[2818]アメリカ大統領選挙を観て、考えたこと

片岡裕晴 投稿日:2021/01/05 22:25

(2021年1月5日投稿)

アメリカ大統領選挙とその後の経過を追っていくにつれ、私の中で大きな変化が起こりました。特にアメリカ(トランプ大統領派)と中国(中共=中国共産党)に対する感情がほぼ180度変わってしまったので自分で驚いています。

『アメリカ帝国の支配から脱して、日本の独立自尊の道を見出していく』という副島思想の信奉者である私が、11月12月の二ヶ月の間に「ちょっと待てよ」と考え込んでしまう様な状況に陥ってしまったのです。

なぜなら、これも副島先生がよく述べられている『アメリカは没落し、中国と覇権交代が起る』という予言がまさに実現しつつあり、そのことを待ち望んでさえいた私が考えを変えつつあるからです。

しかし、だからと言って『アメリカの軛(くびき)から逃れ、自由になる』事を決して捨てた訳ではありませんと、あらためて述べた上で、この二ヶ月の間に起こっていたことを振り返ってみます。

アメリカが世界で果たしてきた役割について、多くの批判があり、それは深刻な事態を世界にもたらしているという事実を忘れることは出来ませんが、それでもなお今回の大統領選挙における中共の外国(この場合はアメリカ)に対する、長年の用意周到な干渉(アメリカ社会のあらゆる分野――マスコミ・教育界・経済界・政界・学界――その末端の人物から中枢の人物に至るまで経済的利益とハニートラップとその結果としての脅迫によってコントロールする)はとても認めることが出来ないと考えています。

最もそのアメリカも同じことを中南米に、東南アジア、中東、アフリカ、ヨーロッパ、極東に対して行い、我が日本も例外ではなく、重大な内政干渉と国益の侵害が行われてきたことは言うまでもありません。

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一昨年の12月武漢で始まったコロナ騒動は当初、中国経済を潰すためにヒラリー派の軍産が起こしたものだと思っていました。しかしその後、考えを変えざるを得なくなりました。というのもアメリカ大統領選の経過を見ていくうちに、バイデン陣営(民主党左派、アンティファ、BLMを含む)はコロナ感染危機を理由に選挙投票の方式を大幅に変更し、郵便投票を推奨し、不正選挙をやりやすくする準備を予めしていました。

(①コロナ危機を利用して大統領選挙の不正を胡麻化そうとしたのか、②大統領選挙で不正を行い、政権を乗っ取る、つまり国家転覆を実行するために人為的にコロナ危機を世界中で起こしたのか判然としません。もし②であり、かつそれに中共が深く関わっているとするならば、コロナ騒動が中国の武漢で始まったことも納得できます。それはアメリカがアフガニスタン、イラクに戦争を吹っ掛けるために、自国(アメリカ)を攻撃する9.11の事件を起こしたのとまったく同じ構図です)

選挙投票日の11月3日以前に、マスコミでは『レッド・イリュージョン』『ブルー・シフト』というスローガンが広く報道されていました。その意味するところは『開票が始まると当初はトランプ(共和党・赤・レッド)が優勢であるが、開票が進むにつれてバイデン(民主党・青・ブルー)に傾いていく』というアメリカ国民だけではなく、全世界の民衆に対する洗脳工作が行われていました。(不正がバレるのを防ぐため、そして不正の結果を受け入れやすくするため予め起こることをマスコミを通して広く知らせて置いたのだろう)

そして激戦州と言われていたペンシルバニア州はじめ6州において、そのことが現実に起こりました。正規投票(投票所に各自が行って行う投票)においてはトランプが圧勝していたにも関わらず、(ペンシルベニア州の監視カメラに証拠の映像が残っているように)夜中に開票所が閉められた後、居残った工作員が不正票を大量に持ち込み、集計機に読み取らせ、その結果バイデン票が急速に伸びてトランプ票を上回りました。
まさに、優勢だったレッド(トランプ)は幻影(イリュージョン)のごとく消えて、ブルー(バイデン)にシフトしていったのです。

(これはマスコミをも巻き込んだ綿密な、大規模な、計画的、組織的不正選挙であり、正当な政権を乗っ取るための国家転覆計画といってよい)

しかし、計画していたコンピューターのアルゴリズム(トランプの1票は0.75票に、バイデンの1票は1.25票になるようにプログラムされていた)によって行った不正では間に合わなくなり(それほどトランプが圧倒的に勝っていた)慌てた工作員たちが誠に杜撰(ずさん)にも、バイデンの不正票を沢山持ち込み過ぎたため登録有権者数よりも投票数の方が多くなるという選挙区がいくつも出てしまった。

(バイデンさん、あんたを勝たせるために投票率が100%を超えちゃったよ!)

誰の目にも明らかな不正選挙が行われたのである。

今、判っていることはトランプを叩き潰したい勢力(既得権益層=民主党、共和党の反トラン派、マスコミ)がDS(ディープ・ステイト)をバックにし、そしてエプスタイン島事件(児童の性的虐待事件)に関係するおぞましい悪の人脈に、さらに(政治的たくらみを秘めた)中共が深く絡んで共闘関係にあるという複雑怪奇な事件が起こっているのだと私は理解している。(本当によく判りません)

これに対してトランプ支持者のアメリカ人は彼らが支持する合衆国憲法の理念を守るため立ち上がり、1月6日のワシントンD.C.におけるトランプ支持者による(抗議のための)大規模集会が開かれようとしている。

なぜ1月6日なのか?それはこの日、連邦議会において上下両院合同議会が開かれるからである。

この日、去る12月14日に選挙人(11月3日の一般投票によって選ばれた)によって投票された大統領選挙の票が開票される。

通常ならば、これは大統領を決定するための単なる儀式であり、日本の新聞やテレビが報道するようにバイデンが新大統領として正式に決定され、1月20日に大統領就任式がめでたく行われるはずである。

ところが、今回はそうはならない。何故ならば、誰の目にも明らかな不正選挙が公然と行われたからである。

しかし、1月6日に新たな局面を迎えることになるだろう。トランプかバイデンか、どちらに転んでも混乱は避けられないだろう。

日本のマスコミの報道に反して、(そして学問道場の言論空間で語られているように)トランプが大統領として再選されるだろう。

そして、それは混乱の始まりとなるだろう。ANTIFA(アンティファ)やBLMは黙っていないだろう。

オレゴン州ポートランドからの勇敢な怖いもの知らずのフリージャーナリスト我那覇真子(がなはまさこ)さんの映像レポート(https://www.youtube.com/watch?v=j2Nqw7Sk6Qg
を見ると何年か前には治安の良かった街がホームレスのテント村になり、覚せい剤が蔓延し、しかも街の行政府が覚醒剤を打つための注射器を安全衛生の為に無料で配布する(信じ難い事だが不潔な注射器で回し打ちして、病気にならないようにする為に無料で清潔な注射器を配るという理屈らしい)という風に、民主党系の自治体は弱者救済を掲げて、逆に治安悪化に貢献しているらしい。

そして、これはあくまでも憶測にすぎないが、ANTIFAやBLMの暴力活動を支援するために、DSや中共は活動資金を援助しているのではないだろうか?

これはまるで中東でISやアルカイーダに、そして「アラブの春」で活動家たちに資金援助をしていたことと同じ構図ではないか?

覚醒剤が広く蔓延し、それに行政府が加担しているというのは、まるで清朝末期のアヘン戦争当時の中国の姿ではないか。

いま、アメリカで起きていることを映像として眺め、カメラをグッと引いて大きな視野で観察してみるとアメリカ国内で大きく2つの勢力に分かれて戦っているように見える。

アメリカの大統領選挙は、共和党と民主党の2大政党がそれぞれの政策を掲げて闘うという対立した構図がもともとあり、その対立を巧みに利用する形で中共がいつの間にかSIRENT INVASION(見えない侵略)を行って、それは成功の一歩手前まで来ているようにさえ思えてくる。

ここには『分断して統治せよ』という古代ローマ帝国以来の手法が適用されて、アメリカはこの先2~4の地域に分断してしまうのではないかという予兆さえ感じてしまう。

振り返って、我が日本を考えてみると、既に静かにSIRENT INVASIONが行われているのでは無いかとうい戦慄すべき未来が始まっているのかも知れない。