[3500]カナダの農業破壊

鈴木雄司 投稿日:2022/12/08 05:52

■トルドー首相、肥料削減の気候政策に前進(The Counter Signal)
https://thecountersignal.com/trudeau-moves-forward-with-fertilizer-reduction-climate-policy/
トルドー首相は、各州の農業大臣が停止を懇願する中、肥料使用量の削減による窒素排出量の上限設定を進めることを決定した。
「サスカチュワン州農業大臣David Marit氏は、「我々はこの恣意的な目標に本当に懸念している。”トルドー政府はどうやら石油・ガス産業への攻撃から、サスカチュワン州の農家に照準を合わせたようです。アルバータ州農業大臣ネイト・ホーナーによると、世界はカナダが増産し、世界の食糧不足の解決策になることを期待している。連邦政府は、このことを理解していることを示す必要があります。
The Counter Signalが以前報じたように、2020年12月、トルドー政府は新しい気候計画を発表し、2030年までに肥料による亜酸化窒素の排出を2020年比で30%削減することに焦点を当てました。この計画は現在施行されている。しかし、政府は、肥料の使用量、ひいては作物の生産量を大幅に減らすことなく亜酸化窒素の排出を削減できることを認めようとしない。
これは、窒素肥料を減らすことで排出量を減らそうとすると、結果的に今後10年間の作物収量が下がり、農業部門を苦しめ、さらに言えば農家を苦しめることを暗黙のうちに認めているのです。
カノーラ1000エーカーと小麦1000エーカーを栽培している農家では、30%削減すると年間約38,000ドルから40,500ドルの利益が減ると試算されています。2020年、カナダ西部の農家は約2,080万エーカーのカノーラを作付しています。これらの値を用いると、キャノーラからの農家収入は年間3億9600万ドルから4億4100万ドル減少する可能性があります。小麦農家は4億ドルの減少を経験する可能性があります。トルドーが以前カナダ人に準備をするように言った、意図的に食糧不足を引き起こそうとしているのではないかと、今になって考えている。

■トルドー首相、イノベーション担当相をWEFに代理派遣(The Counter Signal)
https://thecountersignal.com/trudeau-sends-innovation-minister-to-wef/
(上記記事は、無料アカウント作成で読めるが、翻訳文を掲載したブログの紹介)
https://note.com/cgychannel2022/n/n886e5004c4f2
WEFのプログラムの一環として、シャンパーニュ氏はフォーラムで他のグローバリストと「明日の仕事」について議論する予定です。シャンパーニュ氏はもちろんWEFの正式メンバーであり、創設者のクラウス・シュワブ氏がアジェンダの貢献者として挙げているジャスティン・トルドー氏も同様である。トルドーがWEFにカナダを代表する大臣を少なくとも一人は出す必要性を感じているのは、当然のことだろう。何しろ、トルドーはメンバーであることに加え、カナダの税金でフォーラムに資金を提供することを約束しているのだから。
The Counter SignalとTrue Northが以前報じたように、トルドー政府は2020年から2021年の間に世界経済フォーラム(WEF)に291万5095ドルを提供し、国連には15億7600万ドルという巨額の資金を提供したが、これらはすべてカナダの税金でまかなわれたものである。
多くの人が思い出すように、世界経済フォーラムの創設者クラウス・シュワブは以前、ジャスティン・トルドー内閣に「浸透」し、トルドー内閣の半分以上が現在WEFのメンバーであると自慢していた。トルドー首相がフォーラムに資金提供していることが最近明らかになったことから、シュワブには経済的なインセンティブがあったことが判明した。

■ビヨンド・ミート工場の汚れた現状を写真と文書で公開(ブルームバーグとThe Daily Item)
https://www.bloomberg.com/news/articles/2022-11-21/beyond-meat-bynd-photos-reports-describe-pennsylvania-plant-s-dirty-condition?sref=xuVirdpv&utm_source=twitter&utm_medium=social&utm_campaign=socialflow-organic&cmpid=socialflow-twitter-business&utm_content=business&leadSource=uverify wall
https://twitter.com/business/status/1594743319036563457
https://www.dailyitem.com/business/beyond-meat-plant-s-dirty-conditions-revealed-in-photos-documents/article_0637d938-955f-5362-9ab5-d86ee1fa653c.html
ペンシルベニア州にあるビヨンド・ミート社の工場の写真と内部文書には、明らかなカビ、リステリア菌、その他の食品安全上の問題が写っており、同社が将来的に大きな役割を果たすと期待していた工場の問題をさらに深刻にしています。
工場の状況を懸念する元従業員から提供された内部文書によると、同工場の製品から昨年後半から2022年前半にかけて少なくとも11回、有害な細菌であるリステリア菌の陽性反応が出たという。同施設での菌の発生は、会社のプライベートな情報について名前を伏せることを希望した2人の元従業員が確認した。リステリア菌は食品工場に頻繁に存在するが、製品そのものから検出されるのはより珍しい。「カビが生えるには時間がかかる。「整然とした状態を1とし、不潔な状態を10とするならば、これは8と言えるでしょう」。

■ビヨンド・ミートに関する他の情報(Twitterから)
https://twitter.com/jhmdrei/status/1597772402976489472?cxt=HHwWgICw9Z_itqwsAAAA

———-(本文はじまり)———-
カナダのトルドー首相は、気候変動対策のために化学肥料の使用を30%削減する政策を導入する予定です。2030年までに肥料から出る温室効果ガスを30%削減のが目標です。農業生産者団体によると、亜酸化窒素の削減は肥料の使用を減らすことになり、結果として農作物の生産量が減ることになります。

もし肥料を削減すると、農家の収入は年間3億9600万ドル(約539億円)から4億4100万ドル(約601億円)も減少する可能性があるとの試算が報告されています。オランダと同様に、温室効果ガス削減でカナダの農業は破壊されます。近い将来、食糧危機が発生しても不思議ではありません。

トルドー政権が世界経済フォーラムに多額の資金を提供するのも、トルドー内閣の半分以上がWEFのメンバーならば当然でしょう。ここでもエリートに支配された政治権力による農業破壊が行われているようです。

一方で、来るべき食糧危機とタンパク質不足を見据えて、ビルゲイツが出資するビヨンド・ミート社の工場に衛生上の問題があることがブルームバーグで報道されました。既に日本でもビヨンド・ミートの商品が発売されており、新しもの好きな人が試しに購入しているようです。植物由来のタンパク質を摂取できる代替肉はヘルシーなのが売り文句だそうです。
https://twitter.com/plantbasedmarie/status/1585131839152222209
https://twitter.com/MeatsNext/status/1594518393344122880

ビヨンド・ミートの衛生上の問題もさることながら、代替肉の健康に与える影響は未知数と思います。例えば、キャノーラ油は原材料は問題なくても、高熱処理をする工程の中でトランス脂肪酸が生成されます。トランス脂肪酸は、癌や生活習慣病や認知症などの病気をつながる危険な油と言われています。

植物性タンパクを摂取したければ、納豆や枝豆を食べるのがよく、人間が過度に加工した食品は人体への悪影響が潜んでいるかもしれません。ましてや、遺伝子組み換え大豆を使えば、悪影響は増すでしょう。自然の恵みをそのままいただくのが食事本来の意義であり、過度に加工した食品は注意が必要です。

話しが脱線しましたが、食料危機は起こるのではなく。支配層が計画的に起こすことが浮き彫りになってきました。