[544]陸前高田市へボランティア活動
※以下に転載する文章は、副島隆彦先生宛てにいただいたメールです。公共に益する内容ですので、副島先生の御指導を受け、こちらにも転載します。※
(転載はじめ)
—–Original Message—–
From: ****
Sent: Friday, May 27, 2011 11:07 AM
To: snsi@mwb.biglobe.ne.jp
Subject: 陸前高田市へボランティア活動?
副島先生、おはようございます。初めてメールをさせていただきます。会員番号****番の****と申します。私は、奈良県明日香村で農薬や化学肥料、除草剤、生長促進剤等を使わないで肥料は発酵肥料のみ与えるという限りなく自然農法に近い栽培方式と取り入れながら、百姓をやっております。そして、自ら仕留めたイノシシの肉や自然蜂のハチミツ、養鶏による卵なども含めた総合的な農産物販売を目指しています。今年8月、37歳になります。
さて、***という組織に入っている私は、この5月9日~13日にかけて陸前高田市へボランティア活動をして参りました。その折りに作成し***へ提出したレポート(若干改編しています)を、副島先生にもご報告したいと考え、思い切ってメールさせて頂くことにしました。まだまだ、世の中のことやいろいろな見識も備わっていない私ですが、今後とも先生の講演や書物でご指導して頂き、そして自分なりに考えながら生きていきます。
陸前高田市ボランティア活動
レポート?
****です。陸前高田市でボランティア活動をして参りました。主な活動は、炊き出しです。報道やいろいろな情報からおおまかには被災地の状況を把握していましたが、実際現地に到着して感じたのは、想像を通り越していました。そして、幼い子供がいる自分が同じ状況下であればどのような思いで生活しただろうか?というのを考えながら、ボランティア活動に臨みました。
とにかく、支援物資についてはいわき市の嫁の友人の友人に送り届けたりしていましたし、情報を精査していますと行き届いている被災地と行き届いていない被災地が相当数に上ることが想像できます。そんな中で、炊き出し(豚汁とおでん風煮物)という活動をするわけですが、現地に向かう前から私なりに味付け等のシュミレーションしていました。50人分や100人分の食事なんて作ったことがありませんし、おいしくて温かい料理を食べていただきたいですしね。また、現地の交通状況も行ってみないとわからないところがありますし、限られた時間内で作業することになるかもしれませんから。。。
そして、その当日。**さん達と相談しながらスムーズに作業を進め、みんなで切った食材を大鍋にぶっこみながら、味を合わせていきました。特に、困難だったのは最終日の100人分のおでん風煮物でした。料理の提供までに1時間弱しかない状況でしたので、とにかくみんなで切った火が通りにくい堅い野菜を先に大鍋にぶっこみ、水をひたひたにした状態で沸騰させ柔らかくさせてから、順次野菜やお肉を入れていき、と同時に味を合わせていきました。時間内ぎりぎりのフィニッシュでしたが、まずまずの味が出せてホッとしました。
被災された方々は、楽しそうに食べていらっしゃったし、私もそれを見ていて何かうれしくなってしまいました。食事が終われば、帰り際に何度も元気にありがとうありがとうとおっしゃっていただいたし、こちらこそ、逆に元気をいただいてありがとうと感謝の気持ちでいっぱいになりました。秋、田んぼでイノシシとの格闘が終われば、また被災地に支援活動に出向きたいと考えています。今度は、子供たちと野球をしたいな~。
H23/5/15 ****
(転載おわり)