[96]小沢つぶしはまだ終わらないが
検察審査会がまたしても小沢起訴相当と議決した。今朝の朝刊もテレビも、このニュースに対する記事とコメントであふれかえっている。
また、うんざりするほどの「政治とカネ」の大合唱だ。
これで尖閣列島はどこかへ飛んでしまい、枝野の「悪しき隣人」発言もどこかへ消えてしまった。尖閣列島で思い切り叩かれるであっただろう菅と仙谷は、胸をなでおろしているに違いない。彼らにとっては実にいいタイミングであったことだ。
小沢よ泣くな。口惜しいだろう。辛いだろう。だが、小沢一派は今こそ団結して、さらに結束を強めて戦ってもらいたい。戦後65年間もこの国を牛耳ってきた、植草氏の言葉を借りれば「政・官・業・外・電」の悪徳ペンタゴンがそう簡単に屈服するはずがない。新聞で伝えられるように「これは権力闘争なのだ」。
いま、西松や水谷や、天の声だとかは誰も言わない。4億円がどこから出てきたのか。何故、収支報告書への記載が実際とは食い違っていたのかとしか言わない。言えないのだ。
あの軽薄極まりない、へらへらした辛抱治郎というコメンテーターが、今朝も大きい声で言っていたのは「4億円で土地を買った。これは事実です。その政治資金収支報告書が間違っていた。これも事実です。で、その4億円はどこから出てきたんだ。これをきちんと説明していない」というようなことを大声で何度も何度も言っていた。しかし、西松や水谷のことは一言も言わなかった。
敵の狙いは、小沢を有罪には出来ないので、今はダーティーなイメージだけは徹底的に与えておこうという攻め方になっている。小沢の影響力を奪い、信望が集まらないようにしておこうということだろう。ほんまに汚い奴らだ。
いずれにしても、小沢の影響力を奪うためには、これからも徹底的に攻めてくるということだ。
小沢以外に今この国の対米従属と官僚支配を変えようとしている人はいない。
今までも不撓不屈で戦ってきたのだから、これからもがんばってもらいたい。今回の党首戦の最中に、大阪ではものすごい小沢コールが起こったそうだが、小沢支持の声は高まってきつつあると思う。