[910]実業家=商売人としての心構え

加地 龍太 投稿日:2012/03/14 00:31

「副島隆彦の学問道場」学生会員 会員番号7416番
加地 龍太(かじ りょうた)です。
以下「~だ。~である。」調にて、実業界の人間としての心構えを思考した文章を書かせていただきます。

私の家の近所に某神社がある。その神社はパワースポットとして凄まじく効果的だという。私には、人のオーラが見えたり霊体が見えたりする特殊能力はない。
だが、私のような凡才でも「居心地の良い場所」と「居心地が悪い場所」の判断はつく。それくらいの感性は持っている。
今日(と言っても13日)、その某神社に行ってきたが、上記の話を聞いた後に行くと何やら感覚が違った。境内に入り、一度深呼吸をしてみて判った。
空気が澄み切っているのである。「居心地が良い。」と感じた。

これは商売をするときの心構えに繋がると思った。クライアントは「居心地が良い店」に来店することを望むであろう。いかなるサービスを商品にしている場合でも、対人商売(客商売)をしている店であるならば、クライアントに「居心地の良さ」を提供するのは必須である。
私が昔から通っている床屋の人たちは、私に「居心地の良さ」を感じさせる。それゆえ、私はずっとその床屋に通い続けているのである。

「居心地の良さ」の理由は、気さくな応対とその場で働く人物たちの自分の仕事に対する誇り・意識である、と私は思う。
その場で働く人物たちが自らの仕事に誇りを持っていれば、自然とその職場の雰囲気は良くなる。私の通っている床屋の人たちは、理髪という自分の仕事に誇りを持っているので、自然と店の空気(ニューマ)が良くなるのだ。
それゆえ人が集まり、店が保っているのであると思われる。

ジョン・ダヴィッドソン・ロックフェラー1世の言葉に「成功の秘訣は、当たり前のことを、特別上手にすることだ。」というものがある。
ロックフェラー1世については、リバータリアニズム的実業を壊滅させたり、敵対するロスチャイルド系のアメリカ内資本を叩き潰して自らが所有する資本でアメリカ国内の経済が立ち回るようにする、という目的で1929年の世界恐慌を引き起こしたり、と文句は多々あるが、実業家としてはやはり超一級品の人物なのだろう。
彼の語った言葉には、納得させられることが多々ある。上記の言葉もそうだ。
丁寧な応対、気配り、礼儀正しさ、などの当たり前のことを人一倍 上手にすることが、仕事を成功させることに繋がってゆくのだろう。
私、加地龍太は、この心構えを忘れない。

何かご意見がありましたら、私のアドレスにメールを送って下さい。
宜しくお願いします。

加地 龍太 拝