[3153]医療費

佐藤義孝 投稿日:2021/06/05 16:06

 少子高齢化の日本では社会保障の増大が問題になってます。その様な中で高齢者の窓口負担を引き上げる法案が成立しました。

     (引用始め)
75歳以上の医療費の窓口負担 2割に引き上げの改正法 成立
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210604/k10013067361000.html

原則1割となっている75歳以上の医療費の窓口負担を、年収200万円以上の人を対象に2割に引き上げる改正法は、4日の参議院本会議で、賛成多数で可決され、成立しました。

改正法は、現役世代の負担の上昇を抑えるため、原則1割となっている75歳以上の医療費の窓口負担を年収200万円以上の人を対象に2割に引き上げるものです。

急激な負担の増加を抑えるため、引き上げの実施から3年間は、1か月の自己負担の増加額を最大3000円までとする配慮措置が設けられています。
       (引用終わり)
 
 私はまだ高齢ではないので、こういう問題に関心はなかったのですが、6月4日放送のワールドビジネスサテライトで医療費の削減問題と絡めて扱われていました。

 解説者によるとコロナの1年間で国民の医療費が1兆円以上減るそうです。いくつかの理由があるがコロナを警戒して病院に行かなくなったからと言っていました。

 また、2020年の死亡者数が約1万人減少したそうです。積年の課題だった医療費の削減がコロナを契機として兆円単位で出来たと語ってました。

 一方で2割負担は830億円ほどしか削減効果がなく不要不急の通院や投薬を控えることの方が削減額がはるかに大きい、病院の無駄なかかり方を見直すだけでいいという内容でした。

 ネットを検索してみると同じような内容の記事がありました。

       (引用始め)
新型コロナで医療費総額は15%超減少、「待てない重症患者」は受診を続け、軽症患者は受診控えか―健保連
https://gemmed.ghc-j.com/?p=35336

新型コロナウイルス感染症の影響によって、今年(2020年)4月・5月には前年同期に比べて医療費総額が15%超の減少となっており、その主因は「患者減」である―。

また1日当たり医療費は増加しており、「軽症患者が新型コロナウイルス感染を恐れて受診控えをし、待てない重症患者が医療機関を受診している」と考えられる―。 
    (引用終わり)

 別の記事でも通院を控える行動が健康の悪化につながってないと書いてあります。 

    (引用始め)
医療費が過去60年で例のない減少となった真因
https://toyokeizai.net/articles/-/413389?page=5

また、「受診控え」あるいは「受診抑制」とも呼ばれる国民の行動は、短期的に見て、健康の悪化につながったわけではない。例えば、厚生労働省が今年2月22日に公表した人口動態統計速報によると、2020年の死亡数は138万4544人で、前年比0.7%(9373人)減。これは11年ぶりの減少である。

この約10年、高齢者の増加を背景に、死亡者数は毎年2万人前後の増加を続けていただけに、2020年は実質的には死亡者数が約3万人減少した、と見ることができる。
      (引用終わり)

 高齢になると軽症でも心配になって通院したくなる気持ちはわかりますが、学問道場でも度々指摘されてるように薬漬けになり、かえって健康を害したり頻繁に通院することで医療費が大きくなったり、デメリットの方が大きいと思います。