[2413]来たる日曜日(30日)の定例会に来て下さい。 私が、何を話すか。

副島隆彦 投稿日:2019/06/25 12:34

副島隆彦です。今日は、2019年6月25日(火)です。

 今週末の、 6月30日の 私たちの学問道場の 定例会に、会員およびその友人の皆さんは、どうぞ、いらしてください。私が、自分の能力の限りを尽くして、話します。

 席がまだ空いているそうです。当日券でも受け付けます。時間のある人は、どんどん参加してください。「そろそろ、副島隆彦の最新の考えを、直(じか)に聞いてみたい」と思う人を歓迎します。 詳細は以下の通りです。

(転載貼り付け始め)

第41回副島隆彦の学問道場定例会
「全ての経済学を貫く「Y=M」の衝撃(仮)『絶望の金融市場』及び『国家分裂するアメリカ政治』発刊記念講演会」

・講師:副島隆彦先生、古村治彦研究員、中田安彦研究員
・開催日時:2019年6月30日(日)12時15分開場、13時開演
・会場:JR「田町」駅 日本建築学会 建築会館ホール
・会場住所:東京都港区芝5丁目26番20号
TEL:03-3456-2051 FAX:03-3456-2058

・会場までのアクセス:JR「田町」駅,都営地下鉄「三田」駅(浅草線・三田線)

・当日の予定 開場 12:15 開演 13:00  終了 17:00(予定)

※定例会出席のお申し込みは以下のアドレスです ↓
http://snsi-j.jp/kouen/kouen.html

(貼り付け終わり)

副島隆彦です。当日は、私は、以下の4つに 大きく分けて、話そうと思う。

1.すべての経済学は、「 Y = M 」の式で、出来ていて、これを解くことで解明できる。

 Y (イールド)とは、人間活動の全て、うごめき。もの、ことのすべて。 財物の生産と流通のすべて。 実物(じつぶつ)経済のことだ。 M(マネー)とは、それを、おカネで表されることのすべてだ。 そして、それを、「 Y = M 」と、等号記号(イークオール)で、結んでしまったことから生まれた、大間違いを ずっと説明してゆく。現実と合わないことまでを、欧米白人は、均衡(エクリブリアム)で
表した。

2.「米中貿易戦争」の 報道に、みんなもう、くたびれてしまった。それを仕掛けた、トランプ自身もきっと疲れているだろう。 どうしても、何らかの形で、習近平と妥協するだろう。

 私、副島隆彦は、 最近の、この3カ月の、トランプの何を血迷ったのか、おかしな世界政治の動かし方に、すっかり、辟易(へきえき)している。 今のアメリカの政権の、対外政策のほとんどは、失敗ばかりであり、大間違いばかりだ。4月30日に、ベネズエラでの、クーデター失敗のあと、
5月5日には、ホルムズ海峡(オマーン湾)に、空母2隻を出動させて(イスラエルからの 誤報の
軍事情報に騙されて。ボルトンが、支離滅裂 )、それで、タンカー2隻への 謀略攻撃をした。

 中東の 地域(リージョン)を、対イラン戦争で緊張させることよりも、 原油(WTIで1バーレル50ドル丁度まで下落していた)の アメリカ国内 値段を吊り上げたかったのだ。
そうしないと、ジャンク債(ハイリスク債)で、シェール・オイルを開発している、博奕人間たちを
助けるためだ。そうしないと、株式市場よりも、ボンド(債券)市場が、先に、暴落を始めるとこころだった。

 トランプは、NY株式さえ、政治力で つり上げておきさえすれば、退職老人の年金暮らし層の支持を
取り付けることを知っている。それがトランプの力の源泉だ。やっていることが幼稚だ。

 トランプを、柔らかく押えて、説得して、冷静にさせることが出来る、周囲の人間がいない。 トランプは、今や、駄々っ子の、我が儘(まま)放題の、子供のようであり、世界が困っている。トランプは、半ば独裁者のようだ。それでも、アメリカ国内で、国民の強固な支持層 以外に、「トランプの今のやり方で、外国をたくさん痛めつけて、それで、アメリカ国内の景気が良いのなら、それを認める」 という多数派のアメリカ国民がいる。だから、国内は、これでいいのだ。

 私は、トランプが、新天皇に会いに来て(5月27日)、大相撲も観て(26日)あちこちで日本国民に向かって、実にしおらしそうにして、ハンブル(謙虚そう)に徹して、上手に演出したことを、よく分かっている。すべて計算尽くでの動きだ。これまで、ずっと、トランプのことを嫌って、不安視していた多くの日本人を取り込んだ。日本のメディアもトランプへの悪い書き方が、減った。 

「トランプさんて、案外、そんなにヘンな人じゃないんだ。もっと恐ろしい暴れ者か、と思っていた。安心した」と、日本人の多くが思った。

 私、副島隆彦は、このことが気に入らない。トランプは、今から、これから、多くの失敗を犯して、慢心(まんしん)して、どんどん窮地に追い詰められることが、分かるから不愉快なのだ。その 策略が、まだ、早すぎるのだ。じっくりと待てない男だ。この せっかち、思慮深くない性格が、大きな敗北に繋(つな)がる。

 トランプの今の、稚拙(ちせつ)な、対外政策の下手くそ、外交のまずさは、あと、1年後に始めるべきことだ。即(すなわ)ち、来年の 2020年11月の大統領選挙で、再選されるための必死の選挙運動の時に、今のような 「世界中を不安にさせる 外交」をやるべきなのだ。来年の6月頃やるべきことだった。 それを、1年前倒(まえだお)しで、1年手前にずらしてやっている。混乱を起こすのが早すぎる。

 私、副島隆彦の予測、予言では、来年、2020年の トランプ再選(2期目の4年間の始まり) が、はっきりした時点(2020年の終わり頃)で、大きな金融崩れ、世界の変動に突入してゆくべきなのだ。その時に、「どうせ、オレは、再選された(される)のだから、好きなようにやる。

 どんなに苦しいことがあっても、次の4年を乗り切ってみせる」というシナリオで、動くべきなのだ。
そして、2024年の 任期末のときに、トランプはボロボロになって退場してゆくべきなのだ。
アメリカの世界覇権(ワールド・ヘジェモニー)は、この時の、大恐慌突入で、終わる。それをトランプは、非常に拙(まず)いやり方で、時期尚早の前倒しで、やっている。このことに、今や独裁者になりきったトランプに、どこまで、自覚があるのかが、分からない。本当に、辛抱の出来ない、余裕の無い男だ。

 この3カ月のトランプの 連続の 政策失敗を、不愉快な思いをしながら、私は、ずっと、追い続けていた。それを、今度の定例会(私たちの学問道場の自力での講演会)で話します。

3.北朝鮮 という このやっかいな国 の 建国以前からの歴史を、ずっと、どうやったら、ズバリと、ガツンと、私たちが理解することが出来るか。このことに、私、副島隆彦は、相当に、この3カ月、苦しんで、考え込んだ。 

 今の金正恩(きむじょんうん)の体制を作るに至った、彼は、中国人から、金三胖(キム・サン・パン)と呼ばれている。それは、「朝鮮の金(キム)王朝の3代目のデブ 」という意味だ。
日韓併合(1910年、朝鮮王国を消滅させた。やってはいけないことを日本はした)の前の、1907年{義兵の運動」そして、1919年の3・1万歳事件の、 抗日(こうにち)の、激しい独立運動からの、丁度、この百年(独立を 光復 と言う)を、北朝鮮・韓国(かんこく)の 歴史の 大きな謎を、今こそ、副島隆彦が、解明した。

金日成(きんにっせい)という男が、どのように、ロシア(ソビエト)によって、創作され、偽せ者の、
民族の英雄が作られたか、を、「金日成は4人いた」(李命英=りめいえい=著、1976年刊、成甲書房)という、衝撃の、真実の大著に拠りながら、説明する。 朝鮮・韓国の本当の、抗日、民族の英雄は、4人いて、次々に、戦いの中で死んでいったのだ。 そのあと、ニセ者の、傀儡(かいらい、操られ人形)の、今の金正恩のおじいさんの、金日成(キムイルソン)が、出現したのだ。

 一体、韓(かん)民族というのは、いるのか? 朝鮮 と言う国は、いつ出現したのか? 朝鮮とは、「朝が鮮(あざ)やかだ」という意味だ。あるいは、「中国皇帝への朝(ちょう)=貢ぎ物、朝貢物=が、鮮(すくな)い 」という意味だ。  韓国人の「韓民族」は、歴史上、いつ生まれたのか。そして、このことへの、百年間の 日本(人、国)の責任を、ずっと、ずーっと、私が、説明する。 大きな謎を解く。 

最高権力者の伊藤博文は、日韓併合に反対していた。朝鮮王朝を残したまま、属国として支配し続ければいい、と考えていた。そして、伊藤は、日露戦争(1904,5年)のあと、ロシアやドイツ(プロイセン)とも 仲良くして、日本の立場を守ろうとした。 それで、伊藤は、 ワルの 山県有朋の 銃殺隊(狙撃兵)に殺されたのだ。1909年だ。併合の前の年だ。 次の最高権力者になった山県は、イギリスの手先だったのだ。 

伊藤博文は、イギリスの手先代表として、育てられた(初代の内閣総理大臣)のに、イギリスに逆らった。だから、朝鮮王朝を 消滅させて、日本国が吸収、合併したことが、どれほど、朝鮮人、韓国人を、怒らせたか。私たちは、今からでも、このことの 重大な責任を、しっかりと考えなければいけない。
それが、真の 韓(朝鮮)半島人と、日本人の 友好、親和だ。

4.「北アメリカ史」の全体像に、今こそ、トランプの出現までを、含めて、網羅(もうら)的に、 「アメリカとは、どうやって、出来た国か? 」 を、 私が、解説する。ここでも、「 世界史の 新しい、本当の理解の仕方」 の、大胆な試みとして、私が、やってみせる。 私の生涯の最後の、大仕事になる内容の、準備であり、幕開けだ。

 以上の 4つのことを 表題(ひょうだい)にして、 私、副島隆彦が、渾身(こんしん)の、怒鳴り上げで、ずっと、話します。私は、そろそろ、自分の 脳の限界、おのれの知識、思想の限界に向かって、ギリギリの闘いをしなければ済まなくなっている。

 本当に、この3カ月は、私の人生で、苦しかった。 私は、すでに、たくさんの本を書いた。200冊を超える本を書いた。そして、これらのあとに、さらに何を積み上げてゆくのかで、私は、死ぬ思いの苦労、苦悩 をしている。 

 私の言論と本に、付き合ってくださる 学問道場の会員たち と 全国の読者 たち に、私は、さらに何を 大発見として、教える ことが出来るか。このことで、私は、のたうち回っている。  

 ここで、私のささいな、私生活のことを書きます。 私は、2週間前に、 庭仕事をしていて、足のふくらはぎ に 肉離れ(ストレイン)を起こした。 肉離れ、というのを人生で始めてやった。運動をあまりやらない自分でも、 筋肉を、ふとした作業で、引っ張りすぎると、この怪我をする。 

 バキ、とかブチ というような小さな音がして、それを自分で体感した。「あ、足の筋肉の一本が、骨から外れたかな」という 自覚があった。その痛みも、ようやく治まってきた。 跛(びっこ)を引きながら、必要に迫られて家の中を動き回っていたのだが、大半は、寝て暮らした。 

 私は、静岡県の 熱海という町に住んでいるが、そこの斜面地の 崖(がけ)のような所に建っている家に住んでいる。見晴らしと景色はすばらしい。太陽も海から昇るのが見える家だ。

 その分、崖(がけ)の斜面地に、30本ぐらい果樹を植えて、それを栽培している。梅の実は、1000個(4本の梅の木から)ぐらい採れた。梅ジャムにして、お湯割りで、一年掛けて飲む。小さな畑もあって自給用の野菜も作っている。

 この崖(斜面)の庭 の 雑草刈りを、福島からわざわざ来てくれたI君と、やっていて、それで、私の 腰が痛くて、悪い体のままで、私も斜面の雑草 (ススキなどの、本物の 恐ろしい雑草どもだ)を刈っていて、それで、ブチと、ふくらはぎ の中の おそらく一本の細い筋肉に、ひび割れが起きたのだ。 

 これが、私の肉離れ体験だ。 人間、いくつになっても、新しい、いろいろな体験がアルものだ。でも、もう、治った。よかった。

 私は、この3カ月、4月の終わりから、本当に、苦しんだ。
それは、現下(げんか)の 世界情勢の 変化を読み取り、分析しながら、その先を予想することと、共に、「 世界史の全体像を、自分なりに捕まえること に挑む」という 人生の大きな課題に挑戦を思い立って、それで、もがき苦しんでいる。

 私は、もう66歳だ。そろそろ自分の人生の終わりに向かって、知識、思想、言論での大きな仕事の団取りの 準備をし始めなければ、と、欲の深いことを考えるようになった。そうしたら、この3カ月、本当に苦しい。脳(頭)が苦しい。 それに、自分のやや肥満の、運動不足の体が、脳を支えきれなくて、自律神経失調症というのだろう、生きて、生活しているだけで、苦しい。それに寄る年波(としなみ)の、老化(ろうか)が、加わって、本当に、キツい。

 だが、みんな同じなのだ。 世の中の人は、皆、人それぞれの自分の苦しみを抱えて生きている。だから、自分の苦しみを 特別扱いすることはできない。 我慢するしかない。人生は、我慢に、我慢だ。我慢すること、忍耐強くなること。

 どんなに、キツい闘いでも、自分が選んだ、この知識、思想、言論の場面での、闘いを、死ぬまで、続ける。倦(う)まず弛(たゆ)まず、グイ、グイと、歯を食いしばって、前に押してゆく。

 私が、おそらく、一番、好きな、人生訓話は、 夏目漱石が、はがきに書いた、次の文だ。 

 それは、来訪した弟子の 久米正雄(くめまさお)と 芥川龍之介(あくたがわりゅうのすけ)に当てて、来訪のあと、2人宛てに書いた葉書だ。 そこには、大体このように書いてあった。全集の中にある。

 「 世間は、打ち上げ花火のような、大きなものに驚きはしますが、それには、すぐに飽きます。それよりも、牛が、畠(はたけ)をグイグイと押してゆくように、仕事をしなさい。一過性のことを、世の中は、認めません。本当に我慢して、積み上げた仕事だけを世の中は、は認めます。
これから湯浴(ゆあ)みをします」 というような、内容の漱石の はがき(端書)の文だった。これが、私の生涯の座右の銘のひとつ になってしまいそうだ。

 私は、夏目漱石 という文豪(ぶんごう)は、実は、今の新宿区の、牛込(うしごめ) の 町方役人の、長屋、家作を 何百軒 も 持っていた、大地主の息子であったので、だから、倫敦(ロンドン)留学も、官費(だけでは足りない)で行った人だったのだ、という点を、文学部出(で)の連中が、もっと、冷酷に漱石研究をやらないことが、今も不満だ。

副島隆彦です。 私が、最近で、気になったのは、この事件だ。

(転載貼り付け始め)

〇「維新、丸山衆院議員を除名へ=北方領土「戦争奪還」発言」

2019年5月14日 時事通信

 日本維新の会の松井一郎(まついいちろう)代表(大阪市長)は、5月14日、ロシアに実効支配されている北方領土の「戦争による奪還」に言及した丸山穂高衆院議員(35)=大阪19区=を除名する意向を表明した。維新はこの後、国会内で臨時役員会を開き、丸山氏の処分を党紀委員会に諮る方針を決めた。党内外から丸山氏に議員辞職を求める声が上がった。

 松井氏は市役所で記者団の取材に応じ、丸山氏の発言について「国会議員として一線を越えた発言で、元島民、国民に不快な思いをさせた」と述べ、陳謝した。今後の対応に関し「一番厳しい処分になる。除名だ」と明言し、「議員辞職すべきだ」とも語った。

 丸山氏は経済産業省出身で当選3回。10日から北方領土の「ビザなし交流事業」に参加し、訪問先の国後島で元島民に対し「戦争で島を取り戻すことには賛成か」「戦争しないとどうしようもなくないですか」などと発言した。酒に酔っていたという。丸山氏は臨時役員会に先立ち離党届を提出した。

(貼り付けおわり)

 あとに載せる記事の、丸山穂高(まるやまほだか、35歳)という 日本維新の会を 除名された、「(これから)戦争(をして)で 島を(ロシアから)取り戻すことに(あなたは)賛成ですか」 「(ロシアと)戦争をしないと(日本は)どうしようもなくはないですか」 

 と、この5月11日に、“ 北方領土 (ロシアは、このコトバを認めない)”のひとつの国後島(くなしりとう)で、言ったことで騒ぎになった、あの若い議員のことだ。

 後ろに新聞記事を載せる。 私は、この丸山穂高、という 若い議員の 発言は、大きくは、「ロシアと日本を、絶対に、仲良くさせない。ヒビを入れることをせよ」というアメリカの国家情報部(CIA)と、その手先として動いている者たちが、計画して、ニューズ・メディアに載せたものだ、と思う。

 この丸山発言を、国会で、国会議員たちが、「国会議員としての一線を越した発言として」議員辞職勧告決議(野党) か、譴責(けんせき)決議( 自民党) にしようとした。そして、最後は、なんと、糾弾(きゅうだん)決議という、これまで、聞いたこともない、左翼的な(笑い)コトバで、おしまいにした(6月6日 決議)。  私は、ここで、ふっと、考えた。まだ、この程度の国なのだな、と。

 国会議員たちは、一様に、当惑した。安倍晋三首相も当惑した。野党のリベラル派の人たちも、困惑した。 所属する 日本維新の会の何の役職なのか知らない、創業者、党首(代表)だったの男、すなわち、 偽善者の 橋下徹(はしもととおる)が、即座に、「維新から、除名すべきだ」と 決断して公言した。

 私は、これは、おかしい、と、強く思った。 日本維新の会だから、この丸山発言ぐらいは、平気でしているし、みんな、このように、「ロシアとは、また、戦争をして、今度こそ、勝って、それで本邦領土を取り戻す、ということも考えるべきだ」ぐらいのことを、当然の主張として、政治言論としても、言うべきなのだ。 

 日本の、反共(はんきょう)保守の男たちだったら(女でも、生来、右翼っぽいのがいるから同じ)、これぐらいのことは、日常で、たまに、ぽつりとつぶやいたり、酒の席で、言い合っていることだ。 自民党を支えている、右翼、保守のオヤジたちだったら、みんな、腹の中で、思っていることだ。

 ただし「日本が 戦争をしたって、今のロスケ(ロシア)には、勝てないよー。プーチンは、強そうだからなー」と、言い合うだろう。だから、現実味(げんじつみ)が無いから、だから、言ってはならない、タブー(禁忌)の発言だ、しかも、それを、議員が言ってはいけない、ということになるのか。

 この丸山穂高(まるやまほだか。経歴は、経産官僚上がりのエリートだ) という 若い 政治(家)生命は、これで断たれるのか。 私は、そんなことをするべきではない、と判断する。国会議員たちが、自分たちで、自分たちの首を絞めるようなことをしてはいけない。 

 丸山議員は、「私は、議員を辞職しない。私を除名した維新の会に対して、私は、おおいに不満がある」 と言う態度だ。 私は、この丸山議員の態度が、正しい、と 思う。自由に何でも発言させるべきだ。そして、大きな討論、議論の輪を作るべきなのだ。

「言論の自由」 「思想、表現の自由」 ( 憲法21条) を、日本人は、あまりにも粗末に扱っているのだ。 こういう 丸山議員の発言があったときにこそ、私たちは、真剣に、言論の自由、思想、表現の自由を考えるべきだ。

 だから、この問題は、ただ単に、言論の自由、思想・表現の自由の問題 なのではなくて、それを通り越して、国家体制そのもの に関わる問題なのだ。それをイミューニティ immunity 「国家の免疫(めんえき)」の 問題という。 

 この イミューニティ「国家の免疫」の重要性を、法学部出(で)で、弁護士上がりの国会議員たちなら、知っているだろうか。いや、どうも、彼らでもきちんとは知らないようだ。ヨーロッパ政治思想の伝来、接ぎ木 として存在するのだ、と知らない。だから、今の日本では、おそらく、最高の政治思想研究家である私が、教えるしかない。

 イミューン immune というのは、1。伝染病、ウイルスや有毒から、体を守る機能 
 2.外敵から攻撃を受けることのない防壁、防御策 のことだ。 イミューニティ(防疫、防御)とは、 ヨーロッパの中世の都市国家で、共和政(リパブリーク)である自分たちの国の、指導者、トップの3人(オリガーキー oligarchy 寡頭 という)を、絶対に守る、防御する、という制度思想として生まれた考えだ。 自分たちの指導者を、何が何でも、内憂外患(ないゆうがいかん)から守らなければいけない。 

 自分たちが信頼する 都市国家の指導者たちは、外敵からの攻撃を受けやすい。かつ、内部にも政敵を抱えている。だいたい、「カネと女」のスキャンダル、醜聞 の攻撃である。

だから、自分たちの共和国の指導者に対して、仕掛けられるであろう 攻撃に対して、予(あらかじ)め、始めから、奇妙な攻撃に遭いそうになったときのために、このトップの3人に対しては、「議員の不逮捕特権(ふたいほとっけん)」(日本国憲法では50条) と、「政治家の発言の 無答責(むとうせき)、発言の無責任。絶対に罪に問われない。自由に発言できる」(51条)を定めている。  

 議員は、 国会の中であろうと、自分の演説会であろうと、自由に、自分の政治思想と政策を語ることが出来る。 そして、そのことで、警察や 司法職員によって、逮捕されたり、辱めを受けることはない。 この制度思想が、イミューニティ immunity である。国家の免疫、防御の 思想だ。

 今回の丸山議員の発言は、まず、言論の自由であり、かつ、さらに国会議員として、この「議員の無答責=むとうせき=、発言の責任を問われない 」仕組み、で守られている。この条文そのものだ。  このイミューニティ「国家の免疫」が、日本国憲法に入っていることを、日本人は、甘く、軽く見ている。 警察や 検察庁(行政官)ども が、国会議員を逮捕する、などということが、気軽に出来る国であっては、いけないのだ。

 国会議員の資格を剥奪できるのは、次の選挙で、その議員を、落選させることの出来る国民だけだ。ちょっとぐらいの不品行や、限度を超えた発言であろうと、国民の審判に寄らなければいけないのだ。 

 この イミューニティ「免疫(めんえき)」の条文が、日本国憲法にしっかり、入っていることの重大性を、私たち日本国民は、もっと、真剣に考えなければいけない。 

だから、今、孤立無援になっている 丸山穂高議員を、私は、応援する。そういう国民は、密かに、たくさんいる。本当に頭のいい人間なら、私と同じように考える。あるいは、違和感を覚える。それは、 決して、反共(はんきょう)右翼の、おかしな安倍晋三支持派の、連中だけでなく、本当の本物のリベラル派の人間だったら、「この議員に、もっと、自由に 発言させればいい」と 考えるはずだ。

日本政府のロシア政府との交渉に、この丸山発言は、差し障(さわ)るから、いけない、などど、何を、知ったかぶりのことを言うか。そういう愚か者が、実にたくさんいる。頭が悪いのだ。頭が悪い人間を、のさばらせたらいけない。  

 丸山は、偽善者で、鉄面皮(てつめんぴ)で、二重人格で、生来のウソつき人間である 橋下徹 に 刃向かって、もっと、もっと、こいつに、挑み掛かってゆくべきだ。 「あなたは、私と同じ感じ方をして、同じ考えを持っている人間のはずだ。正直に、言って下さい 」と、 掴(つか)み掛かって行けばいい。それを、見ている、私たち国民にとって、本当に、いい勉強になる。

そういうことを許すと、日本がさらに右傾化して、戦争国家になって行く、などと、馬鹿な考えをするな。その、自分の足りない知恵、おつむ、知能 で。

 この4月に、私が、佐藤優(さとうまさる)と出した対談本「激変する世界を先読みする」(日本文芸社刊)の中で。私は、佐藤優を庇(かば)った。だから、

 「 (歯舞、色丹の)2島 さえ返って来ない、事態になったのは、アメリカのCIAの手先だった、末次一郎(すえつぐいちろう)という、裏のある 男が、表面だけは、沖縄返還の時も、好々爺(こうこうや)の、実に、温厚そうな振る舞いをして、蠢(うごめ)いた。この謀略人間の、末次一郎が、今の、
「旧島民の会」 という、善良さの頂点を突いた、奇妙な組織を作っている。丸山は、この組織の中にいる、本物の 謀略人間に、計画的に、刺されたのだ。

 末次一郎という、謀略をする男が、鈴木宗男と佐藤優たちの 2島返還 路線を、ぐちゃぐちゃにかき混ぜて、40年間も、交渉を停滞させた。 『4島一括返還でなければ、絶対に飲めない』という ごり押しをずっとやった。それなのに、今は、安倍晋三だって、2島返還になってしまった。ところが、その2島さえ返って来ない、となりつつある」 と、私は、 佐藤優を擁護する態度を取った。

 丸山穂高に対して、「国会議員としての 一線を越えた発言だ」で、議員辞職勧告の決議を求めた 野党の議員たちも、もう一度、考え直した方がいい。そして、維新の会や、自民党の中のタカ派(安倍晋三を支える)の人たちは、この「もう一度、ロシアと戦争をして、勝って、実力で4島を取り戻すしかない」と、本音で、本気で、考えている人たちに、正直に、そのように言うことを、求めた方がいい。その方が、国論の対立の焦点が進んで、ものごとがはっきりする。 

 だが、この問題 の、さらにその外側に、丸山議員のような発言を、表に引き釣り出すことで、それで、日本とロシアを、絶対に、仲良くさせてはいけない、というアメリカの 策略があることも、私たちは、気づいていないといけない。

 こういう問題についても、私は、自分の思いの丈を、この3カ月、苦しんで、考えに考えたことを、皆さんに、話します。だから、来たる6月30日(日曜日)の定例会に、結集してください。  

 学問道場は、この国の、最後の 真実の言論の灯を点(とも)し続ける、ずば抜けた頭をした集団なのだ、と 皆で、自分たちで誇りを持ちましょう。  

副島隆彦拝

(転載貼り付け始め。 新聞記事)

丸山穂高議員の発言が物議を醸している

 Japanese politician Hodaka Maruyama speaks during the Niconico Chokaigi festival in Makuhari Messe Convention Center on April 28, 2018, Chiba, Japan. Niconico Chokaigi is organized by Japan’s largest… by 写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ

丸山穂高氏の発言は

 北方領土の国後島を訪問した日本維新の会の丸山議員が、「戦争で取られた島は戦争で取り返すしかない」という趣旨の発言をしたことについて、さきほど会見し、発言を撤回した上で謝罪した。  出典 “戦争で取り返すしか”丸山議員が謝罪(日本テレビ系(NNN)) – Yahoo!ニュース

 ビザなし交流の訪問団に参加していた丸山穂高衆議院議員が、国後島の宿泊施設で酒を飲んで騒いだとして訪問団に注意され陳謝しました。
出典 丸山議員陳謝 “戦争発言”釈明|NHK 北海道のニュース

 ビザなし交流の訪問団に参加した日本維新の会の丸山穂高衆議院議員は 5月11日の夜、国後島の宿泊施設で酒を飲んで大声で話をしたり机をたたいたりしたとして、訪問団から注意を受けました。
 出典 丸山議員陳謝 “戦争発言”釈明

|NHK 北海道のニュース
さらに丸山議員はこの際、「戦争で島を取り返すことには賛成か反対か」、「戦争しないとどうしようもなくないか」と団長にただしました。
出典 丸山議員陳謝 “戦争発言”釈明|NHK 北海道のニュース

 5月13日、北方四島の国後島から戻ったビザなし訪問団。参加した国会議員からとんでもない発言です。出典 維新・丸山議員、国後島で「戦争しないと、どうしようも・・・」 TBS NEWS

発言の主は大阪選出の日本維新の会、丸山穂高衆院議員。まるで「戦争をしないと島は返ってこない」とも受け取れる発言が続きます。
出典 維新・丸山議員、国後島で「戦争しないと、どうしようも・・・」 TBS NEWS

これについて国後島出身の男性はNHKの取材に対し、「30年近くかけて行ってきたビザなし交流はロシアとの信頼関係をもとに成り立っているのに、それを壊しかねない発言で腹を立てています」と話しています。
出典 丸山議員陳謝 “戦争発言”釈明|NHK 北海道のニュース

丸山穂高衆院議員(35)は「酒が入っていた」というが、3年前にも飲酒トラブルを起こしていた。
出典維新議員「北方領土を戦争で取り戻す」酔って発言 過去にトラブルで「禁酒宣誓書」提出…「いつ解禁したの?」(J-CASTニュース) – Yahoo!ニュース

しかも丸山氏は当時「禁酒宣誓書」を幹事長に提出したとツイッターで明かしていた。
出典維新議員「北方領土を戦争で取り戻す」酔って発言 過去にトラブルで「禁酒宣誓書」提出…「いつ解禁したの?」(J-CASTニュース) – Yahoo!ニュース

そのため、ビザなし交流での事態を受けてインターネット上では「いつ解禁したの?」と呆れる声が相次いでいる。

出典維新議員「北方領土を戦争で取り戻す」酔って発言 過去にトラブルで「禁酒宣誓書」提出…「いつ解禁したの?」(J-CASTニュース) – Yahoo!ニュース

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦拝