[9]菅政権について

投稿日:2010/06/11 14:13

こんにちは、名古屋の松です。

菅政権と民主党の方向性についての判断にはもう少し時間がかかると思う。
たしかに、副島先生がおっしゃるように民主党の内部攪乱を引き起こし鳩山元首相と小沢元幹事長を落とすために、たくさんの官僚スパイや隠れアメリカ隷属派が送り込まれているのだろう。

しかし、菅首相が就任後に増税容認発言をしたり、これまでの鳩山元首相や小沢元幹事長らの脱官僚政策の修正をして官僚とともに歩む姿勢をみせたり、沖縄県民よりアメリカ政府に配慮した普天間基地問題の発言をしているのは、これはひとえに参院選で勝利するための戦略かもしれないのである。

鳩山元首相や小沢元幹事長が大マスゴミ(大新聞)や暴走検察やアメリカに追い詰められ、そして、テレビ、新聞、週刊誌を鵜呑みにして、いいように操られる大バカ一般大衆からの支持率低下を仕向けられた状態ではとてもじゃないが参院選には勝てない。

最も重要なことは、民主党が参院選に勝つことである。その次に自民党を壊滅させることだ。そのためには、まずは大バカ一般大衆からの支持率を上げなければならない。支持率上昇に必要なのは、悲しいことだが鳩山元首相と小沢元幹事長が一旦身を引くことでしかなかった。人事に於いてもなるべく小沢氏と距離を置いた印象のものにした。
これで支持率上昇という第一目標は達成した。

そして、大マスゴミ、官僚、アメリカが喜ぶ発言を連発して、宗旨替えしたように見せかけているのでなないか。これらの発言がある以上、悪徳ペンタゴン(植草氏)らは、菅政権を攻撃できない。
菅首相の目標はただひとつ参院選に勝つことだ。

亀井静香氏が閣僚を辞任するのは想定外だったかもしれないが、国民新党が連立政権にとどまるのも、ただ鳩山政権の足を引っ張っただけの社民党とは違うし、枝野幹事長も企業献金の前面禁止を堂々と発言している。蓮舫氏も今後も特別会計をねらって事業仕分けを活用すると発言されている。埋蔵金の存在はすでに周知に事実である。増税議論が活発になれば、特別会計が再度注目されもするだろう。民主党にはまだまだ期待したいのだ。

しかし、このようにわたしの儚い(はかない)願望を書き綴ってもなお、菅首相はもしかしたら本当に、官僚とアメリカ隷属派に取り込まれて魂を売ってしまったのではないかという疑いは強く残る。まだわからない。

敵を欺くにはまず味方からとはよく言うが、菅首相はこれを実践しているのかもしれないのだ。いや、是非そうであって欲しいのだが・・・。  (了)