[318]食品は放射性物質の減衰という性質を利用して加工して消費を

黒瀬祐子 投稿日:2011/03/23 10:10

会員の黒瀬祐子(PN)です。3月11日以来、副島先生からの発信を固唾を呑んで読み続けてきました。副島先生の勇気と行動力に深く感動しています。

福島復興支援につながる、具体的な情報を見かけたので投稿します。

◆◇牛乳はチーズに、野菜や果物は缶詰やジュースに◆
放射線防護の日本のパネオニア、吉澤康雄東大教授の片腕だった
佐久大学教授の小西恵美子さんから:
出荷制限したり廃棄したりという政策は賢明とはいえません。
加工食品の材料として買い上げ、
牛乳はチーズ、野菜や果物缶詰やジュースに加工し、
市場出荷時に、製品を抜き取って放射能測定をし
安全確認をして市場にだす、ということをするべきです。
放射性物質からでる放射線の強さは、時間とともに減ってゆきます。
たとえば、放射性ヨウ素の半減期は8日。8日たつと半分に、
1月たつと7%に、2カ月後には、0.5%にという風に激減します。
核種が何であれ、加工食品にして、「製品出荷時の測定をして安全確認」
という「管理・監視の政治」が大事がと思います。
牛乳や野菜を廃棄しても、その物自体は、下水やごみ捨て場など、
環境に存在していることは変わりありません。
放射性物質の減衰という性質を利用して加工し、
消費するのが賢い判断です。食べ物は食べられてこそ、です。

◆◇理不尽な、卑怯な、キャンセルに怒り◆
農家を救おうとした相模野病院長、内野直樹さんから:
22日朝のNHKテレビで「会津中央乳業」という、乳製品を作っている会社が、原乳中の放射性物質濃度は全く問題ないのに、首都圏の販売店からキャンセルが相次ぎ、存亡の危機に瀕していると言う報道を見ました。
私は本当に腹が立って、小さな病院ですが、相模野病院で使う全ての乳製品を、福島県の業者から買おうと決めて、自分で電話しました。
回答は、「福島県から出荷停止命令が出たので、工場を一旦閉鎖した」ということでした。
私は体が震えるほどの怒りを覚えました。
何故このような、くだらない決定がなされなければならないのでしょうか。
恐らくこれは氷山の一角で、報道されない被害者が山のように存在するのだと思いました。
このような極めて理不尽な、卑怯な、人間の屑(私はこれ以上罵る言葉を知りません)注文をキャンセルした企業は公表され、社会から制裁を受けるべきです。
支援策は一瞬では無意味で、継続が鍵だと思っています。
社会保険病院グループによる支援策につづいて、相模野は今、職員から義捐金を集め、何年間かに及ぶ、息の長い支援を行いたいと考えています。
何とかしてあげたいのです。
ゆき注:熱血漢の内野さんについては、以下のサイトを。
http://www.yuki-enishi.com/challenger-d/challenger-d53.html

以上は「福祉と医療・現場と政策をつなぐ「えにし」ネット」
http://www.yuki-enishi.com/
のメーリングリストから抜粋しました。