[366]米GEの動き
事故から3週間以上たったタイミングでやっと米GEが協力する姿勢をみせた。通常、システム製品を納入・施工した際は、その製品自体の保守(メーカー保守)、及び運用面での保守(運用・サポート保守)は、各々、メーカー、及び施工した企業が請け負うのが一般的だ。東電に対するメーカーからの積極的サポートがこれまでみえてこないというのはやはり問題だと思う。
(副島先生が広報ページで指摘されているとおりです)
東電がメーカーからの助力を拒否したということなのか、あるいはそのような契約形態ではなかったため、メーカーからの助力を得ることができなかったのか、等、福島原発については、メーカー・施工会社との運用保守体制(契約形態)を明らかにすべきだと思う。
少なくともメーカーとして最も責任がある米GE社からの積極的な支援声明がこのタイミングであるというのはメーカーとしての責任感に問題があるのでは。
以下、asahi.comから引用
米GE会長「原発事故収束に協力」 東電首脳陣と会談(2011年4月4日0時55分)
米ゼネラル・エレクトリック(GE)のジェフリー・イメルト会長兼最高経営責任者(CEO)が3日、都内の東京電力本店で勝俣恒久会長ら東電首脳陣と会談した。
東電によると、GEも建設に携わった福島第一原子力発電所の事態収束と、東電の火力発電所増強について、「できることがあれば協力したい」と申し入れがあったという。具体策は今後、両社で決める。
GEは、原発でも世界的なメーカーで、日本では福島第一の1、2、6号機を含め、複数の原発の建設に参加している。
引用ここまで