[820]フフホト通信(中国内蒙古自治区から)
中国内蒙古の石井です。
前回の投稿から、また随分と時間が経ってしまいました。
実はこの夏に、とても感動的なほど旨いコーヒー豆と出会いまして、その豆の存在を何とか広く知らしめたい、とコーヒーショップを始めることになってしまいました。
その準備で追われておりまして、随分と忙しい毎日を送っております。
さて、「818番の松村亨さま。投稿を拝見致しました。
残念ながら私は50歳でも60歳でもありませんが、「労働」に対するあなたの考えに少々戸惑いを感じざるを得ません。
計画経済であれ、資本主義経済であれ、人は生きる為に必ずその所属する社会に対して「貢献」しなければなりません。貢献の仕方は、その人の置かれている立場や環境によってまちまちでしょうが、何の貢献もなくのうのうと生きてやろうなどと虫が良すぎると言うものです。
また、貢献してやるから優しくしろ、というのもどうでしょう。
今の世の中に、それは恐らく求めても得られるものではないと思います。あなたの家庭以外で、あなたに優しくしなければならない根拠がないですから。
であれば、是非そういう「環境」を創ってみられることをお勧めしますね。
社会にネダる前に、自分たちで創ってみて下さい。
もし面白いモデルが出来て、それがビジネスとして成立するのであれば、それに対して投資する人間はいくらでも出てくると思います。
押し付けられる「労働」が嫌と言うなら、是非自発的にチャレンジしてみて下さい。
今の中国は、そんな若者で溢れ返っていますよ。