[306]せっかく関西に避難した人は慎重に判断をしてください
今日は2011年3月21日です。
昨日(3月20日 日曜日)、「今日のぼやき」の1202番で副島先生の現地調査の報告を読みました。
土曜の夜は重苦しい気持で寝床に入ったのに、この報告文を読み気持が一気に明るくなり、光明が見えてきました。
下の299番のゆみこさんの安心した気持はよくわかります。多くの会員の皆様も同じくほっとされたのではないかと思います。
しかし、私は副島先生のこの文章を読みながら多少の違和感を感じました。これまで30冊近くのご著書を読み、「今日のぼやき」で膨大の文章を読んできました。
その中には私の信じてきた事を根底から覆すような記述がいくつもありましたが、今回のような違和感を感じたのは初めての事です。
「強運により、原発事故の凶悪事(強度の放射能汚染)から日本国民全体が、のがれることができました」と述べられていますが、その根拠として原発から8キロメートルの地点で、ガイガーカウンターの数値が15マイクロシーベルト毎時(15μSv/h)であったということです。
「すべてを疑え」「真実を暴け」というのが副島先生の教えであると私は理解しています。ゆみこさん、先生の文章も疑がってください。
その数値が正しかったのか(たまたま風上になっていたとか、ガイガーカウンターが壊れていたとか、極端な疲労で計器の設定の誤りで読み違いの可能性とか、、、)その数値が正しかったとしても、8キロメートル付近の数値を計っただけでどうして強度の放射能汚染がこれからもないと結論付けられるのか?
現地からの報告の文章は先生が極度の緊張と極度の疲労の中で書かれたものであろうと想像します。(事実この文章を午前12時10分から書き始め十数行書かれた時点で先生は激しい睡魔に襲われて午前3時まで昏睡されたようです)そのような疲労と一時的な楽観の感情に支配された中で書かれた文章である事を会員である私たちは正いく理解しなければなりません。
私は先生が決死隊を組織して予想されるメルトダウンの後、炉心をコンクリートで覆う作業を行い日本民族のために死んでいく覚悟を表明されたことを重い気持で受け止めました。本物の思想家はその思想により自分の死に場所を知って行動するのだと思いました。
現在決死の覚悟で冷却作業を行い、電気システムの復旧作業をされている原子力プラントの技術者の方々、自衛隊、消防隊、警察官らのすべての関係者の努力が成功して、事故を起こした原発が一刻も早くコントロール下に置かれるように祈っています。
そして、我らが副島先生がこれからも我々の先頭に立ち日本の真実を暴き続けられることを期待します。