[2611]コロナと三峡ダム

中山裕之 投稿日:2020/08/02 19:49

「新型コロナは馬鹿には見えないウイルス」というのが、大馬鹿者の私の見解です。「無知なあなたのせいで、あなたや、周りの人が死ぬかもしれないよ!」という脅し文句は、悪質な宗教団体や、詐欺グループそのもので、本当に気持ち悪い。

 東京都知事選挙の直前に、予想どおり、若者の感染者が増えた、という報道がありました。20代、30代と注意書きをする念の入れようには、思わず笑ってしまいました。
 
 私は、三峡ダムの存在すら知らなかったのですが、おおざっぱに感じたことは、中国のような大国は、国内事業が世界戦略に準ずるような規模なんだなあ、ということです。

 そこでふと、わかったことがあります。東京オリンピックの代わりに開催されている「世界コロナ裸おどり」は「一帯一路」に対する焦土作戦だということです。私自身は、この焦土の中に含まれるので、大変みじめです。
                               止まらぬ経済衰退の中、その腹いせに、ひたすらにロシアと中国を敵視する有様は、我々の西側諸国が、いつの間にか、旧ソ連圏のような、貧しく息苦しい国々になってしまっていた。と、私には感じられます。

 “金槐”和歌集というのは、名前がとても面白いです。私も一句

 祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。

失礼いたしました。