[337]福島の野菜を買いに来られる 田山晃さん 

中西省司 投稿日:2011/03/28 21:11

いわき市在住のNo.5161中西と申します。
田山さんの勇気ある行動に感謝して、いわき市内の現況を報告します。
いわき市小名浜は原発50km地点にあります。30km圏内ではありません(市の北端にある久ノ浜は30km圏内にかかります。副島先生が来られる四倉は30km強の圏外になります。ちなみに私の家は市の中央部にあり40km地点です)。
現在いわき市内では大手スーパーも含め野菜を売っているところが極端に少ない状況です。福島産だけでなく、どこ産の野菜も入ってこない、野菜だけでなく一般食品もほんのわずかしか入らず店を開けるとあっと言う間に完売してすぐに閉店となります。
いわき市民としては地元野菜でも何でも買えればすぐにでも買って食べたいのですが、販売量が少なくどこの店で売るかがわかりにくく、販売情報が入ってもすぐに売り切れてしまいます。決して買い占めたいのではなく、今日や明日に食べたい物を求めているので、いつ食べ物が無くなってしまうかという恐怖感もあります。年齢の行った人間にとって’すぐには健康に影響の出ない’程度の放射能など全く気にするものではありません。摂取を禁止して畑に生えているものをつぶす様なもったいないことをせず、事情を理解して食べたい人には好きに食べさせるような、物を大事にする施策をとることはできないのでしょうか?
その他、ガソリンも同じ状況で販売予定のスタンドは早朝から長蛇の列ができ、3時間待ってようやく高騰したガソリンが3千円分だけ入るということがいまだに続いています。
いわき市は3台から4台車を持っている家がたくさんありますが、これは豊かなためではなく車がないと生活が出来ないからです。ガソリンが無いと働きに行くことが出来ないし、食材を買いに行けなくなってしまいます。
したがって現在多くのいわき市民は物の不足により生活が大変困難な状況にあります。
このようになっているのは、いわき市内すべてが原発30km圏内と思われているため、物流トラックの運転手が放射能を恐れていわき市内に入ってきてくれないことによりわずかな物資しか入ってこないことが大きな要因になっています。
このままでは住民が離れ定って、いわき市が崩壊してしまうかもしれないという懸念もあります。
皆様のご協力をいただけますようお願いします。