[578]6月10日福島民報

泉浩樹 投稿日:2011/06/18 15:41

泉浩樹です。

福島の実家(第一原発より約60km)へ一時帰省し農作業をしております。
新緑の中ウグイスが鳴き、ツバメが軒先に巣作りをし、新鮮な野菜を食べ、草刈りをし汗を流しています。
昨日線量は、地上1mで約0.12μSv/hとなって居ります。
土ぼこりも立ちますが、気にしてたら仕事になりません。
本日は雨模様です。
周りの皆さん、生き物、家族も至って元気です。

実家の新聞を整理しましたら6月10日付け福島民放に大きな見出しで「高放射能がれき 県内に最終処分場 環境省、知事へ整備方針」と出ています。一週間前の記事ですが。

大手テレビ、新聞にはこの件はでて居たのでしょうか?。
私は確認していませんでした。

やはり、副島先生の懸念が現実となって来ました。
県民はどれだけ、このことが意味する事を、理解しているのかどうなのか、判りません。

6月10日福島民報のニュース

ーー以下リンクより抜粋張り付け致します。ーー
http://www.minpo.jp/view.php?pageId=4107&mode=0&classId=&blockId=9854670&newsMode=article

環境省が県内に最終処分場を整備方針 高放射能のがれき、知事は拒否 

 東京電力福島第一原発事故により高いレベルの放射性物質が付着したがれきの処理で、環境省が県内に最終処分場建設を検討していることが9日、明らかになった。南川秀樹環境事務次官が同日、県庁で佐藤雄平知事と会談し伝えた。佐藤知事は断固拒否する考えを示すとともに強い不快感を表した。同省の方針はこれまで県などに一切伝えられておらず、今後、反発が起きるのは必至だ。

■次官「福島以外考えられず」
 南川事務次官は佐藤知事との会談で、東日本大震災と原発事故からの復旧・復興に向けては放射性物質の付着したがれき処理は急務と説明。その上で「最終処分場の建設場所として福島県以外は考えられない」とした。
 これに対し、佐藤知事は「県として受け入れられない」とし、今後、最終処分場建設についての要望、提案を一切受け付けない考えを強調した。
 会談後、取材に応じた南川事務次官は、最終処分の方法が決定していない状況では初期段階の撤去は進まないと指摘。「県民感情をさかなでするつもりはないが、福島県以外に建設場所は考えられない」として、引き続き本県への処分場の建設を目指す考えを示した。

■知事「ありえない」 断固拒否、不快感表す
 佐藤知事は会談後、記者団に「(本県への最終処分場の設置は)ありえないと今日まで明確に言ってきた。原子力政策は国策であり、国がしっかりと考えてほしい」と述べた。
 内堀雅雄副知事は「今後、最終処分場の議論が県内でなされることは1%もない」と強調した。
 放射性廃棄物は、原子炉等規制法に基づき低レベルの場合は青森県六ケ所村の貯蔵施設に埋め立て処分される。しかし、同法は、今回のがれきのように原子力関連施設外で大量に汚染ごみが発生することを想定していない。一方、災害ごみは廃棄物処理法で埋め立てや焼却処理されるが、同法では放射能を帯びた廃棄物は対象としていない。
 こうした中、環境省は警戒区域や計画的避難区域を除く県内全域のがれきについては、放射性物質が付着していても焼却や埋め立て処分を認める方針を決定。
 省内に組織を設け、最終処分場の設置場所や規模、処理する放射性物質の濃度の基準などの検討に入っている。最終処分までの工程を確立し、がれき撤去に早急に着手することで、農産物や工業製品を含めた風評被害の払しょくにつなげる狙いがあるという。
 3日時点の環境省の推計では、本県の震災によるがれきは288万トン。16%が仮置き場に搬送されているが、原発周辺の自治体では処理が全く進んでいない。

ーー貼付け終了ーー

 *国は原発政策をこのまま推進し、国内の放射性廃棄物を私の産まれ育った故郷「福島」へ持ち込むのです。
 さあ、何処へ怒りをぶつけていいのか。。

 「そろそろ気づけ。騙されるんじゃない。自分たちの未来と人生を他人に任せるな。」
 そう、言いたくてたまりません。

泉浩樹 拝