[664]福島の泉くんの周辺の農家の桃を買って食べましょう。福島復興のために食べましょう。

副島隆彦 投稿日:2011/08/20 07:14

副島隆彦です。 今日は 2011年8月20日です。

 同じ日本人だったら、福島産の農産物を食べるべきです。
私たちはどんどんガブガブ 福島県でできる果物、野菜、米を
食べましょう。それが同じ日本人として誰にでも出来る原発放射能漏れ事故を起こした福島復興への支援だ。

現在、福島県知事が女優の三田佳子を連れて、「福島県の農産物を食べてください」というキャンペーンをやって全国を回っているそうです。私たちも賛同します。

すぐ下 ↓ の「663」番の 投稿者の 泉浩樹(いずみひろき)君は、原発から50キロの須賀川(すかがわ)市のそばの農家 (中通りという)の出で東京で映像カメラマンをしていますが、以下の文にあるように、実家の農家によく帰って農業の手伝いをする人です。

 まるでコマンドウcommando (特殊部隊戦闘員、突撃隊員)のような立派な体をした人です。5,6人は即座になぎ倒すでしょう。彼が咄嗟(とっさ)にカメラを構えるとまるで機関銃のようだ。 

 私たちの学問道場の福島復興活動本部の 看板(意見広告) も彼が作ってくれました。 下の「656」番 で 吉見君が、活動日誌の内容として写真を貼ってくれた一枚にある、国道沿いに作った私たち学問道場としての主張です。車で通る地元の人たちが物珍しそうに読んでくれます。

 その泉くんが、私たちの内部連絡網(内網=ないもう、メーリングリスト)で、自分の親戚の果樹園農家の今年の桃は豊作で味もいいのに、どうも 売れ行きがよくない、ということで、「桃を産地直送で食べたい人は生産農家を紹介しますので買ってください」と内網に書きこみましたら、すぐに「私も食べる」と注文する人たちが出ました。私も一箱(20個ぐらい、送料込みで4000円)を注文しました。

 8月上旬の活動本部での夏合宿の食料の買い出しに、船引(ふねひき)のスーパー(20キロぐらい郡山方向に戻る)に行ったら、ちょっと赤くなったおいしそうな桃(「あかつき」という品種です)が、20個で1890円で売っていました。一個100円弱です。それを買って帰って、私は皮も剥かないで洗いもしないで、ガブガブ食べました。美味しかった。

 こういう桃は、東京のスーパーで買うと一個300円ぐらいします。それを福島の地元では100円弱で食べています。きっと微量の放射能(セシウム)入りとか何とかで、福島産の果物、野菜は、敬遠されて、全国のスーパーで売れ残っているはずです。

 福島の人たちは、当然、皆、福島産の野菜や果物や米を毎日食べている。地産地消(ちさんちしょう)で食べている。当たり前だ。福島の人間で、「外国産の放射能の入っていない輸入品の、値段は少し高いものを食べている」というような偽善者(ヒポクリット)は、売国奴(ばいこくど)の県レベルでの人間で、売県奴だ。

 福島県人は、今も3日に一回ぐらいは起きる小さな地震を平然と受け入れながら、皆、元気で生きている。子供も赤ちゃんも、誰一人として、原発事故・放射能漏れのせいで病気になっていない。今、誰も病気になっていないということは、5年後も、10年後も誰も発病しない、ということだ。私、副島隆彦はそのように断言する。 

 私に向かって、「あなたは内部被曝のことを知らないのですか。5年後に子供たちから甲状腺がんの患者が出たら、どうするのですか。福島の農産物を食べろ、と書いて、責任を取れるのですか」 と書いてきた、主に女たち(バカ女たち)が20人ぐらいいた。私たちの学問道場から、「考えが合いません」と退会していった者が10人ぐらい出た。

 私は、重ねて断言する。福島の人は誰も放射能のせいでの発病などしない。5年後も、10年後もそうだ。今、病気にならないということは10年後もならない、ということだ。

 私は、まじめな放射線医学者で、本当の専門家である 山下俊一(やましたしゅんいち)教授( 長崎大学医学部教授のまま、現在、福島県立医大の副学長に就任した)らの言うことを、きちんと聞く。彼ら本当の専門家 たちの言葉に真剣に従う。 このことと、大事故を起こした東電への責任追及は別のことだ。

 放射線(放射性物質)の人体への影響についての本当の専門家でもないくせに、「放射能コワイコワイ」の国民扇動を行い、放射能コワイ教(目に見えないからコワイ、形がないからコワイは、まさしく宗教体験、入信体験 と同じだ) を布教して回った 者たち全員を、私は、これから、徹底的に 追及して、名指しで筆誅(ひっちゅう)を加える。

 この愚か者たちを私は絶対に許さない。向こう側は、「内部被曝の恐ろしさの知らない無知な副島隆彦を糾弾する」と来るだろう。いいだろう受けて立つよ。

 その 高級そうな「内部被曝」というコトバを、お前たちは、5月何日頃の、いったい、どのヨゴレ週刊誌 の 扇動記事で知ったのか。 何年も前から知っていたコトバではないだろう。どうして、そうやって急に、知ったかぶりをして、自分が急に頭がいい人間になったと思い込めるのだ。ただの臆病者で、ヒステリー症状を起こしやすい体質をしているだけのくせに。 

 元々、そういう人間であり、「いや待てよ。本当はそうではないのではないか」と踏みとどまって再考するだけの思考力もない者たちだ。化けの皮がはがれてよかったよ。

 私たちは、今こそ、福島産の農産物を、ガブガブ食べるべきだ。それが同じ日本人としてやるべき本当に大切なことだ。同じ国民、民族、同胞というのは、そういうものなのです。同じものを食べて生きているのです。

 泉さんの周辺農家の果樹園業者たちが、今も収穫しているこの桃(あかつき)と同じようなものが、すでに東京はじめ全国の大都市に出まわって、静かに買われているはずだ。「なんだか、すごく安いわね。もしかしたら福島産なんじゃないの」と軽口(かるぐち)を叩き合いながら主婦たちが買っているだろう。「私は絶対に福島産は食べない」と思慮深そうにする主婦もいるだろう。それでも赤く熟れて、一個50円ぐらいにまで値下がりした果物はおいしい。 

 安ければ買う、というのが消費者の切実な心理だ。それを馬鹿にしてはいけない。質のいいものをより安く消費者(国民)に提供することこそは、すべての生産者の使命であり生き甲斐だ。

 ですから、以下の泉くんのまわりの果樹園農家が摘み取って、即座に新鮮なまま、宅急便で直販(ちょくはん、現地直送)する果物以外に、、もしかしたら、福島県全体では、巨大な冷凍庫のある物流倉庫にすでに大量に滞留したままになっているかもしれない。

 私は、来週にも、また福島市の福島県庁に行って、農政部の幹部たちと会って、「売れ残って困っている福島産の果物や野菜がありますか。それらを、日本国民が手分けして、直販方式で、皆で買う、という国民運動を私たちは始めたいと思います」 と 言いに行こうと思う。 私たちはやると言ったら、やる。

 売れ残っているのなら安くしてくださいと、当然、言う。おそらく泉くんの周辺の農家も、売れ残りそうになったら、現在は桃20個4千円(送料込み。だから一個150円見当だ。送料が、関東圏で1050円かかるそうです)を安くしてくれるだろう。

 福島の現地でたべる一個100円弱とかまでは安くならないとしても、130円ぐらいまでなら、送料(運搬料)を見込んでも出来るのではないか。

 9月に入ったら、中通りのほかに、米どころの会津(あいづ)の福島産の米の大収穫が始まる。それを買い控える傾向が起きそうだったら、そのときこそ私たちが動くべき時だ。

私たちは、同じ日本人としてこうやって、同じものを食べることで福島の復興(そして、岩手と宮城の物も食べる)に協力するべきだ。同胞であるというのはそうことです。

副島隆彦拝