[3367]なぜ、ラブロフはゼレンスキーをピアニストと呼んだのか

会員番号5533 投稿日:2022/03/19 09:29

「ロシアはウクライナに攻め込むことはない、それは、手を出したら、ここぞとばかり西側は一斉に非難して、ロシアにはいいことがないから。自ら国際社会で不利になることをロシアは避ける。」と、私は思って、聞かれると、そう答えてました。「ただし、現地のロシア人が迫害されていたら、絶対に助けに行く。絶対に助ける、それがロシア人。」と、付け加えました。
ロシアのいう「ウクライナをネオナチから解放するための特殊軍事作戦」をロシアが決断した背景には、不利をわかっていても踏み切る覚悟に至ったよほどのことがあるはず、と思っていましたら、ロシア人を対象にした生物化学兵器を米国と共同で開発しているというロシア側の告発があり、これかなと思いました。2月4日にプーチンは北京で習近平と会っています。ここでロシアの計画の決意や中国からの協力についても、言質を取り付けたと思います。プーチン大統領のいくつかのスピーチは、よく聞かないと、と思っています。
さて、ロシアのラブロフ外相は、ロシアの軍事作戦前に、「ゼレンスキーとよく話す会うべきではないか。」とジャーナリストに聞かれ、答えました。「彼は今も"ピアニスト"だ。彼らが一方的に損なっている二国間関係を正常化したいなら、どうぞソチでもペテルブルクでも来させたらいい。」と言っています。
なぜ、ラブロフは「ピアニスト」と言ったのか。以下のコントを意味しています。https://m.youtube.com/watch?v=A5ydLJVbIQg&feature=youtu.be

ロシア側がゼレンスキーという人物をどの程度に認識しているのか伺われます。操られる道化者ということでしょうか。ペスコフ大統領府報道官も作戦開始の初期に、「ロシアは今のところゼレンスキーを正当な大統領と認識している。」と発言しました。認識しない事態もあり得ることが伺われます。ロシア語では、「ある国 «で»」と表現する時の前置詞は «в»(ヴ)なのですが(例えば 「日本で」=в Японии)、最近のロシアのニュースでは、ウクライナには、 «на»(ナ)を使っています。«на»は、国内の一地方を意味します。