[2439]「隠された十字架 江戸の数学者たち」は江戸の思想史でもある
会員の六城雅敦です。本日は9月2日で、昨日拙書「隠された十字架 江戸の数学者たち」が上梓されました。
数学というタイトルがあるだけで、関係ないと思われるでしょうが、ご安心下さい、専門的な数学用語や数式は一切出てきません。
学問道場の主要な研究テーマである、<思想の系統の研究>のひとつとして、本書が誕生しました。
前書「蕃書調所の研究」から、さらにザビエルが来訪した頃(1550年)あたりまで遡って、科学と権力の関係をアウトルックしたものです。
すでに江戸開府の頃から、日本の知識層の思想は一枚板ではなかったということに驚かれるでしょう。
日本で思想・哲学の主要な柱である数学(物理学・天文学)を横断的に解説される研究者は少ないのです。
本書は、和算(江戸の頃までの日本の数学)を手っ取り早くしるための。ダイジェスト版です。
また、いまも精力的に研究成果を発表されている随一の研究者・鈴木武雄(1944-)氏の著書の論点の要約でもあります。
日本の数学史は、現在の高等教育でも、軽視され埋もれて消え去りそうな分野です。
しかし、ここが一番、理学(サイエンス)・科学(これもサイエンス)を真に理解するための要所です。
サイエンスとは思想の一派であるということを知らずして、ヤレ彼氏が理系だとか、白衣を着て眉間を寄せている姿がステキだとか、浮かれて何かワカンないけど、カッコイイとはしゃぐ日本人のナンと多いことよ・・・
○○チャンに「ぼぉーっと・・・」(以下略)
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