[591]避難所生活3ヶ月、そろそろ気力、体力が落ちてくる・・・それを政府と東電は待っている

川端優美子 投稿日:2011/06/20 21:47

群馬のゆみこ(川端優美子)です。

浪江町から内陸の旅館に避難している知人から、こんな噂があると聞きました。
—————————
テレビで“専門家”が「避難所生活も3ヶ月もすれば慣れて、皆さん落ち着いてきます」なんて言っているが、本当は、政府はみんなが心身ともに弱るのを待っている。3ヶ月もすれば年寄りや病弱な人は死んでいく、20km圏内の犬、猫も死んでいく、若い人(働ける年齢の人)も気持ちが萎(な)え、体も鈍(なま)ってくる。働く気力や、東電、政府に抗議する気力もなくなってくる。政府はそれを待っている。
—————————

浪江の人が言うには、確かにこの避難している旅館でも、以前は毎日のようにお互い原発の話をしていたが、最近はめったにしなくなった。みんな「なんだか体が鈍って、働く気にならねぇなぁ」なんて言っている。避難民仲間で、休みの日に帰ってくる原発作業員を、また原発の仕事に送り出すとき、以前は涙ながらに送り出したのに、今は平常心で日常のこととして送り出すようになった。  以上