[804]第42回東京モーターショー
桑原義明と申します。今日は、東京モーターショーについて少し書いてみます(後ほど削除する可能性があります)。
ここ数年、全くと言っていいほど興味が無かった(私の中で魅力が薄れていた)モーターショーであったが
24年ぶりに千葉の幕張から東京(今回は有明で以前は晴海など)に会場が戻ったということで
どんな様子なのか、ちょっと気になったので出かけてみることにした。
この「モーターショー」という名称に対して、私はつねづね非常に不機嫌でならなかった。
なぜなら、「モーター」というのは、電気で磁石を回転させて回るものがモーターなのであり
炭化水素(石油)を主たる燃料として使用する内燃機関(オットーサイクルなど)の展示会なのだから
「東京(千葉)内燃機関自動車展示会」などに名称を改めるべきだろう、というのがその理由だった。
今回は、日産のリーフ(葉っぱ?)や、先発モデルである三菱のアイ・ミーブなどの市販車が出てきたことにより
名称が「モーターショー」でも違和感がなくなりつつあるのも事実だ。
日産は、100%電気自動車であるリーフを市場投入(昔から出来レースと噂される日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞)
してきたことからも、そう遠くない将来には、スマートグリッドが実現されるであろうことも容易に想像がつく。
おそらく「ゼロ・エミッション」というのは、CO2削減=原発推進=夜間の余剰電力(オール電化推進)
すなわち「余り物から生み出された(出てきた)技術」ということなのだろう。
そこから見えてくるものは、自動車も家電製品の一部になりつつあるのかな・・・というものを感じた。
100%はならないが、家電量販店で自動車を購入や、家(スマートハウス)と自動車をセットでハウスメーカーから購入という選択肢だ。
ホンダも、売れる商品を造れるのであれば、あらゆる業界、業態と組んで商品開発をする用意がある、というような姿勢からしても
くるまは、単なる「移動する為の手段」ではなくなりつつある、のかもしれない。
ちなみにであるが、ベンツという車の定義は、『人が安全に移動する為の手段である』らしい。というのを以前耳にしたことがある。
それを聞いて、あっ、ベンツという車は、ドライバーズ・カー、ではないのだ(ゲスト・カーである)というのをその当時感じた。
やっぱり車を、自分で運転(操縦)していて楽しいのは、ラテン系の車たち(アルファロメオなどの)だろう。
トヨタの社長(章男氏)が、今回のモーターショーのプレス説明時、
「私はガソリンの匂い(臭い?)、エンジン音が大好きなのでこうした車(86)も無くしたくない。楽しくなければ車じゃない!」
と、熱く語ったようである。
が、はっきり言おう。
私は、数多くのAE86(カローラレビン、スプリンタートレノ)も乗ったことがあるが、トヨタの車でいちばん楽しかった車は、
クラウンやセルシオではなく、KP61(後輪駆動のスターレット)だった。と断言いたします!!
これ以上書くと、どこからともなく雷が落ちてきそう、なのでやめておきます・・・。
が、今回のモーターショー(国産メーカー)で私がいちばん注目しているのが、マツダです。
それも、圧縮比が14対1のディーゼルエンジンです(細かい説明は、やめておきます)。
ヨーロッパでは、乗用車の新車の販売第数のうち、ディーゼル車が約50%を占めているほどなのに
なぜ、日本においてディーゼル車が普及しないのか?という理由の一つが、税金の体系が挙げられよう。
ディーゼル車の燃料である軽油が売れても、国(霞ヶ関)は喜ばない。
なぜなら、1リットルあたり、32円10銭 の軽油引取税は、地方(都道府県)に落ちるからだ。
国は、1リットルあたり、53円80銭 が手に入る(これに消費税もかけられるので2重課税)
ガソリンが売れないと、上納金(国税)が上がってこないから困る。要は、利権が絡んでいる(邪魔している)のだ。
最初に、少し書いてみます。ということでしたので、この辺で終了します。
が、3時間程しか会場にいれなかった(日曜だったので6時に終了)のには、少し時間不足でした。
桑原義明拝