[845]『日本永久占領』を読んで
投稿日:2012/01/27 12:55
高校生の頃から小室さんの本を愛読していましたが、一昨年暮れ小室直樹さんが亡くなり、初めて小室さんが何者かネットで知り衝撃を受けました。その衝撃のままこの道場に入らせていただきました。
先日やっと5冊読み終えましたので、初めて投稿させていただきます。
日米関係の本を読ませていただきましたが、その中で副島先生が衝撃を受けられたという片岡鉄哉著『さらば吉田茂』を早速読みました。アルファ文庫からの改訂増補版も絶版になっており、古書で入手しました。
ここに書いている事は本当なのだろうか?と思いながらも昨年読んだ『天皇とワシントンを結んだ男―「パケナム日記」が語る日本占領』 (青木 冨貴子 ) で明らかにされた事実と重なり、占領時の米国の内部矛盾、日本の必死な様相が現実のものとして迫ってきました。
これを読めば日本の戦後が理解できる、という副島先生の言われる通りのように思います。
まだ一読しかしていませんので、何度も読みたいと思います。
私は、デモクラシーに対峙するテオクラシーとしての天皇制を支持するものですが、なぜ吉田茂は天皇を守ったのかよくわかりません。
その代償が現在の歪んだ日米同盟という事でしょうか?
まだまだ読み進んで行きたいと思います。