[3366]ウクライナ戦争。6本目。プーチンは、アメリカ(ディープステイト)の策に嵌(はま)って負けたのか。

副島隆彦 投稿日:2022/03/18 06:35

副島隆彦です。今日は、2022年3月18日(金)の 午前2時です。

 ウクライナ戦争 に対しての私の評論の6本目です。 世界は、いよいよ核戦争の脅威と恐怖から逃れられなくなりつつある。 
 ウクライナ戦争は、ロシアとプーチンにとっての泥沼の戦争になりつつある。 停戦(シース・ファイア cease – fire )の 協定成立がこのあと一週間後にある、としても、それは、そのまま和平交渉(わへいこうしょう。peace talks  ピーストークス)にはならない。ウクライナ戦争は泥沼の戦争になった。

プーチンはアメリカ(西側)の策に嵌(はま)ったようだ。どうもそうらしい。ウクライナ侵攻のその日(2月24日)から、ロシア軍は、電子戦争(サイバー・ウォー)と情報戦争(インフォメイション・ウォー)の両方で負けている。これでは緒戦(開戦)からのプーチンの負けとなる。

 侵攻後の3週間でロシア軍が受けた打撃はあまりに大きい。
おそらく1万人のロシア兵が死んでいる。戦車と戦闘車両が、500台撃破さている。兵員輸送車はその倍が破壊された。戦闘機も武装ヘリも80機以上が撃墜されている。
 
 ほとんどが実際の戦争を知らないロシア兵たちの間に、厭戦気分(えんせんきぶん low moral )が広がり士気が低下している、というのは本当だろう。ウクライナ軍のドローンや、対(たい)戦車ミサイルの餌食なって戦闘車両と共に火だるまとなって、瞬時で死んだ者たちを除いて、隊列から逃げ出してうまく捕虜になった若いロシア兵たちの愁訴と哀願が、スマホを通して、世界中に伝わった。

 しかしウクライナ兵も、ロシア兵の3倍は死んでいる。この事実を抜きにして、ロシア軍の作戦の失敗ばかり言ってはならない。哀れなのは、大きな世界勢力間(かん)の道具にされて、国土が破壊され、民衆までが大量に死ななければいけないウクライナ人である。

「我々、ウクライナ人は、ロシア軍を打ち破って、必ず勝利する」と言っているウクライナ人たちは、プロパガンダ(宣伝、工作)の人たちだ。本当の多数派のウクライナ人の考えとはちがう。

 ここで割り込みで、金融・経済の重要な話を書く。アメリカのFRB(中央銀行)が、短期金利(政策金利、FFレイト)の0.25% の上げを決定した。

(転載貼り付け始め)

 〇 「 米、ゼロ金利解除 0.25%利上げ22年は7回想定 」

2022年3月17日 3:08 日経新聞    【ワシントン=大越匡洋】

 米連邦準備理事会(FRB)は3月16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で短期金利の指標であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0~0.25%から0.25~0.50%に引き上げると決めた。新型コロナウイルス危機への対応として始めたゼロ金利を2年ぶりに解除する。

 ロシアのウクライナ侵攻で不確実性が高まるなか、インフレ抑制を優先し、大規模緩和の幕引きをめざす。2015年12月から18年12月まで3年続いた前回の利上げ局面以来の連続利上げに乗り出す。・・・・

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦です。 アメリカは、国内の激しいインフレと現状のインフラ崩壊 を阻止するために、政策金利をゼロ金利から脱出して、金融引き締めに転じた。 長期金利(米国債の利回り、イールド)は、すでに、2.2%まで上昇している。米国債の利回りが上昇し続けると、そのまま金融危機につながる。 

 ロシア政府の金融資産を、敵性国家資産の凍結という非常措置によって、動かせないようにした。これはもう国家と国家の戦争状態を意味する。

 アメリカ政府は、金利上げが、株式の暴落に繋がることを知っているので、それを、防ぐために、FRBのFOMCの利上げの発表の直前の16日(水)、17日(木)の2日間、相場操縦(そうばそうじゅう)をやって、1000ドル近い、株価の上昇をやった。日本もそれに追随した。 NY株(ダウ平均株価)は、34,000ドル、日経平均は26,000円を回復した。

 金(きん)は、3月8,9日のウクライナ戦況が、一番、激しかったときに、1オンス(31.1グラム 2,070ドル (日本の小売りで、1グラム=8,400円)の最高値まで行った。だが、このあと、1900ドルまで落ちている。 ウクライナ戦争でのロシア軍の負け、の情報がアメリカの金融業界にも広がって、このときからNY株の上昇の動きとなった。

 しかし、このまま上昇が続くわけではない。NYの金融市場が、抱えている重大な亀裂の部分から、また株式の暴落、と債券(国債)の暴落 と 金(きん)の上昇が起こる。

 欧米(西側)は、ウクライナ侵攻への、ロシア政府への経済制裁(エコノミック・サンクション)として、ロシア政府の決済口座を、SWIFT(スウイフト)という国際電子決済制度から追放して、使わせなくした、ということまでやった。資金の決済ができなくなると、受け取るべき資金を受け取れなくなる。西側からの、ロシアへの経済制裁は、そのまま西側世界への打撃ともなる。世界経済は、一気に、戦争経済(ウオー・エコノミー)、戦争体制の経済に入りつつある。世界的な統制経済への道を歩み始めた。

 ロシアは、6300億ドル(70兆円)の外貨準備を持っている。ところが、その半額の、3200億ドル(35兆円)が、凍結されて使えなくされた。それで対外債権の決済が出来なくなって、もうすぐロシアはデフォールト(債務不履行)に陥る、と言われている。

 すでに、ロシア・ルーブルは、大暴落して、去年まで1ルーブル=12円ぐらいだったのが、今は1ルーブル=1円 あたりにまで、下がった。 それでもロシア国内の生活は、ルーブルで行うので、ロシア国民は暮らせる。

 このままのアメリカの金利の上昇は、アメリカ経済を支えてゆくことが出来なくなることに繋(つな)がる。今年中に、7回の金利上げで、政策金利は、3%近くなるになる。それに耐えられるだけの財政基盤を超大国アメリカは、もう持っていない。世界は、2024年の大恐慌突入(ワールド・デプレッション)に向かってひた走っている。 これは、もう避けられない。

 私、副島隆彦は、この5年間、ずっと自分の本で、「2024年、世界恐慌に突入」を書いてきた。 いよいよ アメリカの金融崩壊、実体経済の機能不全によって、泥沼の世界に入ってゆく。

 アメリカは最初から、プーチンを怒らせて挑発して、まんまとウクライナに引きずり込む計画だったのだ。42年前の1979年のアフガニスタン戦争(ロシアの侵攻の失敗)の二の舞にし、あのとき、「アフガニスタンを、ロシア(ソビエト)のベトナムにしてやる」と言った、ズビクニュー・ブレジンスキーの戦略が、再び蘇(よみがえ)っている。つまり「ウクラナイをロシアのベトナム戦争の泥沼にしてやる」という、ネオコン(neo-Con 今はさらに純化してムーニー Moonie )戦略に陥りつつある。

 私が、編集長と話していて、3月4日(金)のことだったが、「アメリカが始めから、うまくプーチンを騙して、ロシア軍のウクライナへの侵攻を、やらせたという説が有る」と聞いた。私は驚いたが、この時、深刻に考え込んだ。それはどうも有り得る、と。

 アメリアの高級外交誌の 「フォーリン・アフェアーズ」(FA誌 )の3月号に、
この「プーチンを ウクライナで巧妙な罠に陥れよ」という内容の論文が載っているそうである。私はまだ読んでいない。すぐに読まなければいけない。

 プーチンは、ディープステイトの策に落ちたようだ。中国がそのことをヒドく心配している。しかし、それでも中国はロシアの大後方(だいこうこう。 the great back)である。ロシアを助ける。今、世界政治の中心軸はここにある。ヨーロッパではない。

 プーチンは、もう、あとには退(ひ)かないだろう。自分の体制が壊れるまで、戦争を続ける。なぜならプーチンは、大きな、人類の正義の側にいる人間であるから、このディープステイトの悪魔崇拝の勢力との戦いを、もう、やめるわけにはゆかない。

戦争は、やってみなければ分からないのだ。どうなるか、やってもなければ分からない。どっちが勝つかも分からないのだ。それが人類の歴史(世界史)だ。あれこれ知ったかぶりを、周囲は書くが、それは傍観者の理屈だ。

 私が前回、書いた通り、ウクライナで、生物兵器(危険な病原菌を培養して兵器としてバラまく)と、中性子爆弾(Neutron bomb ニュートロン・ボム)という小型核兵器(戦術核)をウクライナの30か所の研究所で、アメリカの資金と指導で研究し製造していた。このことは真実である。だからそれらを、プーチンが先制攻撃で、取り上げて破壊した。その証拠はどんどん公開されている。

 西側同盟の主要国(列強)は、本当に、ディープステイトに支配されているのだ。日本もその哀れな家来である。この大きな事実から私たちは、目を逸(そ)らしてはならない。 どっちが悪の帝国であるか。日本は、どっちの勢力の子分であるのか。

 世界を火の海にしたいのは、ディープステイトたちである。ただ単にプーチンひとりを叩きのめして失脚させればいい、ということにはならない。ディープステイトの悪魔崇拝の者たちは世界中を火の海にしたいのだ。

 プーチンは、ウクライナのネオナチの勢力を根絶やしにするまでは、ウクライナでの戦争をやめない。だからこのまま、ウクライナ戦争は、泥沼のまま、そして世界戦争につながる道を歩んでいる。その途中で、2024年に世界は大恐慌に突入するだろう。
 今以上の、西側諸国からの、軍事支援に対して、プーチンが、本当に怒ったら、ポーランド国境地帯の ウクライナの軍事拠点への、戦術核(タクティカル・ニュークレア・ウエポン)の使用を決断して実施するだろう。1万人ぐらいが死ぬ。

 西側は、今、そのプーチンの決断を、心底、恐れている。プーチンをこれ以上、追い詰めて怒らせたら、あの男は本当に核を使う、と、西側指導者たちは、一致して考えている。フランスと、ドイツは、そしてイギリスは、これ以上のウクライナへの軍事支援をやる気はない。会議を開いて口で言うだけだ。 ヨーロッパはこれ以上、ウクラナイ戦争が長引いて、それがヨーロッパ大戦になることを嫌っている。 
 バイデンが、3月24日に、ブリュッセルに行って、NATOの会議とEUの会議に出席する。そこで、本気で停戦に向けて、ロシアと話をする、ことになる。

 その前に、今日、3月18日、バイデンは、習近平と電話(テレスクリーン)会談をした。バイデンは、「中国が仲裁して、プーチンを止めてくれ」と言っただろう。

 すなわち、世界は、大国たちによる列強(れっきょう)政治である。列強(powers パウアズ)の指導者たちだけが、世界の運命を決めることが出来る。天才学者・小室直樹先生が、私たちに教えてくれたとおり、「世界政治は、剥き出しの大国(列強)政治」 naked powers politics  「 ネイキッド・パウアズ・ポリテックス」である。

バイデンさえもが、3月11日に、「甘い考えをするな」と、若い民主党の議員たちを激しく叱った。好戦派の、若い議員たちが「ウクライナをさらに支援するために、大統領。ウクライナに戦闘機を送りましょう。ウクライナ上空を、飛行禁止区域(no fly  zone、ノー・フライ・ゾーン)に指定しましょう」と言ったら。「そんなことをしたら、プーチンは、本当に核兵器を使うぞ。アメリカは、それに核兵器で反撃出来る、と思っているのか。あの男(プーチン)は本気でやるぞ」と、バイデンが本気で怒った。

私が、ウクライナ戦争の現状を、一番良く、リアルタイムのように、分かったのは、ユーチューブの「 真・防衛研究チャンネル 」というサイトである。誰でも見ることができる。

(転載貼り付け始め)

〇 「 【ウクライナの戦況】ロシア苦戦、ステルス機Su 57まで投入!ロシア軍キエフ中心まで20kmに迫る! 」   真・防衛研究チャンネル
https://www.youtube.com/watch?v=zxsqw073oTE

ウクライナの戦場 図上の 戦況配置図

(転載貼り付け終わり)

私は、このサイトを次々と見たら、この3週間のロシア軍の苦戦が分かる。電子戦と 情報戦で、ロシアは、始めから負けていた。アメリカ空軍のAWACS(エイワックス)の情報収集機が、ウクライナ軍に直接、ロシア軍の居場所と配置を正確に精密に逐一、教えている。

 緒戦の2月24日に、キエフの北方の、ホストメリという地区にある、アントノフ空軍基地を、ロシア軍の最強の 空挺師団(ヘリボーン)の特殊部隊(スペツナズ)の1個中隊、200人の最精鋭のロシア軍が殲滅(せんめつ)された。Mil-17 「ミル17」武装ヘリで着陸して空港を占領した。これが、周囲で、待ち伏せしていたウクライナ軍の第4即応理旅団4000人によって、完全に包囲され撃滅された。 (副島隆彦加筆。さらに後日、分かったが、本当にロシアのスペツナズ200人を殺したのは、アメリカの民間軍事会社のアカデミー(以前はブラックウォーター)の、米軍の最強の特殊部隊あがりの傭兵たちであったそうだ。)

 ロシアの特殊部隊(スペツナズ)は、一旦は、空港を制圧した。だが、これ自体が始めから仕掛けられた大きな罠だった。後続のロシアの装甲師団(戦車部隊)が、チェルノブイリ方向から、急いで南下して、湿地帯を通過して、到着するのが間に合わなかった。ロシア軍の動きは、すべて、アメリカのAWACSに傍受され、そのままウクライナ軍に通報されていた。

この時、ロシアの大型輸送機Il 76 「イルージン」2機が、キエフの南に向かって飛んでいて撃墜されている。 おそらくキエフの南側、すなわち、ウクライナ軍の正面からは背後に、降りようとしていたロシアの空挺部隊がこれで全滅しただろう。

これらのことは、上記の「真・防衛研究チャンネル」で、3月2日? の号で描かれ説明されている。
 ロシア軍の侵攻を、十分に想定して、この為に準備して、8年前の2014年からずっと、8年間、アメリカ軍とNATO軍の軍事顧問団が周到に準備していた。手ぐすねを引いて待ち構えていたと言うべきだ。アメリカ軍のベテランの教官たちが、ウクライナ正規軍と、それと今や一体化しているアゾフ大隊(ネオナチ Azov Batalion )集団に「ジャベリン」対戦車ミサイルの使い方や、暗号化した信号データの送り方や、電子妨害の仕方や、「S-300」の地対空ミサイルや、BUK(ブーク)ミサイルの 隠し方、素早い移動の仕方を軍事指導していた。

  これではロシア軍は勝てない。ロシア軍の通信は、暗号化されていない普通のスマホのようなもので行われていた。すべては、アメリカ製の高度の通信機器で傍受され、ウクライナ軍に筒抜けで伝わった。同じロシア語を使っているのだから。ウクライナ語とそんなに違わない。この通信・情報戦でもロシア軍は決定的に負けている。

 それでもロシア軍は、物量で優勢だから、大きな損害を出しながらも、じわじわと面取り、陣取り作戦で、ウクライナ国境線から100キロぐらいのところまで、ぐるりと、占領している。今も戦闘は続いている。 いくら、「双方、撃ち方、やめ」の 停戦合意(cease -fire agreement シースファイア・アグリーメント)が成立しても、ロシア軍は、自分たちが血で贖(あがな)って占領した地帯から簡単には撤退しないだろう。なぜなら、停戦のあとの和平交渉(peace talks ピーストークス) がうまくゆくわけはないからだ。

 上に載せた、「新・防衛チャンネル」の 画像の 戦況地図を見て、解説を聞いているいと分かる。3月17日になっても、北のハリコフ(ハルキウ。第二の都市。大阪みたいな。ロシア系の住民が多い) でも、南のマリウポリでも、まだ市街の中心部では戦闘が続いている。それで一般住民にまで死者の被害が出てる。

 アゾフ大隊のようなネオナチの強固の信念をした、死ぬまでロシア軍と戦う、という者たちが、残っていて、すでに、都市ゲリラ戦になっている。 おそらくほとんどは地下の退避豪にいる住民たちの間を、動き回りながら、ロシア軍と戦っている。死ぬ気で戦う者を相手にしたら勝てない。

しかし、今、アメリカで、ウクライナのネオナチを勝たせたら、その悪い影響がアメリカ国内にまで広がる、という警戒感が生まれている。

 ここにチェチェン共和国で、ロシア側について、地獄の戦争をしてきた、カディロフ首長のような男の軍団(3500人から7千人と言われる )を、プーチンは、自分の信頼関係で、連れてきて投入した。 地獄の戦いだ。

  南部の都市ヘルソンは完全にロシア軍が制圧している。しかしここでは、非武装の普通の市民たちが街に出てきて、ロシアの戦車の前に集まって、丸腰のまま抗議をしている。非武装の市民を撃つことは出来ないので、ロシア軍の戦車と兵士たちは、黙って見ている。

 ウクライナ人たちは、何でも知ってるはずだ。今のゼレンスキー政権が、ここまでプーチンを追い詰めて、怒らせて、侵攻したただけの理由がある、ということも。ただ単に、戦争反対、ロシアの侵略反対、だけを言っても、本当は、通用しないのだ、ということも。みんな分かっているのだ。

 プーチンが要求している、ウクライナの「ウクライナの中立化(非軍事化)」と、ネオナチの勢力を政権から排除する 「非ナチ化」de-Nazification ディー・ナチフケイション の正当性も。そして、ロシア系の住民が多い東部のドネツク、ルハンクスの2州と、クリミア半島のロシアへの併合。この要求を飲むことが、停戦合意の条件になっている。だが停戦交渉は、これから何度でも行われ、合意するが、また破られる。

 それがこれからずっと続くだろう。 西側の主要国(大国、列強たち)は、自分たちに、ロシアの核兵器が飛んでこなければ、それでいい、と思っている。ウクライナ人たちは可哀そうだが、さらに一段階上の、プーチンと、主要国首脳の交渉で、ウクライナ人たちの要求は抑えつけられてゆく。だから、ここでは、私、副島隆彦が、30年間唱えて来た、世界史(人類史)を貫く 「帝国―属国 関係」として、冷酷に現状を見る必要がある。

 ロシア帝国(皇帝プーチン)は、ウクライナがNATOに入って、ロシアの安全を真近から脅かすことを絶対に容認しない。歴史的に自分の周辺属国であったウクライナが、敵側の西側世界(ディープステイトが支配する)の手先となって、ロシアを破壊する作戦に使われることを許さない。 だから、このあとも、ずるずるとウクラナイナ戦争は、泥沼化したまま続く。

 プーチンは、天才である。政治と軍事の天才というよりも、フイロソファー(哲学者)のような男で知性と教養がある。他の国の政治家にしかなれないような政治動物とはちがう。それでもプーチンは疲れ果てて次の任期である2024年には引退するだろう。そのあとを誰がロシア帝国を指導するのか、分からない。ロシアが西側(ディープステイト)の深い計画どおり崩壊してゆく、ということはない。西側の金融、経済の大崩壊の方がその前に起きるだろう。それは、2024年である。

 いよいよ明後日の20日(日)に迫った、私の、「副島隆彦の予言者 金融セミナー」が開催されます。私が5時間半、これからの世界の動きと、金融・経済の動きしっかりと話します。受講料の当日払いでもいいそうですから、お金と時間に余裕のある人は来てください。当日払いの受付での混雑を避けるため、以下の要領で予約を済ませてから来てください。
オンライン受講(DVD付)も引き続き受け付けています。
 世界の政治問題に興味のある人は、5月15日(日)に、「学問道場の定例会」という講演会があります。そちらに来てください。


===============================
「副島隆彦(そえじまたかひこ)の“予言者”金融セミナー 第23回」
*会場:イイノホール&カンファレンスセンター 東京都千代田区内幸町2-1-1
*日時:2022年3月20日(日) 
 開場・受付/11:00~ 終了/17:30 (予定)
*受講料:15,000円(税込)/指定席  または オンライン
===============================
申し込みは、コチラから ↓↓↓
https://kokc.jp/e/50da22a30840a71e91bc384b804d4380/

副島隆彦拝