[57]中国の内蒙古から

石井裕之 投稿日:2010/08/11 05:05

このようなことを、今更私が書かずとも周知の事実であるとは思いますが、ひょっとして皆さんの今後の資産形成の一助となれば、ということで敢えて書き込んでおきます。まずは本日のロイターの記事です。

(貼り付け開始)
 [香港 10日 ロイター] 中国人民銀行(中央銀行)金融政策委員会の元委員である中国経済改革研究基金会国民経済研究所の樊綱・所長は10日、人民元は緩やかに上昇しているものの、中期的にはより大きく変動する可能性があるとの見方を示した。

 同所長は香港で講演し「2005―08年の3年間に人民元は22%切り上げられた。したがって段階的なアプローチは小さな動きを意味していない」と指摘。

 「中期的には大きな動きになる可能性があり、世界経済がバランスを取り戻すのに有意義だろう」と語った。
(貼り付け終わり)

また、下記の「サーチナ」のサイトより、人民元-日本円の為替レートの推移にも注目して頂きたいと思います。
http://searchina.ne.jp/exchange/index.cgi?type=JPY_CNY&mode=chart2

結論から申し上げます。今こそ、「人民元建て外貨預金」の空前絶後のタイミングだと思うのです。日本円は人民元に対して今年の3月後半からジリジリと円高基調で推移してきています。それは勿論、米ドルに対してペッグしていることの人民元の宿命なのですが、ここにきて日銀総裁が、あまりの円高傾向に嫌悪感を表明するに至っております。また、先のロイターの記事によると、今後の人民元の切上げ幅を広げていくとも取れる内容です。
さらにこの先、副島先生の分析によると、金の大暴落が起こり(起こされ)相対的に米ドルの価値が一時的に、とは言え上がっていくのでしょう。
すると、今までの 米ドル=人民元(↓)/日本円(↑)という傾向から、米ドル(↑)・人民元(↑)/日本円(↓)という傾向に転換することを意味します。人民元に対する、日本円の相対的な下げ幅の予測は付きませんが、消費者物価指数で図ると1/2になってもおかしくないようです。
要するに、日本円で人民元を「買う」のに今が絶好の機会であり、将来人民元に対して日本円の価値が半分になったところで日本円を「買い戻」せば、手元には2倍になった日本円が戻ってくる、という算段です。

どうです?私の計算は正しいでしょうか。