[822]石井裕之様へ
松村享(まつむらきょう)です。
石井裕之様。ご返信ありがとうございます。
ちょっと細かいですが
私の名前は『亨』ではなく『享』です。
『是非そういう環境をつくってみる事をおすすめしますね』
というお言葉頂きました。
実は、現在そういう環境をつくっているところです。
SPECTRUM.REVOと名づけたチームで、一応、私が代表をさせて頂いております。
SPECTRUMとは、ニュアンス的には、グラデーションという意味。
我々ひとりひとりの創造性が、個々の色彩を放ちながらも、緩やかにつながってゆく、そういう意味をこめて名づけました。
ホームページを貼っておきます。
http://sperevo.blog69.fc2.com/
主にイベントを開催しております。
まず毎週、代々木公園でUSTREAMを使って、カメラ設置して、生のラジオ放送をやっております。『テレビがくだらねえから、俺たちで番組やっちまおうぜ!』が趣旨になります。
また、少々変わったデモを、二、三ヶ月に一度、渋谷のど真ん中で警察の人に見守られながら開催しております。
国とか何が、とかではなく、日々の主張を叫ぶ場です。
中には『彼女募集中』とか叫んでいる者もいます。
多分、若気の至りと思われても仕方ない事を、半ば意識的に行なっております。そっちの方が、若い人が面白がってくれますので。
三月には女性メンバー発案の『ファッションは世界を変える?』というイベントを開催、またもうひとつ、環境問題に即したイベントも議論しているところです。一方的な講演形式ではなく、参加者全員対話の形式を目指したいと思っています。
一年後には、お金が発生できるように持って行きたい、というのが、代表である私の考えです。しかし、ビジネスにする事の難しさも感じています。
やりたい事とお金をからませるのは、とても難しい。
コーヒーショップというのは、素晴らしいと思います。
最後に『人は生きる為に必ずその社会に対して貢献しなければなりません』
とのお言葉に寄せます。
おそらく、それは今の若者もわかってるんだと思います。
わかっているからこそ、好きな仕事でなくとも就職し、親を安心さる、中には少しずつ病んでいく者が現れ、最悪な形として自殺を選ぶ、というケースもあるのではないかと。
甘えちゃいけない、貢献しなければならない、という倫理観に押しつぶされているのも、ひとつの側面として、現状だと思うのですね。
もう少し、奥底まで見てやって頂ければと。
私はもとより就職した事もする気もありませんし
『苦しい』などと言うのは日本男児にもとると感じ嫌悪感が湧くのですが
自分を信じられず、『貢献』の軛のために行動起こせず苦しんでいる若いのは、確かにいます。どうぞ見てやってください。
必ずしも自殺が悪いことだとは思っていません。
死ぬも生きるも、その者の自由だと思っています。
ただしそれは、自由意志に基づいた場合であり
追い詰められて自殺するのとはちがうと思っています。
もっと、創造性、自由意志の実現できる世の中になればいいと願ってやみません。私たちは、行動するのみです。
松村享 拝