[2420]第2次ヤルタ会談

会員番号5533 投稿日:2019/07/14 23:47

先日行われた、大阪でのG20の会合では、公民館の会議室のような長テーブル机で、各国首脳がちょこんと座っていました。こういう会合にもお金はかかっていますので、どんどんシンプルになっていくといいと思います。マーライオンで有名なアジアの国では、外相の出張などは一人でふらっと来ます。
さて、大阪では、ロシアと米国とのバイ会談が実現しました。直前まではっきりしなかったので、ロシア側としては興奮して取材報道をしていました。会談では、プーチンは、トランプに対して、来年の5月9日、対独戦勝記念日の75周年に当たって、正式な招待をしました。米国側も検討する、とさりげなく説明していました。おそらく、習近平も来るでしょうから、これが、副島先生が言われる、第2次ヤルタ会談になるかな、と思いました。
ロシアでは、先月、恒例で大統領が一般人からの質問や不満に答えるテレビ番組をしていましたが、医者が去っていく、水道が井戸水だけで質が悪い、ゴミ収集がないなど、相変わらず問題山積みで、大統領はテキパキ答えています。が、批判的なユーチューブなどでは、何もしないだろうね、など冷ややかに批判しています。彼の愛人とうわさされるのは、新体操の選手だった、ウズベキスタン出身のアリーナ・カバエバですが、彼女の出産のために入院した隣の部屋には警護の者がいた、と言われます。今、議員もしていますので、彼女のバックには誰かいるはず、大統領はアジア系が好み、などと、うわさは定着しつつあります。大統領にはかつてほどのカリスマ性も失ってきたように感じますが、外政では、負けてなるものかと、ブレがなく底意地を発揮していると感じます。逆境になるほど粘りを見せるのは、さすが極寒のシベリアを開拓してきた民族です。
さて、ロシアと言えば、もう1つ、副島先生も触れていました、丸山議員の言動のニュースが5月にありました。私も、その言説は、1つの見解と感じます。私も、国後島に行く機会がありましたが、元島民の日本人の方は、住んでいたところへの郷愁と、理不尽さを感じています。では、どうするか、その手段はと考えた時に、議員は、思わず、言ってしまったと思います。若い世代には、彼の言説の当否は別にして、彼を理解する姿勢があると感じます。