[775]いくつか意見があります、
いくつか意見が出てきましたので、投書いたします。
1.ナオミ・クライン著 ショックドクトリンについて
上下とも購入しましたが、本当に浩瀚な著書です。日本人の作家・ジャーナリストでここまで書ける人を見たことはありません。でも、これは無理もないことだと思います。
日本の歴史をみると、歴史として確認することのできる文献が史上初めて出てきたのは
日本書紀あたりからだったように思います。それに対し、欧州や中国では、紀元前のはるか昔から今に伝えている歴史文書がたくさん残されています。これが、違いの元になっていると思います。
先日、副島さんからショックドクトリンの感想文を重たい掲示板にお書きくださいというメールを頂きました。でも、それはまだ果たせていません。どうもすみません。同書の最初の数十ページを読みましたが、そこでミルトン・フリードマンというのが、実はワルだったことを知りました。それ以降は、まだきちんとは読んでいません。実は、同書をバラバラページめぐりながら、あちこちに書かれていたフリードマンのバカバカしい所業についての記述を拾い読みしていくうちにアホくさくなって、もうこれ以上読む気がしなくなってしまったのです。まあ、そのうちに、最初から最後まできちっと読んでおきます。
2.今度販売された「放射能のタブー」を買って読みました。
副島さんは同著について、出版する時期が遅すぎたので売れないのではないかと気を揉んでいたようですが、そんなことはないと思います。むしろ、他の人が書いた同テーマの本には書かれていない、いろんな話題があちこちに書かれていたので、とても良かったです。
例をあげると、地下深いところまで浸みていった水が高温のマグマに熱せられ、水素と酸素に分離しそれが再結合するときに大きな爆発が起き、これが原因で地震が起きるという話は大いに興味を引きました。また、超臨界状態にある物質のふるまいについて、いろんな専門書を引いて調べてきましたが、それでもよくわかりませんでした。そこへ、同書の超臨界状態にある物質のふるまいについての簡潔平明な説明を読んで、やっとストンと腑に落ちました。
3.ノーフォーク基地の地下金庫のアイディアは、どこから得てきたのか?
どの著書だったか忘れてしまいましたが、アメリカのノーフォーク基地の地下に、FRBが所蔵する金塊が隠されていたという話を読んだことがありました。この話はあまりにも突飛だったので、その発想のネタはどこから得てきたのかなぁと思っていました。それが、先日発売された、
「森鴎外の帝都地図 隠された地下網の秘密 秋庭俊 著 洋泉社 刊」
を購入し読んだところ、そのヒントのようなものが書いてあったのを見つけました。
以下に、この部分を引用します。
“ローマ帝国では、ローマ市内から十数キロ離れた水源から水を引いていたことはよくしられています。その水路は、その周囲四方を厚い石で囲まれてあり、これを地下に敷設していました。その石の水路の屋根の上は、通路として利用していました。この水路には、突然の増水や渇水に備えて、一定量の水を貯えておくことのできる地下池を、ある一定の決まりに従って設置していました。さらにこの地下池をある一定数まとめて管理する分水所というのを置いていました。分水所には、各地区の水道を管理するための部署が設置されていました。この部署で誰かに水道に毒を撒かれると大変なことになりますから、ローマ帝国は水道の安全を確保するために、ここ分水所に軍隊を張り付けていたというのです。”
これを読んで、ノーフォーク基地の地下金庫の話を急に思い出し、更にアメリカは覇権国家として世界各国をいかに統治していくかについて、その範をローマ帝国にとっていたという話も思い出しました。
秋庭氏の説明文章がちょっとわかりにくかったので、こちらが引用した文章も、わかりにくくなってしまったかなと思います。どうもすみません。
4.ペットボトルのキャップ集めの運動についての疑問
ペットボトルのプラスチックの蓋を集めて、世界の恵まれない子供達にワクチンを注射できるようにしようという運動が、職場や家庭で行われています。このワクチンのことで、以前鳥インフルエンザ騒動が起きた時、そのワクチンに防腐剤として水銀が混入していたという話を思い出しました。それで、ひょっとすると世界の恵まれない子供達に注射するワクチンにも水銀が入っていたのでは・・・と気になってきました。我々の善意の行動が、実は世界の恵まれない子供達の殺人につながっていたとしたら、困ったことになってしまいます。ペットボトルの蓋集め運動は、どこの誰が起案したのか、その人のバックにアメリカの影がちらついていないか、確認しておかないといけなのではと思っています。
平成23年11月6日(日)の朝日新聞朝刊の2ページに、職が見つからず、生活のため軍隊に入るしかないと悲しんでいたアメリカの労働者のことについての記事が載っていました。むごいことをするものですね。アメリカの支配者って。
まさか、第三次世界大戦をやらかすつもりなのかなぁって、思っています。(終)