[2320]副島先生の新著の感想

小林真也 投稿日:2018/05/20 21:33

副島先生の新著「迫りくる大暴落と戦争刺激経済」を早速読みましたので、感想を書かせて頂きます。

この本の最後でY=C Iの公式の話が出てきました。この話は以前の著書「日本が中国の属国にさせられる日」などでも取り上げられていましたが、今回、ようやく腑に落ちた感覚がありました。

結局のところ、世の中の大半の労働者は価値を生まないコスト、備品や設備と同じということなのです。それを労働は尊いものだ、人間は平等なのだ、と勘違いしてしまったところに社会主義の間違いがありました。

本来なら副島先生のように中身のある本を年に何冊も書かれているような方は、大企業のうだつのあがらないサラリーマンの何倍も稼いでいなければおかしい。しかし、今の日本ではコストにあたる労働者の賃金ばかり馬鹿高くなって、インテリジェンスにあたる、リスクをとって個人の能力で勝負している人間に対する対価が正当に支払われていない。

本には書いていませんが、私はふとこのようなことを考えました。

金利がゼロという異常事態が何年も続いている日本では、リスクを取ってビジネスをしてもなかなかうまくいかないという側面がありますから、仕方がない部分もあるのでしょうが。

今の若い人(私もまだ若輩者ではありますが)は、ほとんどが大企業のサラリーマンや医者や公務員になりたいと思っています。つまり、彼らは自分からコストの側に入ることを選んでいるわけで、ただでさえ少子化が進んでいるのに、こういう考えの人ばかりが増えると、必ず国は衰退するでしょう。

私は子供の頃から、人生における本当の成功とは、ただ働いて家庭を築くということではないと思ってきました。つまり、この式におけるIの側に入りたかったのだと、長い間くすぶっていた気持ちが言語化できた気がしました。