[2538]『本当は恐ろしいアメリカの思想と歴史』について
投稿日:2020/04/26 13:54
石井利明です。
副島先生の『本当は恐ろしいアメリカの思想と歴史』について、その効用を考えてみました。
現在は、西洋近代500年の大きな転換点である。それは、全体主義国家、中国がアメリカを打ち倒す結果、起こる。
しかし、次の覇権国、中国、そして日本も西洋近代500年の理解が圧倒的に不足している。このままでは、覇権国になっても、生活する人たちは幸せになれないだろう。その周辺国日本も同様だ。
中国にある経済的スーパーパワーだけでは西洋近代を乗り越え、新しい時代を造る事は出来ない。
近代を乗り越えるためには西洋近代を大きな枠組みで理解する必要がり、そのために、この本がある。
“ユニテリアン=フリーメイソン”が理解の要だ。
この矢で西洋近代を貫いて、その真実の姿を暴き出している。
その真実の上に、実利だけではなく、学問・思想・信条が備わる事で時代は造られる。
この本は、確かに、難しい面がある。多くの人物が登場し、その殆どを私たちは知らないからだ。
しかし、心配する事は無い。“ひねくれず”に、真っ当に本書を読む。読み返せば、副島先生の伝えたい事は理解できる。
「家に居ろ!」と強制されている現在、時間は十分にあるでしょう。
Amazonの書評には、“皇室廃止論”の本だというものがある。こんな書評を書く人は、どこまで精神が、ねじくれているのだろう。