[778]副島先生への手紙の抜粋です。

広島・西 投稿日:2011/11/09 21:50

6869の西です。

 副島隆彦先生に差し上げた手紙の一部抜粋を掲載します。
なお、予め申し上げておりますが、私はあくまでも反核・反原発の立場で、
今回の放射能事故に対して、これまで「原子力は安全だ」と言い続けた人達
(電力業界、政府関係者等)は、その責任を厳しく追及されるべきだと考えております。
さらに今後も原発周辺の住民に対する、健康調査・検診は行政が責任を持って継続する必要があると考えます。
しかしながら、ことさら放射能の恐怖を過大に流布することには大いに疑問を感じているのです。
放射性物質は危険であり、人体に悪影響を及ぼすことは事実ではあるものの、
恐怖に怯え、「○年後にはガンを発症する」と、それに捉われ続けているような人生であってはならないと考えます。
日々そのように過ごしたら、将来罹るかどうか解らないガンよりも、
うつ病か胃潰瘍になってしまうではありませんか!
これでは放射能被害というより、むしろ恐怖心の被害者になってしまいます。
また広島・長崎も焦土の中から復興したという事実、
さらに家族を一瞬の内に亡くし自らも被爆しながらも復興に尽力された無数の方々の存在があり、かつまだご存命の方も大勢おられること、これも事実です。そういった先達の尽力に報いるべく、また私自身も被爆2世であるという立場から発言させていただきます。

(ここから)
副島隆彦先生
(前略)
先生が書かれているように、広島で被爆後も元気に年を重ねている人は大勢おられます。
著書の中にも名前が挙がっていた肥田舜太郎医師は現在は関東方面にお住まいのようですが、広島で被爆、その後も被曝医療に関わった人で現在96歳。この方がやたらと「被爆後何年もたってから、原爆ブラブラ病になる」という言説をふれ回っているようですが、このお年で立って講演できるのがまず驚き。
しかしこんなにお元気じゃあ、放射能が怖いという説得力に甚だしく欠けるような、、、。加えて、私も広島育ちでそれなりに平和教育を受けてますが、
この“ブラブラ病”というのは聞いたことがありませんでした。
年代が違う人達10名程度にも聞きましたが、どの人も口を揃え初耳だとのことでした。(注:この疾病そのものは否定しませんが、患者が大多数とは思えません)。

一方で、私の母方の叔母3名は30~40代の若さで、幼い子供達を残してガンで亡くなっており、その当時(昭和40年代)は、「若年性のガン=若い時の被爆のため」というのが一般的な考え方だったように思います。
まだ幼かった私も、叔母は被爆によるガンで亡くなったと聞かされました。
「やっぱり、ピカ(原爆のこと)せいよ」ということで、家族も医者も納得、
それ以上の追及・原因究明は無しということだったのでしょう。
人間というのは、得てしてこのような単一の原因を欲しがるものですので、
Aという原因でBという結果に至るという考えに陥りがちですね。

 副島先生のご著書を読むまでは、そこに利権があるかどうかというものの見方をしてきませんでしたが、「怖い怖い」と騒ぎたてることによって、利権が発生するのですね。
広島の場合は「こんなに酷い目にあった」ということで、補償要求や反核運動があったのでしょう。(注:街が一瞬にして破壊され、ボロボロに皮膚が垂れ下がった人達の悲鳴の中を逃げまどい生き延びたわけですから、これは当然の要求です)。
被害を強調するようなことはどこの国でも同様に行われているでしょうし、
実際に何らかの不利益を被った人々の作戦として理解できることです。
が、今回の「放射能怖い怖い」は2年前のインフルエンザ騒ぎに構図がそっくりだと思います。
あの時もことさら恐怖を煽り立て、マスコミに「専門家」が次々に登場し、
その人達の本がそこそこ売れ、さらに研究費という名の税金が配布されたのは
記憶に新しい所です。あの時に大騒ぎしてグローバル製薬会社から税金で買ったワクチンのほとんどは、こっそり捨てたのではないでしょうか。
 
 放射能恐怖症を煽った4人組に続く、第2カテゴリー「小ワルの部」にぜひ加えて頂きたいのが添付します、河田東海夫(かわた とみお)氏です。この人はNUMOの研究員で、土壌汚染がチェルノブイリ並という発表をした人のようです。研究費のこうばしい匂いが漂ってくるような、、、。(後略)
(転載終わり)

 今後起こりうる健康被害を心配することは心情として理解できます。
しかしその心配や不安は、「あえて」そのように仕向けられているかもしれないことを意識するべきだと考えました。
怖がるにもいい塩梅が必要だと思います。
 
以上。