[2442]前立腺の肥大の手術は、するべきです。私の体験を広めます。

副島隆彦 投稿日:2019/09/09 18:32

副島隆彦です。 今日は、2019年9月9日(月)です。

台風一過で、やれやれだ。 私は、真っ正面から東京に向かうことはない、と思っていた。
東京の ヒート・アイランドに、正面衝突すると、台風の方が、負けて、消滅してしまうだろうと、いつも思っている。 だから、千葉の方にずれて、そして茨城から海に出て行った。夜中が、ずっと暴風雨というのは、いくつになってもイヤなものだ。

私は、今日は、自分が気にしていたことを、書きたくなった。 それは、前立腺肥大(ぜんりつせんひだい)という、男の 老人、高齢者の 病気のことだ。 私は、去年の3月に、手術をして、元気になった。 それ以来、おしっこ(尿)が、シャーシャー出るようになって、何の痛みもなくなった。5年間ぐらい、前立腺肥大で、オシッコが詰まって、苦しい思いをした。 

以下の記事を読んでください。簡潔にまとまっていて、いい。国民の基本知識として大事だ。

(転載貼り付け始め)

●「前立腺肥大は定年後に最も注意したい病気…88%が65歳以上」

2019年9月8日 日刊ゲンダイ
https://hc.nikkan-gendai.com/articles/261420

白内障の患者数は、約94万7000人。その約90%が「65歳以上」(厚労省「患者調査」2017年)で、加齢が大きな原因とされる。
 加齢という意味では、前立腺肥大症も同様か。先の「患者調査」によると、患者総数は約47万3000人。世代別では次の通り。

・45~54歳…1万人
・55~64歳…4万人
・65歳以上…41万9000人

 65歳を境に激増しており、総数の約88%が「65歳以上」に集中。これまた、サラリーマンが定年後に“最も注意したい病気”といっていい。 文字通り、前立腺が大きくなって尿道を圧迫し、排尿障害を引き起こす病気だ。原因は、加齢や男性ホルモンの働きが大きく関与しているといわれる。

遺伝、食生活、高血圧、肥満などもリスク要因になる。人間ドックなどで、「前立腺が肥大してます」と医者から指摘されるケースも少なくない。初期の段階では激痛があるわけでもなく放置する患者が多い。

お酒は厳禁。オシッコは我慢しないで、すぐトイレへ――などが基本的な予防策。食生活の面では、大豆や野菜など、イソフラボノイドを含む食品をたくさん取ることが、発症を防ぐことにつながる。ただ、以下のような自覚症状がある場合は、注意が必要だ。

・若い時に比べオシッコが出にくくなった  ・頻尿だと思う  ・残尿感がある ・尿漏れが増えた。  心当たりがある人は、専門医でキチンと検査するのがベストだ。

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦です。 私は、この症状で苦しんでいる高齢者の 男性は、決意して、手術を受けるべきだと、思って、この文を書いている。手術を受けてよかった、というのが、私の体験者としての考えだ。だが、世の中には、外科の手術を、敬遠して避けようとする人々がいる。「手術という、人間の体に、メスを入れるのは、体にとってよくない」という人たちがいる。この考えも、理解できる。だが、あまりに、苦しんでいる人は、やはり、この手術は、した方がいい。

私が、前立腺肥大で、その肥大部分を 削り取る手術を、自分で受けて分かったことは、
上の 挿絵の 人体図、 によく、描かれているように、 膀胱(ぼうこう)の下の部分が、大きく肥大している、と図のようなものではない。実際は、膀胱の入り口、尿の出口のところが、堅く、石のようになって、その為に、尿道を圧迫して、排尿障害を起こすのだと、実感で分かった。 この膀胱の出口のところの堅くなったところに、きっとオリンパス社が、開発した、カテーテルと、内視鏡と レーザー・メスが、付いた、器具を、尿道から、差し込んで、そして、医師が、電子カメラを覗きながら、遠隔操作で 手術をするのだ、と分かった。 

私の場合は、30歳代の若い女医さんが執刀した(笑)。部長の男の先生が、横から、「もうちょっと、この辺を取りなさい」と、指図(さしず)していた。私の場合は、下半身だけの麻酔だったから、そういうやりとりが聞こえた。

私が、ここに載せた、自分の 写真と、手術体験記の文は、自分の血尿バッグを持ち上げながら、病室で撮ってもらったものだ。この体験記の部分も、何とか、読めるのではないか。ある雑誌に去年、載せた体験記だ。

私が、なぜ、「前立腺肥大 の手術は、さっさと、やりなさい」と、奨(すす)めるか、というと、80歳で、元気な、スポーツマンで、資産家で、会社経営もしていた、立派な人格者で、頭のいい人だから、私、副島隆彦の本を読んでくれる人がいて、この人が、最近、お会いしたときに、 

「いやあ、副島先生のあの 文章を読んで、私も、遂(つい)に決断して、前立腺の手術を受けたよ。よかったー。完全に治った。先生の言うことを聞いて、本当に助かった。ありがたい 」と、私に、感謝してくれたからだ。 

 だから、私は、この話を聞いて、そうか、それでは、もっと、多くの人に、この話を広めないと、いけないなあーと、思って、この重たい掲示板に、書くと決めたのだ。

手術は、30分ぐらいで、その前に、麻酔の注射とかあるから、合計でも1時間弱だ。こういう、外科の手術でも、5時間も10時間もかかる、重病の手術は、女の先生では、大変だ。だが、30分や、1時間なら、女医さんでも出来る、ということで、女医さんの中でも、気合いの入っている人たちが、どんどん、この泌尿器科(ひにょうきか)に進出している。

 この手術が出来る、大きな病院での入院は、私の場合は、10日だった。早い人は、7日ぐらいで退院する。 レーザーメスで削り取った、膀胱の出口の部分から、激しく出血して、そっれが、血尿になって出る。手術後の数日は、真っ赤な尿だ。それが、だんだん、薄くなって、血尿が出なくなったときが、膀胱の壁の かさぶたが、きれいな新しい壁になったときだ。 私は、「今日は、レッドワインから、ロゼ ぐらいかな 」と、毎日、看護師さんたちと話して、軽口を叩いていた。




副島隆彦です。なお、私は、今日は、前立腺ガンの話はしない。 前立腺ガンの場合は、お腹(なか)の上から、放射線治療で、2カ月で、60シーベルトとか、80シーベルトの、放射線 (放射能)を当てて、それで、幹部を焼き取る、ということをするようだ。 それ以上のことは、私は知らない。 
私の周囲で、編集者あがり、とか、でこの前立腺ガンになたひとが、数人出たので、いろいろ聞いて、知っている。医師たちは、いちいち、こういう話は、してくれない。

 病院の外来(がいらい)の壁に、新聞記事が貼ってあったのを私は、読んだ。「イギリスでは、男性の ガンによる死亡者の、第1位は、胃がん、肺がんを抜いて、前立腺ガンになった」と書いてあった。ということは、日本でも、もうすぐそうなる、ということだ。

 前立腺肥大と、前立腺ガン は、違う。ガンは、再発すると大変だ。肥大症は、そういう心配がいらなくて、よかった。それでも、どうせ、人は、死ぬ。
男の前立腺肥大は、女の、子宮筋腫(しきゅうきんしゅ)の、手術と、同じことだろうと、私は、荒っぽい素人考えで、書く。 

 私は、こういう 荒っぽいことを書くと、大体、その方が真実で、専門分野の専門家たちよりも、私の方が、大きいところでは、当たる。 大きな真実を分かり易く コトバにする、能力がある、という自信を持っている。 私は、今や、あらゆる業界、学界の、その上に立つ、本当の思想家だからだ。このように、私は威張る。

 だから、皆さんの、まわり、や、知人たちの中で、70歳、80歳の、 元気な爺(じい)さんたちで、前立腺で、苦しんでいる人がいたら、私の、この文章をプリントして、読ませなさい。私は、こういう場面でも、人々のお役に立つことをしたいのだ。どうぞ、私のこの知識、情報、体験記を、拡散(かくさん)してください。 

いくら、薬をのんだり、健康法をあれこれ、やってみても、ダメなんだ。

それと、世界に誇る 内視鏡(ないしきょう)技術を、内科の医師たちと一緒に、開発した、オリンパスという会社は、本当に、偉い、すばらしい会社だ。私は、オリンパスに感謝している。 

 副島隆彦 拝