[567]活動本部に行きました

大川晴美 投稿日:2011/06/09 01:48

6月4日と5日、福島復興活動本部の事務所開きに参加しました大川晴美です。
活動本部では学問道場会員の皆様、地元の方々、スタッフの皆様とお会いして、原発や放射線のことなど様々なお話を伺うことができました。焼き鳥、おにぎり、福島県産のネギ、しいたけ、きゅうり、レタスも美味でした。そして!!!尊敬する副島先生にお会いして興味深いお話を伺ったり(人間よりも猫がお好きとか)、一緒に写真を撮ったり、最後は握手までしていただきまして、副島先生のファンとして夢のような時間を過ごすことができました。ありがとうございました!!!

ところで、年間の被爆放射線量は、何ミリシーベルトまでなら健康に影響がないと言えるでしょうか。

午後の講演会で、高野先生は年間20ミリシーベルトまで、副島先生は200ミリシーベルト以上でも大丈夫、と意見が分かれましたが、私は発がんリスクという観点から年間100ミリシーベルトまでが基準になると考えます。1つの根拠は、山下俊一長崎大学教授による「広島・長崎の調査では、年間100ミリシーベルト以下の被爆では統計学的に発がんリスクに明らかな影響は見られなかった」という説で、東京工業大学の松本義久准教授も同様の説明をされています。
しかしながら、がんのリスクは年齢、体質、生活習慣(たばこ、飲酒、食事、運動、ストレス)の影響も大きいうえに、同じ放射線量でも一回に浴びると影響が大きく、長期にわたって少しずつ連続的に浴びた場合は影響が小さいのだそうです。また、がん以外の不妊、胎児への影響、脱毛、白内障などでは、それぞれ「しきい値」(境目)が相当異なります。

結論:これらの情報を参考にしながら、各自のライフスタイルや価値観に基づいて、最後は自分で判断するしかありません。そのためには、避難するかしないかを含め、選択の自由も保証されるべきでしょう。