[2434]香港デモの裏にアメリカがあり

古村治彦(ふるむらはるひこ) 投稿日:2019/08/09 18:18

 SNSI・副島隆彦の学問道場研究員の古村治彦(ふるむらはるひこ)です。今日は2019年8月9日です。

 2019年7月末、副島隆彦先生の中国調査旅行にお供しました。いろいろと勉強になることが多く、機会を与えていただいて感謝します。しかし、現地で、少し張り切り過ぎたので、帰ってから体調を崩し、入院しました。本日、無事に退院いたしました。

 入院中、最近入手しました、スマートフォンでニュースをチェックしておりましたら、『人民日報』のツイッターアカウントが、2019年8月8日付で、以下の情報を提供していました。情報の内容は以下の通りです。香港デモの裏にアメリカがいる、ということです。

「『香港版オキュパイ(選挙)抵抗運動』の指導者ジョシュア・ワンが在香港アメリカ総領事館のあるスタッフと会談を持っていたことを認めた。抵抗運動の指導者たちと米国総領事館政治部門責任者が写っている写真が出回り始めてから、ジョシュア・ワンは会談の事実を認めた。香港デモの裏にアメリカがいる、ということである。その証拠が出た、ということだ。

『大公報(Ta Kung Pao)』紙の報道によると、ワンは、会談では、アメリカがいかにして抵抗運動側を援助し、地元警察の力を弱めることが出来るかについて話された、と述べた」

 在香港アメリカ総領事政治部門責任者の名前は、ジュリー・イーデゥ(Julie Eadeh)です。少し調べてみましたが、インターネット上にこの人物に関する情報はありませんでした。

 アメリカは、古くは、日本の60年安保闘争の時の、全学連の学生たちを、裏から、アメリカが操(あやつ)ったこと。最近では、2011年に起きた(起こされた)「アラブの春」の若者たちを、アメリカ政府が、裏で操り、騒動を起こさせてた。特にアラブの春 については、私は、拙著『アメリカ政治の秘密』(PHP研究所、2012年)に詳しく書いたので、お読みください。

 香港は米中対決の最前線となっており、学生のデモをめぐり、様々な政治謀略が行われています。中国憎しで凝り固まった、ネオコン・人道的介入主義派が、 米国務省の出先を使って、地元の若者を利用し中国を攻撃している。 多くの若者は、この構図に気づかず、やがて気づいたら、暴力行為や破壊行為で逮捕され、犯罪者扱いとなってしまう。そして、後に戻れないというところまで行ってしまう、ということです。

 香港のデモについて、日本でも報道されますが、これらの真実を知ってしまうと、また全く違った姿が見えてきます。

 古村治彦拝

(以上)