[30]参議院選挙を前にして

一般市民 投稿日:2010/07/05 21:20

 参議院選挙まで1週間を切ったが,野党自民党総裁の谷垣氏の度重なる指摘を受けても,新政権の民主党は先の衆議院選挙で掲げたmanifestoを撤回していない。
 本当に「民主党の5つの約束」の1つ「地域主権」の項の「高速道路の無料化」は撤回しないのであろうか?

 高速道路無料化については,マイナー路線のほんの一部だけを実験的に無料化ししただけであるうえ,社会実験という名目でさらに国民のお金を1000億円単位で使ってしまうという始末。さらに休日1000円は値上げで2000円などと息巻いた。おいおいmanifestoはどうなったんだ?
 そもそも,すべての高速道路をたとえば平日の0時から4時まで無料化にするという方法も考えられた。この時間帯なら飛行機にも新幹線にも,そしてフェリーにも影響はでないし,休日ドライバーによる交通渋滞もなかったはずだ。一方で,生活に直結する物流コストが下げられるために国民にあまねく還元されたはずだ。それを足がかりにその先を模索していくのが本来の手順であったろう。
 深夜全国一斉無料化というインパクト,他の交通機関への配慮,交通渋滞への配慮もし,また,無料だからといって出てくる暴走族もこの時間帯にまとめて検挙できるので,普段「停止線から1cm出ていたから一時不停止だ」といちゃもんをつけて善良な市民のお金を巻き上げて点数を稼ぎをしてきた下っ端警察官(司法巡査)も,正々堂々とならず者の撲滅という本来の志を全うできたであろうに。

 約束を守らず,さらにしらばっくれる恥知らずに投票すべきかどうか,私はいま思案中である。