[966]私の私的なことを含めた、ご報告です。 

副島隆彦 投稿日:2012/05/21 08:08

副島隆彦です。 今日は、2012年5月21日です。

1. 金(きん、ゴールド)の値段が、この2ヶ月ずっと、かなり下落してきていたのですが、先週末、切り返しました。 金融の素人の皆さんにとっては、今が金(きん)の買いどきです。 副島隆彦はそのように考えます。 私の本を熱心に読んできた人たちで、ここのサイトを読みに来ている人で、自分の資産を守ることに本気の人は、私が書くことに信頼と信用を置いているはずです。

 金(きん)の国際価格(1オンス、31グラム)で、1526.7ドル(5月16日の最安値)まで下げましたが、すぐに1600ドル近くまで戻しました。 それの反映としての国内の金価格も、ついに1グラム4000円を割って、3958円(5月17日)という安値になりました。しかし 今日の月曜日から 4100円台になりすぐに4200円になるでしょう。

 自分の資金に余裕のある人は、先物業者(さきものぎょうしゃ。エース交易、第一商品、フジトミ、岡藤=おかとう、オリエンタル商事、ひまわりCX などの 東京工業品取引所の会員たち。もう30社ぐらいに減ってしまった。)に行って、「副島隆彦が推薦していた」と言っていいですから、そこで契約して、先物で買って、一年以内に、現物(げんぶつ)で引き受け=買取なさい。 

 田中貴金属、徳力、石福などの大手の小売業者で買うと、身分証明書をだせ、税金の申告書を書け、と、ものすごくうるさいです。これらの小売店では、上記の金額に 250円(消費税分200円と手数料がはいっている)かかる。金(きん)を売るときには、消費税分が帰ってくる(金という鉱物は消費できないので)。だから100円ぐらいのちがいだ。

 日本は、(ヨーロッパとアメリカもそうだが)私がずっと書いて来たとおり、 官僚どもによる、大増税 と 金融統制(きんゆうとうせい)体制に急激になりつつある。だから 私たち国民は真剣に身構えて、これからの「上からのファッシズム体制」に抵抗して、闘う準備をしなければいけない。

2. 株式が、欧米も、日本国内も先週、大きく下落した。日経平均は、8600円にまで下落した。 政府による景気回復の囃(はや)し立てはウソだったと国民は気づいた。それで、今、まだ書店に積んである 私の最新刊の本 『欧米日 やらせの景気回復』(徳間書店刊)が、売れている。まだ読んでいない人は、買って、しっかり読んでください。誰が読んでも分かりやすい、「なるほどなー。そういうことだったのか」のおもしろい金融物語になっているはずです。私は、最近は、自分のことを評論家というよりも作家に近い、と思うようになった。

3.私、副島隆彦に 税務調査が始まって、税務署員(トッカン部門 と言って、特別税務調査官だそうだ)がふたり来た。 私は、言論人として、裏に財務省、金融庁、国税庁が控えている私への言論弾圧と戦わなければ済まない。

 前回、2004年の税務調査は、私たちの学問道場(「副島隆彦を囲む会」)の会費収入をすべて、私、副島隆彦への一体課税でやってきた、違法なものだった。今回は、それはやらないようである。 向こうも、あまりに無理な、むちゃくちゃな強制課税をやったことを恥じているのだろう。

4.私、副島隆彦が、自分でこれまでずっと30年間、書いてきたとおり、全身評論家であり、暴き系言論人である。 自分への国家権力からの攻撃に対しても、堂々と闘う。私の学問道場の大方針 、それを「真実暴(あば)き教」という宗教だとすれば、その 教義は、 1.すべてを暴け。 2.世の中は騙(だま)しだらけだから騙されるな。 3.すべてを疑え。4.お金の話を嫌(いや)がるな。 そして、最近、作った、5.一切の偽善(ぎぜん、ヒポクリシー)を拒絶する。 である。だから、この教義に従って、私は自分のこともすべて書いて闘うしかない。

5.若い人たちや、貧乏なサラリーマン、引き篭もりのネット人間たちには、税務署との闘いなど、一生涯、縁のない話だ。 それに対して、私の金融・経済本の読者である、小金持ち(少資産家)、経営者、自営業者たちは、この税務署からの 攻撃、いやがらせと、ずっと親子3代とかで、闘ってきた人たちだ。 だから、私は、彼らに対して助言と、人生の生き方の指針を与えてきた。 私には、彼らからの大きな信頼と 信用がある。

「副島隆彦という人は、ウソをつかない人だ。自分をだまさない人だ。だから私は、この人の書くことを信用する。他の評論家や、テレビに出ている人たちとは違う。」と言ってくれる。 この世で一番大事なものは、信用と信頼と尊敬 だ。

6.官僚(上級公務員)たちは、自分が東大法学部を出て、頭がいい、人に上に立つ人間だ、と思い込んでいる。だが、人々、国民 からの尊敬がない。いくら 本省の課長です、部長、局長、政府のなんとか審議会の委員です、と言っても、信用と尊敬がない。 信用と尊敬がない者たちは、どうせ「顔なし君」だから、誰も知らない。国民からの負託(ふたく)=信託=信用=信頼=尊敬 が有って初めて、その 者は、国民の代表者(公務員)であり、権力・権限を行使できるのだ。

7.そして、国民との信頼を裏切った、と分かったら、逍遥(しょうよう)として、腹を切らなければいけない。自分に与えられた信頼と責任を果たせなかったと分かったら、

 首をつって、国民に詫びて死ななければいけない。 上に立つ者が、責任を取らなかったら、下にいる者たちが、悲惨なことになるのだ。上の人間が、無責任の 恥知らずどもで、ただ威張りたいだけの 馬鹿野郎だったら、国民はひどい目に遭(あ)わされる。今のような、アメリカの手先どもの政治家たちが、アメリカの脅しと脅迫で、地位についている。

 真の日本国民の指導者であり、生き方そのものが尊敬を集める偉い人である小沢一郎を、こんなにも、法務官僚、裁判官どもまで使って、いじめている。 私たち日本国民の 苦境と、悲惨は続く。アメリカ帝国の本拠地の ニューヨークで、金融大爆発が起きて、ニューヨークの金融ユダヤ城が、ボーボーと燃えて瓦解する、その日まで、私たちのしぶとい、原住民としての、根拠地戦の、抵抗の闘いは続く。 

 私、副島隆彦は、自動的に、この日本国民の闘いの指導者のひとりとなっている。その言論戦線の部門を、真剣に受け持っている。それは国民からの信頼と負託と尊敬 によってである。

8.福島原発の事故では、あれほどの事故を起こしたのだから、東電の幹部の副社長ぐらいでもいいから、せめて一人でも、首をつって死んでくれていたら、どれぐらい日本国民は、救われたことだろうか。原子力委員、安全委員長の歴代の一人でもいい。重たい責任を真剣に受け留めて、国民への信頼を裏切ったことを恥じて、自分でそれを強く感じて、ただひとり死んでくれたら、と、私、副島隆彦は、本気で思います。

9. この 4月19日に、「そんなことまで言われると・・・・こちらにも五分の魂があります。それなら(東電を)潰(つぶ)してください」と 勝俣恒久(かつまたつねひさ)東電会長は、声を震わせて、うめき声を上げたという(5月12日づけ日経新聞)。仙石由人(せんごくよしと)と枝野経産省大臣に対してである。

10. 勝俣や、前の清水や、今の西澤程度の者たちでは、小物だ。どうせ始めからただのサラリーマンあがりだ。 本当に首を吊るべきは、小宮山宏(こみやまひろし)である。小宮山は、今も東電の監査役のはずだ。小宮山は、今は、三菱総研の理事長だ。東大工学部の教授時代から、原子力委員長、安全委員長をずっとやっていた。東大総長にもなった、生き方上手だ。あまり勉強(学力)は出来なかったそうだ。西村肇(にしむらはじめ)先生が、そのように証言している。このことは、私たちが書いて出した『放射能のタブー』(KKベストセラーズ刊、2011年11月)にも書いてある。

11. この小宮山宏の弟子が、鈴木篤之(すずきあつゆき)で、その後が、今の、まだ、ひょーひょーとまるで他人ごとのように、安全委員長もやっている斑目春樹(まだらめはるき)だ。 武田邦彦(たけだくにひこ)は、こいつらにあやつられて、国民撹乱(かくらん)用に使われている、お調子者の小ワルだ。 だから、総責任者の 小宮山宏が、首を吊るべきなのだ。このようにはっきりと書いておく。副島隆彦をそこらの三下奴(さんしたやっこ)の、物書き程度だと思うな。

12. 私への国税庁=税務署からの 調査の件だが、彼らは過去3年を調べるそうだ。2009年には、私の年収は9千万円あった。2010年は、7千万円。2011年は6千万円あった。私の奥さん(配偶者)がそのように計算して、申告している。2009年は、私は、サブプライムローン危機 と 翌年のリーマン・ショックを 予言で当てた『ドル覇権の崩壊』や 『恐慌前夜』などを書いたので、収入が上がっていた。もうこんなことはないだろう。  私は、本の売り上げの1割=10%(一冊1600円なら、160円)を出版社から、そこから源泉徴収されたりして、それで暮らしている。 

13.59歳になった私は、もう貧乏人ではない。しかし、私の暮らしは、決して金持ち、富裕層のようなものではない。私は、集まってくる若い弟子たちを抱えているから、お金がかかる。 私は、ずっと貧乏物書きをやって、30代、40代を生きてきた。父親は医者だったが私に財産らしき物はなにも遺さなかった。だから九州から出てきて学生時代から、東京でずっと普通のサラリーマン階級並で生きてきた。

14. 皆さんに教えておきます。 「脱税」という言葉は、気軽に使わないほうがいい。それでも脱税というのは、収入隠しの 一億円以上のものをいう。新聞などではそのような基準で使われてきた。国税庁自身が、そういう理解で動いてきた。しかし、金持ち、経営者たちを脅しあげるために、このコトバを使う。 私には、収入隠しは全く、ない。そのことを向こうも分かっている。 

 そうなると、あとは、「この経費は認められませんね。事務機にしては、いいのを買っていますね。 10万円以上は、減価償却しなければ」 などと、今どき、2年で買い換えなければいけない、消耗品の 文房具であるコンピュータのことなど、まったく知らない。 こういう ねちねちした いじめを 私、副島隆彦に仕掛けてくるのだろう。 

 申告納税制度、実質課税の原則により、私の申告を 向こうは、そのまま認めるべきなのである。

15. それと、消費税の分の計算のやりなおしだそうだ。 私は、きわめて不愉快であるが、国家権力とのこのあとの 交渉ごとを、ずっとやり続ける。前述した、私たちの学問道場の 教義の 4.の 「お金の話を嫌がらない」 の本義に従い、これまでの、日本の従来の知識人像の「お金の話は卑(いや)しいことだから、しない」というのとは違った地平(ちへい)に私、副島隆彦は立つ。 お金のことこそは大事だ。そして自分にまつわるお金のことも、私は、言論人で作家なのだから書かなければいけない。

16 . 人類史を 一番、大きな観点からみると、仏教もキリスト教も、儒教(日本では儒学) も 神道(本当は中国の道教)も、それから左翼インテリたちも、「お金を話しをいやがる」という綺麗事(きれいごと)の態度に出たものだから、だから、ユダヤ教(ユダヤ思想ともいう。Judaism)に 負けたのだ。私、副島隆彦は、そのように解明して、今、「日本の仏教1500年の全体像を解明する」本を、書いている。もうすぐ書き上げる。

17.従って、私一個の私的な 税金問題ではありますが、以後は、定期的に、どのように進展したかを報告します。 どうしても また、財務省=国税庁=税務署に、抗議行動を行わなければならないときには、弟子たちはじめ、会員の皆さまのご協力、ご支援を期待し、お願いすることになると思います。  副島隆彦拝