[313]福島の復興を願う
始めて投稿させていただきます。本名を伏せさせていただきますこと、お許しください。
(東京新宿在住、5歳の男児の母)
ここ数日の重掲を読ませていただきますと、会員の皆様の心の動揺が伝わってきました。日々、状況が大きく変わる中で、副島先生のお言葉を頼りに生きている会員の方がどんなに多いことか、実感いたしました。もちろん、わたくしもそのひとりです。副島先生を慕う会員の方々にとって、先生の存在、思想ごと、お守りです。先生が無事に、福島視察から戻られて本当に良かったと思います。
[309]の副島先生の投稿文の中で、[地元の人が言った。 「東京のテレビのアナウンサーが、『今日は、南風(北のように吹く)です。安心してください』と言ったのよ。福島県民のことなんか、東京の人たちは何も考えてくれないんだ。東京の為に、電力を作って、そして、私たちはこんなひどい目にあっているのに」 と。 ]
これを読んで、本当にドキッとしました。
福島の原発は、東京のために作られたものなのです。こんなことさえ考えたこともなかった自分が恥ずかしいです。東京のために福島県に作られた原発なのに、東京の人たちだけ上手く放射能から逃れて、そればかり必死になって考えて、福島県民だけ見殺しにしていいのか・・。いいわけがないです。私は言葉も有りません。
先程、会社でFMラジオを聞いていましたら、福島のある農家の人がインタビューに答えていました。「福島の野菜のほとんどが東京へ出荷されます。東京のための野菜でした。東京の人たちが今後福島の野菜を食べられないとなると、東京人の多くが野菜不足になるのが心配です。申し訳ないです。」というコメントです。なんと、この場に及んで東京人の野菜不足を心配してくれている?驚きました。わたくしたちはここ数日、福島を完全に見捨てていました。何て酷いことを考えていたのでしょうか。
皆さん、今日から「我良し」の考え方は捨てましょう。これまで長い間、福島は、東京のために、東京人ために、電気を作って送り、野菜や肉や魚を作って届けてくれていたのです。深く深く感謝します。決して忘れてはいけません。
心から福島の復興を願います。