃するぞ」という構えのことを言う。 鳩山は、ここで、アメリカからひどく脅(おど)されて、を受けて、退(ひ)いたのだ。
外国の勢力 が強制する、日本国への干渉と 重圧を、私たち日本人が、跳ね返して、日本人の魂を取り戻し、若者たちに夢を与えて、国を立て直すにも、日本国の最後の防御壁、最後の砦 が、必要だ。それは、知識と情報の力で、真実をより多くの国民が知ることだ。
それが、本当の 抑止力(よくしりょく、デターランス)である。日本国の独立と自由を守る戦いの根本である。 そして、この真実を知る力で、私たち国民が、纏(まと)まることができれば、 アメリカの手先、買弁(ばいべん)、売国奴として、日本国民に重税と悪政を強いる、官僚どもと、テレビ新聞(マズゴミ)と、その言いなりになっている反小沢クーデター連中を、 参議院選挙の後の、本当の決戦で、叩(たた)きのめすことができる。敵は強大であるが、私たちには、正義 と知能と、多くの国民の支持がある。 副島隆彦拝
(以下は、新聞資料です)
● 「年度内に消費増税案 菅首相、表明 「自民の10%を参考」」
2010年6月18日産経新聞
菅直人首相(民主党代表)は17日、同党参院選マニフェスト(政権公約)の発表記者会見で、消費税率引き上げについて「平成22年度内に、税率と逆進性対策を含む改革案のとりまとめを目指したい。税率は(自民党が提案する)10%を一つの参考とする」と表明した。首相が消費税増税案の策定時期と税率に言及したのは初めて。
自民党も17日に発表した参院選マニフェストで、消費税の税率を「当面10%」へ引き上げることを打ち出した。参院選は消費税問題が争点になりそうだ。首相は消費税の税率に関して、超党派の合意形成を目指す考えを示した。
ただ「超党派での(税制改正)法案の提出を目指すが、困難なら民主党が中心となってとりまとめる」とも述べた。引き上げの時期については「今の段階で何年度からどうすると言うのは難しい。大きな税制改革を行う場合、実施する前に国民の信を問うことは本来あるべき道だ」と述べ、次期衆院選後との認識を示した。
民主党の玄葉光一郎政調会長は17日の会見で「22年度内に(税制改正案を)とりまとめ、超党派で合意しても、実際に実施するのは(最速で)24年秋になる」との見通しを示した。この日、民主、自民両党のほか公明、みんな、たちあがれ日本も参院選マニフェストを発表した。
民主党マニフェストは、消費税を含む税制の抜本改革について「早期に結論を得ることを目指し、協議を超党派で開始する」との表現にとどめている。
(副島隆彦注記。以下の2本の新聞記事が、日本に、消費税を上げろ、と強制している、まるで命令書のようである。副島隆彦注記終わり。 転載貼り付け始め)
●「 「日本は消費税引き上げ必要」IMFが声明 」
読売新聞 2010年5月19日
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20100519-OYT1T01336.htm
国際通貨基金(IMF)は19日、日本経済に関する定例の報告書を今夏にまとめるための調査を終え、声明を発表した。声明では「日本の公的債務は前例のないレベルに膨らんだ。2011年度に財政再建を開始し、消費税を徐々に引き上げていく必要がある」と、財政健全化の必要性を強調した。
同日、都内で記者会見したIMFアジア太平洋局シニア・アドバイザーのジェームズ・ゴードン氏は「財政問題への対応は非常に緊急性が高まっている」と強調した。政策を行う財源を税収など本来の収入で賄えているかを示す指標である基礎的財政収支(プライマリーバランス)を10年間で黒字化するには、消費税率を15%に上げる必要が出てくる可能性もあると指摘した。
●「 米国と欧州連合が日本郵政に関する懸念を表明 」
在日米国大使館HPから
http://tokyo.usembassy.gov/j/p/tpj-20100521-78.html
2010年5月21日、ジュネーブ
米国のマイケル・パンク世界貿易機関(WTO)大使と欧州連合(EU)のジョン・クラーク臨時代理大使は本日(5月21日)、日本の北島信一・在ジュネーブ国際機関日本政府代表部大使とジュネーブで協議し、保険・銀行・宅配部門において日本郵政と民間企業との間で対等な競争条件が欠如していることへの、米国とEUの長期にわたる深刻な懸念を表明した。
「米国とEUは日本と協議し、WTO協定の下で日本が履行を約束した内国民待遇(輸入品・サービスに適用される待遇が、同種の国内産品・サービスと比べて差別的であってはならないという原則)規定に照らし、日本政府による日本郵政への優遇措置について米国とEUが深く懸念していることを強調した」とパンク大使は説明した。
パンク大使とクラーク臨時代理大使は、日本郵政の民営化の是非は日本が決定すべき事項であり、米国とEUは中立的立場を維持すると述べた。しかし、国会に提出された郵政改革関連法案が、日本郵政が民間企業に比べて有利な待遇を受けることへの米国とEUの懸念に対処していない点については、落胆の気持ちを表明した。
また、日本郵政の業務に民間よりも緩やかな規制が課せられる等、日本郵政が競争上さらに有利となる条項が法案に盛り込まれている点でも共通の懸念を示した。
さらにパンク大使とクラーク臨時代理大使は、対等な競争条件が確立される前に、日本郵政の保険会社および銀行の事業範囲拡大を認める規定についての憂慮を伝えた。
「日本が郵政改革関連法案の国会審議等を進める際に、対等な競争条件に関する米国とEUの懸念に対処し、WTO(協定の)義務を果たすことを強く要請する」とクラーク臨時代理大使は述べた。パンク大使とクラーク臨時代理大使は、こうした懸念に対処するために、米国とEUは日本との協力を続けていくと強調した。
背景説明
民営化については賛成でも反対でもなく、対等な競争条件の欠如に関する懸念 米国とEUは、日本郵政の民営化の是非については中立的立場を維持している。
しかし、日本郵政の改革は競争条件に深刻な影響を及ぼす可能性があることから、米国とEUは日本政府に対し、WTO 協定の義務に沿って、日本の銀行、保険、宅配市場において日本郵政各社と民間競合企業との間に対等な競争条件を確立するために必要なあらゆる措置を取るよう、引き続き要請していく。
日本郵政に関する長期にわたる懸念
米国とEUは長年にわたり、日本郵政の保険、銀行、宅配業務が、同一のサービスを提供する民間企業と比較して優遇されている問題を指摘してきた。我々が懸念しているのは、こうした優遇措置が、外国企業を含む民間企業に悪影響を及ぼす形で、日本郵政の業務に有利な競争条件を提供してきた点である。
例えば、かんぽ生命は、郵便局ネットワークを優先的に利用できるため、民間金融機関に比べ非常に有利な立場に立っている。極めて重要な目標は、日本のWTO協定の義務と整合する形で、日本郵政各社と民間業界との間に対等な競争条件を確立することである。
日本の郵政改革関連法案に関する新たな懸念
米国とEUは、郵政改革関連法案の内容が日本郵政に新たな競争上の優位を与え、競争条件がさらに日本郵政各社に有利なものになると深く懸念している。一例として、日本郵政の監査・報告義務を民間に比べ緩やかにする条項が挙げられる。
また、これとは別に、我々は日本に対し、対等な競争条件が確保されるまで、日本郵政の保険・銀行業務に対する既存の制限を維持するよう要請してきた。現行法案は日本郵政の事業範囲の拡大を容易にしている。先に競争上の優位を取り除くことなく、日本郵政に新商品もしくは改訂商品の発売を認めることは、現在の問題を悪化させ、競合商品を販売している民間企業に直接悪影響を与えることになる。
WTO協定上の懸念
WTOの「サービスの貿易に関する一般協定(GATS)」の下で、日本は保険サービスに関して内国民待遇規定の完全な履行を約束している。米国とEUは日本に対し、郵政改革関連法案の審議等を進めるに当たり、対等な競争条件に関する米国とEUの懸念に対処し、WTO協定の義務を順守するよう要請する。
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦拝
菅直人首相が、
消費税増税について
「自民党が提案している消費税率10%を参考にしたい」と発言した。
今の日本は景気が悪い上に、元財務官僚の高橋洋一氏が書いた本によると埋蔵金もたくさんあるのに、
このような決断をした菅内閣に非常に残念な思いがしました。
菅直人首相の滑舌の悪さは仕方ないとしても
まるで子供が作文を読んでいるような姿は見ている方が恥ずかしくなる。
官僚の言いなりになって作文を読むだけなら私にも出来そうな気もする。
消費税UPは景気が良くなってからでも良いと思うのだがいかがなものか・・・。
中国の内蒙古に、昨年11月から本格的に引っ越した石井と申します。日本では、大学卒業後20年来様々な分野でチャレンジしてまいりましたが、いかにも拭い去ることの出来ない規制という名の「閉塞感」と、年金問題や官僚のやりたい放題についぞ嫌気が射したような次第です。もっとハッキリ言うと、私の場合副島先生や学問道場のみなさんのように「日本を変えてみたい」とも「日本を変えられるかもしれない」とも思えなかった、ということで日本を捨てた訳です。
こちらに来る準備は5年前から少しずつ始めていました。私の居る街は、内蒙古の首府である「呼和浩特(フフホトと発音)」という、人口400万人足らずの地方都市です。しかし、驚くことに街を走る自動車の数は倍々ゲームで増えていき、20階建以上の高層ビルの建築ラッシュの、その勢いたるや! もし、建築風景の写真が欲しいという方がいらしたら、メールを頂ければ折り返し送って差し上げます。そして、一つ確信めいたモノが今私の胸の中に渦巻いています。それは日本も狩猟民族の気風を取り入れるべきだ、というものです。景気の停滞しているところをいくら耕してみても実は成りません。獲物を追い求め、若しくは獲物の居る所へ積極的に出掛けていくべき時代が日本にもやってきたのではないでしょうか。海外進出は大手のメーカーや商社の専売特許ではないはずです。悲しいことに、ほとんどの日本国民は、どこの外国に行っても通じることのない日本語しか話すことが出来ません。また、単一民族であるが故に一般国民にとって「外国人」や「外国」とは、ハリウッド映画に出てくる「宇宙人」や「他の惑星」とほぼ同じくくりなのではないでしょうか。
しかし、それでも昨年の政権交代には随分と期待しました。小沢元幹事長や鳩山元総理のアジア外交に対する姿勢に共感を覚えたのも事実です。もしかしたら、官僚の無駄遣いを徹底的に排除してくれるのかもしれない、官僚が勝手にこしらえた妙な規制を取っ払って風通しを良くしてくれるのかもしれない、とも思いました。今でも実は思っています。私は今日本に居ないので、管現総理がどのような思いであるのか判りません。或いは、副島先生の言う通りなのかもしれません。そして、そうであれば尚更私のような人がどんどん増えてきてもおかしくない、と思うのです。
副島先生が提示された課題とは、少々(いやとても)論点がずれているとは思いますが、是非このタイミングで上記のような質問を道場のみなさんにぶつけてみたくなったものですから、投稿させて頂きました。
最後になりましたが、先生や道場のみなさんのますますのご活躍をお祈りします。
確かに日本における人名は、読み方が最初から判らないと言う厄介な代物になってます。
私は中国語では漢字の読みは大方一つに整理されているので、その感覚でいました。別に漢字の知識をひけらかしたり、漢字を読めない人間を馬鹿扱いするような愚かな人間ではありません。
確かに日本漢字は音読みでも呉音があり漢音があり唐宋音あり、それが訛った発音の慣用音があります。
訓読みとは漢字に日本語=大和言葉の意味を付けたものですから、その気になったらいくらでも付けられるが、辞書では一応決まっていても、副島先生が仰るように色んな読み方を付ける人がいて、それを文化だと称している。ただ、ルビを振ればそんなの解決出来そうでも、すべての漢字にルビを付けて文章を書かなくちゃならないのですかと、そういう事をやっている人に問いたい気持ちです。
左様に私も日本の漢字の読みについては不満を持っています。
歌の歌詞とかでも「運命」と書いて「さだめ」とか「女」と書いて「ひと」だとか、そういう辞書に載っている音訓とは違う読みを勝手に付けるのを見ると無性に腹が立ちます。
確かに最初からなんて読むか判らんものを見れば私も副島先生同様に腹が立ちます。
また塾字訓(じゅくじくん)というものもあって(例;「老舗」と書いて「しにせ」と読むたぐい)、こういうものはテレビタレントが出てるくだらんテレビのクイズ番組にも出題されています。
そういうのを多く知っていると頭が良いとは思いません。漢字ヲタクなのねと思います。
結局、漢字は元来、外来文字であって、日本人の先祖はそれを長年ひねくりまわし、またルビを振れば、どんな発音でも読めるようにもしてきた歴史があって、難読字が多くあり、また漢字に多くの勝手な音を付けた人もいる。それで私も漢字に苦しめられているわけです。
人名は特に厄介で、役所に届ける場合も漢字の数は人名漢字のように制限しても読み方には制限がありません。
だから、テレビのニュースで「海」と書いて「マリン」と言う読みの子供がいるのを見て、腹が立ちました。
日本人名前は姓の方でも「東」と書いて「ひがし」と「あずま」があり、
「東海林」にも「しょうじ」と「とうかいりん」があります。
副島先生の名も最初「ふくしま」だと思っていました。
よって漢字で書いてある姓名には“ルビ”を振るのが良いと思いました。
なお、姜の「キョウ」は漢音の発音です。呉音では「コウ」、「浩」の「コウ」も漢音で、辞書で確認したら呉音は「ゴウ」でした。
副島隆彦です。 以下の文章は、私が、今、阿修羅(あしゅら)掲示板を見て、これはいいね、このゆみこさんという女性は優れた女性だ、と思った投稿文です。
皆さんも、ご自分の住む土地、地域の 民主党や、自分の支持する政党の 政治家の後援会主催の、集会に行って、そして、ここの掲示板に報告文を書いてください。
いつも、いつも、人の文章を読んでいるだけの人間、というのは、つまらない人間だ。人生そのものが傍観者だ。私は、そういう人間たちに対して冷ややかです。人生を何かに賭けて本気で生きていない人たちだ。「すぐに決めつけるな」と反論なんかするようだと、ますます、自分が駄目な人間だと気付かない人間だ。
他の人の文章を貼り付けて、それで、何か、自分の主張と同意見で、それで満足しているような、その程度の知能の人間は、愚か者だ。 ↓ したの 「13」番 の貼り付けをした、小坂タカシさんは、私は、昔から知っている会員だが、自分の意見を書けない人だ。千葉県でマッサージ師をしている人で、温和な性格をしている人です。私たちの古くからの会員で、それなりの見識を持っている人は、自分の言葉で、自分の考えを、はっきりと書きなさい。
それが出来ないようなら、一生、傍観者だ。すべてが高見の見物だ。生活者(せいかつしゃ)というのはそういうものだ、と居直るだろうが、そういう人生観を再度考え直した方がいい。
それから、「姜浩」という名で投稿する会員に言っておきます。この漢字の名前を、私は、読めないのです。私は、自分が読めない漢字は、本当に不愉快になります。ひらがなか、かたかなで、ルビを( )に入れて振りなさい。中国人の名前ですか、と私は、不思議に思います。姜浩 と書いて、「キョウコウ」と読むのか、「かんひろし」と読むのか、分からない。分からないものは分からない。
私は、知ったかぶりと、勉強ができるふりと、頭がいいふりの人間は大嫌いだ。人名を含めて、漢字が読めないと、途端(とたん)に不愉快になる。少しでも、普通の人が読めないような漢字には、私は、ルビをふる、ということを、ずっとやって来ました。 「拳拳服膺(けんけんふくよう)する」のような、難しい成句(せいく)の漢字は、中国伝来であるから、長い間(1500年間)に日本が中国から思想と制度を朝貢国(ちょうこうこく、藩国、はんごく)として受け入れ、受容、輸入してきたものである。今では、生来の教養人の階級の人間しか、それらの難解な漢字文化は使えない。
頭の良さ、悪さも、だいたい、それらの教養として、今でも、周囲から測定される。 私、副島隆彦は、知識人であり、教養人であるから、それらの勉強を、小さい時からずっと自分でやってきた。今でも、いつでも辞書を引く。清朝(しんちょう、大清帝国)で成立した「康煕(こうき)辞典」と、諸橋徹二(もろはしてつじ)の漢字辞典を引くようにしている。
人名で、読めないものが今もたくさんある。自分の親が、いいかと思って、普通の人が読めないような、名前(下の方)を、作って、当用漢字でないものに、さらに、勝手な宛名=当て名をつけている名前が、今でも、たくさんある。この人の名は、新聞で読んでいても、一体、何と読むのだと、私が分からない。時々、漢字の横に親切にルビを振ってくれている場合がある。ありがたいと思う。
人名は、自分のものであるようで、自分のものではない。他の人々の便利のためであり、記号のようなものであり、呼称(こしょう)であり、呼び名なのである。人々が読めないような、漢字の名前には、ルビをふりなさい。
「読める筈(はず)だ」では、済まない。周囲への配慮が足りない人間がすることだ。注意力のない愚か者だ、ということです。
明治、大正、昭和の戦後まで、新聞には、ルビがついていた。書物(出版物)にも、漢字にはつべてルビがついていた。読書人階級への配慮だ。生来頭が良いが、親の資力がない(つまり、家が貧乏)だっただけで、「上の学校」に行けなかった者たちで、しっかり者は、ずっと、そうやって、新聞、書物を読んで、自分の知識と教養を高めた。その真面目な人々が、一国の国民の知識水準を高めた。
私は、10年の昔、出版社の編集者で、私が書いた文章のゲラ(galley proof ガリー・プルーフ、印刷前の草稿)に、私がその中のあちこちの漢字にルビを振って、読めないであろう読者の便宜(べんぎ)を図ったら、その編集者が、「ルビなんか要(い)らないですよ。こんな漢字は読めますよ」と、言って、私が加えたルビを、目の前で、どんどん消していった。
それで、私が、即座に、消されたルビの漢字を示して、「それじゃ、読んでごらんなさい」と言って、それらの漢字を数個、書いて示したら、なんと、その編集者は、読めなかった。怒(おこ)った私は、その編集者を、その場で、殴(なぐ)りつけた。その者とは二度と会っていない。その出版社からの仕事は無くなった。 私は、こういう人間だ。 この生き方を、生涯、変えない。
ですから、皆さんも、読めなさそうな漢字と、自分が読めない漢字には、ルビを振りなさい。それが、他の人々への配慮であり、親切心、注意力というものです。 分かりますか。
皆さんも、以下に転載する ゆみこ さん のように、すらすらと、素直に、正直に、自分の考えを書くとか、自分が体験した、見聞(けんぶん)したことを書いて皆に知らせる(報告する)ということを、やってください。自分が支持し、サポートしたい、と思う政治家の集会に行って、そのことを、全国各地から、この掲示板に、投稿してきてください。 今は、選挙まですから、必ず、各地で、そういう後援会の講演会をやっています。
私たちの学問道場の会員であるなら、そういう報告文を、日記帳を書くように、さらさらと書いて、皆に知らせる、ということも出来ないようでは、読書人階級とさえ、呼ばれない。字を読んで、他の人の文を読んでいるだけの、つまらない人生だ。何のためのネット時代の到来だ。
以上のように、先生である私から、学問道場の会員たちに指導しておきます。
以下が、その見本、お手本、模範、優れた垂範(すいはん) となる、群馬県高崎市か前橋市にお住まいのゆみこ
さん の 文章です。 これと、全く同じように、ルポルタージュ文のように書けばいいのです。
副島隆彦拝
(転載貼り付け始め)
「【報告】群馬県第4区総支部総決起集会に行ってきました 」
http://www.asyura2.com/10/senkyo88/msg/490.html
投稿者 ゆみこ2010 日時 2010 年 6 月 13 日
ゆみこ2010です。いくつかのコメント欄で告知した群馬県第4区総支部総決起集会に、今晩(H22.6.13) 行ってきましたのでご報告します。
政治集会なんて初めてで緊張しましたが、会場は満員で500人くらい入っていたでしょうかね。 盛り上がりました。民主党を応援している人が、ネット上でなく、実際にこんなにいるのだと思うと、なんだか安心しました。
また、マスメディアが教えてくれない、民主党政権の成果も聞くことができます。 皆さんにも民主党の集会に行くことをお勧めします。
出席: 三宅雪子(みやけゆきこ)衆議院議員、富岡由紀夫(とみおかゆきお)参議院議員、小寺弘之(こでらひろゆき)前群馬県知事 ゲスト:原口一博(はらぐちかずひろ)総務大臣
三宅雪子 衆議院議員のお話: 〇 最初にみなさんが「あのこと」について話せという目線を感じるので言います。もちろんわたしは××××ですが、この3週間本当にいい勉強になりました。
(ゆみこ:テレビをあまり見ていないので何のことか分からないが、何か、してもいないことをマスコミにでっち上げられたよう。)
〇 小泉政権下で2,200億円 が福祉から削られたが、民主党政権になってそれを戻すことができた(三宅さんは弟さんが障害者だそうで、福祉に力を入れているそう)。
〇 災害時の避難場所である小中学校の耐震性が十分でないので、校舎の耐震補強工事をするよう求めていたが、工事をすることに決定された。
〇 小沢一郎が生みの親で、原口総務大臣が育ての親と思っている。
(ゆみこの感想:三宅さん、さわやかだいね。)
原口総務大臣のお話:〇フィリピンで地デジの日本方式を採用することになった。南米はほとんど日本方式を取っている。「ルールにおける競争」で勝たなければだめだ。スポーツ競技も日本が勝つとルールを変更される。スキー、バレーボールなど。
同じように金融界でも1989年にBIS規制ができた。当時、世界の10大銀行のうち9つが日本の銀行だったが、このBIS規制(自己資本比率8%以上でないと国際業務はできない)で日本が海外で銀行業務をできなくした。その結果お金が日本国内に還流してきてバブルが起こった。
〇自民党政権時代に「消えた年金」と言ったら、自民党は「そんなものあるわけがない。あやまれ」 と言ったが、実際には5,000万件出てきた。 現在その半分は記録がもどった。
〇年金は 国債やいろいろな(外国の)債券を買って、9兆8,000億円失っている。年金の運用を GPIF に丸投げするからだ。 最大のムダ。こういうムダをしなければ、年金は消費税1%分を使えばすむ。
〇予算の使いきりをやめた。総務省だけで1,000億円あまった。
〇郵便事業を分社化したら、郵貯がすでに100兆円減っている。 もともと郵政事業には税金がまったく使われていないから、民営化したら税金の節約になるなんてうそ。
今は郵貯と簡保の利益で郵便事業の損失を補っているが、もし郵貯と簡保を切り離して民営化してしまえば、郵便事業に税金を投入しなければならない。
その額は年間5兆円、つまり消費税の2~3% は郵便事業にあてなければならなくなる。皆さん、郵貯法と簡保法の1条だけでも読んでみてください。
〇大久保利通は歩いていける距離に3つのものを作った。1.派出所 みんなの安全を守る大切なこと 2.学校 教育が大事 3.郵便局 誰でも通信ができるようにした
○来週、かんぽの宿に関して(ゆみこ:メモが不十分で不明だけど、なにかが明らかになるような質問をするという話だったと思う)
JPエクスプレス(副島隆彦注記。郵便局がやっている宅配便だろう) は今年1,000億円の赤字を出してるんですよ!
〇医療過誤について 3歳に満たないお子さんを心臓手術で亡くした友人がいるが、カルテを改ざんされたようだ。民主党は「患者の権利法」を作った。今までは病院も「衛生法」の範囲であった。 戦後苦しい中で、とりあえずベッドの数はこれだけ、とかの程度の法律だった。民主党が作ったのは、病院の質を高めるもので、患者も守られるし、医者の過労もなくなる。
〇今までの“義務付け、枠付け“の交付金をやめて一括交付金にする。直轄事業負担金も民主党がやめることができた。 これまでは大都市の建設業者が国から工事を取って、地方の建設業者はその下請けでしかなく、お金はけっきょく大都市(東京)に戻っていくので地方は疲弊するばかりだった。一括交付金にすれば、地方がそのまま必要なものに使える。 地方でお金が回る。
以前富岡ゆきお議員と税金1,000億円をかけて作った天下り先の駐車場に視察に行った。 周りにもたくさん駐車場があるので、200台入るその駐車場はガラガラ(20台くらいしかなかった)。天下りした職員は週に何回も出勤しないのに、給料は1,980万円。
〇これは戦後の大掃除であるから、嫌がる人もいるが、やり遂げなければならない。
〇明治政府は2年で最初の学校を作った。民主党政権も「光の道100%」をやる。ブロードバンドを全家庭に引く。教育が何より大事だ。すべての人々に学ぶ機会を、そして真実を知る機会を与える。
〇日本はずっと「答えがひとつしかない教育」をやってきたから、排他的だ。これを「問題解決型の教育」にしなくてはいけない。私たちの上には青空が広がっている、無限の可能性があるのだ!
〇民主党政権は「地域主権大綱」を作る。
(ゆみこの感想: さすが、お話がお上手でした。前置きは短く、民主党の成果をずばずばと並べてくださって、マスコミでは決して教えてくれなくてイライラしていたのが吹っ飛びました。でもやはり阿修羅やなんかで勉強していないと話がわからないかもしれない。)
【参考】
郵便貯金法 第一条 (この法律の目的) この法律は、郵便貯金を簡易で確実な貯蓄の手段としてあまねく公平に利用させることによつて、国民の経済生活の安定を図り、その福祉を増進することを目的とする。
簡易生命保険法 第一条 この法律は、国民に、簡易に利用できる生命保険を、確実な経営により、なるべく安い保険料で提供し、もつて国民の経済生活の安定を図り、その福祉を増進することを目的とする。
小寺弘之(こでらひろゆき、副島隆彦注記。群馬県知事をしていた、自治省官僚だろう。抜け目なく民主党から出て、県知事のあとの、双六(すごろく)のあがり、で参議院議員になろうとしているのか、それとも、本気で、地方分権、地方の復活をやろうとしている人物なのか、まだ、判定できない。副島隆彦注記終わり ) さんのお話:
群馬出身ではないが、官僚だったので、群馬に赴任したときにいいところだと思った。官僚の人生というのは霞ヶ関と地方を行ったり来たりなんです。群馬の県民性が開放的で、聞けばなんでも話してくれる、聞いてないことまで話してくれる、気に入った。
〇今は政治に地方の特色が生かされていない。
(ゆみこ:このあと年寄りが何人か会場を出たり入ったりするので、集中力が切れてよく覚えていない。会場の冷房が効きすぎて寒かった。)
富岡ゆきお 参議院議員のお話: 〇民主党政権が成した3つの良いこと
1.天下りや税金のムダ遣いをオープンにした。アメリカとの密約もオープンにした。これから官房機密費もオープンにしていく。
2.これまで見過ごされていた人を救済した。水俣病、B型肝炎、アスベストの患者を救済し、シベリア抑留者、被差別者への保障をした。こうした情報の開示やその結果としての救済ができたのは政治・行政の失敗を認めることができるから。今までの政治や行政は「私たちは間違いを犯さない」という姿勢だった。
3.政治を身近なものにできた。これまでは大口の献金や選挙協力をしないと政治に口出しできなかったが、民主党政権になっていろいろな人の要望を聞いて取り入れている。
〇このまま改革を進めなければならない。そのためにも参院選に勝利するぞ!おおー!
(ゆみこの感想:民主党政権がやった3つの良いこと、という風に分かりやすくまとめてくださって、とても良かった。いつも黄色いシャツを着て自転車で町を回っているそうです。やるねえ。)
帰りに候補者の皆さんに握手してもらいました。わたしは三宅雪子議員と握手して泣きそうになりながら、「わたし小沢さんを応援していて、今日は心配で来てしまったのですが、小沢さん大丈夫でしょうか」 と聞くと、「大丈夫です。この間、会いましたが、いいお顔をしてらっしゃいました」 と答えてくださいました。
このように、三宅議員は思わず泣きつきたくなる、頼れる感じのお人でした。頼もしいです。本当は「小沢さん大丈夫?」じゃなくて、小沢さんが辞任してわたしが大丈夫じゃないんですけどね。
とにかく、参院選では選挙区は富岡ゆきお参議院議員、比例区は小寺弘之(こでらひろゆき)さんに投票します。群馬は中曽根弘文(なかそねひろふみ)参議院議員との一騎打ちなんだいな。 以上、報告でした。
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。ゆみこさん、最後の、この「・・との一騎打ちなんだいな」が、いいですね。
副島隆彦拝
一般会員の終夜と申します。
副島先生が(11)の記事の10で書かれているように、温首相の緊急来日以降の日本政界の動きに強い不安を持っております。
6月9日に小沢前幹事長は、「一兵卒として(中略)微力を尽くしたい」と発言されています。
また、6月12日には熊野古道を散策されました。
「よみがえり」信仰の願掛けをしているような報道が一般的ですが、気になったので検索してみると、毎日jpでは、「参院選後には体を鍛えて、本宮(熊野大社)まで歩きたい。」との談話が載せられています。
また、これも気になったので調べてみたのですが、熊野大社の神徳の第一は「国土安穏」であるとのことです。
合わせると小沢前幹事長の行動は、あたかも「戦争責任者はやらない。」と、アピールしているかのようにも思われるのです。
「馬鹿馬鹿しいこじつけだ」と一笑されるかとも存じますが、米国が戦争経済で国家財政を立て直すというヴィジョンが否定できない情勢のようにも思われますので、杞憂であることを願うばかりです。
余談ですが、普天間基地も問題ですが、それよりも、首都圏に米軍基地があることのほうが、はるかに深刻な問題だと愚考しております。普天間のような地政学上の理由があるとしても、アジア大陸から遠いということくらいしか考えられませんので、主たる理由はやはり、東京を押さえるということ意外には考えられないからです。
植草先生と天木先生のご意見というのは、
以下のブログ記事です。
「対米隷属勢力に乗っ取られた国民主権政権」
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2010/06/post-b478.html
「小沢一郎は民主党を割って究極の政界再編をめざせ」http://www.amakiblog.com/archives/2010/06/11/#001629
小坂タカシさんは、田中良紹氏のブログ記事を転載しておりますが、これはあなたのご意見と全く同じなのですか?
私には、田中良紹氏のブログに対して云々するほどの情報を持ち合わせていませんが、副島先生の書いた文章には、国対委員長になった樽床伸二議員を(スパイ)と認定してます。
そうなると「菅総理は総裁選挙で対立候補となった樽床伸二氏を国対委員長に就けた。思わず「えっ!」と思った。国対委員長と議院運営委員長には腹心を配するのが当然で、敵側の人間を配するのは異例だからである。議院運営委員長はそのまま、国対委員長に小沢グループの支援を受けた樽床氏が就任した事は、これも民主党が変わっていない事を示している。」と田中良紹氏がブログで述べている事は根底から崩れますね。
私は菅総理の人事や財務省の喜ぶ財政再建、消費税増税を主張したり、普天間基地の問題でもアメリカの言いなりになったとしか思えないし、郵政民営化を見直す法案を今国会で成立させないと決めて亀井大臣が辞任する等、どう考えても単なる選挙対策とは思えない。
第一、消費税増税なんて言って選挙に勝てるのでしょうかね。
私は、副島先生、植草一秀先生、天木直人先生のご意見の方に共鳴します。
小坂タカシです。
現下の政治状況を理解する上で、私にとって最も説得力があった論考が、以下に転載する田中良紹さんのものです。民主党の各位は、参議院選挙に勝利するために、「鳩山・小沢カード」、「消費税増税カード」を最大限に利用していると私も思いますし、民主党は意見の違いはあるのでしょうけれど、分裂などしていないと思っております。そして、「多くの参議院議員を束ねた者が日本政治を制する」とのことで、いずれ小沢氏が復活すると見ています。
(転載開始)
政治を知らない「政治のプロ」たち
シルクロードから帰国して見たこの国の新聞、テレビ、雑誌の政治解説は、私の見方とことごとく異なる。私がこの政局を「民主党が参議院選挙に勝つための仕掛けで、将来の政界再編を睨んだ小沢シナリオだ」と見ているのに対し、新聞やテレビに登場する「政治のプロ」たちは「民主党内で反小沢派が権力を握り、小沢氏の政治力が無力化された」と見ている。
私の見方が当たっているか、「政治のプロ」たちの見方が当たっているかはいずれ分かるが、困るのは「みんなで渡れば怖くない」で書いたように、日本の新聞やテレビは間違いを犯しても「みんなが間違えたのだから仕方がない」と何の反省もせずにそのままにする事である。だから何度も誤報を繰り返して国民を惑わす。私は間違えたら反省するし、なぜ間違えたかを分析して次の判断に役立てる。
ところでここで問題にしたいのは政局の見方の当否ではない。「政治のプロ」を自称する人たちの解説の中に、まるで政治を知らない「素人」の議論が多々ある事である。それだけは訂正しておかないと国民に誤った認識を与える。
「政治のプロ」たちは、「権力の中枢を反小沢派が占めた事で小沢氏は無力化された」と見ている。官房長官も幹事長も反小沢派の急先鋒で、財務委員長も反小沢派だから、小沢氏は金も動かせないと解説している。「建前」はそうかもしれない。素人ならそう思う。しかし多少でも政治を知る者は、それが「建前」に過ぎない事は分かっている。総理、官房長官、幹事長のポストに権力がある訳ではない。本人の資質と政治力がなければただの「操り人形」になる。
アメリカのレーガン大統領はアメリカ国民から「父親のような存在」として敬愛されたが、彼が真の権力者であったと思う「プロ」はいない。見事に大統領を演じてみせただけで、シナリオを書いたのは別の人間である。中曽根康弘氏も総理在任中は権力者であったとは言い難い。ひたすら田中角栄氏の考えを忖度し、それに逆らわぬ範囲でしか政治を動かせなかった。そして田中氏が病に倒れた後も金丸幹事長の意向に左右された。中曽根氏が政治的に力を持つのは総理を辞めてからである。
田中角栄氏も実は総理在任中より辞めてから、しかもロッキード事件で刑事被告人となってからの方が強い権力を握った。と言うと素人はすぐ「金の力で」と下衆な判断をするが、金の力だけで権力は握れない。田中氏の力の源泉は人を束ねる力、すなわち「数の力」である。それも「参議院議員の数の力」であった。
私は再三に渡って日本政治の特殊性を論じてきた。その時にも説明したが、日本政治の特性の第一は参議院にある。日本国憲法では衆議院から総理大臣が選ばれ、衆議院が参議院より優位にあると思われるが、実は参議院の方が力は強い。参議院で法案が否決されると再議決には衆議院の三分の二の賛成を要する。与党が三分の二の議席を持つ事は滅多にない。従って法案の帰趨を握るのは参議院である。参議院の協力なしに法案は成立しない。参議院には総理、官房長官、幹事長のクビを飛ばす力がある。
そのため昔から参議院の実力者は陰で「天皇」と呼ばれた。総理より偉いという意味が込められている。戦後の総理在任最長記録を誇る佐藤栄作氏は「参議院を制する者が日本政治を制する」と言った。角栄氏は参議院の多数を束ねた。つまり参議院選挙は衆議院選挙よりも重要なのだ。民主党は去年衆議院で政権交代を果たしたが参議院で単独過半数を得ていない。実は本当の意味での政権交代はまだ終わっていないのである。だから小沢氏は何よりも参議院選挙に力を入れてきた。
今回の政変で総理、官房長官、幹事長は代わったが、参議院執行部は誰一人として代わっていない。つまり民主党の権力構造は底流で変わっていない。「プロ」ならそう見る。人事権は総理にあるから菅総理は参議院執行部を自分に都合良く代える事は出来た。しかし参議院選挙直前に参議院の人事をいじるのは常識的でない。このシナリオはそこを読んでいる。小沢氏が敷いた参議院選挙のレールも取り外して敷き直す余裕はない。
もう一つ総理、官房長官、幹事長の「寝首」をかく事が出来る重要ポストがある。国対委員長と議院運営委員長で、国会運営の全てを取り仕切る。菅総理は総裁選挙で対立候補となった樽床伸二氏を国対委員長に就けた。思わず「えっ!」と思った。国対委員長と議院運営委員長には腹心を配するのが当然で、敵側の人間を配するのは異例だからである。議院運営委員長はそのまま、国対委員長に小沢グループの支援を受けた樽床氏が就任した事は、これも民主党が変わっていない事を示している。
日本政治の特性の第二は、こちらの方が重要なのだが、権力が国民に与えられていない事である。権力は霞ヶ関とアメリカにあって国民の代表である政治家にない。つまり政権与党に権力はなかった。かつての自民党は霞ヶ関やアメリカと戦う時には野党の社会党と水面下で手を結んで抵抗した。しかしここ20年は自民党が戦う事をやめて霞ヶ関やアメリカの言いなりになった。それが国民の信頼を失わせ、去年の政権交代となった。国民が初めて権力を発揮した。
国民が選んだ政権を潰しにかかってきたのは霞ヶ関とアメリカである。霞ヶ関を代表するのは検察権力で鳩山・小沢両氏の「政治とカネ」を追及し、アメリカは普天間問題で鳩山政権を窮地に陥れた。しかし国民が選んだ政権を潰すか潰さないかは国民が決めるのが民主主義である。検察や外国に潰されたのでは「国民主権」が泣く。この政権の是非は選挙で国民に判断させるべきである。そこで民主党は参議院選挙で勝つための条件整備をした。
野党自民党が今度の選挙で民主党を攻撃する材料は三点あった。「政治とカネ」と普天間と民主党の経済政策である。「政治とカネ」では小沢・鳩山両氏が、普天間では鳩山氏がターゲットになり、経済政策では「バラマキで財政が破綻する」と批判される筈だった。自民党はそのために消費税増税を選挙マニフェストに掲げる予定でいた。
それが今回の政変で鳩山・小沢の両氏が辞任し、「政治とカネ」と普天間が攻撃材料になりにくくなった。次に菅政権は「財政健全化」に政策の力点を置いた。さらに将来の消費税増税に積極的な玄葉氏が政調会長に就いた。これで三点への防御態勢を固めた。自民党の谷垣総裁は民主党の路線転換を「抱きつき作戦」と批判したが、その通りである。しかしそう言って批判しても始まらない。これから選挙までの短い間に違う攻撃ポイントを見つけなければならない。困っているのは自民党である。
選挙の公示まであと1週間余りしかない。もはや選挙戦は事実上の後半戦である。政治を知らない「政治のプロ」たちが解説をすればするほど、また素人にも分かるように「建前」に終始した話をすればするほど、民主党は「変わった」という話になり、参議院選挙は民主党に有利になる。2人擁立が批判されていた2人区で小沢・反小沢がしのぎを削れば2人当選する可能性もある。そして選挙後に「多くの参議院議員を束ねた者が日本政治を制する」のである。
(転載終了)
田中良紹の「国会探検」
http://www.the-journal.jp/contents/kokkai/2010/06/post_222.html
会員番号4758 ライジング・サンです。 今日は6月12日です。
副島先生が述べているように、ダークサイドに堕ちた菅(官)内閣が暴走前にアクセルを吹かせているようです。 また亀井金融相が辞任しましたが、竹中を主謀に作られた日本振興銀行に強制捜査が入り、それに繋がるであろう悪事がバレるのかどうか、はたまた茶番で終わるのか注目されるところだと思います。
さきほどツイッターで拾った情報ですが、来週に米国ニューヨーク州がデフォルトするような記事がありましたので貼り付けます。 おそらくこれも一時的な金融・財政破綻の1部であり、このようなことがこれから所々において発生するでしょう。 副島先生の予言するように今年の終わりから来年の頭あたりにかけて本格的な米国破綻が襲ってくるのではないかと思います。
以下貼り付けます。
(転載貼り付け開始)
NY Government Shutdown Possible
http://www.wbng.com/news/state/96036239.html
(参考)
Thirty-Two States are Now Officially Bankrupt
$37.8 Billion Borrowed From US Treasury To Fund Unemployment Insurance
http://www.globalresearch.ca/PrintArticle.php?articleId=19292
(転載終わり)
副島隆彦です。 今日は、2010年6月12日です。 私は現下の 政変(せいへん)劇に、今も怒り心頭に発しています。 それでも、この数日、あまりにも怒ったので、今は、気が少し萎(な)えて落ち着いて、静かになりました。
私は、6月8日にここに書いた、「6.2反小沢クーデターが起きたのである」論の続きを書きます。
ここの掲示板の投稿文の ↓ 「9」番(6月11日投稿文)の、会員の松氏 の考えも私なりに分かります。 今は、静かにして、来たる7月11日の参議院選挙の結果を見るべきで、ひとまず菅直人政権を支えるべきである、とするものです。 小沢一郎を排除して、民主党の国民的な人気が上がったのだから、それに便乗して、参院選に勝利して民主党が、最低62議席(この他に改選なしで60議席がいる。合計で、過半数の122議席。議長を含む) を取ればいいのだから、とする、穏(おだ)やかな人々の考えです。 私たちの学問道場の会員でも、そのように考えている温和な人々が多いでしょう。
だが、副島隆彦は、それに対して、それは甘い考えであり、甘い考えをしている人間たちは、あとで、痛い目にあうのだ、と申し上げておきます。 私は、イザヤ書エレミヤ書の 予言者の気持ちになってこのように、忠告しておきます。 一番、危険な攻撃に遭(あ)ったときには、ただちに、反撃に出るか、厳しい防御態勢を敷かなければいけない。
このままでは、小沢一郎が育てた、資質のある優れた優秀な若い政治家たちの頭にまで、毒がまわって、身動きが出来なくなる。 内部にまで、深く潜り込んできている、敵のスパイたち( 「反小沢7奉行」の一人、樽床伸二=たるとこしんじ=(案の定、国対委員長になった) が、送りこんだ21人の議員たち、元財務省官僚が多い) に脳をやられる。 いろいろと翻弄されて、身動きできなくされる。
今度の政変劇である、6.2反小沢クーデターは、5月27日に、これも「7奉行」のひとり、玄葉光一郎 が仕組んだ「日本財政を考える会」に集まった、118人の民主党議員たちの会から開始された(その名簿が、どうしても手に入らない)。 細野豪志(ほそのごうし、38歳)は、その会合の入り口で、参加者たちの顔ぶれを、うろうろしながら、見ていたそうだ。
馬鹿なことに、松本剛明(まつもとたけあき)は、小沢一郎派の幹部でありながら、この玄葉の企みに同調している。 それと、老練なはずの三井ワキ雄と、小沢秘書軍団の筆頭に近い樋高剛(ひだかつよし)が、スパイ樽床を担いで、3日の夜の、一新会(いっしんかい、小沢派の若手の会合)に、参加させようとした。
もうひとり、松木謙公(まつきけんこう、筆頭副幹事長を首になった。小沢側近のひとり)までが、樽床に騙されて担いだ。 これを、一新会の会長の鈴木克昌(すずきかつまさ)らが、押しとどめて、内部へのそれ以上の攪乱参入を許さなかった。
小沢一郎は、自分が育てた弟子たちのだらしなさに愕然としただろう。いざという時に、まとまって、次の自分たちの代表(次の首領)を自分たちで決めることが出来ない。弟子たちを育てるということは、大変なことだ。いざという時に、自分の能力と、実力で這い上がって、全体を指導する人物が出てこなければいけないのだ。いちいち、小沢一郎が、指図しなければ、動けない集団と言うには実に情けない。私は、小沢の深い絶望感が分かる。 次の指導者たるものは、自分の力でなってゆかなければいけないのだ。
私、副島隆彦は、とりあえず、細野豪志と、岡田克也と、原口一博(はらぐちかずひろ) の3人だけは、今後の立派な指導者として、ボナパルティズム(今は、この政治思想用語については説明しません)ででも生き残ってほしい国民政治家として、私は態度を見守ろうと思います。
案の定、11日の午前1時 に、 亀井静香・金融担当大臣が、辞任した。 国民新党は、連立政権からの離脱まではしなかったが、亀井自身は、「閣外に去った」。 愛国者・亀井は、小沢一郎と同格の、国民指導者だから、すべての事態を深く理解している。
郵政見直し法案は、これで、流産させられた。 菅直人、と仙石由人の悪人の頭目は、「小泉郵政改革」を押しとどめて、日本国民への郵貯・簡保(350兆円)と郵便振替決済制度という国民の必死のインフラ制度財産をり抜こうとする 人々の夢を打ち砕いた。 この事実を軽視する人びとは、あとで本当に痛い目に合うだろう。すべては、アメリカが仕組んでいるからだ。
近くに迫っているNY発の世界恐慌の突入の激震の影響を、日本が防御壁 を作って、防御態勢に入らなければならないのに、アメリカに魂を売った極悪人どもが阻止しようとしている。アメリカ帝国は、日本を自分たちの道連れにしたいのだ。・・・・
それで、私は、弟子たちと相談して、今日のぼやきの 会員ページ に、 6月7日に 私が緊急で録音した、考えを今日のぼやき の会員ページに載せます。 そして、今、政治分析を行える私の弟子たちが討論を行い、今のこの緊迫した 「6.2反小沢クーデター」以降の 一週間の動きをまとめて考察します。 それを、ぼやきの広報ページに急いで載せるでしょう。
私の突発的な怒りは、やや収まったが、それでも、今も、目先の他の仕事に追われながらも、書いて残して おかなければいけないことがたくさんあると、強く思った。それで以下に、私の今日、11日の時点での私の考えを、どんどん書いてゆきます。
1. 「6.2反小沢クーデター」 を決行した実行犯の、 菅直人、仙石由人、枝野幸男 の 3人の首謀者の 中で、仙石と 枝野の 口論、内部抗争がすぐに起きるだろう。 増税、増税、 と言い出したことの自分たち自身の、脳のおかしさ、を自分たちで、少しは反省し始めている。 新聞が、増税と書かなくなった。
2.11日の菅直人の所信表明演説は、まず、「政治とカネ」(小沢一郎の追放)と、日米同盟(日米安全保障体制の最優先)、と増税(消費税の値上げ) の 3つを柱としていた。
しかし、増税をあまり言うと、国民に嫌われる、だから、この問題は、「財政、社会保障の一体的立て直し」という、誤魔化(ごまか)しのコトバに置き換えている。新聞報道は、すべて、そのようになった。
首謀者の一人の玄葉( 政調会長 兼 公務員制度改革「しない」担当相 になった) が、調子に乗って、6月6日の、クーデター 勝利後 の、テレビの番組で、例の目と歯を、ダーズベーダのようにぎらぎら輝かしながら、増税する、増税すると、怒号したものだから、 「あれ、変だな。こいつら」と全国で、感の鋭い国民が、民主党内クーデターの発生に気付いた。 だから、玄葉を、このあと、テレビ新聞に出さなくなった。お前の突撃隊長としての役目はひとまず、終わった、うしろに引っこんでいろ、ということだろう。
玄葉は、正体はチンピラやくざ者である石原のぶてる、と番組 で目配せし合って、郵政法案を、葬り去ることを画策していた。
3. クーデターの指令本部は、電通(でんつう)と共同新聞の建物の中にある。なんと、早くも、5日には、例のインチキ 世論調査 の 発表が あって、「菅直人政権 への支持率が、61%に急上昇」という 奇怪な報道が即座に行われた。 このあと、10日に、新聞各社の横並びの、奇妙に数字が一致している新政権への支持率、61から68%( 日経新聞が68% ) という、日本国民を扇動する、巨大な虚偽の 世論調査結果の、 嘘八百を報じた。
デイヴィッド・ロックフェラー系統が日本のテレビ・新聞をすべて上から押さえていることで制空権(せいくうけん)を、敵に握られている。私たち愛国者は原住民としての横の連帯を大事にして、ヒソヒソ話で、真実を伝えあわなけれなならない。 昨年の12月から開始された、鳩山・小沢打倒のクーデター計画の司令部は、テレビ・新聞11社の政治部長会議 プラス、検察・警察の最高幹部たち、とオール官僚のトップのアメリカの手先連合である。
読売新聞、産経新聞の政治部の記者たちであっても、鈍感な下の連中は、6日まで、一体何が起きているかを理解できない者たちがいた。 だから、農水官僚上がりのねずみ男の、荒井聡(あらいさとし)と蓮船(れんほう)を攻撃するために、調べ上げていた、事務所費用の政治資金規正法違反の攻撃を、間違って実行してしまって、それで、荒井とレンホウという準首謀者(論功行で、官房長官になりたがっていた。国家戦略相になった)の行動を抑制してしまった。 敵どものすべてに、計画が明らかになっていたわけではない。
4.自民党の執行部(谷垣 も 大島 も) と 、みんなの党 (渡辺善美が代表)も 何も知らされていなかったのだろう。クーデター直後には、豆鉄砲を食らったような顔をしていた。 アメリカは、もう自民党を見捨てているから、相手にしていない。
クーデターの指令本部を上からあやつっている、マイケル・グリーンと、ジェラルド・カーティスと、カート・キャンベルが率(ひき)いる100人ぐらいのCIAの日本管理・謀略実行部隊は、それぞれが、2,3人の日本人工作員を抱えている。この者たちが深く連携して、前原誠司(まえはらせいじ)、長島昭久(ながしまあきひさ)らと連携して、反小沢の民主党議員たちを、背後からあやつってクーデターを決行させた。
菅 と仙石(せんごく、官房長官になった)は、これまでの貧乏で、資金がないから、アメリカから数百億円の資金をもらって転んだのだろう。 売国奴の完成である。
5. アメリカと、OECD(ヨーロッパにある国際機関) とIMF( というヨーロッパの中のアメリカの手先派も多い)が、共同して、日本に増税を強要する声明を、順番に出してきていた。 それが、5月中旬である。日本政府に増税(消費税を10%あげること) を呼号することで、日本国民に重税を敷いてでも、資金をアメリカに貢がさせる気である。
金融担当大臣を兼務することになった仙石が、必死で亀井が阻止してきていたアメリカへの資金提供(米国債買い)を、どんどん、なりふり構わず、大臣署名をしているだろう。 おそらく20兆円ぐらいの米国債買いを、目下、緊急で、行っているだろう。夜も寝ないで署名をしていることだろう。 これが、アメリカが、今度の反小沢クーデターを教唆(きょうさ)し実行させた本当の理由である。潰(つぶ)れかかっているアメリカの財政は、こういう、非道で、惨(むご)いことを属国に強制して、それで資金を奪いとってゆく。
亀井大臣が、「年次改革要望書」というアメリカの日本への強制政策に、抵抗して、押しとどめて来た。小沢から一切の財政政策を頼まれ任されて、やっていたのだ。 その歯止めが、亀井の辞任で壊された。日銀 をアメリカの攻撃( 武藤敏郎=むとうとしろう=財務省のアメリカの手先のドンが、この場面の頭目)から守るために育てられ、民主党に送られてきて、亀井の下についていた、有能で立派な大塚耕平(おおつかこうへい)は、我が身の危険を察知して、さっと後ろに引いた。暴風雨が襲ってきたら、とにかく逃げて生き残るのが一番、大事なことだ。
5. この大不景気の日本で、今、消費税を上げたら、国民の消費がもっと伸びなくなって、もっとさらに景気が悪くなる。 これは 日本国にとって、致命的な打撃となる。 「増税は、日本にとっていいことだ。貧困層にとってもいいことだ。増税は弱者の味方(細野真宏=ほそのまさひろ=) 」など と、一斉に、メディアを使って、国民洗脳を行いだした。この売国奴たちは、許しがたい。その手先となって、利用される 経済・金融の言論人たちも愚か者である。
「消費税の値上げは、国民生活にとって良いことだ」 と、少しでも本気で言う者がいたら、その者は、アメリカの手先の、確信犯人たちである。 今でさえ、サラリーマンたちは、重税にあえいで、ボーナスからも、たくさんの税金を取られて、手取り額(テイク・ホーム・インカム)は、すずめの涙のようになっている。給与総額は、45歳で55万円でも、手取りは35万円ぐらいだ。これでは、子供の塾の費用さえ出せない。国民は、重税にあえいでいる。
だから、鳩山・民主党は、亀井・国民新党との連立合意書でも、「今後4年間は、増税をしません」と、国民に約束したのだ。 それを、菅直人と仙石由人は、欧米の最高支配者どもという悪魔に魂を売って、日本国民を、今以上の苦しみに陥れようとしている。 許し難い者どもだ。
私たちの国民のための、最後の希望であり、夢の実現であった、民主党を乗っ取った、この悪魔どもは、日本国民に重大な危害を加えようとしている。
仙石由人、枝野幸男、玄葉光一郎、樽床伸二、野田佳彦(のだよしひこ)、菅直人 らの極悪人を、国民への反逆者として糾弾しなければならない。
仙石由人と、( 古川元久(ふるかわもとひさ、国家戦略室長となった、財務省スパイの筆頭。菅を垂らし込んだ というのワルがいる) 菅直人が、 行政刷新相、 国家戦略省の大臣(国家戦略相)となって、 財務省官僚をはじめオール官僚の、各省の幹部たちを次々に呼びつけて、首実験をして、「国民との約束である、マニュフェストに従いますか。いやなら辞めていただきます」と、引導を渡す係りの筈(はず)だったのだ。
そして、前回も書いたが、最低206兆円あることが民主党の調査ではっきりした 特別会計(埋蔵金、まいぞうきん、旧財投 ) から、1年分の20兆円を、財務省官僚たちから奪い取って来て、それで、予算の不足分を補うというのが、鳩山民主党の 大きな計画だった。
この計画がすべて、阻止され、破壊された。財務省官僚どもも必死である。土壇場でのギリギリの時期での逆転劇だった、と彼らも胸をなでおろしているのだろう。 仙石と、菅は、財務省官僚ども(その元締めのひとりは、竹中平蔵 を国内から育てた 富永祐一郎=とみながゆういちろう=。現在、パソナの 顧問) である。許し難いことである。 官僚たちも必死だ。
6.郵政法案が、流産させられて、日本国民の中の賢明な人々にも失望と、かすかな危機感が広がっている。
しかし、それ以上に、大事だったのは、同じく審議未了で廃案にされることが決まった(昨日)、公務員制度改革法案である。それと、派遣法の改正だ。あまりにもひどい派遣労働者たちへの待遇をなんとか法律で救い出そうとするものだ。労働基準法を元に戻して、奴隷労働と、ピンハネを許さない法理念に戻そうという正常な感覚の行動だ。
公務員制度改革法 こそは、日本官僚たちの 息の根を止めるものであった。 各省の官僚のトップである事務次官と、それぞれ8人ぐらいいる局長たちを、すべて部長(級)までとする。そして、次官、局長の職は、国民に選ばれた、若い政治家たちで、有能である者たちが就く、という制度改革 であった。それは、英国のBBCの連続テレビドラマの、「イエス・ミニスター(さようでございます、大臣閣下殿)」で、英国民が、学んだ、官僚どもによる、政治の実権の掌握と、政治家(国民の代表)の、ないがしろ、無力化を、阻止する、という重大な、デモクラシー(民主政治)の 存亡に関わることを、 本気で、日本でも断行しようとした、のである。 自民党の政治家たちでさえ、この「イエス・ミニスター」”Yes, Minister “の 重要性は、死ぬほど分かっている。 官僚たちから馬鹿にされつくして、首相辞任した安倍晋三(あべしんぞう)でさえ、官僚たちを本気で押さえつけて、公務員制度の改革をしようとしたのである。
みんなの党の 渡辺善美(わたなべよしみ)も、「役人天国を許さない」という、重要な標語で、今も闘っている。 だから、奇妙なことに、みんなの党を攻撃する、5億円とかの企業献金のスキャンダルを、アメリカと官僚どもが、クソ・メディアに書かせている。 日本共産党までがグルである。日本共産党も、今は、志位和夫(しいかずお)たち一番上の方から、アメリカに買収されている。恐るべきことだ。
だから、最後の最後では、小沢一郎に、まだ命が続いたら、自民党の中の、ヨゴレ たちを除いた、愛国者たちとの、連携、連帯で、日本国民の愛国派が、大同団結(民族防衛戦線)を作って、 民主党を乗っ取った、洗脳元新左翼 (菅直人は、ベトナムに平和を市民連合=べ平連=べへいれん の活動家あがりである。 かつての仲間たちが、豹変した菅に、驚いている。 あるいは、アイツは、もともとああいう権力志向の人間だった、市川房江さんも、菅の正体を見抜いていた、と吐き捨てている。) たちの思想転向(てんこう)が起きて、アメリカと官僚どもへの奇怪な隷従が起きた。この売国政権を、作り直さなければならない。
7. 私、副島隆彦は、市井(しせい)の一介の評論家でしかないが、自分の予言者、国家戦略家 としての全能力をかけて、目下、進行しつつある恐るべき事態の、本当の姿を、暴き立て続ける。
8. 菅が、財務省官僚たちのいいなりになった、決定的な日は、 菅直人が、この1月26日の 国会答弁で、有効需要の創造 と 乗数効果(マルチプライアー・イフェクト)のケインズ経済学の基礎知識が無いことがバレて、答弁が中断して、しどろもどろになって、、大恥を掻いたものだから、以後、財務官僚たちの作文を読み上げるだけになった。 自分の無知と学力の無能が露見して、恥をかくのが心底いやになったのだろう。
菅は、財務官僚たちに頼らないと何もできない、自分に気づいたのだ。つまり、能力のない自分が、このあと 生き残るには、 ダークサイド(邪悪の側)に転落してでも、何をやってでも、政治家として、生き延びるぞ、と決めたのだ。人間の能力劣等感と、見栄はりの性格からでも、人格の荒廃は始まる。
それから、4月22日に、ワシントンで、アーリントン墓地で、神妙そうな顔をして、無名戦士の墓 Tombs of Unknown Soldier に花輪を捧げた日だ。 この時に、菅は、最終決断として、アメリカに魂を売ったのだ。 あの神妙な表情を、私は、ニューズ映像を通して、ちらりと見ただけだが、アナキン・スカイウォーカーが、ダーズベーダーになってゆく(地獄に堕ちてゆく。 スターウォーズ、エピソード3) おぞましさを、表(あらわ)していた。
9. おかしなことに、今年の一月の、スイスでのダヴォス会議( 世界経済フォーラム。 世界の最高支配者たちが一堂に集まるビルダーバーグ会議の表の顔)に、普通は、日本は首相が参加するのに、なんと、仙石由人が日本政府代表として参加した。 ここで、奇怪な儀式か何かに参加させられて、仙石は脳におかしなものを吹き込まれたのだろう。 「センゴクよ。 今後は、お前が中心となって私たちに、日本の資金をもっと貢げ。いいか」 と。 この世には、本当におそろしい世界があって、地獄の釜が開いているのだろう。
10. 5月31日(月)に、突然と言っていいぐらいに緊急に、中国の 温家宝(おんかほう)首相が、訪日した。そして、鳩山と深刻に会談している。おそらく、温家宝は、「鳩山さん、日本は大丈夫か。アメリカは、凶暴になって、(統合参謀本部議長のマイケル・マレンという海軍提督が、)がむしゃらに、東アジアでも、戦争を始めようとしている。非常に危ない。(表面だけの公式発表とは別に) 中国と、韓国と一緒になって、戦争突入を阻止しなければいけない。 北朝鮮には、アメリカの手に乗るなと、言い聞かせている。あなたも注意してほしい」 と、温は、言いに来たのだろう。
そうしたら翌日、6月1日に、鳩山首相に、相当に、恐ろしいことが起こっている。それが何なのか、歴史の審判にかかることだろう。だから、このとき鳩山は辞任を決めた。
小沢一郎との刺し違え、道連れで、「幹事長も、私と一緒にやめてください」と言ったというのは、”官邸の支配者” 松井孝治(まついこうじ)官房副長官(名古屋、参議院議員、元通産官僚)が作った、ウソの公表を記者たちにしたからだ。 鳩山は悪くないし、国民を裏切っていないことは、やがて、もっとあとになって分かる。 最後の演説で、最後に、涙ながらに近い感じで、「日本は、そのうちに真の独立を勝ち取る日が来るでしょう」 と結んでいる。 鳩山にかかったアメリカからのおそろしい重圧の中身は、そのうち分かる。
11. イスラエルは、9月のラマダン明けの 10月に、イランの核施設を爆撃するだろう。 その準備を急いでいる。イラン国内の 4か所ぐらいに一気に襲いかかって、そのうちの半分は失敗するだろう。
爆撃機の航続距離の問題などで、米空軍の支援(空中給油機など) が必要だ。 凶暴になっている マイク・マレンが、ロバート・ゲイツ国防長官、 ヒラリー と組んでやる。 「もう、戦争をしないと、アメリカの金融恐慌突入は、避けられない」 と考えている。やっぱり、ウォー・エコノミー(戦争刺激経済、戦争経済)である。
だから、極東(東アジア)でも、戦争を起こしたいのだ。 「飛行機のアラブ・テロリストによる爆破・墜落の事件」を何回も、この極悪人たちは、仕掛けるのだが、毎回失敗している。
3月26日に、マレン海軍提督の指示で、米原潜を、韓国の哨戒艦に激突させて、真っ二つにして、46人の韓国兵の死者を出した。マレンは、対潜水艦攻撃(アンチ・サブマリーン)の専門の海軍軍人である。
12. 今度のクーデターの実行部隊長である、玄葉光一郎(げんばこういちろう)も 「反小沢 7奉行(ななぶぎょう)」のひとりである。 7奉行も、その他のクーデター実行犯も、やはり、多くは松下政経塾(まつしたせいけいじゅく)の出身者である。松下政経塾は、日本の秘密結社である。 日本国に害毒をもたらす者たちである。徹底的に、粉砕して、成敗しなければいけないと、私は、本気で考える。そのように公言する。この公言を避ける人々が多いが、私はもう黙らない。 彼らが、ついに今回、共同謀議(コンスピラシー)で、示し合わせて決起したのだ。
13. 小沢一郎が育てた、すぐれた若い政治家たちの集まりである、一新会(いっしんかい)に中に、計画的に潜り込んできた、スパイ 樽床伸二(たるとこしんじ)が、案の定、このあと 国会対策委員長になった。あの、目のつりあがった、にやけ顔で、玄葉や、枝野 と 目で合図を送り合っていた。
自民党政権時代からの悪弊だから、作らなくてもいい政策調査会(政調会、せいちょうかい)を無理やり作ることに動いた。そして 事実、8日の 組閣の際に 、玄葉が、政調会会長 兼 公務員制度改革「をしない」担当大臣になった。 このクーデターの中で以下に名前の出た面々が、玄葉光一郎 と安住淳 の動きに同調する者たちだ。
(転載貼り付けはじめ)
時事通信 2010年6月5日
◇民主会合出席の有志議員
民主党政策調査会(せいさくちょうさかい) の復活を求める4日 の会合に出席した有志議員は次の通り(丸囲み数字は当選回数)。
【衆院】土肥隆一(7)、玄葉光一郎、藤村修=以上(6)、 安住淳(あずみじゅん) 、小林興起、筒井信隆(つついのぶたか)、平岡秀夫(ひらおかひでお)=以上(5)、石毛◆(金へんに英)子、 生方幸夫(うぶかたゆきお) 、奥田建、小宮山洋子、吉田公一=以上(4)、岡本充功、菊田真紀子、篠原孝(しのはらまきこ)、首藤信彦(すどうのぶひこ)、田嶋要、田村謙治(たむらけんじ)、手塚仁雄(てづかよしお)、寺田学、和田隆志=以上(3)、稲見哲男、城井崇、郡和子(こおりかずこ)、中川治、中根康浩、藤田一枝、本多平直、三谷光男、村越祐民(むらこしひろたみ)、森本哲生=以上(2)、斎藤勁(1)
【参院】岡崎トミ子(3)、大河原雅子、風間直樹、金子恵美、鈴木陽悦、徳永久志、白眞勲、松浦大悟、松野信夫=以上(1)
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。 以上の議員たちが、玄葉と、樽床に騙されたか、すでに、確信犯としてクーデターに参加している者たちだ。上記のうち、私が、カッコで、ひらがなで、名前をいれた者たちが、共同謀議者だ。 安住淳(あずみじゅん、宮城5区) は、首謀者のひとりである。 村越祐民(むらこしひろたみ)は、札付きの反小沢主義者だ。田村賢治とともに、平岡英夫も、大蔵官僚(財務省官僚)で、法制局参事官、国税庁の法人税課長 までやった人間で、財務省が、民主党に送り込んだスパイのひとりだ。こういうのが10人もいる。
私が、彼らをここまで、口汚く罵(ののし)らなければ済まないのは、現下の緊急事態で、日本国民の多くが、「消費税が上がるのは、仕方がないのかも。いやだけど。それらの増税が、福祉や社会保障のために使われるのなら我慢する」 という、愚かな考えに染まりつつあるからだ。地獄への道は、己れの善意と愚かさによって敷き詰められている。
14. 今や 危険な事態だ。私たちは、「増税反対、消費税率値上げ反対」の国民運動を起こさなければならない。
増税こそは、日本国民に向けられた刃(やいば)だ。これを、財務省(税金取り、税金ドロボーの親玉たち) に洗脳されて、いいように、脳をあやつられると、私たち日本国民は、本当に地獄にまで連れて行かれる。すべてアメリカに貢がされる。
再度、さらに同じことを書く。 私が、6月8日に、この掲示板に、前に、書いたとおり、大蔵官僚たちが、特別会計(埋蔵金)に、隠(かく)してある206兆円のうちの、今年の分だけとして20兆円を、探し出してきて、官僚たちから奪い取って、日本国民のために使えばいいのだ。 小沢一郎たちは、正しく そのようにやろうと言って、それで、政権交代をしたのだ。マニフェストにそのように書いてある。 鳩山首相が、国民新党(亀井静香代表)との連立政権合意として、「今後、4年間は、増税はしない」とはっきりと国民に約束して、宣言したものだ。
それを、この反革命の、 国民への裏切り クーデターを決行した者たちは、「マニフェストを急いで、大幅に書き換えて、消費税を10%にする」 と、書きかえる、と言い出した。今日明日にも、行うだろう。日本国民への恐るべき裏切りと、反逆行為である。
今日は、ここまでにしておきます。日本人よ、騙(だま)されるな。 副島隆彦拝
こんにちは、名古屋の松です。
菅政権と民主党の方向性についての判断にはもう少し時間がかかると思う。
たしかに、副島先生がおっしゃるように民主党の内部攪乱を引き起こし鳩山元首相と小沢元幹事長を落とすために、たくさんの官僚スパイや隠れアメリカ隷属派が送り込まれているのだろう。
しかし、菅首相が就任後に増税容認発言をしたり、これまでの鳩山元首相や小沢元幹事長らの脱官僚政策の修正をして官僚とともに歩む姿勢をみせたり、沖縄県民よりアメリカ政府に配慮した普天間基地問題の発言をしているのは、これはひとえに参院選で勝利するための戦略かもしれないのである。
鳩山元首相や小沢元幹事長が大マスゴミ(大新聞)や暴走検察やアメリカに追い詰められ、そして、テレビ、新聞、週刊誌を鵜呑みにして、いいように操られる大バカ一般大衆からの支持率低下を仕向けられた状態ではとてもじゃないが参院選には勝てない。
最も重要なことは、民主党が参院選に勝つことである。その次に自民党を壊滅させることだ。そのためには、まずは大バカ一般大衆からの支持率を上げなければならない。支持率上昇に必要なのは、悲しいことだが鳩山元首相と小沢元幹事長が一旦身を引くことでしかなかった。人事に於いてもなるべく小沢氏と距離を置いた印象のものにした。
これで支持率上昇という第一目標は達成した。
そして、大マスゴミ、官僚、アメリカが喜ぶ発言を連発して、宗旨替えしたように見せかけているのでなないか。これらの発言がある以上、悪徳ペンタゴン(植草氏)らは、菅政権を攻撃できない。
菅首相の目標はただひとつ参院選に勝つことだ。
亀井静香氏が閣僚を辞任するのは想定外だったかもしれないが、国民新党が連立政権にとどまるのも、ただ鳩山政権の足を引っ張っただけの社民党とは違うし、枝野幹事長も企業献金の前面禁止を堂々と発言している。蓮舫氏も今後も特別会計をねらって事業仕分けを活用すると発言されている。埋蔵金の存在はすでに周知に事実である。増税議論が活発になれば、特別会計が再度注目されもするだろう。民主党にはまだまだ期待したいのだ。
しかし、このようにわたしの儚い(はかない)願望を書き綴ってもなお、菅首相はもしかしたら本当に、官僚とアメリカ隷属派に取り込まれて魂を売ってしまったのではないかという疑いは強く残る。まだわからない。
敵を欺くにはまず味方からとはよく言うが、菅首相はこれを実践しているのかもしれないのだ。いや、是非そうであって欲しいのだが・・・。 (了)
副島先生の著書・講演等の「真」の言論活動から、世の中の構造の真実と憂いを授かりました者にとり、今回の先生の激怒が幾許の強さかは、推して知るところでございます。
師への恩義、家族を友人達を、守るべき者を守るために、その時には自身も師の後に続く覚悟であります。本気です。
どうか先生、具体的行動等があればこのサイトでの告知、或いは会員宛てへの呼びかけをいただきたく存じます。
副島隆彦です。 私は、この数日、今、激しく怒っています。
「 6・2 反小沢クーデター 」 を決行した 者たちを 許さない。彼らを、徹底的に批判する。
玄葉光一郎(首謀者)、樽床伸二(スパイ)、松井孝治(官邸の主)、大串博志(財務省、主計官あがり ?) 古川元久(財務省が古くから民主党に送り込んだスパイ)、田村賢治(財務省スパイ)、荒井聡(じじい)、佐野忠克 (鳩山を丸裸にした官僚、裏切り者) 、小野善康(阪大教授、増税主義者) ・・・この者たちを、副島隆彦は、徹底的に糾弾する。 このことを、近日中に、今日のぼやきで説明して、日本国民にコトの真実を伝える。事態は、急を要する。
この者たちが、民主党内のクーデターで政権を握るや、とたんに、増税、増税 と言い出した。 消費税を10%に上げる、と怒号(どごう)している。 国民を苦しめる、増税を、なぜ、こんなにも、この 国民の裏切り者たちは、叫ぶのか。
菅直人は、アメリカ様(さま)に因果を含まされて、自分が首相になりたいものだから、ダークサイドに堕ちたのだ。 菅は、 本来、 官僚どもを、叩きのめし、官僚どもの首を切り散らすための、突撃隊長として、行政刷新相 になったのだ。
それが、財務省官僚どもに、取りこまれて、アメリカの言う事をなんでも聞く 極悪人に墜ちた。 財務官僚どもが隠し持っている、206兆円の特別会計(埋蔵金、旧財投=ざいとう=)から、20兆円だけ、ふんだくってきて、足りない予算を穴埋めする係りだった。 そうすれば、増税など必要ない。
それが、どうだ。 菅は、アメリカと官僚どもの 奴隷 となって、国民に、増税で襲いかかってきている。 これは、許しがたい 日本国民への 暴虐だ。 ワルたちが、私たち日本国民の 清廉潔白なる民主党を 乗っ取ったのだ。 私は、断じて、この者たちを許さない。 徹底的に糾弾する。
我らが小沢一郎を、対日本謀略家マイケル・グリーンの戦略に乗って、追放して、自分たちが、今、やろうとしていることが、一体、どれほどの、 国民への反逆罪 行為 であるかを、本気で考えろ。何が、増税、増税だ。馬鹿野郎ども。
枝野幸男(かつて 東北大学 革命的マルクス主義者=革マル=派、JR東日本に今もいる)は、自分の暗い怨念で動く人間だ。 仙石由人(徳島県社会党委員長だった。東大闘争の頃の、共労=フロントという過激派と日本共産党の合いの子のカモノハシのような集団の出 ) も、アメリカの下僕となることをなんとも思わない人間だ。さすがに、新左翼の中のユダと呼ばれた集団の出身である。 菅直人よ。 市川房江さんが、泣くぞ。 国民も泣いているぞ。
樽床伸二と一緒に動いて、正体を表した、20名の者たちよ。小沢派に潜り込んで、内部から攪乱(かくらん)する任務を、誰から教唆されたのだ。
国家戦略家 副島隆彦の目が黒いうちは、お前たちごとき の所業は、軽く見抜いてやる。 私の堪忍袋の緒が切れた。もう、許さん。
副島隆彦記
副島隆彦です。 6月2日(水)の午前9時半の鳩山首相の突然の辞任がありました。小沢一郎幹事長「あたなも辞めてください」という鳩山発言が、新聞・テレビ報道のとおり本当にあったか無いかは分からないが、この事態に対して、私の考えを、書いておきます。これで、「党・幹事長の再任なし」を既成事実化しての、小沢一郎との刺し違(ちが)え、道ずれ であろうかと、議論されている。
鳩山・小沢体制を破壊しようとする、日本のオール官僚たちのクーデターの悪だくみが、実現しつつある。これにテレビ・新聞(マスゴミ)からの 包囲網からある。そして、それらを大きくアメリカの日本謀略部隊が、上から指揮している。
今日6月4日に、民主党の 衆議院・参議院の両院議員総会で、次の代表(党首)が正午過ぎには決まります。菅直人(かんなおと)氏で決まりだろう。 そして菅氏 は、小沢一郎を幹事長に再任しない。
菅直人新代表は、増税(消費税の値上げ)を言うことで、財務省とアメリカの言う事をよくきく人間になった。 それで、愛国者・亀井静香大臣とケンカになった人間だ。ダークサイドに落ちたのだろう。これ以上は、今は、書きません。
私は、佐藤優(さとうまさる)氏との共著の対談本を、 緊急出版するべく、目下急いで仕上げています。 早ければ、20日ぐらいには、発売になるでしょう。 まだ仮のタイトルですが、「小沢革命政権で日本を救え 日本の主人は官僚ではない」 となるでしょう。
私、副島隆彦の今の時点での考えは、以下のとおりです。
「小沢一郎を 前面に押し立てて、正面突破を図る」 という作戦は今は採(と)るべきでない。敵の術中に嵌まる決戦主義(けっせんしゅぎ)の無謀 は避けるべきである。 南北戦争の時の、南軍(コンフェデレーション)のリー将軍は、メキシコにまで戦略的撤退をして逃げ伸びるべきだったのだ。 そうしたら、北軍は、兵站線(へいたんせん、補給路、ロジスティックス)が続かなくて、2年で退却してゆく。
原住民による持久作戦こそは、人民戦争の基本だ。それを、リー将軍は、決戦主義に陥って、敵陣深く、なんと首都ワシントンDC のすぐ近くの、ゲティスバーまで攻め込んで完璧に敗北した。 決戦主義は採ってはならない。
今が、日本国民の踏ん張りどころだ。 敵たちの幾重にも敷かれた、包囲網の外側に逃げなければならない。
アメリカによる 菅直人氏 や 岡田克也氏までもの 取り込みによる、日本の国民革命派 への包囲網は、 7月11日(日) 参院選 の結果としての民主党の一定の勝利までは、じっとして甘受すべきだ。
大事なことは選挙での勝利です。そして さらにあるという 9月の代表選まで、雌伏(しふく)するべきである。 今は 静かにしていて動かないという 小沢一郎 の決定にすべての、こころある人々が忠実に従うのが、正しいと思います。
ですから、私は、佐藤氏が、以下で書く、「小沢一郎は、太平記 の中の、悪党(あくとう)楠正成(くすのきまさしげ)に成りきる」という大方針に私も賛成です。 悪党とは、当時の勝者であった、足利尊氏(あしかがたかうじ)と戦った近畿の地侍(じざむらい)たちの連合体です。 鳩山由紀夫は、新田義貞(にったよしさだ)となって先に斃(たお)れた。 ですから原住民が、最後までしぶとく 柔軟に闘い抜くということが、大事だと思います。
まわりの人々を、同族の人間として、 説得し続けることが大事だと思います。時期が来たら、政治家(国民の代表)たちを支えるべく、私たち国民も動き出しましょう。
副島隆彦拝
以下に、佐藤優氏の、公表されている 最新のすぐれた 情勢分析の文を載せます。
(転載貼り付け始め)
ライブドアニュース
「佐藤優の眼光紙背(がんこうしはい 第74回):小沢一郎が『平成の悪党』になる日」(仮題)
2010年5月31日 脱稿
近日中に民主党の小沢一郎幹事長が 「平成の悪党(あくとう) 」になるような予感がする。
ここで筆者が言う 「悪党」 とは、犯罪者という意味でない。 南北朝時代の南朝の忠臣・楠木正成(くすのきまさしげ) が 「悪党」 と呼ばれたことを念頭に置いている。
手元にある『岩波古語辞典』(1974年版)で「悪党」を引くと、
<中世、荘園領主や幕府の権力支配に反抗する地頭・名主などに率いられた集団。>(13頁) と説明されている。 「悪党」とは、既成権力と戦った・・・・・・の強い武士の集団のことだ。
南北朝時代、日本国家は南朝と北朝の2つに分裂した。 足利尊氏によって代表される武士(軍事官僚) による北朝(ほくちょう) が、京都に偽王朝(ぎおうちょう) を置いていた。 これに対して後醍醐天皇(ごだいごてんのう)によって開始された 建武の中興(国家の建て直し)を断固支持する集団は、奈良の吉野に南朝(なんちょう、吉野朝) を置いた。
武士では新田義貞(にったよしさだ) が、後醍醐天皇側について 戦ったが、足利尊氏によって打ち負かされた。 そこで、悪党の楠木正成が登場し、大暴れする。
5月28日、鳩山由紀夫総理は、沖縄の米普天間飛行場の移設先を名護(なご)市・辺野古(へのこ)周辺とすることを明記した閣議了解を行った。 それに先立ち、日本の外務大臣、防衛大臣、米国の国務長官、国防長官による日米安全保障協議会の共同発表が行われた。
鳩山総理は、移設先について 「最低でも(沖縄)県外」 としていた約束を反故にした。
沖縄のマグマがこれに対して爆発している。このマグマは、これまでと質が異なる。 産経新聞の宮本雅史(みやもとまさし)那覇支局長の以下の記事が状況の深刻さを鋭く指摘している。
<ある県会議員は「県民の大半も国外・県外はありえないと感じていたが、鳩山首相は裏付けのないまま期待を持たせ、簡単にほごにした」 と指摘した上で 「首相が県内移設を言うようになってからは一般県民のマグマをも動かしてしまった」 と話した。
約束を守らなかった鳩山首相の“裏切り”が県民の怒りを招いたのだ。困惑も広がる。「(結果は)基本的には予想通り」 とする財界関係者は 「本心では賛成だが、県内情勢をみると賛成とは口に出せない」 といい、「経済援助の条件闘争という声もあるが、今は条件面の話し合いをできる状態ではない。
それをすると、県民から沖縄を売ったと批判される。自分の意見を言えなくなっている」と説明した。ある革新系議員は過去に一般住民が武装闘争を展開したことをあげ「活動家は排除できても、一般の県民は排除できない。
沖縄の保守のマグマは革新よりも過激だ。鳩山首相が議員辞職しても、このマグマを消せない」と語った。
また、保守系議員は鳩山首相の議員辞職を最低条件にあげ、「責任を取ろうともしない民主党政権は言語道断。
普天間問題の早期解決には今こそ原点に戻って防衛議論を重ね、 県民に理解を求めるべきだ」と訴えた。>
(5月29日産経新聞)
沖縄で一般住民による武装闘争が展開されたことに言及し、「沖縄の保守のマグマは革新よりも過激だ」という沖縄の政治エリートの発言に注目した宮本支局長の記事は問題の本質を衝いている。沖縄の地元紙を読むと事態の深刻さがよくわかる。
これまで、最終的には基地問題で東京の中央政府の意向を受け入れた沖縄の経済界が次のような反応をしている。
<普天間飛行場移設問題 県内経済界、実現不可能で一致 普天間固定化を懸念 日米両政府が米軍普天間飛行場の移設先を名護市辺野古のキャンプ・シュワブ沿岸部 と隣接する海域とする共同声明を発表した ことに、県内経済界は高まる県民の反対運動から「実現は不可能」との見方で一致した。
基地受け入れの見返りとされる経済振興策については「基地に依存して飯を食おうとは思っていない」など強い調子で否定する声が相次いだ。一方で移設作業停滞による普天間飛行場の固定化への懸念も出た。
県商工会議所連合会の国場幸一(こくばこういち)会長 は「反基地運動は今まで以上に激しくなる。嘉手納(かでな)基地の返還運動にまで発展する可能性を米国も恐れているはずだ」 と指摘。
沖縄観光コンベンションビューロー の 平良哲 会長も「9万人が集まった県民大会や名護市長や関係市町村長の反対でも県民の意思は明らか。翻すことは厳しい。日米両政府の進めるこの計画はお先真っ暗だと思う」と話す。
振興策がリンクされることについては、異口同音に強く否定した。県建設産業団体連合会の 呉屋守将 会長は「変な経済振興策に妥協すると、現在の ウチナーンチュ が次世代の ウチナーンチュ に批判される。県民のプライド、自尊心、自立にかかわる問題で、妥協するわけにはいかない」 と強調。
国場会長は「以前は北部の土建業者のメリットになるとして工法の話も出たが、今度はどんな工法であっても受け入れとはならない」と拒否の姿勢を強調した。
知念栄治 県経営者協会長は 「基地に依存して飯を食おうとは思っていない。沖縄は基地依存、財政依存を経て自立経済を考える時期だ。基地建設は一時的には潤うかもしれないが長期的には生産性を落とす」と説明。
「嘉手納より南の基地の返還が遅れることのほうが経済損失は大きい」と述べ、「移設先が定まらず普天間が固定化されるのが最も問題だ。政府の認識を問いたい」と懸念を示した。>(5月29日琉球新報電子版)
これはかつてない事態である。それは、沖縄 が 普天間問題を東京の政治エリート(国会議員・官僚)による沖縄に対する差別を象徴する事案と認識しているからだ。そして、差別に対する怒りと悲しみが沖縄全体に広がっている。この状況を、政治エリートは 客観的に認識すべきだ。
かつてのような「アメとムチの政策」で、基地問題を軟着陸させる可能性はない。辺野古への基地建設を強行すれば、反対派の住民が座り込みをする。それを強制排除すれば、負傷者が出る。そうなると基地反対派だけでなく、保守派を含め、沖縄のマグマが噴き出す。そして、日本の国家統合が危機に瀕する。
閣議了解には、閣僚の署名が必要だ。福島瑞穂少子化担当大臣が署名を拒否したので、罷免された。この結果を受け、30日、社民党は連立政権から離脱することを決定した。
筆者は、社民党が沖縄のためだけに行動したとは思っていない。もし、社民党が沖縄の負担軽減を真剣に考えているならば、福島氏や辻元清美(つじもときよみ)国土交通副大臣 (衆議院議員) らの社民党議員が、普天間の移設先を探すために、死ぬ気で努力したはずだからだ。その形跡は認められない。
さらに社民党は、沖縄に対する東京の政治エリートによる差別の問題に言及しない。 沖縄の立場を代弁して筋を通したという要因よりも、福島氏が罷免され、連立を離脱した方が参議院選挙で少しでも得票を上乗せできるという計算によってとられた行為と筆者は見ている。社民党は、沖縄のためでなく、自分のために目的合理的に行動しているだけのことだ。
本5月31日から政局が流動化する。この原因を社民党の連立離脱に求めては、事態の本質を見失う。今回、なぜこのようなことになってしまったのか?
筆者の見立てでは、起きている国家権力内部の権力闘争で、鳩山総理が官僚に譲歩しすぎたからだ。
現下の日本には、目に見えない2つの国家が存在する。一つは、昨2009年8月30日の衆議院議員選挙(総選挙)で、国民の多数派によって支持された民主党連立政権の長によって国民を代表する国家が存在する。もう一つは、官僚によって代表される国家だ。
内閣総理大臣の職に就いている鳩山由紀夫という1人の人間に、国民の代表という要素と官僚の長という要素が 「区別されつつも分離されずに」混在している。官僚と国民の利害相反が起きるときに、総理のアイデンティティー(自己同一性)の危機が生じる。
官僚は、国民を無知蒙昧(むちもうまい)な 有象無象(うぞうむぞう) と考えている。有象無象によって選ばれた国会議員は無知蒙昧のエキスのようなものと官僚は見下している。そして、国家公務員試験や司法試験に合格した偏差値秀才型のエリートが国家を支配すべきだと自惚れている。
自民党政権時代は、「名目的権力は国会議員、実質的権力は官僚」 という実質的な棲み分けができていたのを、民主党連立政権は本気になって破壊し、政治主導を実現しようとしていると官僚は深刻な危機意識を抱いている。
この危機意識は、実際は官僚が権力を大幅に削減されることに対する異議申し立てに過ぎないのであるが、官僚の主観的世界では 「このような輩(やから)が国家を支配するようになると日本が崩壊する」という「国家の危機」という集合的無意識意識になっている。
官僚は、現在、2つの戦線を開いている。第1戦線は、検察庁による小沢一郎潰しだ。 第2戦線は外務官僚と防衛官僚による普天間問題の強行着陸だ。特に外務官僚は、「アメリカの圧力」 を巧みに演出しつつ、自民党政権時代に官僚が定めた辺野古案が最良であることを鳩山総理が認めないならば、政権を潰すという勝負を賭けた。
鳩山総理は、現状の力のバランスでは、官僚勢力に譲歩するしかないと判断し、辺野古案に回帰した。鳩山総理の認識では、これは暫定的回答で、段階的に沖縄の負担を軽減し、将来的な沖縄県外もしくは日本国外への模索を実現しようとしているのであろう。
しかし、この状況を官僚は「国家の主導権を官僚に取り戻した象徴的事案」と受けとめている。
しかし、この象徴的事案は、官僚勢力に対する敗北になり、民主党連立政権が政治生命を喪失する地獄への道を整える危険をはらんでいる。筆者は、小沢幹事長がそのような認識をもっているのではないかと推定している。
小沢幹事長が「鳩山総理が平成の新田義貞になった」という認識をもつならば、自らが悪党になり、政局をつくりだそうとする。小沢氏が直接政権を握ろうとするか、自らの影響下にある政治家を総理に据えようとするかは本質的問題ではない。
小沢一郎氏が 「平成の悪党」になるという決意を固めることが重要だ。
小沢氏が「平成の悪党」になる決意を固めれば、官僚に対する決戦が始まる。 参議院選挙はその露払いに過ぎない。今後、天下が大いに乱れる。
(2010年5月31日脱稿)
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦拝
「新ベンチャー革命」から貼り付けます。
(転載貼り付け開始)
2010年6月3日 No.136
「小鳩W辞任:好事魔多し、狂喜乱舞のマスコミよ覚悟しておけ」
1.鳩山首相辞任:デジャビュ(既視感)あり
2010年6月2日、鳩山首相が、首相就任後、わずか8カ月半で辞任しました。1993年、小沢氏の支援で首相となった細川氏とほぼ同じく、短期の首相に終わってしまいました。あのとき、細川氏を応援していた筆者は、随分、くやしい思いをしましたが、今回、細川悪夢の再来です。小沢氏は同じ失敗を二度しないと信じていたのですが・・・、非常に残念でなりません。
鳩山氏と細川氏に共通するのは、(1)バックに小沢氏が控えている点、(2)日本の対米従属からの脱却に挑戦した首相である点、(3)米国の成り上がり寡頭勢力の一目置く、由緒正しい出自の首相(毛並みが良い)である点です。つまり、両氏とも米国戦争屋(米国寡頭勢力を構成する)に逆らおうとした伝統ある日本国の首相です。小沢氏もさぞかし無念でしょう。
昨年9月、鳩山首相就任当初から、東京地検特捜部の失脚工作やナベツネ率いる悪徳マスコミのネガキャンは執拗・異様であり、筆者は鳩山首相が細川氏の二の舞になるのを非常に懸念していました。今回の辞任発表で、まさにその懸念どおりになってしまったのです。日本人エージェント(悪徳ペンタゴンを構成する)を自由自在に操る米国戦争屋ジャパンハンドラーのあまりの狡猾さに絶句です。と同時に、小沢・鳩山コンビを背後から狙った悪徳ペンタゴン日本人の卑屈・卑怯の心根に強い憤りを覚えます。
2.鳩山首相は裏切り者か?
今回、鳩山首相辞任に伴い、同氏への評価が、親・民主党系政治ブロガーの間で、真っ二つに割れています。鳩山評価の割れるポイント、それは、鳩山氏が小沢氏を道連れ辞任させることに成功し、あろうことか、小沢氏との会談直後、ヤッタゼ!という親指サインを報道陣に見せたことにあります。
5月4日、鳩山首相の沖縄訪問時点以降、同首相は、米国戦争屋に全面降伏しているのは確かです。その延長線上で観ると、鳩山首相は親・戦争屋に寝返って、あろうことか、悪徳ペンタゴン(戦争屋の奴隷)の究極の敵・小沢氏を幹事長の座から引き摺り降ろすことに加勢したということになります。確かに今、悪徳マスコミは狂喜乱舞しています。
鳩山氏が隠れ親・戦争屋ではないかという疑惑の兆候について、筆者はすでにその証拠を発見・指摘しています(注1、注2)。ただ、これをもって、鳩山氏がホンモノの親・戦争屋であると決めつけることはまだできません。
ところで、民主党には何人かの親・戦争屋議員が、トロイの木馬のように潜り込んでいます。そして、鳩山内閣にも、前原氏など明らかな親・戦争屋議員が閣僚として入閣しています。この人事は鳩山氏の了解の下で行われているのは確かですが、小沢氏の意向に逆らって行われているのかどうかは定かでありません。
しかしながら、小沢氏には、昔から“日本における親米二大政党体制の実現”、すなわち与野党どっちに転んでも、所詮、米国寡頭勢力(戦争屋および銀行屋)の掌中、という隠されたウラ・ミッションがあり、依然、そのウラ・ミッションは消えていないというのが筆者の持論です(注3)。露骨な親米の前原氏など親・戦争屋議員(小泉一派に近い)が何人も民主党内で泳がされていることが、その根拠のひとつでもあります。もちろん、そのウラ・ミッションはあくまで、元々、米国寡頭勢力からの要請であって、小沢氏本人の理想では決してありません。
いずれにしても、小沢・鳩山コンビは、政権交代後、凶暴な米国戦争屋対策として、鵺(ぬえ)のように振舞ってきたのは確かです(注2)。だからと言って、鳩山氏が真の裏切り者かどうか、現段階で、筆者はわかりません。
故・中川昭一氏のように、真正面から、戦争屋に挑むと、政治生命どころか、ほんものの命までも危ないですから(注4)。
3.とにかく、参院選に勝つこと
小沢・鳩山コンビの辞任の共通目標、それは、7月の参院選に勝つこと、その1点でしょう。悪徳ペンタゴン退治の成功条件、それは、何をさておいても参院選に勝ってみせること、これしかありません。昨年8月のように、民主党に追い風は吹かないかもしれませんが、まず悪徳ペンタゴン・マスコミのネガキャンを止めさせることが必要です。国民が、彼らに踊らされることはよくわかっていますので。
与党小沢氏は、すでに組織票固めを終えており、7月参院選挙まで、与野党にとって残された時間は少ない。その間、野党自民の復活は到底、おぼつかないでしょう。さらに小沢・鳩山コンビが交代するので、今後、悪徳マスコミはアンチ・民主のネガキャンをやりにくくなります。まさに、肩すかし戦法です。
4.マスコミに扇動された国民がふとワレに返るタイミング
政権交代から1年弱、この間、国民の眼前に露わになったもの、それは悪徳ペンタゴンの正体です。大手マスコミのあまりに異常な偏向性、そして検察官僚の露骨で悪質な恣意性です。ネット愛好者ならずとも、いくら鈍い人でも、さすがに彼らは異常だなと気付いているはずです。お人好し国民は、自分たちが扇動されている最中は、ふらふらと扇動されてしまいますが、扇動が止んで、ふとワレに返ったとき、ふっと気付くものです。小泉フィーバーのときも同じでした。だから、遅ればせながら政権交代が起きたのです。参院選まであと1カ月ちょっとです。国民がワレに返るのにちょうどよいタイミングです。
これまで、マスコミは鳩山首相を叩きまくってきましたが、それにつられて鳩山イメージを悪化させてきた国民は、ふとワレに返って、振り返ってみると、なんで鳩山首相は、あんなに叩かれていたの?と疑問が湧くはずです、なぜなら、冷静に戻って振り返れば、鳩山首相に辞任するほど大きな失政(国民益に反する失政)は見当たらないからです。その証拠に、世論調査では鳩山内閣支持率は下がっていましたが、すぐに辞任する必要はないという結果がでていました。
鳩山氏の直接の辞任理由である普天間失政でマスコミは大騒ぎしましたが、親・戦争屋マスコミは、普天間問題を意図的に安全・騒音問題に矮小化していたため、多くの国民にとって、冷静に考えれば、直接おのれの利害が絡む問題ではありませんでした。
政治とカネの問題にしても、自民党政治家の方がはるかに悪質なわけで、マスコミの叩き方が異様であったと国民はすでに気付いているでしょう。
マスコミの洗脳手口は一種の催眠術ですから、国民がふと目覚めたとき、国民心理として反動(リバウンド)が起こってくるものです。そうなれば、浮動層が自民や自民系新党にそれほど流れることはないでしょう。
5.好事魔多し、悪徳マスコミよ覚悟しておけ
今、マスコミを含む悪徳ペンタゴン連中は念願かなって、小沢降ろしに成功し、笑いが止まらないようですが、好事魔多し、です。
元々、マスコミや官僚など、悪徳ペンタゴンの動機は不純であり、国民を扇動して、おのれの既得権益を守ろうとしていただけです。国民の利益はこれっぽっちも考えていません。マスコミにも官僚にも正義はまったくないのです。このような場合、扇動された国民は、よほど間抜けな人を除き、いずれおかしいと気付きます。そして、マスコミや官僚に対する不信感が一挙に盛り上がってきます。選挙の神様・小沢氏は、その国民心理リバウンドのタイミングに参院選の日程を合わしていると思われます。
注1:ベンチャー革命No.301『真夏のオリオン:軍事プロパガンダの証拠を見たり』2009年5月31日
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/mvr301.htm
注2:本ブログNo.49『苦渋の戦争屋(=CIA)対策:鵺(ぬえ)となる民主党』2009年12月1日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/4244445.html
注3:本ブログNo.47『まだ消えない小沢民主党幹事長のウラ・ミッション疑惑』2009年11月24日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/3872406.html
注4:本ブログNo.32『中川元財務大臣:衝撃の突然死を憂う』2009年10月5日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/1590722.html
ベンチャー革命投稿の過去ログ
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/melma.htm
テックベンチャー投稿の過去ログ
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/8285/column-top.html
(転載貼り付け終了)
「渡瀬夏彦の『沖縄 チムワサワサ 日記』」から貼り付けます。
(転載貼り付け開始)
2010年06月01日
「米国の脅しか、後ろめたい取引か」by東京新聞「こちら特報部」
きょう(6月1日)の東京新聞「こちら特報部」(24面~25面)は、[日米共同声明を読み解く]と題し、巨額拠出とその使途が問題視され続けている「思いやり予算」について、他のメディアにない踏み込み方をしている。
アメリカの言いなりになって拠出してきた巨額の「思いやり予算」が、今後はグアムの米軍基地においても新たに適用され、なし崩し的に拡大されようとしている点に、疑問を投げかけている。
「グアムに思いやり予算?」「エコ強調 日本をあてに」という大見出しを掲げ、この問題に対する複数の専門家の指摘を紹介したうえで、桜美林大学元教授の吉田健正氏(渡瀬注:米海兵隊が全面的にグアム移転する方向を、じつは米軍自体が示してきているのだから、普天間基地の代替施設を沖縄に造る必要などない、という主張をしている人=伊波洋一・宜野湾市長の主張とまったく重なる)の、次のような問いかけの言葉で記事を結んでいる。
《「米軍は冷戦後、ドイツやフィリピン、韓国など世界各地の基地を閉鎖・縮小した。日本だけが思いやり予算で駐留米軍の住宅などを面倒みて、基地返還後の原状回復費も負担する。米兵が起こす事件、事故も治外法権といえる状態が続いてきた。排ガスや騒音など国内基地の対策もなされないまま、国外の基地はもとより環境対策まで面倒みるなんて、こんな国がほかにあるだろうか」》
そしてわたしは、この特集記事の[デスクメモ]にも注目した。
こんな文章である。
《鳩山首相の急転直下の辺野古回帰には言葉を失った。だが、あきれてばかりもいられない。一国の首相がおびえたように顔をこわばらせ、目を泳がせて前言を翻す。それには、それなりの事情があるはずだ。米国の脅しか、後ろめたい取引か。これを暴くことこそがメディアの仕事だと肝に銘じている。(充)》
頼もしい限り。今後の報道に期待したい。
そして政治・外交・軍事オンチの沖縄在住ライターとしては、せめて改めて、心からエールを送りたい。
がんばれ東京新聞、ますますがんばれ「こちら特報部」!!
わたしも、わたしなりの視点からではあるが、微力ながら「普天間問題」について書きつづけよう。
(転載貼り付け終了)
澤田正典です。今日は平成22年6月3日です。
国民の利益のために、鳩山首相は本当に尽くして下さった。私は鳩山首相に心から感謝しています。
私は首相は勇退したのだと考えています。これから、誰にも決して回避できない、世界中の国家の破産処理が始まります。それに、鳩山首相が当事者として直接重責を担う必要は無い。鳩山首相の責任で、巨大な借金が作られたのではないのだから。
このあとの破産処理の中で、必然的に、鳩山首相をけなしてきた、マスゴミに洗脳されっぱなしの、30パーセント程度の日本国民は、なす術も無く大やけどを負っていきます。既にそれなりに大やけどしている。彼らはこれから、もっと悲惨な状態になってゆくことになるでしょう。今までも、自民党政権時代の補助金やら政府保証のついた貸出金やらで、宝くじに当たったも同然の、とても良い思いをしていた自民党べったり支持の皆様が、政権が交代したら、まあ、どれだけ下品に鳩山首相をいじめていたことか。全部、70パーセントの国民は、苦々しく、それでも首相の上品な態度に見習って、じっと耐えてきたんだ。
それで宜しい。
だから、首相は勇退なされたのです。私は、じっくりと、益々力を内に満たして、静かにもっと強く生きていくのだ。鳩山首相の品のある態度に、私は学びました。
澤田正典 拝
副島隆彦を囲む会の会員である湯浅と申します。
会員の皆さま。
本日の鳩山さんと小沢さんの辞任は、一国の首相がお辞めになるのではない。我々が負けたんです。鳩山さんの足を引っ張り、恫喝したのは黒い眼の米国人(官僚、マスコミ、国会議員)だけではない。我々がブログや2ch、飲み会の席でも何でもどのような媒体にせよ、我々が属国の下等市民であるという冷徹な事実と誰が我々の真の敵であるかを声高に叫び続けなかったことが鳩山さんと小沢さんの足を引っ張ったんです。
中川昭一さんに続いて鳩山さんを殺したのは、自由を獲得するために戦わなかった日本国民すべてであり、漠然とこの掲示板を眺めている自分達こそが売国奴だったです。我々も戦いましょう。