[2545]武漢ウイルス研究所の 石正麗(せきせいれい)女史(重要人物)が、アメリカに亡命したらしい。
副島隆彦です。今日は、2020年5月6日(水)です。
以下の情報を、私は、昨日、知って驚いている。どこまで事実なのか、分からない。他の世界的なメディアはこれに追随していない。なぜか相手にしない。
一体、何が起きているのか?
ここの重たい掲示板の下↓ の「2542」番に、私が書いた文。そして その最後に載せた、これも、長文の、私、副島隆彦が「新型コロナウイルスの発生源( point of origins ポイント・オブ・オリジンズ あるいは、pathogenic original point と言う ) について、一番、よく知っているウイルス研究の最先端の研究者で、武漢のウイルス(病毒、=びょうどく=)研究所の副所長である、石正麗(せきせいれい。シー・ツェンリ Shi Zhengli )研究員」に、注目している、と書いた。
発生源 と 発生地 は、違う。発生地は、武漢市である。発生地は、epidemic location エピデミック・ロウケイション と言う。
彼女が、フランスに逃亡して、パリのアメリカ大使館に、4月20日頃に、政治亡命(ポリティカル・アサイラム)した、と報じている。この報道が真実かどうか、分からない。彼女は、武漢で発生した、新型コロナウイルスの、製造?に深く関わっている研究者とされる。しかし、彼女は、「この新型のウイルスは、生物由来であって、断じて人造、人工 man-made (マン・メイド)ではない」と、「財新」の記事で明言している。
この武漢ウイルス研究所は、アメリカ、フランス、オーストラリア政府の資金(ファンド)も出されて設立されたP4レベルの研究所であり、世界中の先端のウイルス研究学者たちが行き来している。ここで、研究競争が行われていた。
アメリカ政府のコロナウイルス対策で陣頭に立っている(テレビによく出てくる)、アンソニー・ファウチ Anthony Fauci NIAID(エヌ・アイ・エイ・アイ・ディ 米国立アレルギー感染症研究所)所長が、なんと、コロナウイルス製造に関与していた、という最新の記事が、アメリカで出ている。
この「財新(ざいしん)」という中国の、知識人向けの高級誌に載った評論文は、相当に難解(なんかい。むずかしい)である。私は、20数回読んだが、今でも読みながら考え込んでいる。
普通の人の知能では、残念ながら、これを読みこなすことは無理だ。私は、このようにはっきりと言います。人はそれぞれ、持って生まれた知能(インテレクト、intellect 、知性)が、異なる。この場面では「人間は、皆、平等」などと、綺麗事(きれいごと)を言っていられない。 副島隆彦記
「武漢研究所の女性研究員がアメリカに亡命したことを伝える台湾の自由時報」
◯ 「 武漢ウイルス研究所のシー・ツェンリ(石正麗、せきせいれい )研究員が、1000の極秘書類を持参した上で、アメリカに「亡命」した 」
自由時報 (副島隆彦注記。台湾の新聞。保守、反中国、反共の立場 ) 2020/05/02
新型コロナウイルスの拡大がいまだに続いている中、最近、世界の多くの国がこの新型ウイルスが、中国の武漢の研究所に関連している可能性があるという疑惑を表明している。
アメリカ政府もまた、さまざまな公開情報を調べる中で、ウイルスの出所は「中国科学院からの可能性が最も高い」と判断したと発表している。関連が疑われているのは、武漢ウイルス研究所と武漢疾病管理予防センターだ。
最近、武漢ウイルス研究所の副局長である石正麗(シー・ツェンリ)氏が、家族と共に、「 1,000近くの秘密文書」を持ち出した上で、ヨーロッパに逃亡し、アメリカに亡命を求めたと伝えられている。
中国の最高レベルの病原体研究施設である武漢ウイルス研究所の主任研究員であるシー・ツェンリ氏が、中国からの逃亡に成功したことは、4月24日、アメリカ大統領の元上級顧問である スティーブ・バノン氏により伝えられたとされる。
シー・ツェンリ氏は、フランスにあるアメリカ大使館に亡命を申請したされる。彼女の脱出を助けたのは、中国の公安部門の副局長であるスン・リジュン(Sun Lijun)氏だとされる。リジュン氏はその後、中国当局に逮捕された。
しかし、中国の国営メディア「グローバルタイムズ」(副島隆彦注記。「環球時報」=かんきゅうじほう=だろう )は、シー・ツェンリ(石正麗)氏が亡命したことを否定している。
現在、各国で、新型コロナウイルスが中国武漢の研究所から流出したものなのではないかとする疑惑が噴出しているが、今のところ、それを証明できる根拠はない。
英国のメディア「デイリー・テレグラフ」紙 は、イギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドの5か国で構成される調査機関「ファイブ・アイ・アライアンス 」(Five Eyes Alliance)が、新型コロナウイルスの発生源が、武漢ウイルス研究所なのか、それとも、武漢の海鮮市場なのかを調査中だとしていて、中国とオーストラリアも、この調査に参加したと報じている。
調査では、武漢ウイルス研究所でコウモリの研究に関係していたシー・ツェンリ氏と、もうひとりの科学者である周鵬(ゾウ・ペン / Zhou Peng)氏が調査の対象となっている。
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。この台湾の新聞記事の中に、スティーブ・バノンの名前が出てくる。バノンは、今では、完全に、Moonie 統一教会に取り込まれてる人物だ。 だから、信用できない。台湾は、今回の、武漢の新型コロナウイルス騒ぎで、米軍の特殊部隊の出撃拠点になった場所だ。反中国、反共の砦(bulwark バルワーク)だ。だから怪しいニューズ・ソースである。
以下は、 In Deep サイト の 2020年5月4日の記事である。
(転載貼り付け始め)
「 武漢ウイルス研究所でコウモリでのコロナウイルス感染実験を繰り返していた女性科学者が「多数の機密資料と共にアメリカに亡命」した可能性があり、国家間闘争は新たな段階に 」
https://indeep.jp/wuhan-female-virus-scientist-went-into-exile-in-us/
投稿日:2020年5月4日 In Deep
すべての真相を知っている武漢研究所副所長の亡命劇
日本のマスコミさんは立派なもので、各国政府などが「新型コロナウイルスは武漢ウイルス研究所から流出した」と言いだした途端、そちらの方向で報道をし出しています。
ほんの少し前まで、「そんな陰謀論は馬鹿馬鹿しい」と言っていた多くのメディアが、「アメリカ政府が言っているのだからそうかもしれない」「オーストラリア政府が言っているのだからそうかもしれない」「フランス政府が言っているのだからそうかもしれない」という姿勢に転じていて、苦笑を禁じ得ません。
NHK でさえ以下のように伝えていました。
「 新型コロナの発生源は? 真相究明求める声 世界で広がる
新型コロナウイルスの発生源に関して中国の武漢にある研究施設から広まった可能性がアメリカで指摘される中、オーストラリアのモリソン首相はウイルスの発生源や感染が拡大した背景などを調べるため、独立した調査が必要だという考えを示し、ウイルスがどのようにして発生したのか、真相の究明を求める声が国際社会に広がり始めています。
新型コロナウイルスをめぐり、アメリカでは一部のメディアが、ウイルスは湖北省武漢の研究施設から広まった可能性があると報じました。これについてトランプ大統領は、政府として調査を進めていることを明らかにしたのに続いて、ポンペイオ国務長官もウイルスなどが適切に管理されているか確かめるため、武漢の研究施設などを公開するよう求めました。」(NHK)
(私は、)こういう人たちは、エライ人たちから何か言われないと何も考えられないのか? という無力感が起きますが、しかし、思えば、報道に関わる多くの人々は、一般的に高学歴のインテリであり、そういう人たちの多くは、小さな頃から「先生やエライ人の言いつけをひたすら守ってきた」人が多い気がします。
私が生まれた頃の時代は、インテリというのは「理不尽に対して闘争をする集団」という側面があったが、いつのまにか「エライ人の決めたことしか真実ではない」と思う集団になってしまった。
(生まれながらに)とても頭がいいのに「疑うことを知らない」人たちの集団と意味では、こういう流れも仕方のない面もあるが、もう少し最初から冷静に考えられなかったのだろうか。
冷静であれば、「たった数カ月で、まったくコロナウイルスと関係のない HIV(副島隆彦注記。エイズの病原体)のタンパク質要素を、進化で獲得できるウイルスなど有るのか?」と気づくと思うのですが。
これについては、以下の記事にあります。
あるいは、現在の(日本の)実質的ロックダウンである緊急事態宣言についても、少し冷静に考えれば、「この是非」は、わかることだと思うのですが。(そのようには)誰も考えない。誰も疑問を呈しない。「エライ人たちが言っているのだからそれで正しい」と勝手に思い込む。
まあ、(コロナウイする騒ぎが)終わった日本を憂(うれ)うのはともかく、久しぶりに、武漢ウイルス研究所の話題です。このウイルスが、「中国の武漢ウイルス研究所から流出した可能性がある」ことを最初に指摘したのは、インドの地政学メディアである GreatGameIndia 「グレイト・ゲイム・インディア」 でした。
1月26日のことで、その内容をアメリカの人気サイト「ゼロヘッジ」が伝えて以来、世界的に広がりを見せました。
私( ここで副島隆彦注記。 この 岡靖洋(おかやすひろ)と名乗る、日本人が、In Deep 誌の 主宰者で編集長の人物だ。どうも書いている日本文が、不自然であり、日本語を学習した中国人のインテリようだ。岡靖洋氏は、北海道出身で、1963年生まれだそうだ。それ以上は、何者か分からない )も GreatGameIndia の記事を見た際、1月の終わりに以下の記事を書きました。
「 最近のように、全体的な世論が「人工ウイルス説」に傾いている現状では、(私は)今はこのことにはほとんど興味を失っていまして、いつも脱力して報道を見るのですけれど、最近、冒頭にありますように、武漢ウイルス研究所の「コウモリのコロナウイルス研究の筆頭科学者」が、多数の極秘資料を持ち、アメリカに亡命した可能性があると、台湾で報じられて、
「へえ、あの人、中国から逃げたん?」と思いまして、その報道をご紹介しようと思います。報じたのは台湾の自由時報で、これは台湾国内で発行部数1位の新聞メディアですから、ゴシップ記事のたぐいではないと思われます。
亡命した可能性が伝えられている武漢ウイルス研究所の研究員は、石正麗(シー・ツェンリ / Shi Zhengli)さんという女性科学者で、彼女は、2015年に、「コウモリの SARS ウイルスをヒトの気道に感染させることのできる新しいタイプのコロナウイルスを作成した」ことで、世界中に名前が知られるようになった科学者です。
この論文は科学誌「ネイチャー」に掲載されました。
シー・ツェンリさんが In Deep に最初に出たのは、2月11日の以下の記事で、その後、何度か登場しています。このシー・ツェンリさんを、過去に記事で取り上げた米フォーブスの記事では、
> 現在、シー・ツェンリ氏の所在は不明だ。
とありまして、(私は)心配していたのですが、自由時報の報道で「アメリカに亡命した可能性が高い」ことがわかった。
しかも、「 1000を超える機密書類を持ち出した」ようです。
5月3日、アメリカのトランプ大統領は、新型コロナウイルスが、武漢の研究所から流出した「決定的証拠」を持っていると述べたことが報じられていました。(以下は、日テレの記事です)
「 “武漢からコロナ”米「決定的」証拠公表へ
アメリカのトランプ大統領は3日、新型コロナウイルスが中国・武漢市の研究所から流出したとの主張を裏付ける「決定的な」証拠を含む報告書を公表する考えを示した。
トランプ大統領は、FOXニュースのタウンホールに出演し、新型コロナウイルスがどのように武漢のウイルス研究所から流出したかを裏付ける報告書を準備していると明らかにした。「何が起きたかを正確に示す、非常に強力な報告書を出す。非常に決定的なものだ」 (日テレNEWS24)
この発言と、亡命した可能性がある武漢ウイルス研究所員のシー・ツェンリさんの持ち出した機密書類に関係があるかは現時点ではわからない。だが、その書類が武漢ウイルス研究所の機密書類であるならば、決定的な証拠といえる可能性がある。
ただ、あまりにこの件で深層を究明していくと、「泥沼」に入りこむ可能性がある。
というのも、この武漢ウイルス研究所は、その設立に、アメリカもフランスも、オーストラリアも大きく関与している施設である可能性が高いので、事態はそう簡単なものではない。この武漢の研究所には「闇」がつきまとう。
どの国も、関係者も生存レースの段階に入っているので、今後、「国家間のリアルな戦争の勃発」なども含めて、いろいろと起きるだろう。
台湾の自由時報の報道をご紹介します。(副島隆彦注記。この記事を、私が冒頭に載せた)
なお、記事に出てきます「周鵬(ゾウ・ペン / Zhou Peng)」という人も、武漢ウイルス研究所の科学者で、コウモリにコロナウイルスを感染させる実験を繰り返していたひとりです。周鵬(しゅうほう)研究員の研究の目的は、武漢ウイルス研究所のウェブサイトからの抜粋翻訳として、(私が、これまでにIn Deep に書いた)以下の記事に掲載しています。
https://indeep.jp/wuhan-female-virus-scientist-went-into-exile-in-us/
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。 以上が、「In Deep サイト」の文である。
事態は、ますます複雑怪奇になった。何が真実か、簡単には分からない。じっくりと考えながら、私たちは、前に進んでゆかなければいけない。愚かな考えに、扇動され騙されることのないように慎重でなければいけない。 副島隆彦拝