[2443]10月20日に、私の金融セミナーがあります。来て下さい。

副島隆彦 投稿日:2019/09/10 16:55

副島隆彦です。今日は、2019年9月10日(火)です。

 台風のあとに猛暑が来ましたが、これもすぐに過ぎ去って、秋らしくなるでしょう。爽やかな秋の日が続くことを期待します。

 以下の通り、私の 金融セミナーを 開きます。詳細は以下の通りです。

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「副島隆彦(そえじまたかひこ)の“予言者”金融セミナー 第18回」
*会場:イイノホール&カンファレンスセンター 東京都千代田区内幸町2-1-1
*日時:2019年10月20日(日) 
 開場・受付/11:00~ 終了/17:30 (予定)
*受講料:15,000円(税込)/指定席
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申し込みは以下のページから ↓↓↓
https://kokucheese.com/event/index/579054/

 私は、この秋の10月20日の、金融セミナーで、やはり、「金(きん)を買いなさい」を強調しようと思います。 下の方に新聞記事を一本だけ載せます。

金は、NY金市場(鉱物資源の 先物市場 の COMEX (コメックス)の値段で、遂に、 1オンス(31.1グラム)=1560ドル を付けた。これが最高値だ。 9月4日の終値だ。

 この1560ドル を 31.1 で割って、それに、今のドル円の為替値段を掛ける、と 5266円 に なる。 これが、日本国内の 金の値段 である。 

 ところが、日本国内の金の値段の 最高値は、翌日9月5日の 5291円だった。ということは、NYの金(きん)の値段よりも、東京の 金の卸売り市場(TOCOM という。もうすぐ、大阪の商品(しょうひん)先物市場に移る) の方が、1グラムあたり、30円ぐらい高かったが、ほぼ同じだ。 日本国内で 金(きん)を買う力が、強まっている。

 その反対に、一般庶民は、「今、金(きん)が高いそうよ」と、貴金属の買い取り業者の店(かつての質屋さんとか)に押しかけている。 家に眠っていた、14金 のブレスレットや、アクセサリー、保存していた金歯(きんば)などを、持ち込んでいる。 売り値が、1グラム5600円にまで、跳ね上がったようだ。 だが、14金とかの、古い金製品は、その分、2,3割の値引きになる。 

 田中貴金属などの、大手の 金(きん)の小売商(その全国の特約店や代理店もある)は、先ほどの、国内の最高値の、5291円 に、400円ぐらいを足す(消費税8%と手数料)。

 すると、5691円だ。 実際の 田中貴金属の 売り値は、この日、5751円だった。500グラム以下の 金を、買う場合は、さらに、手数料が掛かって、1万5千円(プラス消費税) の 割り増し料金になる。・・・・等々(などなど)。

金(きん)を、まだ買ったことのない人は、もう少し、金は、下がりますから、その時、急いで、買いなさい。そういうことも、金融セミナーで、私が、たくさん話します。 

 いろいろと 細かい、具体的な話も、私は、しなけれないけない。どこのお店で買うと、その金地金の、刻印(こくいん)で、信用が高いか、とか、税務署への 連絡は、どのようにしてお店から行くのか、とかも、私は、自分の知っている限り、この金融セミナーに、参加する人たちから、質問があることには、すべて、お答えしようと思う。

 当日の質問コーナーよりも、事前に、質問事項を書いてもらって、それを見ながら、私が、お答えする、という仕組みにもなっている。 私の金融セミナーは、和気藹々(わきあいあい)と、仲間意識が、あって、遠慮したり、周囲に気兼(きが)ねすることなく、何でも気軽に質問できる。安心して、いらしてください。

 以下に載せる日経新聞の記事は、読むだけでも、難しい。それを、私は、自分の講演の中で、これらの難しい金融、経済の記事を、徹底的に、分かり易く、話そうと決意している。

 日本一、分かり易く、金融と、経済の話をする。その決意が私にはある。ですから、どうぞ、この10月20日の 金融セミナーに、いらしてください。 

申し込みは以下のページから ↓↓↓
https://kokucheese.com/event/index/579054/

副島隆彦拝

(新聞記事の転載貼り付け始め)

◯ 「金、世界で最高値 安全志向強まりドルと同時高 」
2019/9/7  日経新聞

金(きん)は新興国だけでなく欧州でも最高値をつけた
 新興国や欧州で、現地通貨建ての金価格が、相次ぎ過去最高になっている。世界経済の減速懸念で、価値が比較的目減りしにくいドル建ての金(きん)が買われた。

 基軸通貨ドルにも投資マネーが集まり、景気の下振れリスクが大きいとされる地域の通貨は下落した。価格が逆方向に動くことが多い、金(きん)とドルが、同時に上がるのは異例だ。投資家の世界景気への強い警戒感がにじむ。

新興国などで高値
 金(きん)の現物は、商社や金融機関などが取引するロンドンのドル建て取引価格が国際指標になる。これに現地通貨を掛けた理論値が、各国・地域の現物相場の目安になる。ロンドンの取引価格は現在、1トロイオンス(約31.1グラム)1510ドル前後。年初に比べ18%上昇し、2013年4月以来の水準だ。

 8月に国内の金地金(きんじがね)が最高値をつけたのは、インドだ。現地価格(輸送費や関税を除く)は1グラム3480ルピーと年初に比べ21%高い。ロシアでも同3200ルーブルと、年初から11%上がった。

 メキシコ、南アフリカ共和国なども、8~9月に過去最高値を更新した。過去にはブレグジット(英国のEU離脱)の決定で金融市場が動揺した2016年などにみられた。

 いずれもドル建て価格の上昇に通貨安が重なった。ユーロ建てや英ポンド建てで、今夏、相次ぎ最高値をつけた。米中 両国 の貿易戦争の長期化で、景気が減速するとの観測が背景にある。

 企業業績の悪化などへの懸念から、現物や先物(さきもの)の金(きん)を買う動きが、7月以降加速した。世界最大のヘッジファンドであるブリッジウォーター・アソシエーツ創業者のレイ・ダリオ氏も、金(きん)を推奨した。

 数年ぶりとなる金の値上がりは、リスク資産である株式市場にも影響を及ぼしている。バリック・ゴールドやアングロゴールド・アシャンティ、アグニコ・イーグル・マインズなど、米市場に上場している金採掘会社(金鉱山会社)は、頭(かしら)文字をとり「FAANG」ならぬ「BAANG(バーング)」と呼ばれる。
これらBAANG株の昨年末から8月末までの上昇率は、4~8割に達した。ダウ工業株30種平均(NYダウ)の同期間の上昇率(13%)を、大きく上回った。

 世界の景気が冷え込むことへの懸念から、基軸通貨(キー・カレンシー)ドルも上がりやすくなっている。ドルの総合的な強さを示す米インターコンチネンタル取引所(ICE)のドル指数は99台と、約2年ぶりの高水準をつけた。

 ブレグジットで経済混乱への警戒感が強まる英ポンドや、イタリア政局への不安が残るユーロも安くなっている。資産価値が減りにくく「無国籍通貨」の側面がある金(きん)は、市場規模が大きい基軸通貨ドルの代替投資先とされる。両者は逆の値動きをすることが一般的だ。瞬間的に金、ドルがともに上がることはあっても、長くは続かないことが多い。

 だが今回は様相が異なる。堅調なドル相場をみても、金(きん)は上がり続ける。ドルの上昇と金高(きんだか)の併存は、「ドル高を跳ね返すほど、安全資産として金(きん)への投資需要が強い証左だ」(ニッセイ基礎研究所の上野剛志氏)との指摘が根強い。市場の不安心理の強さを裏付ける。

 金とドルの同時高は、これまで「ギリシャ危機だった2010~11年など例が少ない」(野村証券の大越龍文氏)。ギリシャ債務危機のときは、金融市場の相場の急変による損失を避けたい投資マネーが、金とドルに同時に流れ込んだ。ドル指数は、09年末から10年夏にかけて上昇が続いた。

 金価格もそろって上がった。金の現物価格と並び、世界の指標(インデックス)となるニューヨーク市場の先物価格は、2010年初(はじめ)は、1トロイオンス1100ドル台だった。このあと1年半で3割上昇し、2011年8月には、最高値の1900ドル台を記録した。

一段の上昇も
 金価格は当面、上昇基調が続きそうだ。ニューヨーク先物は、9月に入り、6年5カ月ぶりの高値である1560ドルをつけた。次の心理的な節目は1600ドルだ。
米中両国は閣僚級会合を10月に実施すると決めた。ただ両国の貿易摩擦を巡る対立は根深く、「緊張緩和で合意できるか見通せない」との見方が多い。

 米トランプ政権は、9月1日から、幅広い消費財に追加関税を課した。米国の企業業績の悪化や、消費者心理の冷え込みが、懸念されている。ニッセイ基礎研究所の上野氏は、「金は1600ドルを超える展開も考えられる」と指摘する。

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦 拝