[623](原発 報告文 17 ) 私たちの2つの講演会が迫っています。福島の近況。 官邸にいるアメリカの覆面高官の実名。

副島隆彦 投稿日:2011/07/07 06:54

副島隆彦です。 今日は、2011年7月7日です。

私は、先週は福島県の 会津地方に行きました。会津若松市の東山(ひがしやま)温泉街や、会津の磐梯(ばんだい)山のあたり一円の ホテル、温泉旅館などに分散して暮らしている原発避難民たち約一万人の暮らしぶりを見てきました。

多くは、原発から10キロ圏の浪江町(なみえまち)2千人と、大熊町(おおくままち)6千人の避難者たちでした。 彼らの一部とは話もして、実情と彼らの考えを知りました。私たちの会員の磯貝さんにずっと案内していただいてお世話になりました。 私は、自分の会津訪問記を書かないまま、一週間を空費しました。

そのあと、私は田村市(たむらし)都路(みやこじ)町にある私たちの福島復興活動本部に行きました。 その様子は、駐在している吉見君がここで活動日誌で報告しているとおりです。 今、この浪江、大熊町の避難民たちが、一時帰宅のバスに乗せられて、私たちの活動本部から見える所にある古道(ふるみち)小学校や体育館から、国道288号線(住民は、ニッパッパーと呼ぶ)の検問所を通って20キロ圏内の自宅へと帰って行きます。たったの2時間の帰宅です。次は、いつ帰宅できるのか、誰にも分からない。

さて、ここで大事なことを報告します。 私は、ついに 首相官邸にい、3月17日からずっと詰めて、常駐している アメリカの政府高官で、かつ、IAEA(アイ・エイ・イー・エイ、国際原子力委員会)の高官、それも No3の大物である 人物を突きとめました。

この男の名は、 デイヴィッド・B・ウォーラーです。

・David Waller
IAEA Deputy Director General and Head of the Department of Management

このデイヴィッド・ウォーラー David B Waller  のIAIE内での肩書きは、deputy director general  副事務総長(副専務理事とも訳せる) である。 天野之弥(あまのゆきや)事務総長の 次の 高官である。 しかし、もうひとり間に、board governer 議長を名乗るパキスタン人がいるので、このウォーラーは、IAEAのナンバー3です。

このデイヴィッド・ウォーラーが、3月17日からずっと、首相官邸に潜んでいて、菅直人首相や、枝野幸男官房長官その他の大臣たちに、直接、命令と指図を与えて、それで、福島第一原発の事故と放射能漏れの大事件の処理と対応に当たっている。 これを官邸の内部では、「日米連携チームの会議」と呼んでいる。 辞職したはずの 米沖縄総領事だったケビン・メアというワルの高官も、まだこのあたりで暗躍している。

すなわち、これが、アメリカによる日本直接管理、アルルくんが言い出した「日本再占領」である。アルル君は、今、この書名の本を、突貫工事で書いている最中である。重要な資料を手に入れたようです。この本は、8月中に刊行とのことです。乞うご期待。

このアメリカ政府高官たち(お供の通訳たちと)が、もうこの3ヶ月も首相官邸に隠密で常駐して、そして日本国の首相以下に、「あれをこうしろ。次は、ここをこうしろ。それでよし。お前は無能だからここから出てゆけ」とかの指示と命令を、毎日、出しているのである。IAEA による日本直接管理は、本当に、実行されているのである。「日本人になんか任せておけない」ということだ。重大な原子力事故を起こした。世界全体に影響することだから。

この事実に悲憤慷慨(ひふんこうがい)しない日本人がいたら、お目にかかりたい。 私、副島隆彦が、元気なうちは、アメリカからのこのような屈辱的な日本支配を許容しない。日本国民に、広く事実を知らせる。 私と学問道場が頑張らなければ、日本はよくならない。 今や私たちこそが、日本の最高頭脳であり最先端の情報発信体である。 違うというなら言ってみろ。すべて実名で叩(たた)きのめしてみせる。

もうひとり、福島第2原発だろうが、ここの管理棟に、ずっと、ランス・ガトリングという名の、アメリカ軍人で核戦争・化学戦争の専門家がずっと常駐している。それから東京の東芝の本社ビルの中に、年老いたアメリカ人の核技術者たちが10名ぐらい来ている。

彼らは、1979年のスリーマイル島の原発事故の時に対応した、GE(ジーイー)の技術者たちである。だからもう70歳をとうに過ぎて80歳ぐらいの爺さんたちだ。この人たちの様子は、日本のテレビでチラと報道された。この爺さんたちは、福島第一の一号機のマークワンという名の格納容器や炉心の設計技師たちであるから、複雑な配管の配置もすべて知っている。逆に彼らでなければ分からない。

彼ら3者は、皆、連携して動いている。そして、そのすべてを、 ウォーラーが統括している。

菅直人が、「私はステップ2まで(すなわち来年の3月まで)首相をやりたい」とぬけぬけと言い放ったのは、この ウォーラーからの「そこまではお前がやれ」という指図(さしず)があったからだ。 今やみじめな野党である自民党や、菅直人に反対する民主党内の大勢力からなる日本の国会議員400人が束になってかかっても、菅直人を首相から引きずり下ろせ無いのは、こういう「地底(すなわち外国)からの大きな力」が働いているからだ。

この アメリカ政府の覆面高官が、首相官邸に秘かに常駐していて、(夜は、裏のキャピトル東急ホテル に地下のトンネルを通って寝に帰るのだろう)。 そしで、日本の国家政治を直接、管理しているからだ。 日本国に、このような大きな外側からの力がかかっているのです。

私は、自分がどんな目に遭ってもいいから、日本国民に本当のことを知らせる。福島の現地でも常駐する弟子たちと、福島の住民たちと共に闘い続ける。誰にも遠慮しない。大きな真実以外の、何ものも恐れない。

私、副島隆彦が、20年かけて築きあげてきた 「帝国‐属国理論」の政治思想に依らなければ、そして、この理論によってのみ、今、私たちの前で進行している事態は、説明がつくのである。

デイヴィッド・B・ウォーラーたちは、毎日、衛星回線のテレビ電話 TV presence で、これが、虎ノ門の米大使館だけでなく、ワシントンDCのホワイトハウス(ヒラリーたちがいる)と、ウィーンのIAEAと直接つながって、報告し会議を開いている。だから、意思の疎通も最高度の決断もここでなされている。

「原発の大事故があったら現場に、一人の有能な専門家を 派遣して、その人物にすべてを判断する権限を与えそしてすべてを任せる。それと事故を起こした原子炉の実際の設計者たちである技師たちがそこにいなければいけない。そうでないと誰にも何も分からない 」と、3月に私に教えてくれた、西村肇(にしむらはじめ)東大名誉教授の言うとおりだった。私の同志である西村教授が、一番よく、今の事態を分かっている。

その他、今から日本国民にいろいろ書いて教えなければいけないことがある。このことは、先週発売になった、「大災害から復活する日本」(徳間書店刊)と、武田邦彦(たけだくにひこ)氏との共著である「原発事故、放射能 ケンカ対談」(幻冬舎刊)に、あれこれ書いている。

この2冊が今、全国のすべての書店に並んでいますから買って読んでください。テレビの統制ニューズ見 とネットしからやらず、本を自分で買って読むということをしない人間には、大きな真実は分からない。

それから、来週の末、7月17日に、私たちの学問道場の定例会の講演会が東京の御茶ノ水で開かれます。演題は、「深い知恵(ちえ)で立ち向かう 原発放射能による国民洗脳」 です。 おそらく、もうすぐ定員一杯(600人)になって締切りになりますから会員で時間のある人は急いで申し込んでください。 アメリカの覆面高官の動きの話も、ここで再度します。

それから、7月31日に、東京で、私、副島隆彦の金融・経済のことが中心の講演会があります。こちらは、私、副島隆彦のこれまでの金融本を買って、まじめに読んで、そして自分の資産をしっかり守った人たちの集まりです。お金のことにあまり興味のない人や、自分の金融資産を守ることに熱心でない人や、投資でひどい目にあったあったことのない人は来ても仕方がないです。

この金融講演会の方の案内は、前掲「大災害から復活する日本」の本の中に挟み込まれているはがき大の広告チラシの中に書いてあります。この講演会のことは、後日、再度、お知らせしますからゆっくり待っていてください。まだまだ定員に余裕があります。ただし、ご自分のこの7月31日(日)の日程だけは空けておいてください。

私は、弟子たちを育てて、一人前の言論人、知識人にすることにおいて本気です。 私、副島隆彦に向かって、「原発事故までも自分の金儲けの手段にする」と言うような、卑劣なことを書く連中と徹底的に闘います。私たちが闘って、そして生活するためには最低限度の資金がなのです。それを、私たちは、学問道場の会員と、それから私の本の熱心な読者たちに頼っています。

私たち学問道場に敵対する、低能で 頭の悪い、「ほんのわずかでも、放射能はコワイ、コワイ派のバカ」たちとの目下の闘いも全力でやります。来週は、福島市まで行って、「山下俊一 辞めさせろ署名運動」をしている謀略人間たち(グリーンピースその他)のようすも調べてきます。

日本国が、この国難に男男(おおおお)しく立ち向かって、そして乗り越えてゆくために私のような人間がいるのだ。

副島隆彦拝