[2354]3日後の、30日の 私の金融セミナーに来て下さい。

副島隆彦 投稿日:2018/09/27 07:44

 副島隆彦です。今日は、2018年9月27日(木)です。

 来たる9月30日(日)に、私の金融セミナー(有料)があります。東京の日比谷のイイノホールです。午前12時(開場、受付は午前11時)から、午後5時半までです。私が、5時間ずっと、有りったけの最新、最先端情報と、知識で、力一杯、話します。 

 当日券(受講料の現金払い)でも 参加できるそうですから、時間のある人は来て下さい。 ただし、申し込みだけは、以下の「こくちーず」のサイトから済ませて来てください、だそうです。 ↓ ↓ ↓

https://kokucheese.com/event/index/536017/

副島隆彦です。 私が、30日の当日、話そうと準備をしている、数百項目のうちから、数点を、以下に書きます。

0.たった今、入ったニュースである。FRBパウエル議長が、アメリカの政策金利(=短期金利)を上げた。0.25%あげて、年2~2.25%にした。これで、株価が下がるだろう。

1.つい、さっき(今から4時間前。ニューヨークの現地で26日午後4時頃。日本時間で午前3時)、トランプ大統領は、国連の安保理(あんぽり)に出て、議長なのに、「中国よ。アメリカの選挙に干渉するな」と、言い放った。 それは、なぜか?

2.そのあと、安倍首相と会談して、「そうか、安部は、、貿易交渉で、私の言うことを聞かないのだな。それなら、私にも考えがある」と、さっさと席を立って、ワシントンに帰っていった。 

 交渉は、決裂したに等しい。時事通信も、他の日本の新聞も、あとの方に載せるが、小さく「日米、貿易交渉開始で合意 トランプ大統領、安倍首相と会談  9/27(木) 3:38配信  時事通信」 としか報道しない。

 安倍首相は、月曜日の24日に、国連総会出席のため米ニューヨークへ行った。そのまま、トランプ・タワーに行って、トランプと夕食を取った。2時間半、通訳だけを交えて、トランプと話した。その内容は表には出ない。

 トランプは、その直前に、「安倍よ。手ぐすねを引いて待っているよ。ゴルフは、あまりにお前が下手だから、もう、やらない。晩ご飯だ。貿易問題で、いい返事をしろよ 」という感じで、以下のように、ツウイッターに書いた。

「今晩、日本の安倍首相と会い、軍事や貿易のことを話す。我々は日本を助けるために多くのことをやってきたが、より互恵的な関係にしたい。すべてうまくいく」とツウイッター投稿した。

3.1.で書いたが、トランプが、わざと国連安保理で、「中国が、アメリカの選挙に介入している」と言い出したのは、中国の、最高の戦略家の、王岐山(おうきざん)が、7月10日から、アメリカ政治に手を突っ込んだ。

 ラーム・イマニエル(現シカゴ市長。オバマの第一期の首席補佐官 )と、 イーロン・マスク(テスラ・モーター)を、北京の中南海(ちゅうなんかい)に、呼び寄せて話し込むことで、アメリカからの貿易戦争の殴り付けに対して、大きな反撃の手に出ているからだ。

 日本の財界人が、丁度、同じ時( 7月12日) 、総出で中国に行き、マスク(テスラ)に供給しているリチウム・イオン電池の製造の世界基準を日本と中国で握る、ことを決定した。 トヨタとパナソニック(松下)は、電池で、中国、マスク と組むことで、アメリカからの圧力を、必死で跳ね返そうとしている。

4.シカゴ政治(日本で言えば大阪)の最大の実力者は、ミシェル・オバマである。旦那のオバマは、どうでもいい、黒人の兄(にい)ちゃんだった。ミシェルが、反ヒラリーで、選挙運動を始めた。 ラーム・イマニエルが、ミシェルの後押しで大統領選挙に出る、となると、トランプは、相当に、身構えなければいけない。

5. ニュージャージー州(日本で言えば、東京の隣りの貧乏な埼玉県)の ボブ・メネンデス Bob Memendes (65歳)という民主党の有力な有力議員が、セクハラ問題で、3人の女が出てきて、証拠付きで騒いでいる。 どうも この メネンデスが、今度の11月6日の選挙ですべりそうだ。この影響が、全米に広がって、民主党への批判票がたくさん出て、共和党が勝つようだ。トランプの勝ちだ。 

6. 9月初めから米議会、上院で、承認(アプルーバル)するかで騒がれている ブレット・カヴァナー判事  Judge Brett Kavanaugh (53歳。共和党寄り。立派な人物) の最高裁裁判官(9人、終身)への任命が、これで、何とか通過する。 どうも、3人の民主党の慎重な判断力のある上院議員が、、冷静にカヴァナーの肩を持った。

38年前の高校時代に、「彼はベッドに私を押し倒した」という女性教授からのセクハラ訴え の、くだらない問題が、上記の民主党ボブ・メデンデス上院議員の方が、アメリカ国民には、深刻な判断を迫られる形になって、相打ち、どころか、民主党への厳しい批判となる。ここでもトランプの勝ちだろう。

7.明日28日に、トランプはワシントンに帰って、ロッド・ローゼンシュタインFBI(エブ・ビー・アイ 連邦 犯罪捜査 =インヴェスティゲイション= 局)の副長官 を、トランプは、ホワイトハウスに、呼びつける日程になっている。
 
 トランプが、ローゼンシュタインに、直接尋問して、「お前を動かしているのは、ヒラリー・クリントン本人か。そのまわりにいるのは、どういう連中だ。正直に話せ」 と、問い質(ただ)したあと、クビ=解任するはずだ。 

8. 今度の選挙(ミッドターム・エレクション 11月6日)に、共和党が上下両院で過半数を取ったら、いよいよ、ヒラリーを逮捕して、「議会での刑事裁判」に掛ける段階に入ってゆく。 ワシントンDC(特別区)での重要な刑事事件の裁判権は、連邦議会が持つのである。 

「 トランプは、大統領への弾劾(だんがい。インピーチメンimpeachment )に掛けられるべきだ、と騒いでいるのは、すべてヒラリー派の Moonie =統一教会の メンバーである。日本のメディア人間たちでも、そうである。

副島隆彦です。 こういうことを来たる30日に、私は、200項目ぐらい話します。今、私の脳に、それらを積み上げている最中(さいちゅう)です。

さあ、いよいよ、年に2回の、私の金融セミナーだ。再度、お知らせします。
日にちが迫っているので、当日参加者を受け付けます。当日の現金払いでもいいそうです。
いきなり来て座席が用意できないといけないので、申し込みだけは、以下の「こくちーず」のサイトから済ませてから来てください。

https://kokucheese.com/event/index/536017/

(セミナーの概要) 

「副島隆彦(そえじまたかひこ)の“予言者”金融セミナー 第16回」
*会場:イイノホール&カンファレンスセンター 東京都千代田区内幸町2-1-1
*日時:2018年9月30日(日)
*開場・受付/11:00~ 終了/17:30 (予定)
*受講料:15,000円(税込)/全指定席

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦です。上記の、トランプと安倍の26日午後4時(ニューヨーク現地。日本で今朝の3時) の日米首脳会談の、報道は、以下の通り、たったこれだけだ。交渉決裂に等しい。この交渉の合意書は、「今後、貿易交渉を始めることで、合意した」というだけの内容だ。たったこれだけだ。 

(転載貼り付け始め)

「 日米、貿易交渉開始で合意 トランプ大統領、安倍首相と会談 」
2018年9/27(木) 3:38配信

【AFP=時事】  ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は26日、ニューヨークで開かれている国連総会(UN General Assembly)に合わせ、安倍晋三(Shinzo Abe)首相と会談し、日米が新たな貿易協定に関する交渉を開始すると発表した。

 トランプ氏は記者団に対し、「われわれはきょう、日米貿易交渉を始めることで合意した」と述べた。日米首脳は友好関係を保っているが、トランプ氏は対日貿易での「極めて大きな赤字」についてたびたび不満を示してきた。

 ホワイトハウス(White House)は声明で「米国と日本は、必要な国内の手続きを完了させた後、物品やサービスを含む主要部門を対象に、早期の功績を生み出せる米日貿易協定の締約に向けた交渉を開始する」と発表。

 声明ではさらに、「大統領は、相互的な貿易や、日本を含む国々との貿易赤字の削減の重要性を改めて示した。首相は、自由かつ公正でルールに基づいた貿易の重要性を強調した」と説明。「われわれはこれを背景に、具体的な追加措置を通じたものを含め、相互に利益をもたらす形での米日間の貿易・投資のさらなる拡大と、自由かつ公正で開かれた世界経済発展の実現に向けた決意を再確認した」と記している。

(転載貼り付け終わり)

https://kokucheese.com/event/index/536017/

副島隆彦拝