[561]福島復興活動事務所開き 報告1:三直三現(さんちょくさんげん)

川端優美子 投稿日:2011/06/06 21:49

群馬のゆみこ(川端優美子)です。[560]の岸圭介さんの書き込みは素晴らしいです。そうですよね。1mSv/年というのはあくまでも平時の基準であって、しかも健康被害があるかどうかを判定するわけではない。どの程度の量まで大丈夫かは、山下俊一先生など放射線医療の専門家の話を聞くべきですよね。

それと、[559]のジョーさんの話もすごいです。やっぱり政府はわざと危ないと言って国民を怖がらせて、原発20km圏の広い土地を核処理場にする気なんでしょうね。

さて、わたしも6月4日、5日の学問道場・福島復興活動事務所の事務所開きに行ってきました。前日までは3月頃の寒い陽気でしたが、事務所開きの日は初夏のからっとした、少し暑いくらいのバーベキュー日和(びより)でした。さん・きゅう、神様。50人くらいは集まったのでしょうか、大盛況でした。そしてスター(お弟子さん)たちが勢ぞろい!皆さんに握手してもらって、わたしはもう興奮して声がうわずりっぱなし。そして大スター、我らが副島先生もご機嫌でわたしたちをもてなしてくださいました。副島先生には合計3回も握手してもらっちゃった。もう嬉しくて、今でもちょっと酸欠気味です。会員の皆さんとは、「そのとき、わたし急性アノミーになっちゃってぇ」「あぁ、そうですか」とか、下界ではとてもできない話ができ、本当に幸せでした。

家に帰って父にあーで、こーで、楽しかったよと話すと、父は「よかったなぁ。ほんで、これからそこ(福島復興活動事務所)で何すんにゃ?」と言いました。そうなんだいね。

ゆみこ 「そうなんさ。まあ、でもとにかく、まずは現場に行かなきゃってことで、行ってきたんさね。」

父 「三直三現(さんちょくさんげん)やな。」

ゆみこ 「何、それ。」

父 「直ちに現場へ行って、直ちに現場を見て、直ちに現実的対応をする。これが三直三現や。遠いとこからあーせぇ、こーせぇ言うても、うまいこと行かへんにゃ。現実的対応ゆうのんが、大事やな。」

例えば、工場でもう組みあがった製品がある。納期は明日なのに、仕様と色が違うことに現場が気づく。設計に電話で事情を伝えると、塗りなおせばいい、という返事。でも、実際には配線がびっしりで、それを外して塗りなおしてまた配線するとなると、明日の納期に間に合わない。そういう事情を電話で話しても、「そんなもん、徹夜してでもやったらええやないか」という話になる。
これが、設計が「直ちに現場に来て、直ちに現場を見た」とすると、「こら大変やな。ほんならこのカバーだけ塗りなおしたらええやないか」という「現実的対応が直ちに」できる。(いったいどういう製品なんだろうね。見かけは箱状なんだろうね。で、中に配線がびっしり。)

ゆみこ 「なるほど、現実的対応ねぇ。う~ん・・・。」

その現実的対応について、少し考えました。わたしは、自分が楽しいなと思うことをするのが良いことだと思うので、それを基準にしようと思いました。レポートを書いて重たい掲示板に載せて、皆さんに読んでもらうのが楽しいから、とりあえずそれをします。そして、わたしも自分の生活があるので、毎日ちゃんと仕事に行って、現実的に、お金を稼ぎます。そうすればまた福島に行けるしね。

で、まあ、ほかにもそういうことをいろいろ考えてみると、結局は自分をどうするか、ということしかありません。やっぱり他人(ひと)のことはどうにもできませんから、自分が幸せに生きたければそうすればいい、というだけです。原発がどうなろうと(核爆発=再臨界の可能性はありません、安心してください。事務所開きの講演で知りました。追って報告します)、福島県民がどうなろうと、日本国民がどうなろうと、わたしはわたしの人生をやるだけです。周り(環境)がどうであろうと、自分が幸せであることはできる。これがお釈迦さんやイエスさんが説(と)いていたことなんじゃないかなあ。 以上