[2616]妻はどうしてわかってくれないんだ!
巷で再び流行ってるという、コロナの件で妻と言い合いになる。夕食の団欒にコロナの話題は禁物君であるのだが、妻からコロナの意見を聞いてくるからいちいち真面目に答えてしまうが、妻の方としては当方の意見に全くの関心持たず、妻に反撃される。
学問道場の会員たちもさぞ同様の惨状が眼前に広がっていることだろう。
その内容とは、以下のようなものである。
「今日もどこどこで〇〇人出たって。」
「ゆりこさんも大変だね。」
「沖縄もかわいそう。国はなんで制限をかけないのかしらん。」
エトセトラエトセトラ。
おれは「だよねー」と答えておけば良いものをいちいち、真面目に答えてしまう。
副島先生が、コロナ騒動初期に仰っていた、上の人間たちの動きを見よと言う金言を念頭に、妻には以下のように、はなしをした。
「あのね。政府が動かないんだからコロナは終わりなんだよ。なんでかというとね、情報は、一番上の人に集まるでしょ。一番情報を持っている人たちが、第二波だから移動制限しましょうって言わないのは、政府内では案外、「なんだコロナってたいしたことないのか」とかになってるからなんだよ。政府が今回得たものはね、コロナの知見だけでなく、国民を統制できたということなんだよ。ここがいちばんの成果なんだよ。あとね、あとね、小池百合子や大阪の兄さんが騒ぐのはね、国との闘いが始まってるからなんだよ。昔、長渕剛の巡恋歌っていう唄に、『こんなに好きにさせといて、勝手に好きになったはないでしょ』って言う内容と同じなんだよ。知事は、国を頼ったけど彼女たちは国から捨てられたと思ってるの。休業要請しようにも、財源がなくてどうしようもないし、だからね、ごねていると言ってもいいんだけど、もともと悪いのは、政府の出口戦略がなかったからなんだ。これがうちらの国なんだよ。」と、だからね、都知事選の時にね、ちゃんと、山本太郎を選んでおけばよかったんだよ。と、ルーラル言語で話すのだが、馬の耳に念仏のご様子で、妻には、自分の言いたいことがたくさんあるようだ。
「あなただって、コロナにかかるのが怖いでしょ。」と言うので、コロナ自体は怖くないけど、コロナによる差別と、会社組織の活動が止まってしまうことが怖いよ。」と言う。
はたまた、妻の話が急に飛んで、友人の勤めている公共機関の営業成績が悪いらしく、嘆いているのだが、ここにもわたしは、いちいち小言を付け加える。
「あのね、世の中の景気はね、コロナでは、健康な人は死ににくいし、インフルエンザのように対策をして、普通の生活を国民がしたいなぁと国民が動き出さなくちゃずっとこのままだよ。」といい、おまけに、
「あとね、差別もね、インフルエンザよりも致死率は低く、みんなで騒ぐほどの疾病ではないとあう民衆の共通理解ができればなくなるはずだよ。」と話してみるが、妻の方かは梨の礫で、キッと睨み付けられる。
きゃうは、とりあえずここまでにしておくが、世の中のコロナに対する国民挙げての情熱はあと3年は続くことだろう。厭戦気分になるまで日本人はコロナに怯え続けるのであると書いて終わりにする。