[2593]副島先生の歴史的発見のお祝い
「1881」番の今日のぼやきで、副島先生が「イギリスがプロイセンすら操っていた」という、重大な世界史の秘密を解明されました。このことを心からお祝い申し上げると共に、この大きな真実を私たちに教授してくださったことに感謝いたします。
ここは学問道場なので、正直に書きます。私はいつものように今日のぼやきを読みながら、心の中で「ふーん、プロイセンもやっぱりイギリスが操ってたんだ」と、最初は事の重大性を理解していませんでした。
しかし今日のぼやきの同文章内で、副島先生が書いていた「大きな理解に、共感できる人は、私に、メールください。共に喜びたい」の一文を目にした時に、はっと我に返りました。座禅の最中に和尚さんに叩かれた様にです。
普段の実生活で自分の脳が衰退しているためと、あまりにも副島先生の言論に馴れすぎてしまっていたためです。我に返ると同時に、久しぶりに、知る喜び が、今より若い頃に味わった刺激的な感動ではない、静かな心地良さが、一時ゆっくりと駆け巡り、是非なんでもいいから、嫌われてもいいから先生にメールしたいと思ったしだいです。
思い起こせば、昔『英文法の謎を解く』で、はじめて副島先生の言論に触れたときに「私が本当に知りたかったことは、こういうことなんだ!」「こんなことがわかる日本人がいたのか!」と強い衝撃を受け、正に目から鱗が落ちて、遠くの広々とした世界が見えてくるようでした。
私は文系的なことならなんでもかんでも関心があり、その中でも私が特に知りたかったことは、自分が生まれる何百年も前から、世界中を支配してきたヨーロッパ文明、とりわけ今も現在進行形で世界を支配するアメリカの根本的な実像を知りたかった。
自分は巨大な覆(くつがえ)すことのできない大きな力に、支配されている、という劣等感と苦しみがあり、これほどの力に対する憧れと、それに対して、結局、自分はどういう態度を取るべきか、という問題で悩みました。このことは歴史好きな、私以外の大勢の人々にとっても、とても重要なことであるはずです。それなのに、何故このことに関心を持つ人が少ないのか、と自分勝手に嘆いていました。
しかし、私自身が、先に述べたように、いつの間にか、うすらぼんやりした脳になってしまっていました。 副島先生は、現存する中で、日本第一の知者でありながら、長年不当な扱いを受けながらも、腐らず、見捨てず、過激に反発せず、そして堂々と学問を追究され、広められた。この態度こそは、私が上に述べた問題への答えであると思います。
その先生が、このたび世界の知識人に追いつき、一歩先に進まれたことは、日本にとって大変めでたく、素晴らしいことです。 これからも応援し学び続けます。失礼いたしました。