[3573]小室先生、副島先生に学んで

古典回帰 投稿日:2023/08/19 08:07

小室先生、副島先生に学んだことのまとめと、私見です。
福沢諭吉は、偉かったのですね。彼のおかげで、近代化できた。しかし、小室先生のご本によると、日本はまだ、民主主義・資本主義・近代法が不徹底なのだそうです。
これが、日本の課題なわけですが、ときに、ドイツの哲学者、マルクス・ガブリエルは、倫理資本主義」をとなえています。(『現代用語の基礎知識2023』283ページ)資本主義にも、倫理が必要だというわけです。

ウェーバーの『プロテスタンティズム……』というのは、ウソで(羽入論文)、実は、ユダヤ教が元だったと、副島先生とお弟子さんの本で学びました。ユダヤ教が元の資本主義に対して、ドイツの哲学者は、倫理性が不十分だと、言っています。

それは、それとして、小室先生の先生、森嶋通夫先生は、「儒教資本主義」という言葉を使用されていました。
これは、哲学者のように、頭の中でつくられた観念ではなく、具体的な日本の経済活動の中の要素を、指摘されたものです。昔の経営者は、漢文も読んでいた(あるいは一部は今も)わけです。それを、実践していた。

民主主義・資本主義・近代法のシステムは、小室先生のおっしゃる通り、今のものを、さらに、徹底化するとして、そこに欠けてきている、あるいは、西洋には無かった、知恵として、リーダーのための学問「儒教」を、日本の先輩にならって、実践、体現すればよいと考えます。

お粗末でした。