[291]東京電力のレポート

ジョー(下條) 投稿日:2011/03/19 14:58

昨日 東京電力が現状のレポートを出しました。これが真実かどうかはわかりませんが、現状では一番信頼できる東電からの情報です。下は要約したものです。

http://www.hattori-ryoichi.gr.jp/blog/福島第一原発概況#09.pdf

私は原子力の専門家ではありませんが、わかる範囲で簡単に述べたいと思います。

まず、格納容器、圧力容器です。原発には2つの容器があり、内側の核燃料が入っている容器を圧力容器、そのまわりを覆っているのを格納容器といいます。圧力容器はかなり頑丈で80気圧でも耐えられるようです。一方、格納容器の耐圧は4~8気圧。

福島第一原発で今問題になっているのを一号機、二号機、三号機ですが、レポートをみるとどれもきちんと存在しているようです。だから、3月13日、14日の爆発を私はずっと「水蒸気爆発」(核燃料がメルトダウンを起こし、それが水に落っこちて激しく水蒸気になって高圧で爆発する現象)だと思っていましたが、確かに、報告のとおりの「水素爆発」(高温のジルコニウムにより生成した水素が酸素と混ぜって反応した現象)のようです。

この一号機、二号機、三号機の圧力容器(炉心)には、すべて海水が入っている。確か東芝の技術者の方だと思いますが、「圧力容器に海水を入れることなど可能なのか?」と述べていました。しかし、この文章をみるかぎり、やったようです。ここから、長時間停電の非常時には、圧力容器の高圧ガスを抜いて、海水を入れることがマニュアル化されていたことがわかります。この後、自衛隊の特殊部隊が撤退していますから、彼らがやったのだと思います

しかし、どうやら、この高圧ガスを抜いた時に、すべての発電機で爆発が起きている。どうやっても停電時には、うまく安全には、高圧ガスを抜けない設計のようです。

しかも、この高圧ガスを外に抜いた時に大量の放射性ガスが漏れたとみるのが、各地方の放射線モニターから想像できることです。

ただ、このときには、風はずっと西から東に吹いていた。3月15日以外はずっと強い西風です。だから本当に「神風」が吹いたといっていいでしょう。

http://www.irsn.fr/FR/popup/Pages/animation_dispersion_rejets_17mars.aspx

一号機の格納容器圧力は不明。二号機、三号機は2気圧以下になっています。私は専門家ではないので、はっきりはいえませんが、「格納容器破損」とありますから、高温化するに従いガスが外に漏れている可能性が高いです。そうなら、二号機、三号機のまわりの高い放射線線量はここに起因していることになる。一号機は不明です。

圧力容器(炉心)の温度はわかりませんが、以上をみると、圧力容器がどんどん熱くなっているのがわかります。冷やすしかありません。。

副島先生の言ったように、電力を復旧して、そとからだんだんと冷却していくしか方法しかありません。東芝の原発技術者が福島第一原発に集合しているようです。日本の現場技術者を恐ろしいほど優秀です。彼が知恵を集合して、あらゆる手段をつかって、ひとつひとう電源をつなげ、冷却器を復活させ、必ず冷却してくれるだろうということを私は信じています。