[3532]副島隆彦の学問道場主催の定例会に是非ご参加ください

古村治彦(学問道場) 投稿日:2023/03/30 23:04

 SNSI・副島隆彦の学問道場研究員の古村治彦(ふるむらはるひこ)です。今日は2023年3月30日です。

 2023年4月9日開催の副島隆彦の学問道場主催定例会についてお知らせします。

 会場参加、動画配信参加共に、既に参加費をお振込みいただいた方々にはEメールで入金確認のお知らせをお送りしております。「振り込んだがまだ確認のメールをもらっていない」という方はお手数ですが、下記連絡先までお知らせください。

【連絡先】
・Eメールアドレス:snsi@mwb.biglobe.ne.jp
・電話番号:048-788-1837
・ファクシミリ番号:048-788-1854

 会場参加で既に参加費をお振込みいただい方には入場券となりますハガキを発送いたしました。お届けまで今しばらくお待ちください。

 ただ今、定例会参加(出席とインターネット動画配信の2種類)申し込みを承っています。是非ご参加ください。

※「2044」 2023年4月9日(日)開催の定例会のお知らせ。演題は「核戦争か。もう×陰謀論者と言わせない」です。2023年3月4日※(↓下記アドレスからお申し込みください↓)
https://www.kokuchpro.com/event/a2581e2750be4ff24ba5e4030118dddc//

 参加申し込みのページにはメッセージを書ける欄があります。参加者の方々からは「ちょうど良い時期に講演会、楽しみにしています」「ついにアメリカが崩れ始めましたね」「副島先生の時代が来ました」などの嬉しい言葉をいただいています。

 今回の副島先生の講演は国際政治、日本国内政治の話が中心になります。「なんだ、経済の話はないのか」と残念に思う方もいると思いますが、もちろん経済の話も多少はあると思いますが、今回の講演は国際、日本国内政治が大きな割合を占めます。「政治と経済は貸借する、バランスを取る」という副島理論の柱から言えば、経済のことを分かりたければ、政治のことを分からねばなりませんし、政治のことが分かりたければ、経済のことを分からねばなりません。国際政治と日本国内政治という2つの大きなテーマとなる訳ですが、この2つを分けて、全く別のものとしてではなく、2つはつながっているというところから分析がなされます。

 ここから、浅学菲才の身ではありますが、私の見解を述べたいと思います。ウクライナ戦争がやはり大きなテーマとなりますが、ウクライナ戦争を泥沼化させているのはイギリスだと私は見ています。ウクライナのゼレンスキー大統領が珍しく国を離れて訪問したのはイギリスですし、イギリスは戦闘機の供与を匂わせ、また、最近では劣化ウラン弾の供与を決定しました。イギリスは大変強硬な姿勢を取っています。

 イギリスは、ウクライナを使って、ヨーロッパの東の端の大国であるロシアを弱体化させようという意図を持っていると私は考えます。また、イギリスは北海油田を持っており、ロシアからの天然資源が輸入できなくなったヨーロッパ各国に北海油田産の石油を高くで売りつけています。昨年のノルドストリームパイプライン破壊のシュハンはアメリカのジョー・バイデン大統領ですが、北海油田を持っているイギリスとノルウェーが協力したことは、シーモア・ハーシュの調査報道で明らかになっています。

 アメリカでは、共和党が過半数を握っている連邦下院で、ケヴィン・マッカーシー議長が「ウクライナ支援にブランクチェック(blank check、金額が書いていない小切手、お手盛りで無制限の予算)はない」と述べているように、ウクライナ支援に歯止めをかけ、停戦に向かうべきという主張も大きくなっています。昨年末からアメリカはウクライナ戦争に関して腰が引けている、と私は見ています。西側諸国がウクライナ支援を行っていますが、米英間で姿勢の違いが見えています。

 昨日、ゼレンスキー大統領は中国の習近平国家主席をウクライナに招待すると表明しました。「話がしたい」という何とも曖昧なかつ不遜な理由での招待です。イギリスのMI6の影響下にあるウクライナを中国の習主席が訪問して何かが起きれば世界大戦になりかねませんから、そのような危険があるので習主席がウクライナを訪問することはないでしょう。「話がしたい」ということの話の内容が停戦交渉の仲立ちの依頼ならば、ゼレンスキーが中国を訪問するか、外交関係の重要閣僚に来てもらうということになるでしょう。

 アメリカをはじめとする西洋諸国がウクライナに軍事物資を支援している以上、ロシアに何か話をするということはできません。戦争に加担して、ロシアの敵である国ウクライナを応援している国の仲介をロシアが受け入れるということはありません。ここで出てくるのは中国ということになります。中国は最近、イランとサウジアラビアの関係修復の仲介に成功するという外交的な大勝利を収めました。これで中東における核兵器保有国同士が関係を修復するということになり、中東における核戦争の可能性を引き下げることに成功しました。ウクライナ戦争停戦の仲介ができるのは中国ということになります。

 このような動きは中国のリアリズム外交の勝利であり、その裏には指南役のヘンリー・キッシンジャーがいると私は考えています。キッシンジャーはウクライナ戦争停戦を主張し、それに対してゼレンスキーが反発するということもありましたが、キッシンジャーが主張している選での停戦ということになると私は考えます。

 定例会参加を宣伝するための文章で、私の見解を長々と書いてしまいました。副島先生の講演では国際政治や日本国内政治の幅広い問題やテーマを取り上げます。ご期待ください。

 最後に、定例会や副島先生の講演会に何度も参加している皆さんは良くお分かりでしょうが、初めての方に向けて書きますと、このように国際政治や日本国内政治の問題について書くと、難しくて退屈な話になるのかと思うかもしれませんが、副島先生の「副島節」にかかると、難しい話題でも分かりやすく、そして笑ってしまうこともあります。今、国際政治や日本国内政治、ひいては経済について、明確な指針を示して、それを分かりやすく伝えているのは副島先生と学問道場だけだと自負しています。

 4月9日の定例会に是非ご参加ください。よろしくお願いいたします。

副島隆彦の学問道場
古村治彦拝

(終わり)