[2315]「BUZZAP バザップ」 という優れた政治言論 誌の サイトを 強く 推薦します。 

副島隆彦 投稿日:2018/05/08 07:40

副島隆彦です。  今日は、2018年5月8日です。

 私の最新の 金融本 「迫り来る 大暴落 と 戦争 “刺激” 経済 」(徳間書店刊)が、5月19日に発売されます。 この本も、 突貫工事で、苦労して 仕上げました。

 私は、自分が書いたこの本に、内容に自信があります。私は、政治だけでなく、金融・経済の これからの 予測、予言でも 正確に当てる自信があります。 この本も読んでください。

「 迫りくる 大暴落 と 戦争"刺激"経済 」 副島隆彦 著 
2018/5/19 刊   徳間書店

副島隆彦です。 今日、私が、紹介するのは、BUZZAP 「バザップ 」 という ネット上の 政治言論の情報サイトです。 この BUZZAP は、本当に、優れたサイトです。皆さんも、このサイトを読みに行ってください。 副島隆彦が、自信を持って、推薦できる。

https://buzzap.jp/news/20180507-jsdf-kaiken/

 このBUZZAP の 最新の 記事は、以下のおとりで、昨日、載ったものだ。

(転載貼り付け始め)

「 17万人の現役自衛隊員が所属する「隊友会」が日本会議と連携し、改憲署名運動を推進していたことが判明 」

2018年5月7日15:30 by 深海 | カテゴリー 社会 | タグ 政治, 軍事

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦です。 このBUZZAP バザップ の ことを、私は、ずっと 1年ぐらい観察していた。 日本の 統一教会 Moonie  ムーニー の 集団の動きを、ずっと追いかけている。そして、恐れることなく、大胆にはっきりと書いている。たくさんの人物写真も、臆することなく載せている。私は、このBAZAAP の 勇気に感心してずっと注目してきた。

 私は、始めは、この BUZZAP を ロシア政府が関係している 日本向けの政治プロパガンダの報道メディアの 一種なのかな、と思った。どうもそうではない。 私が、調べて分かったことは、 BUZZAP バザップ は、 アメリカの独立系の、 急進リベラル 派 の  Huffington Post ハフィントン・ポスト 誌 (今は、略称で HuffPost  ハフポスト)の 兄弟メディアであるようだ。 

 ハフィントンポスト HuffPost は、日本では朝日新聞が提携している、安心できるメディアである。 

バサップの出資者は、アメリカの バズフィード BuzzFeed と 呼ばれる、アメリカの草の根(グラス・ルーツ)の、民衆保守の人々だ。 全米のローカルの、各州の、ラジオ番組の司会者(パーソナリティ)たちの 果敢な結集軸だ。彼らが、アメリカ国民に、直接、訴えかけるように、真実の報道をしている。 バズフィードは、最近、バズフィード・ジャパン BuzzFeed Japan を設立して、日本語の文も載せるようになった。 

だから、私、副島隆彦は、信頼できる BuzzFeed バズフィード の系統である BUZZAP バサップを、応援することに決めた。

 BUZZAP  が、 日本でも、統一教会 Moonie ムーニーと闘って、勇敢に多くの記事を書いていることを、私は高く評価する。安倍政権の中に、公然といるたくさんの、統一教会の、 有力メンバーたちの 動きを、多くの写真と共に、活写している。

このBUZZAP バザップ 誌の 勇猛果敢な、政治言論とジャーナリズム の最前線での動きは、次回、ここに私が、しっかりと貼り付けます。 今回は、昨日、載ったばかりの最新の記事だけを、載せます。 

皆さんも、BUZZAP バザップ の サイトに自分で行って、記事をどんどん読んでください。 

 取り分けても 深海(しんかい ?)君、というまだ若い、20代だろう、の 頭のいい書き手の 文章が、冴えています。 彼は、世界中を 旅行したあと、このBAZZAP の 運動に共鳴して、参加した人だ。将来の成長が期待できる書き手、言論人だ。  副島隆彦記

(転載貼り付け始め)

  BUZZPA  バザップ
https://buzzap.jp/news/20180507-jsdf-kaiken/

「 17万人の現役自衛隊員が所属する「隊友会」が日本会議と連携し、改憲署名運動を推進していたことが判明 」

2018年5月7日15:30 by 深海 | カテゴリー 社会 | タグ 政治, 軍事

 自衛隊幹部による野党議員への罵倒事件の裏側にはこれだけの根が張り巡らされていたということです。詳細は以下から。

憲法第15条2項によって「すべて公務員は、全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない」と規定されて政治的中立性が求められ、自衛隊法第61条によって、選挙権の行使を除く政治的行為が制限される自衛隊員。

ですが、その自衛隊がよりにもよって改憲署名運動を強力にバックアップしていたことがTwitterなどを中心にネット上で指摘されています。

◆改憲署名運動を行う「隊友会」とは?

この問題でクローズアップされているのが「隊友会」という組織。この組織は自衛隊の退職者を中心とする、いわゆるOB会に近い「公益社団法人」ですが、それだけには留まりません。

2017年3月31日現在で約7万2000人の自衛隊退職隊員と予備自衛官補採用者からなる正会員がおり、加えて17万人もの現職自衛隊員が賛助会員として所属している事が公式サイトに明記されています。なお、防衛省の公式サイト(魚拓)では同時点での自衛官の現員は22万4422人とされており、75%が所属している計算となります。

つまり隊友会は「自衛隊のOBは既に一般人だから政治的行為をしてもセーフ」と言えるような、単なるOBの互助会組織ではまったくないということ。

この隊友会の東京支部とも言える東京都隊友会が2017年9月に理事役・支部長等合同会議を自衛隊東京地方協力本部で開催し、憲法改正賛同者署名活動を推進していたことが公式サイトにアップされたpdf資料(魚拓)により明らかになったのです。

お分かりでしょうか?17万人という現員の3/4に当たる現役自衛隊員を賛助会員として抱える公益社団法人が、自衛隊の施設で堂々と改憲署名運動の推進という「政治的行為」を行っていたということなのです。

資料の「調整事項」の欄では以下のように国民投票の日程や「勝利」に向けた活動の方針が生々しく論じられ、改憲集会には「多くの会員の参加を!!!」と呼びかけています。
「今後の活動の焦点は、「国民投票」勝利へ向けた小選挙区ごとの「議員」と「民間」が連携した体制構築活動になります。国民投票は、早ければ来年12月までに衆議院選挙と同時に、遅くとも再来年2019年7月の参議院選挙と同時に国民投票の可能性。そのため東京都25コ小選挙区毎に衆議員議員はじめ都・区・市町村各議員と隊友会等の民間団体の担当者を組織化し、国民投票に向けた各種活動を実施。

「憲法改正原案の国会提出を求める国民集会」…多くの会員の参加を!!!
10月25日(水)15時~17時 海運クラブ …HP、チラシ(9月新聞)」

◆隊友会と日本会議が連携していた

これだけでも極めて重大な問題ですが、特筆すべきは隊友会が「憲法改正に関する情報」として赤文字で薦めているのが「改憲チャンネル」であること。このサイトは「日本の平和と安全のため、未来のために、憲法改正の実現をするための一助になれたら」として作られたものとされています。

 ですが、「改憲チャンネル」の「情報を知りたい」人のためのリンクとして「憲法改正の署名をしたい!」人に薦めているのが日本会議名誉会長の三好達と自称保守界隈の大ボス、ジャーナリストの櫻井よしこらが共同代表を務める「美しい日本の憲法を作る国民の会」の公式サイトです。

 自衛隊と日本会議、そして自称保守界隈が「改憲」という点においてガッチリと連動していることがよく分かります。これでもまだ「単に改憲を目指す団体を参考に挙げただけでは?」と言いたい方には、こちらのリンク(魚拓)をぜひご確認いただきたいところ。

 東京都隊友会(会長:直海 康寛)が団体として活動に参画、支援を決心した「美しい日本の憲法をつくる東京都民の会」の設立総会が5月27日に靖国神社靖国教場”啓照館”に於いて開催されました。 東京都隊友会からは「~都民の会」副代表に就任した直海会長以下、役員3名が参加するとともに東京都隊友会会員も応援に訪れ、趣旨に賛同する多くの方々の参加を以て盛会となった。 東京都隊友会による「~都民の会」参画、支援に際し、武蔵野支部から支部長(山口支部長)が運営委員(青年部長)を拝命致しました。

 2015年5月27日に行われた「美しい日本の憲法をつくる東京都民の会設立総会」に東京都隊友会が団体として活動に参画、支援を決心したと明記されており、東京都隊友会の直海会長が美しい日本の憲法をつくる東京都民の会の副会長に就任したことも明らかにされています。

そしてここでも櫻井よしこが「美しい日本の憲法をつくる国民の会」の共同代表として講演を行っていることが分かります。

総会と併せて行われた特別講演では「美しい日本の憲法をつくる国民の会」共同代表を務める櫻井よしこ先生が「美しい日本を守るために憲法改正を!」の演題で憲法改正の必要性を語った。

◆改憲は隊友会の公式の主張である

 隊友会の改憲への運動はこれだけに留まりません。隊友会の「平成27年度事業報告」(魚拓)を読むと、少なくとも2014年時点には「美しい日本の憲法をつくる国民の会」の署名運動に協力して改憲署名運動を開始したことが記されており、脈々と日本会議と繋がりつつ改憲に向けて歩を進めてきたことが分かります。

ウ 国民運動等への参加
(ア)憲法改正運動への参加
隊友会は、「美しい日本の憲法をつくる国民の会」が開始した憲法改正に向けた全国的な署名活動等に協力するため「憲法改正署名運動の実施について」(隊友本第40号、26.12.18)を発簡し、平成28年3月までを目途に署名活動を開始した。

さらに東京都隊友会は「主な活動」(魚拓)の筆頭に「防衛大臣へ要望書の提出、憲法改正署名運動、防衛講演会等」を挙げています。
主な活動

また「憲法改正賛同者署名活動 に参加しましょう」(魚拓)というページでは具体的に「隊友会署名目標5万名」を掲げて署名活動を行っています。

要するに、隊友会は日本会議や自称保守界隈のみならず、政府与党である自民党ともずぶずぶな関係にある組織であり、これらと共に憲法改正の推進を「主な活動」として行っているということになります。

繰り返しになりますが、現役自衛隊員は憲法第15条2項によって「すべて公務員は、全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない」と規定されて政治的中立性が求められ、自衛隊法第61条によって、選挙権の行使を除く政治的行為が制限されています。

 しかしその現役自衛隊員の3/4に当たる17万人が賛助会員として所属しているのがこの隊友会なのです。自衛隊が軍隊的な上意下達の組織で、上官に対して服従を求められる以上、OBという元上官らの組織する隊友会の影響が存在しないと主張するのはあまりにもナイーブな話と言えるでしょう。

こうした背景が存在している事を考えれば、先日統合幕僚監部の3等空佐が民進党の小西洋之参院議員に「国民の敵」と罵声を浴びせかけられ、その後の防衛省の調査に「政府、自衛隊が進めようとしている方向とは、違う方向での対応が多いというイメージだ」と話していたことの辻褄が合います。

3佐は「自衛隊は自民党と共に何らかの方向に物事を進めようとしていたところ、野党がそれに反対している」と認識していたわけですが、実際に隊友会は日本会議国会議員懇談会に所属する4人の元自衛官の自民党議員を顧問や相談役に迎え、日本会議の推進する改憲署名運動に協力していたというわけです。

また、2017年の都議選の際には稲田前防衛相が自民党公認候補への応援演説で「防衛省、自衛隊、防衛大臣、自民党としてもお願いしたい」として大炎上しましたが、自衛隊が自民党とずぶずぶである事が暗黙のうちに共有されていたとすれば、うっかり者の稲田前防衛相の口からこのような言葉が飛び出したことも十分に頷けるものです。

ここまで見てきましたが、既に自衛隊が「全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない」という前提中の前提は少なからず崩れていることが分かります。

以前も指摘したように、自衛隊は内閣総理大臣をトップとする文民統制(シビリアンコントロール)に絶対的に従う組織であり、決して自らの意思で何かを進めようとすることは許されません。自衛隊がなんらかの政治的な方向性を持ち、言動を行う事が認められてしまうのであれば、自衛隊は特定の政治勢力の私兵ということになってしまいます。

日本が文民統制の成立した近代民主主義国家であるためには、この件に関して国会での徹底した追求が必須となります。

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(転載貼り付け終わり)

https://buzzap.jp/news/20180507-jsdf-kaiken/

副島隆彦拝