[3245]次の首相は誰か。私のこの予想は外(はず)したくない。
副島隆彦です。 今日は、2021年9月5日です。
私は、今朝 4時に起きて、下に載せる2本の記事を読んで、「ははあ、そうか、次の首相はこの女なんだな。これはアメリカのディープ・ステイトの意思なんだ 」と分かった。この予測は、外したくない。
下↓ に載せる「安倍氏が高市早苗(たかいちさなえ)氏を支援へ 麻生氏も支持に回る可能性」(テレビ朝日)と 「 「お前と一緒に(オレと河野太郎まで)沈められねえだろ」声を荒らげた麻生氏 」 (西日本新聞) の記事で、私は、判断した。
私が自力で営々と築いてきた「帝国ー属国 理論」の公式どおりに当て嵌(はめ)て解くと、どうしてもこの判断になる。アメリカ帝国が、属国である日本の首相を決める、少なくとも事前の許可が必要だという理論だ。 さっき弟子たち宛てに書いたメールを載せる。
ふたつのMLへ
副島隆彦から
私は、今4時に起きて、分かりました。アメリカ(ディープ・ステイト)は、
今度の日本の総選挙でも、またしても、不正選挙のマシーン「ムサシ」(富士ソフト社 )を使って自民党を勝たせる、気だ。
アメリカで、トランプ大統領を潰すのに去年の11月3日に 使ったmassive voter fraud t投票の捏造ソフトの「ドミニオン」の日本版だ。
ディープ・ステイトの一角である ヒラリー派が、「これまでの大きな 既定方針どおり、女の時代だ。高市早苗 でゆきなさい。アメリカは、そのように準備する。そうすれば、お前たち、安倍と 麻生も生き残れる」と、決めていたのだろう。これで、今度の総選挙で、自民党のワルの若手たちが落ちないで済む 奇策だ。
菅首相が、悩みぬいた最後の4日間、すぐ横にいたのは、小泉進次郎であった。小泉は、菅と安倍、麻生との間を取り継ぐ、連絡係(英語では、リエゾン・オフィサー liaison officer
と言う)をやっていた。菅を最終的に退陣に追い込んだのは小泉である。菅は小泉進次郎を信用して騙されたのだ。
小泉は始めから安部川のスパイである。菅は自分が信頼していた進次郎(すなわちマイケル・グリーン)に騙されたのだ。菅が進次郎にしゃべったことは、そのまま、マイケル・グリーンに伝わり、同時に安倍と麻生に筒抜けになっていた。
小泉進次郎(子分)
マイケル・グリーン(親分)
小泉進次郎(まだ40歳)はワルである。小泉の後ろには、育ての親( 小泉はジョージタウン大学大学院に英語の論文を提出した。日本語の文も満足に書けないのに)のマイケル・グリーンがピタリと付いている。 グリーンが、今も日本操(あやつ)り班(ジャパン・ハンドラーズ Japan handlers )の頭目として動いている。グリーンが、アメリカ本国のヒラリー派の意思を体現している。こいつが、本当の日本のキングメイカーである。
( ここから、副島隆彦が2021年9月9日に追加、加筆する。 小泉進次郎は、コロンビア大学(ニューヨークに有る)留学であって、ジョージタウン大学(首都ワシントンにある)ではないのでは、という質問が私に有った。このことを説明する。
小泉進次郎は、23歳で、関東学院大学(横浜と神奈川県の人は、皆で笑う大学)を卒業したあと、ジェラルド・カーテイスという、日本操(あやつ)り人間で、主に、日本民主党をあやつる対策の学者(でもないが、そういうことになっている)のNYの名門コロンビア大学教授(学内ではきちんとした学者とは認められていない)が、特別の 裏口入学で、面倒をみて、大学院を卒業しました(MD)、ということにした。最近、ここで、進次郎に過大な「下駄を履かせた」ことがバレている。
このあと、進次郎は、首都ワシントンに行って、マイケルグリーンの助手(カバン持ち)
になって、1年間、修行している。進次郎は、このとき、ジョージタウン大学(イエズス会が創立し経営している恐ろしい大学)の大学院にも登録している。マイケル・グリーンは、ジョージタウン大学教授の肩書も持っている。だから、先生(指導教授、メンター、mentor )
であるグリーンに「指導してもらって」英語で日米政治の論文を書いて提出している。
だから、進次郎は、おそらく 博士号を貰ったことになっている。しかし、今では、このことは、とても恥ずかしくて、言えなくなった。
グリーンは、ジョージタウン大学の付属の研究所(シンクタンク)である、CSIS(シー・エス・アイ・エス。戦略・国際問題・研究所 に所属している、対(たい)日本政策の
研究員でもある。だから、進次郎も、このCSISの研究助手の肩書を持っていたはずなのだ。
CSIS は、Center for Strategic International Studies 「センター・フォー・ストラテジック・スタディーズ」だから、「戦略・国際問題・研究所」なのである。
私、副島隆彦の主著である、『世界覇権国を動かす政治家と知識人たち』(2001年、
講談社プラスα文庫)を、しっかりと読むと、これらの主要な戦略研究所(シンクタンク)のことも書いていて、その全体像が分かる。
このあと小泉進次郎は、日本に帰ってきて、父親の小泉純一郎の秘書になり、同年に父親が、引退声明を出したのでその後継ぎとして、2007年に?、27歳で、当選して衆議院議員になって今に至る。現在、40歳(1981年生まれ)である。 副島隆彦の 加筆、解説終わり)
これで、「日本にも初の女性の首相が誕生する」で、来週 から、仕組まれたメディア騒ぎになる。だが、この右翼で出しゃばり女の高市早苗を、日本の女たちが進んで支持するだろうか。
ディープステイトは、ここまでやるのだ。これで、菅と二階(2F)の負けだ。安倍と麻生の悪人(ワル)たち(3A)の勝ち、となった。安倍が、このあともキングメーカーとして生き残る。あと何年かは分からないが。これに立憲民主党の ワルの枝野や玄葉、渡辺周たちが連携している。立民は少しだけ勝てばいい。
だが、それでも、日本の 反ディープステイトの正義派(良い者たち)も、しぶとく抵抗する。
自分が権力の座にしがみついていさえすればいい、という悪人(ワル者)である、安倍と麻生に対して、まだ、少しでも本当に日本国民のことを考えることのできる、河野太郎、石破茂 たちの出番まで、まだ暫(しばら)くかかる。
菅首相が、9月3日の午前11時半に、自民党本部で、二階俊博(2F)幹事長に会ったときに、「(彼らのやり方は)ひどい、ひどすぎる」「すでに決められてる」と言って、「もう戦う気力を失った」と言った、と記者たちから伝わった。
西日本新聞 2021年9月4日 の見出しが、「「お前と一緒に沈められねえだろ」声を荒らげた麻生氏 首相“孤立”の瞬間」とあり、文中に「「おまえと一緒に、河野の将来まで沈めるわけにいかねえだろ」 とある。そして、「人事権も解散権も封じ込まれた総理総裁なんて見たことがない。最後は裸の王様だった」 とある。
だから、アメリカも認めている、河野太郎 が首相になるのは、高市に1年ぐいらやらせたその後だ。日本に来ているアメリカの軍人たちも、河野でいい、と言っている。石破茂も、防衛族で、防衛庁長官の時から、アメリカとやり合っている。
だが、全国の自民党員に大きな人気のある 石破茂の線は、残念ながらない。岸田文雄 も、宏池会(こうちかい。吉田茂の系譜)の牙城である、自分の広島選挙区を、安倍の統一教会仲間の河井克之と案里によってひどく汚されて、安倍に怒っている。
岸田は、「政治を綺麗(きれい)にする。河井案里に、1.5億円(国費からの支出)を党本部が特別に配った件を調査する」と言ったので、今も、この件を検察庁に被疑者として調べられている安倍が極めて不愉快だから、岸田がいくら、安倍と麻生に屈従して、色目を使って(秋波を送って)「私はあなたたち2人の言うことを聞きますから」といくら卑屈になっても、警戒して許さない。 安倍にとっては、自分が、検察に捕まることを、何が何でも、阻止しなければいけない。
これで「奇策の 高市早苗で行く」が決まったのだ、と、私は、世界政治分析からする日本国内の政治の評論の専門家として、今9月5日時点で判断した。
副島隆彦記
(転載貼り付け始め)
●「安倍氏が高市氏を支援へ 麻生氏も支持に回る可能性」
2021年9月3日 テレ朝
https://news.yahoo.co.jp/articles/5e5386cdef4db46c09ebffbb18524c4322d5a171
自民党の総裁選を巡り、安倍前総理大臣が高市前総務大臣を支援する考えであることが分かりました。高市氏は、安倍氏の出身派閥である細田派に所属していました。
今は無派閥ですが、安倍氏と高市氏は共に保守系グループ「保守団結の会」で顧問を務めるなど、政治信条が近い関係にあります。 安倍氏が支援すれば、高市氏は細田派の支持も一定程度得られることになりそうです。
また、麻生副総理も自身の派閥に所属する河野行革担当大臣を支持せず、高市氏の支持に回る可能性があります。総裁選は、岸田前政調会長が立候補を表明しているほか、河野行革担当大臣が立候補の意思を固めたことが分かっています。
〇「「お前と一緒に沈められねえだろ」声を荒らげた麻生氏 首相“孤立”の瞬間」
2021年9月4日 西日本新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/481e681b3599f30e3e24c4a850e31096bb1f24fc?page=1
9月2日夜。菅義偉首相は、自民党役員人事の一任を取り付けるため、麻生太郎副総理兼財務相と接触した。
同じ神奈川県選出で信頼する麻生派の河野太郎行政改革担当相を要職に起用できないか―。だが、麻生氏は声を荒らげた。「おまえと一緒に、河野の将来まで沈めるわけにいかねえだろ」
首相は説得を試みたが、麻生氏は最後まで首を縦に振らなかった。
もう1人、首相の後ろ盾である安倍晋三前首相にも党人事への協力を求めたが“三くだり半”を突き付けられた。首相が「孤立」した瞬間だった。
一夜明けた3日午前11時半、自民党本部8階。居並ぶ党幹部を前にした首相は静かに目を閉じた。事務方が用意した「党役員人事は6日に行う」という書類には目を落とさず、こう言葉を絞り出した。
「1年間、コロナ対策に全力を尽くしてきた。総裁選を戦うには相当のエネルギーを要する。総裁選は不出馬とし、コロナ対策を全うしたい」
首相「しんどいです」
9月3日午前11時20分ごろ、菅義偉首相は自民党役員会に出席するために訪れた党本部で、二階俊博幹事長に辞意を伝えた。
前日には総裁選出馬の意向を示していた菅氏の突然の変心。驚いた二階氏は慰留したが、首相は無言だった。首相はこれに先立ち、官邸で麻生太郎副総理兼財務相にも面会。「しんどいです」。首相の気力はすでに失われていた。
新型コロナウイルス対策では「後手」批判を浴び続け、東京五輪の政権浮揚効果も不発。8月にあった地元の横浜市長選でも支援候補が「大敗」した。党内には「首相のもとでは選挙は戦えない」という声が日増しに高まる。支持を期待する麻生氏も周囲に「このままだと、選挙は厳しいな」と漏らすようになった。
追い打ちを掛けたのが、9月の自民党総裁選で対抗馬になる岸田文雄前政調会長の「二階切り」を含む人事改革案。党内の中堅、若手から歓迎する声が上がり、総裁選の流れは岸田氏に傾き始めた。
「9月中旬解散説」一気に広がった批判
焦りを募らせた首相や側近議員たちは、総裁選の先送りを模索。そこで浮上したのが、総裁選前に衆院解散し、与党勝利をもって党総裁選を乗り切る「9月中旬解散説」だ。
東京・赤坂の衆院議員宿舎で8月31日、首相は二階氏に既定路線とされた任期満了選挙に加え、9月中旬解散が選択肢にあることを伝達。二階氏は首相の判断に委ねると返答した。
だが、8月31日夜にこの話は漏れ伝わり、党内から「道連れ解散だ」「無理心中するつもりか」との批判が一気に広がった。麻生氏から9月解散説を知らされた安倍晋三前首相は、首相に電話で「総裁選はしっかりやるべきだ」と忠告。首相が重用している小泉進次郎環境相も「総裁選を先送りしたら首相も党も終わりです」と進言した。
翌1日朝、首相は官邸で「解散できる状況ではない」と表明。首相は「解散カード」を封じられた上、党内の信頼も同時に失った。
首相が、岸田氏の「二階切り」への対抗策として打ち出した人事刷新案もこの解散騒動で行き詰まる。
首相は安倍、麻生両氏と折り合いが悪い二階氏を幹事長から外すことで歓心を買い、さらに知名度の高い河野太郎行政改革担当相や小泉氏らを要職に起用することで刷新感を演出するはずだった。
だが、総裁任期まで1カ月を切る中での異例の人事案は「保身のためという狙いが透けて見える」(中堅議員)など、遠心力を招くばかり。麻生氏は河野氏に人事要請を受けないよう求め、安倍氏の出身派閥の細田派も距離を置き始めていた。
総裁選で菅氏が敗れることを想定すれば、菅氏の人事案に乗ることはリスクが高い。「誰も引き受け手はいない」(首相周辺)。無派閥で党内基盤のもろい首相に残された手は、もう残っていなかった。
「最後は裸の王様だったよ」
二階氏は首相と面会した2日夜、派閥議員たちに「菅さんはやる気満々だ」との印象を伝えた。菅政権を支えてきた森山裕国対委員長も、菅氏が辞意表明する3日朝まで総裁選戦略や人事案などについて思案していた。
首相は9月3日、官邸で辞意の理由について「コロナ対策と総裁選は両立できない」と語った。だが、人事が見込みも立たず、孤立無援の末に1人で辞任を決めざる得なかったのが実情だ。
首相側近はテレビで首相の辞意を知り、こう嘆いた。「人事権も解散権も封じ込まれた総理総裁なんて見たことがない。最後は裸の王様だった
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦拝