[930]資格と信用と誇り

加地 龍太 投稿日:2012/03/29 23:44

「副島隆彦の学問道場」学生会員 会員番号7416番
加地 龍太(かじ りょうた)です。
以下「~だ。~である。」調にて、「資格と信用と誇り」について思考したことを記載します。

資格は信用の証だ、という意見を唱える人々が私の周囲に多々いる。
その意見には概ね、同意だ。だが、信用は自分自身に帰属させることが一番良いと私は思っている。
資格は、私に取ってはただの浮世の飾りだ。
「一廉(ひとかど)の人物」と言われている人間は皆、自分の人格に信用を帰属させている。
私の知っている身近な偉人たちもそうだ。私の母方の祖父母が身近な偉人たちの中で、最も偉大な人物たちである。

私の祖父母は、山形県の田舎から上京し「加地組」という土木会社を設立して約40年間、土木系の仕事をした。その過程で周囲の人々から信用を得た。元神奈川県知事である松沢成文氏や国会議員の笠ひろふみ氏などと交流し、地元を基盤にしている地方議会の議員さん方、地元産業の経営者の方々が時たま家に来る。
「加地組」をやめた今でも尚、そういう関係が続いている。

これは、祖父母に何かの資格があるからそうなっているのではない。
約40年間、信用を守って生きてきた結果なのである。
40年間の結晶が祖父母の信用になり、それが人格と名前に帰属している。
これこそが、本物の信用なのである。

副島隆彦先生も、「副島隆彦」という名前に信用が帰属している。
「この人の書いた本なら読む。」という人間が多々いるということが、
副島隆彦先生の名前がブランド・ネームになっていることの証であろう。
無論、私は反カルト宗教団体の人間ゆえ、カルト団体の白痴が教祖を妄信するように、生きている人間を妄信したりはしない。
客観的学問的な根拠や証拠に基づき、不確実性(ブラック・スワン)が支配する現実世界を出来るだけ正確に予測し、事実を立証する本を書いておられるからこそ、私は副島隆彦先生は信用するに足る人物だと思っている。

以上のように、浮世の飾りに過ぎない諸々の資格(たとえば学位など)に誇りを持っている人間は、はっきり言って第二流の白痴だ。

以上のことは、先日私が知人に語ったことでもあります。
何かご意見(この野郎、何を言ってやがる的な批判でも)がありましたら
私のアドレスにメールを送って下さい。宜しくお願いします。

加地 龍太 拝